角田光代のレビュー一覧
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京都の玉子サンド!角田光代さんが書くとなんと美味しそうなことよ!
京都には何度か行ったことがあるのに、そんな美味しそうなものがあるとは全然知らなかった。
次に行く機会があればぜひ食べてみたいなぁ。
そんなふうに思わせる、さらっとしているのに人を動かせる文章が書ける著者の力がすごい。
それから、ひとつひとつのタイトルも面白い。
「万能という恐怖」「ティッシュの善意」「ヌレギニストたち」「ホラーさん」など、内容を読んでから改めてタイトルを読むとなるほどー!と膝を打つものしみじみするもの、色とりどりだ。
あと、猫かわいい!
随所に潜むねこの影笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレすっごく変な小説だけど面白かった。主人公の「わたし」は友人(?)のために部屋探しをして、「これぞ吉元がすむべき部屋!」という変なアパートを見つけて、そこの住人に近付いて、同棲までしちゃって、そのアパートに吉元を住まわせるために、色々変なことをしてだれかを追いだそうとする。かなりクレイジー。
そこに居座るために大学生のふりをして大学の講義に出たりもするけど、学生じゃないのに全然ばれなくて、クラスの飲み会にいつの間にかいても誰も疑問に思わなくて。笑える。でも大学生ってそんなもの。教授は授業で一回も顔をあげず、学生の顔を見もしないし。
イマドキの大学はそんなことないと思うけど(?)私が学生のときも、 -
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人生にもらう贈りものにまつわる短編集。
贈りものとエピソードという形で
簡潔にまとめられているんだけど、
ほとんどの話で忘れられない景色が語られるのが
印象的だった。
満開の桜、商店街を歩く母のうしろ姿、
夕方の海、靴の並んだ玄関…。
贈りものって、品物そのものより、
それをくれた人、その人との関係を思い出すと
あとがきで角田光代さんが書いていらっしゃるけど
確かに、その品物はなくしてしまっても
心に残り続けるものがある。
強い感慨を持ったこと、
その時目で見たもの、肌で感じたこと、
そんな形のないものたちを象徴するのが
贈りものなのかもしれない。
贈りものをあげるのももらうのも、
自分 -
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結婚して家庭に入りたくはないけど、仕事をバリバリしたいわけでもない、ずっと今のままでいたい37歳ハナのまわりの変化と、変化を求めてくる社会への苛立ち
ずっとこのままでいたいと思ってるわたしにとってハナの心情行動すべてが身につまされた
あまりにも心情が一致していたので、後半からはハナの身の振り方に
なにも決めたくないわたしの人生の救いを見出し始めしまったので、
『まだ始まっていない希望にむかって恐れず頑張っていきましょう』と終わらせたのが、足バタで地団駄踏むくらいいやだったな
ずっとこのままでいたい誰にも迷惑かけてるわけでもないしちゃんと毎日働いてるのになんで結婚とか仕事とか決断をもとめら -
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主人公のハナは無意識の内に他人を見下しているのだなと思った。
友人・家族・恋人など自分の周りにいるあらゆる人を俯瞰で見て、くだらない人生だと冷めた目でみていたのではないか。
ただ、決して他人と自分と比較して自分の方が優れていると思っているわけではなく、あんな風になるくらいなら今のままでいる方がマシ!と思い込むことで自尊心を保っているようにみえた。
だからハナの周りには「仕事はきちんとしてるがいい歳した独身の女性」ばかり集まるのだと思った。まさしく類は友を呼ぶとはこのことだと痛感した。
自分もそうならないように常に他人へのリスペクトと感謝の気持ちを忘れないようにしたい。 -
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つまんない。
なんか急にしらける。
そんな時は、とにかくやる理由がないし、しらける理由はたくさんあるし、それに何も困ってないし、居心地いいし。
なのに何故かとても切なくなる。
やりたいことをやる。
大人につれて、それは非現実的で、つらいこと、そしてこうあるべきという型にはめられた世界に飲み込まれていく。
ハナの価値観は、やることの意味ではなく、やりたい気持ちに対してまっすぐであること。眩しい!
でも本人は猪突猛進ではなく、居心地の良かった過去や見えすぎている未来に囚われて、進めない。
同じことをはじめても、そこで求める価値観によって、人それぞれ違う形になっていく。古着ではチサト、布絵 -
上手くいったり、いかなかったり、幸せだったり、そうじゃなかったり、過去だったり、現在だったり、甘かったり、辛かったりの恋愛小説。ジュエリーショップで個々の話が交差するのが面白い。