おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

572円 (税込)

2pt

「あたしこれから殺人計画をたてる」。我慢をかさね、やっと受かった高校で待っていたのは、元カレ剛太の「抹殺」宣言と執拗な嫌がらせ。すべての友に去られた沙織は、不登校の弟をコーチに復讐の肉体改造を決意するが……。理不尽に壊された心のゆくえを鮮烈に描く表題作をはじめ、ひそかに芽ばえ、打ち消すほどに深く根を張る薄暗い感情のなかに、私たちの「いま」を刻む7つの風景。

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おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫) のユーザーレビュー

3.4
Rated 3.4 stars out of 5
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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    またいた。私。といつもながら思う。
    今回は正体のしれない女を中心にそれにふりまわされる人々。
    心の闇はさらに深く感じた。

    0
    2013年01月22日

    Posted by ブクログ

    悪意とか憎しみに関する短編集
    人の悪意はこわい
    自分の中にある悪意や憎しみも怖い
    自分が意図してなくても憎しみに支配されてしまう可能性があってそれも怖いよな、と思った
    そういう負の感情の表現が上手い

    ただ、田中弥生の解説がこの本の〜は〜を表している。みたいに言い切ってるのが最悪だった
    揶揄的な表現

    0
    2024年01月09日

    Posted by ブクログ

    読後もすっきりせず、自分にも起こりうるような現実的でネガティブな話。現実的だからこそ内容に引き込まれて面白かった。

    0
    2022年05月26日

    Posted by ブクログ

    すれ違う人、電車の向かい側の人
    この小説の中と似たような心境の人がいるのではないだろうか
    ありえない話ではない
    私も踏み込むかもしれないそういう世界を見せてくれているようで新鮮だった

    0
    2018年12月31日

    Posted by ブクログ

    え、このあとどうなるの?って思うのもあった。短編集。家族の話がじーんと来たな。引きこもりの弟の話とか。
    昔自分をいじめた先生のくたびれた姿を見に行くと言う第一話…自分と重なった。あいつもうくたばってるだろうか、と思いながら生きてたら私も主人公のように恨み言をいいにいってやろうかとも思ったから。彼女に

    0
    2016年04月13日

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