角田光代のレビュー一覧

  • 対岸の彼女

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    小夜子が葵の会社に出戻る展開がしっくりきた。しっかりと解決しないまま他のことに取り掛かっても心のもやは晴れないよね。 友人には依存せず、自分の境界をしっかり持つことの大切さを感じた。 友情の話と思って読んだけれど、私はあまり共感はできなかったかなー。

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    2026年01月02日
  • 源氏物語 中

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    ネタバレ

    源氏物語中巻。光君も年を取ってきて、若い玉鬘や三の宮に疎ましがられているのはなんだか物悲しい。そんなことを言っている間に紫の上が亡くなり、悲しみのうちに光君も死んでしまうのだが…。しかし夕霧はいままで真面目で幼馴染の妻を大事にしていたのに、親友の遺した妻に見苦しくつきまとって外堀を埋めるようにして自分のものにしてしまうのがすごく不愉快でびっくりした。しかもこのパートが長くてうんざりする(笑)。
    上巻のように光君が好き勝手するという話ではなくて思い通りにいかないことばかりで、角田光代さんがあとがきで書いているように「人」の物語になったように感じる。いっそう生々しい物思いをどっさり読むことになって

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    2026年01月01日
  • 対岸の彼女

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    直木賞って感じがした
    自分は葵とか小夜子と違うタイプだし、学生時代の人間関係もそんなに共感はできなかった

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    2026年01月01日
  • ひそやかな花園

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    多様性が求められる現在
    いろいろな家族の形があり
    どれが正しくてどれが間違いかなんて
    誰にも決められないけれど
    意志を持ってその状態にある人ばかりでなく
    この本に登場する子どもたちのように
    気づいたらその家族で
    そのことに苦悩しなければならないこともある

    「普通」って難しい

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    2025年12月31日
  • かなたの子

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    常に不穏な空気が漂いざらざらした気持ちにさせられる。そして闇が迫って来るような焦燥感、恐怖感がひしひしと伝わってくると同時にどこか切なさと優しさを感じる不思議な作品。
    一見独立したホラー風の短編8篇は「目に見えない糸」で繋がり、一つの壮大な物語として構成されているのに驚かされる。
    1話目の「おみちゆき」が土俗的な物語の源流であり、何かの共通のキーワードが時代を経て現代へとその業、因果がバトンタッチれていく。

    本書を読んで感じたのは、根底にあるのは日本が貧しかった時代に食うに困り自分達の暮らしを守るために「命の選別、切り捨て」を行ってきた社会の闇だ。
    そして主人公たちは気付く、自分も誰かの犠牲

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    2025年12月30日
  • 森に眠る魚

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    マイナスな感情を言語化した本は読むことがあまりないので、途中負の感情がまじまじと言語化されていてゾクゾクした。

    総じて言えるのは、人は人、自分は自分でありそこは境界線を引かなければ自分自身が一番苦しむということ。そして絶望するような失敗があったとしても、日常はごく普通に続いていき、その失敗は生きていれば、なんともないと思える瞬間に巡り合わせるということ。

    母親の物語であり、まだ親になったことがないが、子どもの人生と自分の人生も、しっかりと切り分けていかなければ、過度な期待や思い通りに動いてくれない子どもに苛立ってしまい、子どもを苦しませることになるということを肝に銘じなければならないと思っ

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    2025年12月23日
  • しあわせのねだん

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    ネタバレ

    角田さんの考え方が色々なお金の使い方に表れていて、面白く読めました。何にいくらお金を使っているかという話は中々友達ともしづらいので、他人の家計簿を覗き見ているようで興味深かったです。
    母の誕生日に温泉旅行をプレゼントしたら泊まった旅館が最悪で何もしなかった母に文句を言われまくった思い出について書かれた「記憶 9800円×2」は、子供の頃の自分と母の役回りの交代について考えさせられてじーんときました。
    お金を払うことで自分がしあわせになれるかどうか、をお金を使う時にしっかり考えていきたいと思いました。

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    2025年12月22日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾旅行のお供に読みました。飛行機などの移動中に読むのがちょうどいいボリューム。台湾や香港の食べ物や文化にまつわる短編集。探偵事務所の話が好きでした

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    2025年12月21日
  • ねこがしんぱい

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    10歳7ヶ月の娘
    7歳7ヶ月の息子に読み聞かせ

    角田光代さんの絵本。

    家でお留守番させてるペットのこと
    心配だよね〜

    実は…

    飼い主のしらない一面が
    いっぱいあったりして。
    こうだったら面白い。

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    2025年12月19日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    昔は取り憑かれたように韓国ドラマ見ていましたが、「愛の不時着」を最後に見なくなっていた。これを機会に角田さんお勧めドラマ、ちょこちょこ見てみます。あまり恋愛もの推していないところが好感。寂しいけど恋愛に興味なくなったお年頃なのよ。

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    2025年12月18日
  • 薄闇シルエット

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    結婚して『やる』とか好きな事していて『いい』面白いことしていて『いい』となんで許可されなきゃならないのか。

    すごくわかる。なんで許可されなきゃやっちゃいけないと思っている自分にイラッとする。『許可なんぞされなくたって好きなことしますよ、私』という姿勢をどうしてできないのか?なんかそういうのってきっと全部自分の思い込みなのかもしれない。他人と比べて持ち物検査して、人にあって自分にない物があると『あぁなんか私ちゃんとしてない』って落ち込んじゃうのも自分の思い込みなのかも。

    私からしてみたらハナちゃんはいろいろ持ってる。他の人からみたら私の人生や持ち物は充実しているのかもしれない。そうやって考え

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    2025年12月18日
  • 方舟を燃やす

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    2000年代に入るまでの二人のそれぞれの物語を読んでいる間はキツかった。
    私の母と不三子さんが、飛馬さんと私がだいたい同世代。母も自然派食品を仲間とまとめ買い、みたいな活動をやってたな。

    「どんなに頭がよくたって、ただしいことが何かなんて、私たちにはわからないときがある。いいことをしようと心から思っていたって間違うこともある」
    確かに。
    消したい黒歴史の一つや二つや三つや四つ…。

    その正しさを作ったのは誰だ。
    最近、そんな話ばっかり引き寄せてる気がする。

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    2025年12月17日
  • 神さまショッピング

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    角田さんが旅した世界中の様子がよくわかります。
    自分もそこにいるくらいに。
    特にインド。スピリチュアルな夫も怖いけど、なぜかいつの間にか飲み込まれ、ガンジス川に入っちゃう妻。

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    2025年12月16日
  • 坂の途中の家

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    言葉に出来ない違和感・不快感を表現するのが上手い。勧善懲悪ものかと思いきや、結末はフワッとした終わり方。

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    2025年12月16日
  • 愛がなんだ

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    胸が痛い、、客観的に見たらやめた方がいいと思うけど、本人にとっていちばんの事だから、周りのいうもっともそうな意見が聞き入れられない。本人もよくないだろうなと自覚はしているけど
    テルコは突き抜けすぎているけど、分かるところも結構あって怖かった…

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    2025年12月16日
  • 神さまショッピング

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    「しあわせになりたい、ゆるされたい」と願う人たちの8編の物語集。
    いざ神仏に向き合った時の自分自身を見ているようで、これは日本人あるある、なのかもと思った。
    ここぞという時に妙に肩に力が入ってしまい、雑念が押し寄せ、他人の願い事が気になり、作法に気を取られ焦り…そうこうしているうちに、神さまとの面会時間は終わってしまう。
    祈ることが非日常なので、慣れの問題(笑)かもしれないが、賽銭箱の前で自分の番が終わった後の、あの何だかスッキリしない気持ちがよみがえった。

    「神さまを信じたい、いや、この神さまじゃなくてもいい、迷いなく疑いなく当然のごとく信じられるものが、私にもあればいいのに。」p92

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    2025年12月13日
  • 愛がなんだ

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    ネタバレ

    マモちゃん、テルちゃん、どっちにも全然共感できないしなんなら気持ち悪いんだけど角田さんの文章が面白くて一気に読み終えてしまった。自分や友人、仕事をおろそかにしてまで恋愛にのめり込む気持ちが全くわからないし、マモちゃんみたいに普通他人をそこまで雑に扱えないよ、、、いくら寂しいからって、気のない相手と自分の時間を使ってまでイチャイチャしたり、恋人のように過ごしたりする気持ちがわからない。なんにも生産性がない。
    終始イライラしながら読んでたけど、共感できるというコメントもあるから、世の中いろんな恋愛スタイルがあるのね〜と発見できて面白かった
    あと、映画化されてるのを後から知ったので、マモちゃんが美形

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    2025年12月10日
  • 月夜の散歩(新潮文庫)

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    エッセイを読むならやはり同世代の作家さんのものがいい。「わかる〜!」って思うことがたくさん。
    「テレパシー会話」なんてまさしくそれ!固有名詞がでてこない(*^_^*) それでもなんだか会話は成立する。わかったりわからなかったりするが、まぁいいか!これを悲観的に考えるのではなく、年齢とともに身につけた"すばらしき能力"という思考が好き。

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    2025年12月08日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    韓ドラにハマった角田さんのコラム集。私は登場人物区別ができやんくて「ウヨンウ弁護士は天才肌」「怪物」「あなたが眠っている間に」しか見てないんやけど、コラム読みながらまた韓ドラ見たくなった。ちなみに見た上の3作はほんまに面白くて大好きなやつ。韓国映画ならブラインド良かった!

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    2025年12月07日
  • 愛がなんだ

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    ネタバレ

    星3.4

    どこにでもありそうな、平坦な、大きな事件や事故があるわけでもない、ただ当人にとっては大きな問題がある。
    そんな、どこかにありそうな「日常」を描いた物語は、その主人公の思考の動き、表現が面白ければ面白い。

    序盤から主人公の思考の動き、言葉選びや表現は面白かった。
    だから、面白かった。

    大きな事件や事故があるわけではない、と書いたけれど、主人公はなかなかの変人である。

    好きな男に片思い。病的な片思い。常軌を逸していると、冷静な立場からは思えるだろう。

    冷静な立場からは変人、と捉えられる主人公の物語といえば「コンビニ人間」もそうだったが、彼女たちの思考の中には、多少なりとも納得さ

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    2025年12月07日