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ジュエリーショップで、婚約指輪を見つめるカップルたち。親に結婚を反対されて現実を見始めた若い二人と、離婚を決めた大人の二人。それぞれの思いが形になる光景が胸に響く「消えない光」他23編。人を好きになって味わう無敵の喜び、迷い、信頼と哀しみ、約束の先にあるもの――。すべての大人に贈る宝石のような恋愛短編集!
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Posted by ブクログ
ジュエリー、宿、山田うどんなどのコラボ短編小説という形式を読むのが初めてで興味深かった。短編「あなたはあなたの道を」で語られる「ゆっくり焦らずでいいよ、自分のペースでいいよ」というのが今の自分の気持ちにぴったりで、病院の待合で泣きそうになった。
短編恋愛ストーリー…それぞれの主人公がそれぞれの短い恋愛ストーリーの中でリアルに生きている。 そんな印象を受けた。 恋愛ストーリーは人それぞれ。幸せでウキウキもあるけど時にカッコよくないし時に情けなくもあって。たまにストーリーが交錯して。 ほのぼのとした気持ちになった。 山田うどん…食べてみたい...続きを読む。
短編集。 同じ店や同じ出来事、同じコミュニティについて別の視点から描きつつ、そこに錯綜する色々な物語が綴られている。 こんな性格や境遇の異なる主人公(女性が多い)や登場人物を、こんなに生き生きと、心の内まで上手く表現できる所がすごい。共感できる。 ・さいごに咲く花 ・おまえじゃなきゃだめなんだ ・...続きを読むそれぞれのウィーン ・紅座 の短編が、とくに好きだった。
最後の消えない光の二組の話が本当に好き。 私も結婚指輪いらない、式も、旅行もいらない。そんなのなくていい派なんだけど、耕平のいう「永遠であってほしいと願っている正真正銘今の気持ちを、変形しないうちに、かたちにしたかった。」とか武史の「自分たちの日々の区切りとして、もしそういうとくべつな何かがあったと...続きを読むしたら、きっと今俺達の気持ちはそこに戻っているんだろう」という気持ち。 そういうのを確認するための結婚指輪なのかもしれない。 第二話の『扉を開ける』の紀子のように、「漠然と消えてしまいたいと思ったあのときに、見つめるものがあってよかった」「見つめ返す強い光があってよかったって」と言うように。 ただの形だけの指輪ではなく、結構私が思っているよりも意味のあるものなのだと、説かれている気がした。 縋りたいときに縋れる記憶、思い出があるというのは、心の支えになるのかもしれない。 角田光代の文章はあっけなく私の気持ちを優しく揺るがしてしまう魔法がある。 素敵な宝石のような一冊でした。
かなり短い短編集。角田光代にしては毒気の少ない感じで、もうちょいごりごりと精神を削ってきてもよいなと思いながら読んだ。
再読。 男からもらう指輪なんて、と思ってた。 でも、その瞬間の、幸せだ、と思う気持ち、ずっと続けたいと思うきもちを、かたちにして贈るのは素敵なことなんだなあと、きっと何かの支えになるんだろうなあと、あらためて思った。 人生のある一時に、出会って、別れる人びとと、そうしながら人生が続いてゆく話。 ...続きを読む 結婚を控えた私には、とても響いた。
とても新鮮な気持ちで 読み進めてたけど、 途中で「ムム?」この 既視感や如何に・・・ そう、この本過去にも 読んでました(笑 それはさておき、本を 閉じるその刹那、 大げさですが宝石箱を 閉じるような気持ちに。 収められた短篇の一つ 一つに、 輝石のようなかがやき を感じたからでしょう ...続きを読むか。 この本は今さら恋愛話 なんてフッという方に お薦めです。 色とりどり二十四篇の 物語のなかに、 貴方の記憶をくすぐる 一篇がきっとあるはず。 私も遠く若かりし日の 甘酸っぱいワンシーン を思い出しました。 ワンシーンで十分だと 思うのです。 その記憶は紛れもなく 貴重な輝石ですから。 また無くしてしまわぬ ように、 掌にそっと握りしめて おこうと思います♡
作品によってこれは女性が書いたものなのか?男性が書いたものなのか?わからない場合が多いのは事実です、私には。でも、宮部みゆきさんや原田マハさんのような場合は、読んでいると表現の繊細な部分が何となく、宮部さんの表現だな!とか、原田さんの表現だな!と感じ入ってしまう。やはり性別と言うよりも個性という感じ...続きを読むがする。 普通は性別ではなく、作家さん個人の書く内容によって、個性によって、その描写やストーリーによって面白いか?とか、感動するか?ということを感じています。 しかし、角田さんの文章を読むと、その中に確かな女性の感性が滲んでいるような気がする。 まだ、角田さんの作品は賞を取ったような代表作は手付かずなのですが、この短編集は凄かった。 キラキラした作品から村上春樹さんの作品のテイストがする作品まで(私が言うのもおこがましいですが。角田さん、村上さんごめんなさい)。 自分には無い女性の感性を、感じ方や考え方を教わるような気がするのです。 この作品もジュエリーや久しぶりに思い出す同級生、結婚に対する考え方、特にバブルを過ごした後の表題作「おまえじゃなきゃだめなんだ」等々のストーリーを通じて、ものの見方が一段深くなったような気がします。
恋愛って、もっと相手のために尽くして、美しくて、形の決まった幸せがあると思っていた。けれど、存外適当で、曖昧で、いろんな形があって、自己中でいいんだと思える。
かわいいくて儚くて切なくて、誰もが経験するような、どこにでもあるような恋愛を詰め込んだ短編集。 「お前じゃなきゃだめなんだ」 「消えない光」 の2つが特に良かった。 これから結婚しようとしているカップル、離婚の準備を進めている夫婦、客観的に見たらそれまでだけど、それぞれ思うところがあって、やっぱり恋...続きを読む愛は人生を彩り、豊かにするんだなと感じた。 好きな人を好きでい続けられることは奇跡! 好きな人にずっと好きでいてもらえることはもっと奇跡!
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おまえじゃなきゃだめなんだ
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角田光代
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