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Posted by ブクログ
最後の消えない光の二組の話が本当に好き。
私も結婚指輪いらない、式も、旅行もいらない。そんなのなくていい派なんだけど、耕平のいう「永遠であってほしいと願っている正真正銘今の気持ちを、変形しないうちに、かたちにしたかった。」とか武史の「自分たちの日々の区切りとして、もしそういうとくべつな何かがあったとしたら、きっと今俺達の気持ちはそこに戻っているんだろう」という気持ち。
そういうのを確認するための結婚指輪なのかもしれない。
第二話の『扉を開ける』の紀子のように、「漠然と消えてしまいたいと思ったあのときに、見つめるものがあってよかった」「見つめ返す強い光があってよかったって」と言うように。
ただの形だけの指輪ではなく、結構私が思っているよりも意味のあるものなのだと、説かれている気がした。
縋りたいときに縋れる記憶、思い出があるというのは、心の支えになるのかもしれない。
角田光代の文章はあっけなく私の気持ちを優しく揺るがしてしまう魔法がある。
素敵な宝石のような一冊でした。
Posted by ブクログ
とても新鮮な気持ちで
読み進めてたけど、
途中で「ムム?」この
既視感や如何に・・・
そう、この本過去にも
読んでました(笑
それはさておき、本を
閉じるその刹那、
大げさですが宝石箱を
閉じるような気持ちに。
収められた短篇の一つ
一つに、
輝石のようなかがやき
を感じたからでしょう
か。
この本は今さら恋愛話
なんてフッという方に
お薦めです。
色とりどり二十四篇の
物語のなかに、
貴方の記憶をくすぐる
一篇がきっとあるはず。
私も遠く若かりし日の
甘酸っぱいワンシーン
を思い出しました。
ワンシーンで十分だと
思うのです。
その記憶は紛れもなく
貴重な輝石ですから。
また無くしてしまわぬ
ように、
掌にそっと握りしめて
おこうと思います♡
Posted by ブクログ
作品によってこれは女性が書いたものなのか?男性が書いたものなのか?わからない場合が多いのは事実です、私には。でも、宮部みゆきさんや原田マハさんのような場合は、読んでいると表現の繊細な部分が何となく、宮部さんの表現だな!とか、原田さんの表現だな!と感じ入ってしまう。やはり性別と言うよりも個性という感じがする。
普通は性別ではなく、作家さん個人の書く内容によって、個性によって、その描写やストーリーによって面白いか?とか、感動するか?ということを感じています。
しかし、角田さんの文章を読むと、その中に確かな女性の感性が滲んでいるような気がする。
まだ、角田さんの作品は賞を取ったような代表作は手付かずなのですが、この短編集は凄かった。
キラキラした作品から村上春樹さんの作品のテイストがする作品まで(私が言うのもおこがましいですが。角田さん、村上さんごめんなさい)。
自分には無い女性の感性を、感じ方や考え方を教わるような気がするのです。
この作品もジュエリーや久しぶりに思い出す同級生、結婚に対する考え方、特にバブルを過ごした後の表題作「おまえじゃなきゃだめなんだ」等々のストーリーを通じて、ものの見方が一段深くなったような気がします。
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