角田光代のレビュー一覧

  • わたしの容れもの

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    40代を過ぎた筆者が綴る、変わりゆく自分のからだについての32篇のエッセイ。

    歳をとるにつれ、視力が落ちたり、食べ物の好みが変わったりするけれど、それは必ずしも劣化ではないということ。それは変化であり、それを楽しみ、付き合っていくためのユーモアや工夫が必要であるということを感じた。

    それから、訪れる変化が全て加齢のせいではないので、ナーバスにならず、冷静に自分の変化を見つめられるようにしたいと思った。

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    2021年07月10日
  • 三月の招待状

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    私も彼らと同じように未だに大学時代を懐古している人間なので、人ごとと思えず一気に読みきりました。
    何も変わらないことは、良いことでもあり良くないことでもあり、でも悪いことではないんだろうなとぼんやり思えました。
    男女の友情がいつしか男女の友情でなくなったのちは、長い時間を経てこれくらいの人間同士の交わり方になっていくのかな。

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    2021年07月09日
  • 世界中で迷子になって

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    自分のことなのにこんなわかりやすく言語化できるのすごいなぁ
    はじめての旅がその後の旅の仕方を決める、って言うのはまじでそれ◎

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    2021年07月04日
  • Presents

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    角田光代の穏やかな文章に癒される一冊。
    日常の中にある、プレゼント(贈り物と言った方がしっくりくる?)に焦点をあてているが、12個の短編がこの世に生を受けた時から、死ぬ時まで、一生を辿っているのが面白い。
    自分自身が子育て中ということもあって、『絵』と『料理』が良かったかな。

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    2021年07月03日
  • 平凡(新潮文庫)

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    もしもあ〜していたら!あ〜していなかったら!と思い悩む人たちの短篇集。

    一番すきなのは、猫を捜す「どこかべつのところで」

    あ〜わかる〜って思ったのは、必死でブログを更新する「こともなし」

    ですが、どのお話も面白かったです。
    大きい小さいに関係なく、日々何かを選択しながら生きているので、とても共感できました。

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    2021年07月01日
  • 平凡(新潮文庫)

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    短編集。1番最初の物語、昔の彼女に薦められたワインのくだりがみたくて借りた。読み応えのある、自分の人生の「もしも」を巡る物語。

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    2021年06月27日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    好きな感じの短編集だった。本当に短いストーリーがいくつも入っている。指輪にまつわる2組のカップルのストーリーがいちばん好き。婚約指輪。離婚指輪。自分の婚約指輪とか結婚指輪とか、結婚式を挙げたこととか、そういうのが全部、より大切に思えるようになった。

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    2021年06月19日
  • 平凡(新潮文庫)

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    選ばなかった方の人生。もしあのときああしていたら。人生の帰路。どっちを選んでも側から見たら同じくらい平凡で、本人からしたら同じくらい辛かったり苦しかったり後悔があったり、でもときどき素敵なことがあったりするのかも。自分もそう。どれも実際にありそうな、自分と同じような、平凡な人間たちの短編集。

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    2021年06月19日
  • 薄闇シルエット

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    主人公のハナは無意識の内に他人を見下しているのだなと思った。
    友人・家族・恋人など自分の周りにいるあらゆる人を俯瞰で見て、くだらない人生だと冷めた目でみていたのではないか。
    ただ、決して他人と自分と比較して自分の方が優れていると思っているわけではなく、あんな風になるくらいなら今のままでいる方がマシ!と思い込むことで自尊心を保っているようにみえた。
    だからハナの周りには「仕事はきちんとしてるがいい歳した独身の女性」ばかり集まるのだと思った。まさしく類は友を呼ぶとはこのことだと痛感した。
    自分もそうならないように常に他人へのリスペクトと感謝の気持ちを忘れないようにしたい。

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    2021年06月13日
  • 晴れの日散歩

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    オレンジページに連載されていたものを書籍化したエッセイ。角田さんの日々の記録みたいな感じでサラッと読める。文体や感性がやっぱり好き。

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    2021年06月06日
  • ドラママチ

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    日常に飽きてマンネリ化し悪い部分ばかりがクローズアップされてこうやって一生終わっていくのかと絶望する瞬間を切り取ったような話が多かった。
    結婚しててもしてなくてもそれは同じ。
    それでも、つまらないと思ってる日常の大切さに気づく瞬間もある。

    幸せいっぱいの人は読まない方がいいけど、日常に絶望を感じることがある人はそれなりに楽しめる気がする。

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    2021年06月04日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    さてさてさんのレビューを見て購入!
    昨日読み終わりました。

    この本の良さはさてさてさんのレビューを読めばわかると思います…笑

    自分もさてさてさんと同じ3作品が印象に残りました。

    特に最後の「消えない光」
    こんな清々しい別れ方があるのかと気持ちが良かったです。
    角田光代を一度読むと角田光代作品ばっかり読んでしまう

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    2021年05月25日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    私が同じ夜を過ごしたら見過ごしてしまうような
    ふーんと通り過ぎてしまうような
    些細なでも素敵な一コマをこんな素敵な言葉で表現できるなんて、なんて素敵なんでしょう

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    2021年05月17日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    短編集。角田光代の長編の筆力には圧倒されるが、短編もまたいい。香りさえも感じさせるほどの具体的な表現力に脱帽する。

    さて表題の作品は、消えた妻を探す夫の物語。夫婦のいくつかの思い出の場所へ出かけるが、そこで出会う暗示的な人達が印象深い。

    身近な人が消える。しかし、それによって呼び覚まされていくその人に纏わる記憶がある。もし、私が消えても、誰かの記憶の中に生き続けるのなら、それは真の消滅ではないのだと、漠然と思った。

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    2021年05月15日
  • 薄闇シルエット

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    つまんない。
    なんか急にしらける。

    そんな時は、とにかくやる理由がないし、しらける理由はたくさんあるし、それに何も困ってないし、居心地いいし。

    なのに何故かとても切なくなる。

    やりたいことをやる。
    大人につれて、それは非現実的で、つらいこと、そしてこうあるべきという型にはめられた世界に飲み込まれていく。

    ハナの価値観は、やることの意味ではなく、やりたい気持ちに対してまっすぐであること。眩しい!
    でも本人は猪突猛進ではなく、居心地の良かった過去や見えすぎている未来に囚われて、進めない。

    同じことをはじめても、そこで求める価値観によって、人それぞれ違う形になっていく。古着ではチサト、布絵

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    2021年04月25日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

    上手くいったり、いかなかったり、幸せだったり、そうじゃなかったり、過去だったり、現在だったり、甘かったり、辛かったりの恋愛小説。ジュエリーショップで個々の話が交差するのが面白い。

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    2021年04月11日
  • 三月の招待状

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    わたしも「大学時代に決着」できてないタチだから、自分に重なるところがいっぱい。

    神田川沿いを酔っ払って肩組んで歩いたり、高田馬場のロータリーで校歌歌ったりが「ちょっと前」に思えちゃう。一緒にいた子たちと再会すると、すぐ「わちゃわちゃ」し始める。

    遥香に言わせれば「おばちゃん」だし、成長してないのかもしれないけど、たぶんこのまま変わらないんだろうな。


    いつか「しょぼくれた夫婦」に私もなるのかな?

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    2021年04月06日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    主人公の感情の起伏に見事に乗り、自分が見る夢がだいぶ面白くなった(起き抜けに無心でメモするほど)。この本は、妊娠という未知の世界への不安を少し軽減してくれ、また日常に彩りを添えてくれたので、けっこう感謝している。

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    2021年04月06日
  • ひそやかな花園

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    なんかこれは今までの作品と違うぞ、という予感を与える書き出し。
    どんな物語なんだろう?と思っていたら、
    角田光代らしい、家族とは?血縁とは?というテーマ。
    しかし作風としては新機軸。
    短い章仕立てで読みやすい。

    描かれる登場人物たちにどんな繋がりがあるのか?
    誰が誰だか分かりにくい感じはあるものの、少しずつ明らかになる謎と、それぞれの人物の輪郭が徐々に浮かび上がるような展開が上手い。

    ミステリーでもあり、内容が内容だけにちょっとSFチックな感じもある。

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    2021年03月30日
  • 物語の海を泳いで

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    言葉選びというか語彙というか表現が豊かすぎる……あまりに流れるようにいろんな本の紹介があって何の本を紹介してたんだかわからないままその文章を味わって読んでしまうことばかりだった。自分が読んだ本もいくつも紹介されていて嬉しい。あわせて紹介されている本も読んだりするとまた感じることがあるかなあと楽しみになった。

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    2021年03月22日