角田光代のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
時々ふと考える。もし自分が30歳を超えてフリーター、もしくはニートになったとしたらどのような生活が待っているのだろうか。友人に会わす顔はないな。恋人などもってのほかだな。孤独を覚悟しなければいけないな。などあたりまで考えたところで恐れをなしてこの想像をすぐに打ち切る。
「エコノミカルパレス」を読んだ。
34歳フリーターである独身女性の現実が描かれていた。
貧困具合、若い男性への負い目、生活観、親との亀裂、全てがリアルだった。
同棲をして数年が経過した無職の彼氏との会話は生活費のことがほとんど。稀にお互いがその日あったことや思ったことを話してもほとんどが無関心。性行為をしている気配もない。 -
Posted by ブクログ
「コドモマチ」
生まれてくる子供を待つ専業主婦のナミは昼ごはんを食べてから
夫の恋人をつけまわす生活をしている
クリーニング店で働き終わるのを待ち買い物をする彼女の後をつける
彼女が買った物を見て、ナミは夕食の準備をするかしないか決める
夫は太っていて気のきいた会話もできず好きに使えるお金も
さほど持っていない、そんな夫の恋人の後をつけ続ける理由。
恋人に対して、嫉妬心というものがないのでナミの気持ちは
分かりづらいけど、妙に淡々としているところが良かった。
「ヤルキマチ」
「最近、人を見下したくて見下したくてたまらない」
OLのコトちゃんは何もかもにやる気を失くしていた
そしてコトち -
Posted by ブクログ
「生きるってなんだろう」って疑問は無駄ではあるが、意味とか無意味とか関係なく、追求しなければならない!って巻末の解説で三浦しをんさんが書いていた。
まず、三浦しをんさんのことを「をしん」さんだと勘違いしていたことをお詫びしたい。
アンパンマンだって、何のために生まれて〜何をして生きるのか、わからないまま終わるなんて嫌だって…
あのアンパンの頭の一部を食べることの意味なんて考えずに。
そして、本書を閉じた瞬間…
バローロをもう一度飲んでみたいと思った。
(あとがきの一文より)
とまあ、本文は登山報告書であり〜
一人二役のスーパーマリオブラザーズ哲学がちりばめられていた内容で
人生の指南 -
Posted by ブクログ
ネタバレトレッキングなんてしたことない角田光代さんがテレビの企画でイタリアのドロミテに登る旅行記(?)
私はここ数年山に登るんだけど、すごーく辛くてもしんどくても
最終的にお腹の中に残ってるのは楽しかった気持ちばっかりなんだよね。
だから角田さんの文章を読んで、
「分かるわー、登ってる時ってこういうこと思うよね。」
みたいなのがあって面白かったな。
降りてきて書いてるはずなのに、その時の気持ちを覚えているなんて才能だ。
いや、作家さんだからそういうものなのかもしれませんが。。。
トレッキングなので頂上を目指すことだけど目的にした山歩きじゃないんだけど、十分きつそう。
さすがアルプス。
ガイドさ -
Posted by ブクログ
主に、お風呂の中で読んでいた本。
(私の中ではお風呂本と呼ぶ)
ウトウトしながら読んでいたので、
何度落としそうになっていたことか・・・。
ゴメンナサイ。
この本を読んで、遠い昔の話だけど
自分がイタリアに行ったことを思い出した。
山なんて登っていないけれども。。
覚えていることと言えば、
イカスミパスタが美味しかったことと、
バスの運転手のラファエロの体毛がすごかったことくらいかもしれない。
いや、もっとあるか。。
なんか、ふらふらとイタリアを旅してみたいな。
イタリアじゃなくてもいいから山に登りたいな。
そんな気持ちになりました。単純ですね。
本の中では、
山登りがただ楽しいだけでは -
Posted by ブクログ
この本の100人アンケートのデートの中には
甘酸っぱいものもあれば、切ないものもあったり・・・。
いろんな恋の形があるのですね〜。
100人アンケートではないけど、7番目の話が印象的だった。
私は恋愛に対して良いイメージも悪いイメージも
持っているわけではないんだけど、
やっぱり恋っていいものかもな〜なんて思えたなあ。
どこに行ったとか、記念日を盛大に祝った〜とか
そんなことあまり重要じゃなくて、
一緒にいる時間が楽しければ、
それだけでいいんじゃないのかな〜。
ふとした出来事が後々思い出してすごく幸せなことだったり、幸せな時間だったりする。
ささいな、ちょっとした幸せが続くことが一番