感情タグBEST3
Posted by ブクログ
恋人と過ごした、どんな時間が心に残ってる?
それは、特別なイベントではなく、日常のほんのささいなことかもしれない。
はたからみたら、なんて地味な、なんて安っぽい、なんて無為な時間、と思うかもしれない事柄であっても、当人達にとっては幸せなひととき。All Small Things…。
Posted by ブクログ
あとがきを最初に読んで、読者からの投稿を読んで
13番目(最終話のような…)から読み始める。
居酒屋に行くだけも立派なデエトなんてね〜(100人アンケートより)
にしても、8ページで〜フリースに対する手厳しさと優しい説明を読み、感激!
一緒にいて〜素でいられて、一緒にいるかわからなくなるくらいが幸せなんだってねー。
すごく共感してしまったー
色々と複雑な世の中で(複雑を容認して)〜
なるべくシンプルで小さな幸福を見つけてゆきたいなー。
あと、主人公の兄と妹が8歳差ってところが偶然にも一緒で、
僕も妹が22,3歳になってきたら面白そうだな。
Posted by ブクログ
どこにでもいるような、ありふれた日常のなかの、小さな幸福物語。タイトルからすでに大好物で、迷うことなく購入。
ひとつひとつの話は短くて読みやすい。これといった盛り上がりはやっぱりないけど、ほんとに取るに足らないような、でも心の一部分があったかくなるような、そんな話がつまってます。角田光代の本領発揮な一冊。
Posted by ブクログ
なんてことなくて、日常で、恋愛もので、なんだかなぁ、と思って読んでいたら、最後の方で、時折、不意に目が潤んでしまった。そう、10の宮林耕太の章からだ。読者の手紙もありきたりなのだけど、じーんとしてしまった。私ってベタなんだな・・・。
あとがきにも驚かされた。角田さんは、こういうデートを知らないと抜かすのだ!確かに、角田さんのtweetを読んでいると、そうかもな、と思う。
しかし、知らなくても書けてしまうのが、小説家・角田光代のすごいところ。心の機微は知っているんだよね。
Posted by ブクログ
最初の2〜3行から面白くて一気に読みました。
ものすごく面白かったです!
人の幸せを覗き見しているような感じでした。
こういうリアルで普通な何事もないお話が私は好きですね。
Posted by ブクログ
「一番印象的だったデートは?」
どれも仰々しいエピソードではなく、いつもの日常の中できらきら光っていた瞬間を思い出としてそっと切り取ったような話。いわゆる"恋人のデート"だけに留まらない、大切な誰かと二人っきりで過ごした思い出も含めて。自分の中に眠っていた"ちいさな幸福"を思い出させてくれる。
巻末に、読者から集められたデートのエピソードが並んでいるのだけど、その並びがなんだか可愛い。誰もが羨むようなドラマチックな思い出じゃなくても。楽しくて幸せで美しい思い出、ばかりじゃなくても。心の片隅になぜかずっといる、その人だけの思い出。
「そんなあたしの願いとは裏腹に、夕日はじりじりと川に落ちていって、半分になって、三分の一になって、川とあたしたちを瞬間真っ赤に染めて、ちゃぽんと川に沈んだ。」の一文がすごく好きだ。きっと、すごく綺麗で、すこし憎らしいような、忘れられない夕日。
Posted by ブクログ
凄く心が温まった作品だった。
自分にとって1番心に残ってるデートって何だっけ?
と振り返る瞬間も温かった。
デートと言っても人それぞれ概念が違くて
派手なものばかりではない。
日常のささやかなことに小さな幸せが転んでて、
その幸せを今後も噛み締めていきたいなと感じた。
Posted by ブクログ
面白かったです。様々な、心に残るデートの形。リレー形式でお話が繋がっていくのも良かったです。恋とか愛とか、こんな小さな幸福の積み重ねなのかもしれないです。わたしの心に残っているデートってなんだろ?と思いを馳せましたが特に思い付かなかったので、枯れてるなぁと思いました。小さくても、幸せ、と感じることをたくさんためていきたいです。
Posted by ブクログ
15/12/18
「ちがいますよ、顔がほころんじゃうデートですよ。たとえそれがすっごくつまんなくても、最低でも」(P54)
あー角田さんすき。
これ、表紙がちょっとざんねん賞。
P76-77
奇跡なんて、ほんと、毎日飽きるほどあるんだよ、と、耕太は天井を眺め、心のなかで妹につぶやく。(中略)
亜紀、おまえにも早く、十円拾っても奇跡と思えるような毎日がくるといいな。飽きるほどあっても、絶対飽きないからさ。
Posted by ブクログ
「今まで一番印象に残っているデート」
「もっともデートとはいえないようなデート」
「恋愛のさなかで、一番幸福だと思ったのはどんなときか。」
などなど、恋やデートに関するテーマについてのリレー式短編集。
(ギリシャ行きの話以外)どのお話も地味だけどドラマになっている。
逆に彼女に会いにギリシャに行きまくった彼の話もこの中にあると
地味なありきたりのことに思えて少し不思議。
心ときめくデートの数々、ほのぼのしちゃいました。
Posted by ブクログ
この本の100人アンケートのデートの中には
甘酸っぱいものもあれば、切ないものもあったり・・・。
いろんな恋の形があるのですね〜。
100人アンケートではないけど、7番目の話が印象的だった。
私は恋愛に対して良いイメージも悪いイメージも
持っているわけではないんだけど、
やっぱり恋っていいものかもな〜なんて思えたなあ。
どこに行ったとか、記念日を盛大に祝った〜とか
そんなことあまり重要じゃなくて、
一緒にいる時間が楽しければ、
それだけでいいんじゃないのかな〜。
ふとした出来事が後々思い出してすごく幸せなことだったり、幸せな時間だったりする。
ささいな、ちょっとした幸せが続くことが一番の幸せである・・・と私は思う。
でもそれって、恋だけじゃなく何事にもあてはまるんじゃないかな〜。
10円拾って奇跡!って思ったように、
小さな幸せを噛み締めていくことって、
忘れがちだけど大切だと思う。
この気持ちを、いつも忘れないようにしたいな。
小さな幸せが積み重なって、いつか大きな幸せになると思うから。
Posted by ブクログ
この人の書く文章にはいつも吸い寄せられる。文章に絶対的な好意を持てるわけじゃないのにどうしてだろう?
「印象に残ったデートって?」
まず、これを小説のテーマにしようという着眼点がすごいと思う。
十円玉を拾うような幸福。
小さなようで、実はとんでもない幸福が私たちの周りにはあふれている。
Posted by ブクログ
世の中の人にとってはどうでもよく、むしろ自分自身にとっても些細な出来事。でもそれは、よくよく考えると幸福なこと。
僕にとっての「ちいさな幸福」は一体何だったかな?
Posted by ブクログ
「思い出に残っているデート」をテーマにした短編集。
結局幸せって、ものすごく大それたことじゃなくて、日常そのものなんだと思った。
どの幸せも、日常の一コマというか、日常の延長と言うか。
でも、そういうことこそが、思い出に残っている。
その気持ち、すごくわかる。
日々大切に、生きよう。
Posted by ブクログ
あの頃の私の日常の中に彼がいたことを、今になって幸せなことだったんだなと思えたりする。だからこそ思い出すのは何気ない日常の記憶なのかもしれないなあ。13のストーリーの元になったアンケート『彼みたいな素敵な人がいたから今でも人に優しくなれるんだと思う』って素敵な考え。ちいさな愛しい時間は私を今でも支えてくれてるんだなって思えた。
Posted by ブクログ
色んなデートでの思い出話。
むかし、好きな人が行きつけのお店の屋上でお誕生日のお祝いをしてくれた。10個上の人で行きつけのお店がある所とかなんでも好きな食べ物食べていいよって5000円前後のお肉やお魚のメニューが並んでて、そしたら彼が〇〇は気を遣っちゃうから値段見んといてって笑ってくれてなんだか本当に嬉しくて嬉しくてそして本当にかっこよくて手に届かない存在で少し苦しくなりながらも、でもどうしようもない人だったなぁと懐かしながら読みました。
Posted by ブクログ
色んな人の思い出に残るデートが綴られている本。
素朴な日常こそが印象に残っていたりする。
みんなそれぞれそういう思い出を持っていて、ちいさな出来事の中に最高の幸せが詰まってる。
とてもほっこりできる本。
Posted by ブクログ
あっという間に読めた。
ほんわかとした作品。
自分の過去最高!?のデートってどれだったんだろう・・・と読みながら考えてしまった。
思い出している間も小さな幸福だった。
Posted by ブクログ
女性誌の恋愛特集を読んでるような感じの一冊だった。
どれも「あるある」って感じの話だったけど、たまにグサリとくる一節が出てきたりして。
最後の話は特にそうだったなぁ。
Posted by ブクログ
記憶に残るような本当に幸福なひとときは、決して贅を尽くした夢のような時間ではなく、心と心が触れ合うなに気ない1コマだったりする。多くの人がそう感じていると知って、なんだかホッとするとともに、日頃なにかと望みすぎている自分に気づけるそんな作品。
Posted by ブクログ
いろんなデートの小さなお話。
不倫相手と、日のあたる時間に公園で
明太フランスを食べて
それがおいしいとか、その組み合わせは間違ってるとかいう話をしたのが
幸せだったって話が
すごく残っている。
何気ないことって
できるときはなんとも思わないのに。
そんな些細なやりとりが幸せでたまらないっていうのが
すごくよくわかるなぁって。
「いつでも小さな奇跡が起き続けてるんだよ」
みたいな事を話の中の誰かが言っていたな。
落ち着いた関係になったとしても
いつまでもそう思っていきたいものですね。
Posted by ブクログ
小さな幸せというのは人によって違うもの。
私も昔したデートを思い出してしまった。
中学校のころ、付き合っていた彼とは曜日を決めて多摩川で会っていた。
とても寒かったなぁ…。
卒業とともに別れちゃいましたけど(笑)
Posted by ブクログ
恋人と過ごした、どんな時間が一番心に残っていますか。
30分で読み終わる、いろんなデートの話。心に残るデートの話なのに、各話あんまり印象が残らない・・・女子のお泊まり会での会話みたいだ。
けどまぁ、言いたいことはよくわかる。
十円を拾うことって、ほんと奇跡に近いのだ。