角田光代のレビュー一覧
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どれも何かしら得体の知れない何かをふいに得てしまって、さてそれはなんでしょうかという短編集。
色んな種類の福袋だけどどれも「各々もらってよかったなと思えるようなものなのか」といわれると素直に はい とは言い難い。35点くらいの福袋。お話自体はどれもスルッと読める。
三十路突入した女性は読むべきだな。ディティールを味わいやすい気がします。
しかしちょっとさ、解説まで読み終わってから「この解説って誰が書いてんだろうか」と思って振り返ってみたら栗田有起だね!?!?卵町の!!!ヒャーー、この福袋いいモン入ってんじゃん。
※蛇足ですが「卵町」は栗田有起が書いた小説でホスピスが存在するためだけに出来たよ -
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面白かった!30歳くらいまでかなりの偏食で食わず嫌いな食材が多かったから逆に食材を初めて美味しい!って感じた記憶が他の人より明確にあるのがいいなぁと思った
家の近くにあるからと八百屋、肉屋、魚屋でその時旬な食材を買って調理して食べてるのがすごい楽しそうでいいなぁとも思った憧れる
あと好きだったところ↓
加齢してくると、その季節にしかないものを味わうことで、その季節がやってきて、去っていく、ということを実感するようになる。この先何度、その季節を丸ごと感じられるだろうと、これもまた無意識に思うようになる
夏も冬も秋も春も、これから何度もうんざりするくらいあると、若い人は無意識に思っている
そ -
Posted by ブクログ
角田光代さんの作品2つ目。
角田さんに限らないが、作家さんの書くエッセイが好きだ。エッセイ専門じゃなくて、普段は創作をしている方のエッセイ。創作が可能なクリエイティヴな眼には、日常がどのように見えているのか不思議でもあり、何が飛び出てくるか分からず少しの不安も混じって、読む前から楽しい。こちらのエッセイも、そんな私の憧れのような気持ちを見事に満たしてくれました。
と言っても、こちらは寄稿した文章を集めたものらしく、同じテーマで書かれた短いものが多い。もちろんどれを読んでも違う角度で面白いのだけれど、そこだけやや寂しい。でも、レストランのメニューのような巻末の既刊案内を見つけてニンマリした。なぁ -
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小学5年生のハルが、最近家から出ていった父親にユウカイされたという「設定」で旅をするお話。
文庫版の解説で、重松清さんはこの物語には「口に出した言葉」と、「出さなかった/出せなかった言葉」の二つの言葉の流れがある、と仰っているが、それに尽きる気がする。物語はハルの語りによって展開していくが、彼女自身の機微や父親の言動が非常に細かく丁寧に描かれている。
ハルの父親と母親の取引内容は明かされないのですが、これはあまり本作において重要ではないな、と途中から気がつきました。それよりも旅を通じて変化していくハルと父親の関係や、ハルが自分自身と父親に対する理解を深めていく様子の方がメインポイントでは、と -
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ネタバレびっくりした。もはや思い出せるはずがないと思っていた感情が急によみがえってボロボロ泣いた。
もらったもの、してもらったことの短編集。時々、いい話だなーとは思うけどまぁそこまで心に残る感じではないかな、、と思いながら読み進めた。
だけど最後の話になった時、年老いた女性が、夫の昔の浮気相手を思い浮かべて、やっぱり話ぐらいしておけばよかったかな、と、もう恨むことも無くふと考え、夫にしてもらったことで一番うれしかったことは何だった?と会話を空想するシーン。何故かそこで私も、うーーーん、何だったかなーー・・、と自分の夫との昔から今までの様々な出来事を思い返してしまった。
そして思い当たって、そうだ