角田光代のレビュー一覧

  • 月と雷

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    この小説にはいわゆる世間一般の「ふつう」とはかけ離れた登場人物が3人登場します。

    母・直子、その息子の智、そして幼い頃、智と一緒に住んでいて後に智の妻となる泰子 現実離れした生活を送る人達、読んでいて決して心地よい気持ちにはなれませんが何故だか先が気になって読み続けてしまう魅力がありました。

    それぞれの登場人物の設定がしっかりしていてその心理描写も巧みで脳内映像で絶えず動いていました。

    感動出来る類の小説ではないけれど人間模様の面白さを感じた1冊です。

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    2021年01月26日
  • なくしたものたちの国

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    姿をかえ、かたちをかえ、わたしたちはまた出会う。

    出会いと別れ、生きることのよろこびとせつなさ…。

    松尾たいこさんが描かれるイラストと角田さんの文章で 素敵な大人の絵本の様な雰囲気の1冊に仕上がっています。

    読んでいてとても懐かしく (ああ、子供の頃こんな風に感じた事があったな) としみじみとした気持ちになりました。 心がほわっとする1冊です。

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    2021年01月25日
  • 物語の海を泳いで

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    ものすごい量の書評。
    自分の作品を書きながらこれだけ本を読んで書いたなんてすごい。ひとつひとつの語り口が優しく、心地よくてどの本も読みたくなる。
    読む本に迷ったらパッとひらいてその本を読むのもいいかも。


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    2021年01月25日
  • 晴れの日散歩

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    人気作家・角田光代さんが雑誌オレンジページにて14年に渡り連載を続けているエッセイ「散歩」シリーズ第4弾。多忙ななか、京都出張の折りに震えるほどおいしい卵サンドに出会ったり、魚卵好きで朝から明太子のために行列に並んだり。迷路のような渋谷で途方にくれたり、まったく進まない本棚整理を楽しんでいたり。
    あっという間に過ぎてしまう日々のできごとを鮮やかに描いた1冊。

    今30代半ばの私は、40、50と歳を重ねていっても、今と同じなんじゃないかと思っているけれど、周りは年下ばかりになるし、きっと自分は若いつもりでもおばさんと思われるんだろう。
    それでも、このエッセイを読んでみると、新しい好み(食や服)

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    2021年01月19日
  • 字のないはがき

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    ネタバレ

    小学生以上向け。
    淡々と進む文とベタ塗りのクレヨン絵で想像力がかきたてられる。シンプルがゆえに戦争の辛さがストレートに伝わる。最後は光ある未来が見えて良かった。

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    2021年01月19日
  • 月と雷

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    ー直子は最初から直子だったのか。それとも直子は直子になったのか。
    この問いがずっとぐるぐるグルグルと頭の中をめぐっている。

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    2021年01月17日
  • 源氏物語 上

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    ネタバレ

    2021113
    ずっと読もう読もうとしていてやっと読み始めました。誰訳かも含めて。
    4月に友人と感想を言い合う予定でよんでて楽しいです。よめるかなぁ〜
    そして、すでに身分制度と今も変わってない女性の地位の低さにうんざりしてる。和泉式部日記のラジオ古典購読も並行して、きいてます。

    20210126
    ひとまず読み終わりました。643p。

    光の君の恋物語。
    なんでも許される人。
    藤壺や桐壺や朧月夜や明石の君なんかは完璧すぎて、末摘花や花散里がでてくることで当時の人たちは自分もいつかって喜んだのかなぁ。なんて。

    六条御息所が夕顔や葵上に取り憑く生き霊のところとかちゃんとはじめて読みました。

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    2021年01月15日
  • 月と雷

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    結局今の自分を作っているのは自分。
    環境のせいにしたくなるのも自分、ひねくれた思い込みは自分で解ける呪いなのだなと。面白かった。

    そして、はじまったらもう以前には戻れないこと
    はじまったら終わるってことはなくて、なんとしても切り抜けなきゃいけなくて、しかしどうにでも切り抜けられるということ
    直子の生き方は「どうにでも切り抜けられる」と考えている人のそれそのもので、それに私は少しばかり勇気づけられたように思う。

    泰子が、どうか幸せになりますように。

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    2021年01月12日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    記憶にまつわる短編集。
    たとえ2度と会うことがなくても、その人のことをふと思い出す瞬間があるのなら、その人と繋がっているような気がする。
    個人的に好きな話は神様のタクシー。
    主人公が考えるより先に行動に移している行動的な女の子だったのが素敵。
    おかえりなさい、という話に出てくるおばあさんもなんか好き。


     

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    2021年01月09日
  • 源氏物語 上

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    淡々と現代語に訳された源氏物語。初めは物足りなく感じたけれど、淡々としているおかげで当時の風習や人々の考え方がよくわかる。

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    2021年01月06日
  • 晴れの日散歩

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    日常らしい日常が転がっているが、愛おしくも書かれているので普通の暮らしをコツコツと日々過ごしているのだなと思えた。

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    2021年01月02日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    ふとした瞬間に甦るあの時の出来事や言葉や風景。誰もが経験する"記憶のかなた"を、短編の名手・角田光代が奏でる。意外なストーリー展開が生み出す熟練の短編8篇。
    果たしてあの時の記憶は、正しい記憶なのか。勝手に結論付けているけど、もうひとつの真実があったのではと思うことがよくある。本作に収録のストーリーも、遠い記憶のなかでほろ苦さを噛みしめる作品群である。

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    2020年12月31日
  • 薄闇シルエット

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    30後半になっても「持ってない」って悩んで、それでも「持ってないならこれからなんでもつかめる」って思い直せるのか。20後半時点で「持ってない」って思うのは早すぎるのか。

    いまは結婚1次ブーム真っ最中。ブームが去って第2波が来たとき、第3波が来たときに読んだら印象も変わるのかな。

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    2020年12月30日
  • 異性

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    ネタバレ

    面白かった。

    女性は最初の数秒で恋愛対象になるかならないかを判断しているはとても共感した…笑

    女性と男性の恋愛に対する認識の違いはけっこうあるんだなと改めて感じたし、なるほど〜という気持ちで読めた。

    男性は過去に付き合った女性を資産目録に入れるとか、モテる人にはスペースがある、とかが印象的。 

    そして、スペース=自信で、その自信は恋愛や異性に対する自信ではなく、自身の内に直結した何かである…他者を受け入れる余裕がある感じ、というのはかなり共感した

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    2020年12月29日
  • 世界中で迷子になって

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    角田さんの旅とモノのエッセイ。

    海外旅行って英語は話せないといけない、ちゃんとした宿を決めないといけない、何があるかわからないから怖い、好奇心旺盛で旅慣れた人が行く場所…とものすごくハードルが高いものだと思っていたのだけど、「人より心配性で小心者」の角田さんが「本当にその場所があるかどうかただ知りたい」との思いで、いろんな国にふわっと放浪し、ときには悪戦苦闘する姿に海外旅行の概念をぶち壊されたと思う。

    何か体験をしないといけないとか、美味しいものを食べなきゃいけないとか、自分は海外旅行で失敗することが怖かったのかもしれないと気付いた。それも含めて旅なのに。

    とにかくその雰囲気を味わってみ

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    2020年12月17日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    こんな夜あったな、そういえば夜ってこういう気持ちになるなと個々人が抱く夜がどういったものなのか文書に触れて思い出すという経験が出来る貴重な本だと思う。夜のしんとして一人を感じる経験は誰でもしているんだなとすとんと分かった気がする。

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    2020年12月11日
  • 世界は終わりそうにない

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    角田さんの本が好きで、もっと知りたくて読んだエッセイ本。

    角田さんが一人で世界中旅していたり、トレイルランやボクシングなどのアグレッシブなスポーツをしたりする方だと想像していなかったので驚いた。自分の興味があるものにぽんっと入って取り組んでいく姿が素敵で、こういう年のとり方をしたいなと思った。

    三浦しをんさんとの対談の中で、本の選び方でジャケ買いや好きな作家から選ぶ他に「書評を見て選ぶ」と言っていてそんな選び方があるのか〜!と目からウロコが落ちた。文庫の一番後ろにあるから一番最後に読むものだと思いこんでいた。

    生活や恋愛、本に関する対談にしても(一番好きな「さがしもの」の「彼と私の本棚」

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    2020年12月05日
  • 人生ベストテン

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    ネタバレ

    短編集。人生ベストテンが圧倒的にアラフォー喪女に突き刺さる。グサグサと。
    13歳の夏に数週間だけ付き合った男に会いにいった同窓会で元カレ(だと思っていたが実は偽物)にまんまと騙されホテルに行き、自分は恋もたくさんしたし今は結婚の予定もあるという嘘八百をべらべらと気持ちよく喋り、挙げ句の果てにはその男に高額な鍋を買わされてしまう。
    そこまでならああああ痛い経験だ痛すぎるで終わるのだが、そこまで騙されて彼女は「あの男は13歳のあの夏からわたしに会いにきた彼なんだ」というこれまた都合のいい妄想に浸って幕を閉じる。
    上手いなあ。
    自分もアラフォーの冴えないおばさんで同窓会なんて行ったこともないがやはり

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    2020年11月29日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    短編だけど、入り込んで読めた。特に表題作の妻が残した「書き置き」が印象的だった。
    結末はどれも曖昧で、すーっと霧の中に吸い込まれていくような感じだけど、うっすらと先が見えるような気もした。

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    2020年11月25日
  • 源氏物語 上

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    古典なので、読みづらいのではと思っていたが
    とても読みやすく、登場人物の感情がよくわかるため
    分厚いのに最後まで読み進めることができた

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    2020年11月23日