角田光代のレビュー一覧

  • 坂の途中の家

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    私も主人公と同じ2歳の子育て中で共感や色々感じるものはあったが、せっかちな私には心理的描写が多すぎて、ダラダラしてるように感じられた。心理描写に溺れた一作となった。
    ただ、裁判員制度について一端を知れたのは良かった!

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    2026年05月10日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    ネタバレ

    SL 2026.5.8-2026.5.10
    角田光代、もちろん知っているけど初読かもしれない。
    ほんとにほんとに音楽は偉大だと感じる。
    仲間との、夫婦の、親子の物語。
    ひとつだけ、くすかが新の父親のことを隠し続けたことは、その理由がちゃんと説明してあったにしてもなんかモヤモヤする。

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    2026年05月10日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    扉を開けるたび、誰かの「大切な記憶」に出会う

    東京、大阪、上高地の3つの帝国ホテルを
    舞台にした42のショートストーリー



    母に教わった「バーの味」や
    夫婦で訪れた憧れの上高地など
    誰の人生にもある「特別な一日」や
    「忘れられない光景」が
    角田さんの手によって丁寧に
    瑞々しく描かれている…

    1話がわずか5ページという短編ながら
    その一編一編が驚くほど濃密!!



    幻想的な夢のような世界もあれば
    現実の夫婦の何気ない会話にクスリと笑ったり
    過去と現在を行き来する物語に
    ふと涙がこぼれたり…

    42編すべて趣向が異なり
    角田光代さんの作家としての人を
    見つめる眼差しが
    とても温かくて

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    2026年05月09日
  • 愛がなんだ

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    誰かを好きになると、
    自分が見えなくなり、
    なのに、かっこ悪くなりたくもなく。
    バカだとわかっているのに、
    バカなことがやめられない。
    好きでいることの方が苦しいのに、
    好きという舞台から降りられない。

    そんな苦しさを、
    魅力的な登場人物たちに乗せて
    抉るように見せてくれる。

    あぁ、角田さんだなあ。
    どうなるの? どうするの?

    読み終えてなお、物語は終わらない。

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    2026年05月08日
  • 愛がなんだ

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    自分には分からない価値観だったけど、人の立場だったり、心情表現がわかりやすかった。なんとなく人を分類するように読んでしまったけど、そういう描写だったからしょうがないと思った。

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    2026年05月07日
  • 100万分の1回のねこ

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    『100万回生きたねこ』にちなんで13人の作家が綴った短篇集。角田光代と綿矢りさの作品が光って見えた。もちろん佐野洋子の絵本も読んだ。

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    2026年05月07日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    人間関係に苦しみ、折り合いをつけていく過程が描かれている(と思っている)。

    妻を見下すモラハラ旦那が前時代的で、ここ最近モラハラが出てくる小説を何回か読んだ気がするから飽き飽きしてきた。もういいよ!みたいな。
    ※この小説は結構前に書かれたものだし、私の読む順番によるものだから対岸の彼女が悪いわけでは全くない。

    あともう流石に学校生活での人間関係のいざこざに苦しむところにも感情移入出来なくなってきた。これは年齢のせい。

    葵がナナコとリゾートバイトに行っていた期間が良かった。2人で楽しくない現実から離れて、ふわふわとした非日常が描かれている感じが。民宿のおばちゃんからの手紙も良かった。その後

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    2026年05月01日
  • 方舟を燃やす

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    ネタバレ

    どの情報を信じるのか。
    その情報は真実なのか。
    病院でおばさんの会話を鵜呑みにした飛馬、マクロビオティック料理を信じた不三子。
    そのせいで2人共、大切なモノを無くしてしまう。代償が大き過ぎた。

    情報に振り回されるのは昭和も平成も令和も変わっていない。戦時思想も口裂け女も反ワクもある意味、同じなのかもしれない。(ノストラダムスの大予言も信じてたなぁ。)
    自分が信じて行って来た事は果たして良かった事なのか。家族が離れてしまって自問自答する不三子に、胸が苦しくなった。
    情報が氾濫する今日、真実の見極めはより難しくなっている。冷静に考えて行動しないといけない、と感じた。

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    2026年04月29日
  • さがしもの

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    本に関わる短編集。

    中でも心に残った作品は、「旅する本」「不幸の種」「ミツザワ書店」
    ちょっと不思議な物語でもあった。

    自分だけの大切な本がこれからも増えるといいなぁ、と思えた。

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    2026年04月28日
  • しあわせのねだん

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    角田光代さん、という作家はもちろん知っていた。しかしエッセイは初めて。平成17年のものらしい。いまの彼女がどういう感じ方をしているのか、私にはわからない。
    難儀なひとだなぁ、というのが第一印象であった。興味関心と口に出ていることが時に裏腹で、矛盾があって、人間だなぁーと思えた。お母様との旅行の話、最後の家計簿の話がいちばん心に響きました。するする気持ちよく読めました。

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    2026年04月28日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    ナナコと葵の友情、もっといい方面に行って続いてほしかったな…。でも確かに自分も何人かの気の置けない友人とほんの些細なことで疎遠になったりしている、ので、友情って、強い絆に見えて案外と流動的で脆いんだよなぁ。環境変わると突然話合わなくなったりするし...やっぱりその時々でいい友人を見つける努力をしたほうがいいのかな。そして、長く続いてる友情はこれからも大切にしよう!と思いました。

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    2026年04月28日
  • 八日目の蝉 新装版

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    不倫相手の赤ちゃんを誘拐して逃亡生活を送る話し。ホテルの住み込みや宗教施設、小豆島などを転々とする。移住先での緊迫感や焦りのなか、子供を育てていく。子供への愛情が原動力なのが伝わってくる。子供が大学生になり、子を授かり、実親への向き合い方を顧みる場面は感慨深かかった。

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    2026年04月27日
  • 庭の桜、隣の犬

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    なんとなくわかる、こういう感じ。

    結婚しても子供がいなくて、できないとかじゃなくて子供を持つ予定をしていなくて、そうすると全然大人にならないというか、ならなくていいというか。だから側から見ると、すごく自由で、むしろ自由すぎる感じ。

    私が房子と同じような状況だからか、なんとなく言葉に表せない「なんで私たちって一緒にいるんだろう?」とかこの先どうなっていくんだろう?目標は?ビジョンはあるか?とか考えちゃう。

    角田光代さんってなんでも書けるんだなー。

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    2026年04月26日
  • 今日もごちそうさまでした

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    ネタバレ

    飯テロになりそうなのに、私にとっては飯テロとはならない。なぜなら、私は大の偏食家だからだ。というわけで、角田さんの引き出しの多さに圧倒されはしましたが、食欲はなんとか抑えられました。いやぁー、肉レシピばかりで戦われたら負けていましたが、圧倒的に肉以外のレシピが多くて、安心しました。角田さんの食べ物への愛とこだわりを思う存分堪能できる上、「こんな食べ物があるんだー、へぇー」って思えます。〇〇は✕✕歳に克服したなんて、ちゃんと覚えているなんて、角田さんの記憶力はすごいです。私も野菜と魚、食べないとなー。

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    2026年04月26日
  • ゆうべの食卓

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    ずいぶん久し振りに角田さんの本を読みました。
    料理や食べ物を縦軸にして、それぞれの家族の話が全部で11。ひとつの話が20ページほどでとても読みやすい本でした。
    ひとつひとつが、何か気持ちを暖かくしたり、歳を重ねて過ぎた日々が少し悲しく思い出せたり。短い中にきちんといろいろな気持ちが込められていてよい本でした。

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    2026年04月26日
  • ひそやかな花園

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    同僚であり2児のお母さんからのおすすめ図書。
    正直読みづらかった。分からない、って表現の方が合ってるかも。この本でのキャラクターそれぞれが持ってる悩みとか葛藤自体、そしてその悩みが解消というか向き合ったうえでの結果というか着地が理解出来なかった。わかるけど分からない感じ。
    「家族、夫婦は差し出されたり与えられたりするものではなく、築き上げていくもの」と書評にあってようやく、少しだけ腹に落ちた。
    自分は母ではないから、自分は周りと違うからこう感じてしまうのか思ってしまうのか、と考えてしまうところはわかる気がした。
    自分では絶対に手に取らないから、とても新鮮で印象には残る本になった。読めてよかった

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    2026年04月26日
  • 平凡(新潮文庫)

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    選択の積み重ねが今をつくるのは当たり前のこと。でもときどき、もしもあのとき、って空想するよね。わかる。個人的には、いい感じ〜と思うお話もあれば、なんか惜しいな…って思うお話もあったかな。ほんとうに個人的な感覚の問題なんだけれど、いい話でもないのにいい話ふうにまとめたり、いいことを言ったふうにしてあるような、そんな印象が残るお話もあってちょっと違和感。無理に前向きな締めくくりにしなくてもいいのにな〜と思った。この短編集のテーマに沿わせたまとめ方をした結果なのかなとも思うけれど。もしも、なんて考えたって仕方がないのになんで考えちゃうんだろう。もしもあのときああしていたら自分は今ごろ、って。現状にな

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    2026年04月26日
  • これからはあるくのだ

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    ネタバレ

    2003年の本ですって、奥さん。収録されているエッセイは短編だったり、長編だったりで、物足りないものが多かったです。着物の詐欺にあった件は、よくもまぁターゲットととして一握りの着物好きを見つけられたなぁと感心のほうが先に立ち、おもしろかったです。道を覚えるときは動物を目印にするという技は私も覚えておきます。角田さんが友人たちと酒を飲むくだりが毎回うらやましく、私もガハガハ酒を飲んで、笑いたい。角田さんの本を大量に積んでるので、次も読みます。(タイトルからエッセイと小説の見分けがつかないのが難儀)

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    2026年04月25日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    人を助けて自分が死ぬ。この行為は誇るべきなのか、酷い行為なのか。愛すべき人の家族どうに伝えるのか。音楽の素晴らしさよりも、そこが考えさせられる作品。

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    2026年04月25日
  • 紙の月

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    ネタバレ

    素晴らしいタイトル。
    古来より女性は月に魅せられるといわれるが、紙の月(お金)の魔力に抗えず、のめり込んでいく彼女達の姿はまさに取り憑かれているようだった。
    自由になりたい、母になりたい、仮の姿を脱ぎ捨てて本当の自分になりたい、そのために必要だったのがソレだっただけ。
    その実、紙の月はハリボテであるから、その力では彼女達が本当に求めたものは手に入らない。

    お金と欲に惑わされた人間の話、とみればままある話だが、善悪入り混じる人間像が淡々と描写されている様が良かった。

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    2026年04月24日