角田光代のレビュー一覧
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女性・子ども、そんな生まれたときからの事情によって、
虐げられる世界の人達の現状を著名な有名人作家7人が綴り、
それが日本語訳された本。
僕自身、カンボジアに売春街に訪れ、
そこで沢山の男性達と一緒にいる少女達を見た。
不慣れな化粧をして、必死に男性達を誘惑して、
一夜を共にして、お金を稼ごうと必死になっていた。
そんな光景が頭の中に強く蘇ってきた。
実態を見て、知った、
本で読んで、知った。
女性だから、子どもだから、そんな理由で、
虐待を受け、レイプをされ、孕ませられ、
未来を失っていく、現状。
「知る」という行為の先に、
何が待っているのか分からないけど、少なくとも、
「知って」 -
Posted by ブクログ
「海外支援の目的は、支援が必要でなくなる状態を作ることでなくてはならない」ために、目の前にいるウガンダの女の子たちを助けられないかもしれないことに、筆者が怒って泣き狂った場面。私もわんわん泣いていたら、はいはいで近づいてきた息子(生後9が月)がにこにこしながらドンドン私に頭突きしてきました。
映画「ホテル・ルワンダ」で「世界の人たちは虐殺のニュースを見ても『こわいわね』といって結局ディナーを続けるだけ」といっていたシーンを思い出し、自分の姿を重ねました。
「女の子だから」という理由で差別などを受けている女の子たちを、7人の作家が描いています。訳は角田光代さん。その土地がもつ色彩の豊かさやに -
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7人の作家による女の子に纏わるアンソロジー。
生まれながらに受ける様々な虐待、受け入れることしか許されない人生、それを由とされてしまう世界。少しは知ってはいたけれど、敢えて目を背けていた実情は、歯を食い縛ってないと読み続けることができない。
「女の子だから」。ただそれだけ奪われていくものの大きさに、怒りと悲しみが混ざり、その不条理さに呆然とする。
国や地方、部族の数だけ様々な風習や慣習、伝統や思想があり、そこに生まれてきたものとして当然受け入れ生きてゆかねばならないことはわかるけれども。
彼女たちには選択する術も何もない。
そしてわたしは何もできないことに苛立つ。 -
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ちょっとゾクっ!とするような短編だったわ~。
主人公はみんなちょっとグレーのような靄のかかった状態にいる感じの設定で、昔のこととか過去のこととかに固執し恨んだり苦しんだりしちゃう。で、その背後には常に謎の女がすーっと現れるわけ。
ホラーやサスペンスではないんだけど、人間の深層心理に迫った話が7つ。
どれも短編なのに、内容がないようだけにちょっと濃い感じで出来てた。
これをそれぞれ長編にするとダークすぎちゃうんだろうな~。これくらいの話の長さで丁度いい。計算されて書かれたのかな~?
私は今までに、心底ある人を憎んだり恨んだりしたことはないけど、これを読むと「私ならここでこうする」とかちょっと過 -
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なんてことない日常を、つらつら書かれているのだけど、
その日常こそが、恐ろしい。というお話。
子供のころは天才少女と呼ばれ、鉄道の駅名地名を暗記し
その頭脳が認められ、テレビ出演することもしばしば。
しかし、10歳くらいから、天才少女が普通の女の子に戻りはじめた房子。
普通に家庭を築き、
普通の夫と、マンションを購入して暮らしているはずだった。
その夫は、向上心というもののカケラもなく。
何をするのもメンドウ。
そんなメンドウな夫が、会社にほど近い場所に一間のアパートを
借りたいと言い出した・・・
ここから始まる夫のこと、妻のこと。
そこに、愛があるのか、ないのか。
嫉妬があるのか、な -
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時々ふと考える。もし自分が30歳を超えてフリーター、もしくはニートになったとしたらどのような生活が待っているのだろうか。友人に会わす顔はないな。恋人などもってのほかだな。孤独を覚悟しなければいけないな。などあたりまで考えたところで恐れをなしてこの想像をすぐに打ち切る。
「エコノミカルパレス」を読んだ。
34歳フリーターである独身女性の現実が描かれていた。
貧困具合、若い男性への負い目、生活観、親との亀裂、全てがリアルだった。
同棲をして数年が経過した無職の彼氏との会話は生活費のことがほとんど。稀にお互いがその日あったことや思ったことを話してもほとんどが無関心。性行為をしている気配もない。 -
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「コドモマチ」
生まれてくる子供を待つ専業主婦のナミは昼ごはんを食べてから
夫の恋人をつけまわす生活をしている
クリーニング店で働き終わるのを待ち買い物をする彼女の後をつける
彼女が買った物を見て、ナミは夕食の準備をするかしないか決める
夫は太っていて気のきいた会話もできず好きに使えるお金も
さほど持っていない、そんな夫の恋人の後をつけ続ける理由。
恋人に対して、嫉妬心というものがないのでナミの気持ちは
分かりづらいけど、妙に淡々としているところが良かった。
「ヤルキマチ」
「最近、人を見下したくて見下したくてたまらない」
OLのコトちゃんは何もかもにやる気を失くしていた
そしてコトち -
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「生きるってなんだろう」って疑問は無駄ではあるが、意味とか無意味とか関係なく、追求しなければならない!って巻末の解説で三浦しをんさんが書いていた。
まず、三浦しをんさんのことを「をしん」さんだと勘違いしていたことをお詫びしたい。
アンパンマンだって、何のために生まれて〜何をして生きるのか、わからないまま終わるなんて嫌だって…
あのアンパンの頭の一部を食べることの意味なんて考えずに。
そして、本書を閉じた瞬間…
バローロをもう一度飲んでみたいと思った。
(あとがきの一文より)
とまあ、本文は登山報告書であり〜
一人二役のスーパーマリオブラザーズ哲学がちりばめられていた内容で
人生の指南 -
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ネタバレトレッキングなんてしたことない角田光代さんがテレビの企画でイタリアのドロミテに登る旅行記(?)
私はここ数年山に登るんだけど、すごーく辛くてもしんどくても
最終的にお腹の中に残ってるのは楽しかった気持ちばっかりなんだよね。
だから角田さんの文章を読んで、
「分かるわー、登ってる時ってこういうこと思うよね。」
みたいなのがあって面白かったな。
降りてきて書いてるはずなのに、その時の気持ちを覚えているなんて才能だ。
いや、作家さんだからそういうものなのかもしれませんが。。。
トレッキングなので頂上を目指すことだけど目的にした山歩きじゃないんだけど、十分きつそう。
さすがアルプス。
ガイドさ