角田光代のレビュー一覧
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ずっともちろんお名前は知っていたけれど読んだことがなかった作家さん。
子供がいない(泣き声が嫌い、ぐずられたりしたら絶対イライラする)ので、子供がいる女性とは異なる感想を持つかもしれない。
主人公に結構イライラしてしまった。
というか登場人物みんなイライラしたかも・・・でも、人間のきれいではない感情の表現がとてもリアルで、ドキッとします。
物語はとても面白く、眠いのに夜まで読んでしまうほどだったけれど、描写が細かすぎてなかなか話が進まないのと何度も同じ話(回想)が多かったりで少しもどかしさを感じました。
そして益々子供ほしくなくなってしまった・・・ -
Posted by ブクログ
おもしろかった
恋愛至上主義のいずちゃんのはなし
学生の頃からずっと好きになる人に影響された人生でそういう人がいなくなるたび自分がわからなくなる女の人
結婚願望特にない、仕事でやりたいことも特にない、なにをしてても行き先がない私的に結構刺さった
フラフラと突然海外にいって帰ってきたら彼氏に新しい女がいて住む場所がないから、クラブに行って男の家に泊まるのを繰り返したり、CD屋のバイト先の年下の男の子と付き合ってすぐ縁もゆかりもない場所に二人で引っ越したり、浮気してその人からストーカーされたり、平凡なようで割と波瀾万丈な人生で読んでて楽しかった
年下彼氏のポチと同棲してる時にいずちゃんが浮気し -
Posted by ブクログ
最初の恋愛プリズムめっっちゃ興味深くて面白かった
相性とは?とか、私のどこが好き?と恋人なり夫なりに尋ねた時、どう答えられるのがうれしいか?とか、元彼の言葉がどうも合わなくて怒りっぽくなってた話とか!!
最初のは恋愛プリズムで錯覚、相性〜って感じの章で、
2個目は映画、本の中の台詞で角田さんが思ったこととか今までの体験とリンクしてるところとかをまとめた章で、
3個目は旅と本の日々っていう旅に関連した話がメインの章で、
4個目は本当一緒に歩くのだっていうおすすめの本の紹介のような今まで読んで感想を抱いた本とかの話し
正直一章目の恋愛の話がずば抜けて面白くてそれ以外はそうでもなかった
最初読んで -
Posted by ブクログ
角田光代の短編集。ホラーかと思ったらそんなことはなく、世界観は違うのだけどすべて「繋がっている」というほかない作品集だった。
「前世」で語られるフレーズ、「私は母で、子で、だれかによって生かされただれかでもあったのか」がとても好きで、これまでふわっと考えてきたことがギュッとまとまっていて、ずっと反芻している。
私の父や母、祖父母、その前の前の前のずっと前に生きていて私が血を受け継いだ人たちの誰か1人欠けても私はここにいなかったし、子供も生まれなかった。とんでもなく果てしなく、世界は全て繋がって巡っているのだという気持ちになる。
赤ちゃんの頃の子供に会いたくなる作品だった。 -
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おもしろかった!
webに2週間に一回掲載していたエッセイをまとめた本らしい
いろんな質問を投げかけてきたりしてくれる内容が多くて自分はどうだろう?とか考えながら読んだ
例えば、角田さんは恋愛運とかはないけどタクシー運、旅行に行った時に出会う旅行者運はいい!
あなたは何運に自信がある?みたいな
あとは以前カレーのルーが足りなくなった経験からカレーとルーをかき混ぜて食べるようになったとかスカートが捲れ上がってパンツ丸見えになってる女性を見かけてからトイレから出たあと執拗に捲れてないか確認するようになったとかのプチトラウマの話からあなたもありますか?とか
こういうはなしってダラダラと誰かと無 -
Posted by ブクログ
ネタバレ故・向田邦子さんのエッセイを、角田光代さんと西加奈子さんの二人が現代に甦らせた一冊。
西加奈子さんの描く絵は生き生きとしていて、いつも見る者に訴えかけるパワーがある。特に西さんの創る力強い色彩に今回も惹きつけられた。
家族全員が大切に育んだ"ちいさないもうと"への慈しみが愛おしい。
玄関に並ぶ家族全員のぞうり。言葉はなくても家族みんなの気持ちを、ぞうりの並び方が代弁していてとても印象的だった。さすが西さん、上手い。
いつもは厳しいお父さんの「げんきな日には、はがきにまるをかいて、まいにちいちまいずつポストにいれなさい」に感心した。お父さん賢い。
けれど赤い大きな&qu -
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忘れないようにしようと、ひとつひとつのものや景色や人に触れて私は思う。別の場所で、違う姿で、違うかたちで、違ういのちのありようで出会ったときに、思い出せるように、忘れないようにしよう。愛した人たち、愛したものたち、どうか忘れませんように。忘れてもいいのよと、耳元でおだやかな風のようにだれかが言う。そう、その声の主だってわたしは思い出せないのだ。とても近しくて、たのもしい、やさしいだれか。忘れてもいいのよ、忘れていたって出会えばまた、どうしたって愛してしまうのだから。いいえ、どうしたって出会ってしまうのだから。P.182
↑一番印象に残った言葉