角田光代のレビュー一覧

  • 異性

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    異性についてふたりが文通しているみたいなエッセイ。
    名前の通り角ばった角(つの)を食い込ませてくる角田さんと、ただでさえ掴めない輪郭をさらにほわほわと滲ませてくるほむほむ。
    大人の男女が触れる異性の真理は、核心をつきすぎている!

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    2015年01月23日
  • 夜かかる虹

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    表題作と『草の巣』の二篇。どちらも、誰しも持っているけれど普通は誰にも隠している暗い部分をさらけ出してしまう女性が主人公。ああ何でそうしちゃうかなぁという方向に、角田光代の描く女たちはふらふらと行ってしまう。

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    2015年01月19日
  • 空の拳

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    すらすら読み終える。
    やはり角田さんの文体はしなやかで違和感がありません。
    ボクシングを題材にした点でいえば
    男性作家が書く方が迫力があるように思いました。

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    2015年01月14日
  • Because I am a Girl ― わたしは女の子だから

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    いろんな作家の視点から日本では想像できない発展途上国の女の子の話を展開。心が重くなる。が、そんな現状を知ることが第一歩だと思う。知ることができるきっかけとなる本。

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    2015年01月10日
  • 三月の招待状

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    学生時代から大人へ今一歩踏み出せない、30代の男女5人の物語。
    過去を振り返っても、今ここで再会しても、思いはいつも一方通行で、変わることはない現実。
    自分は自分以外の何者でもないという現実。
    大人になるって、いろんな現実を受け入れることなんじゃないかなって思った。

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    2014年12月29日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    ネタバレ

    過去の人や妄想上の人がきっかけで、
    行動してしまうのに、その人達はでてこない。
    それでもつきささる重さ、ざわざわ感。おもしろい。

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    2014年12月27日
  • 幸福な遊戯

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    ネタバレ

    2014年の67冊目です。
    3つの短編が収められています。
    1つ目の「幸福な遊戯」は、女子大学生の主人公が、男性2人と、家賃の倹約の為シェアハウス生活を始めます。そこでのルールは「同居人同士の不純異性交遊」禁止です。自分自身の家族から得られなかった”居心地の良さ”を3人の生活の中に見出した主人公。でも、自分より”生きる目的”を未だに見出していないと思っていた、彼らが、追い求めることを見つけて家を出ていきます。取り残された寂しさや焦燥感にさいなまれながら、前に進むことができない若い女性の心情が描かれています。私の年齢では考えられない「不純異性交遊禁止」付の男女一緒のシェアハウス。でも、そこにしか

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    2014年12月07日
  • 異性

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    往復エッセイだけれども
    表現巧者の2人だから
    男女の違いについて
    なんだかとてもすごい高みに上っていく気がする

    何か所も引用しておきたくなる本

    ずっと往復していくことが
    可能じゃないか
    と思わせる終わり方

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    2014年12月01日
  • マザコン

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    短編集。それぞれ別な話ですが、だいたい語り手が30代から40代、そのお母さんは60代から70代。
    病気で入院していたり、第二の人生を始めようとしていたり。
    わたしも最近身近に感じはじめていた漠とした不安や戸惑い、この年で読むからより理解深まる感じ。

    最後の話が一番かわいらしかったな。お嫁さんが特にいい。

    この本のマザコンて、決して冬彦さんじゃない、いろいろなお母さんとの関係が描かれてる。

    お母さん。振り返ると、子どものころ、読めない字をすぐ聞きにいき、意味のわからない言葉もそう。それから、学校であった嫌なこと、不思議なこと、身の回りのあらゆる世間話。すぐいつも居た母に話してた。そこで母の

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    2014年10月20日
  • Because I am a Girl ― わたしは女の子だから

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    国際的なNGOプランが展開する"Because I am a girl"キャンペーン。
    女の子だと言うだけで教育が受けられなかったり、虐待を受けたり、売春の道へ進まざるを得なかったり。
    そんな目をそむけたくなるような現実が発展途上国には溢れている。
    そんな女の子たちを支援し生きる力をつけさせるのが活動の主旨。

    本書はこのキャンペーンに賛同した7人の作家たちが実際に現地を訪れて、小説だったりルポだったりと形は違えどそれぞれの思いを綴りアンソロジーにまとめたものである。

    アフリカの貧しい国々での惨状は私の想像が及ぶ範囲でもあった。
    ろくな教育も受けず、一日一食があたりまえ。

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    2014年09月02日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    読み終えてから、この小説のヒロインと「フォレストガンプ」のジェニーがなんとなく重なってみえた。
    もちろん、このヒロインはジェニーほど悲惨なことは起こらないし、最後は希望が持てるような終わり方だったけど。
    最後の方にある町子のエピソードが後の「八日目の蝉」を書くきっかけになったのかなと、ちらりと思いました。

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    2014年08月26日
  • エコノミカル・パレス

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    2014.8.21ー60
    タマシイのない仕事はしたくないと宣い失業中の同棲相手との生活費を稼ぐために遁走する34才のフリーター。
    角田光代ワールド全開の著書。

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    2014年08月21日
  • 異性

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    交換日記のようなエッセイだったが、なかなか同意できる部分も多くて面白く読んだ。バルーンすかーとのくだりは、その解釈と見抜いた女性にドキッとしました。

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    2014年08月02日
  • 庭の桜、隣の犬

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    空中庭園的な家族みんな秘密を抱えているような。
    子どもがいたら、この夫婦の形も変わるのだろうか。
    ただ一緒にいるだけでいいのに。

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    2014年06月22日
  • 私たちには物語がある

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    「私たちには物語がある」
    そうそう、そうなんだよ…って偶然見かけたこの本を手に取った。どうやら読書感想文なんだ~と帰りの車の中で分かった。

    冒頭の角田さんの書き出し。
    これまでの自分を思い出しながら読むと、泣きたい気分になりつつも、物語があってよかったと思っていた自分に気がつく。

    今考えれば、とても不安定だったあの時期(不安定だなんて今でも書きたくはないけどね)、唯一落ち着いていられる場所は本の中だったなぁ。
    医師に「何をしているのが一番落ち着きますか?」と言われて読書と答えたっけ…。

    「星の王子さま」もっとも好きな本の一つ。初めて読んだのは小学生の時だった。近所の人のお家で、掘りごたつ

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    2014年06月19日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    他の本と併読をおすすめ 「母と娘はなぜこじれるのか」 

    「母は娘の人生を支配する―なぜ「母殺し」は難しいのか
    (NHKブックス)」を読んでからこちらを読むことをおすすめします。

    著者の斎藤さんが、母娘問題にゆかりのある方と対談していきます。

    角田さんの小説は同じ日に読み終わったばかり、
    萩尾望都さんの「イグアナの娘」はマンガもドラマも見、
    信田さよ子さんの「母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き」も
    読んでいたので対談の背景を知った上ですっと読んでいきましたが、
    今、実際困っている人は、「母は娘の人生を支配する―なぜ「母殺し」は難しいのか (NHKブックス)」、
    「母が重くてたまらない―墓守

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    2014年06月14日
  • 異性

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    おもしろかった。
    見事におもしろかった
    意識の違いって、こんなに明確に分析表現できるものなんだなぁ。

    なんとなく、最後の方の物語云々を読んで恋愛をするには自分が主人公になることが必要なのかな。
    特に女性には。そう感じた。
    いや、自分の人生の主人公は自分自身ですよ的論法は承知してるんだが、それよりも明確な物語化というか。
    言うなれば他人に自分のラブストーリーを語ることを恐れない主人公気質…
    男性はそれが過去の武勇伝になっちゃうんだろうなぁと会社のおっさんたちを見てて思った。

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    2014年05月31日
  • 空の拳

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    手にした時まずその厚みに「!」、そして角田光代とボクシングに「?」ときた。
    でもジムに通われてたんですね。それだけに取材だけでは書けないであろうリアリティ。
    ストーリーはさすが信頼のブランド、500頁を一気に読ませる。特筆すべきは角田流のハングリーの解釈か、所謂あしたのジョー的な概念をサラリと崩し普通の青年たちの心のハングリーさをひょんなことからボクシングにかかわることになった雑誌編集者の目線を通して描く技巧はスクリューパンチの如く至福を持って完膚なまでに読み手をマットに沈める。
    この人の人間ドラマはやはりいい

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    2014年05月25日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    母と娘の間には
    母と娘の間にある問題がクローズアップされてきている。
    母は娘を支配しようとし、娘はそれに応えるために必死になる....
    その問題を5人の女性と対談形式で齋藤環が論じる。

    一番興味深かったのが水無田気流氏との対談。
    現代の育児の負担というものが女性に過剰に負担を強いているという論調であるがこの点は非常によくわかる。
    保育園が見つからない、見つかっても子供が病気になれば休まなければならない、夫は帰って来ない、孤独感を募らせていく......
    これは現代の母親には感じるものがあるのではないだろうか。
    ある程度の社会基盤がある人ならば公的サービスを受けられる(それがあることを知ること

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    2015年03月18日
  • かなたの子

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    ネタバレ

    因習という言葉が、物語の底から響いてくる。
    生まれなかった子供に会えるという「くけど」に、向かう女の話し。時代設定が現代だったり、明治~昭和初期のような感じがしたりします。

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    2014年04月30日