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Posted by ブクログ
母と娘問題を含む短編が8個収められています。
わたしは日頃から母娘は、呪縛関係だと思っています。
母、娘問題は、女に生まれたら、誰しもがおりに触れ、考え、悩む問題だろう。
完璧な母親などいない、母親も変化すると知る事は大切だ。ひとつ言えることは、愛されて育てられたという根底は、人の人生の支えとなるだろう。一方で、人は欲張で、もっと、もっとと、良き母親像を求めるのだろう。わたしは自分の母が、もっとこうだったら、ああだったらと何度考えた事だろう。
母、娘の呪縛を、物語りに落とし込むなんて、言語化する作家ってほんとに深い思考力だなぁと、尊敬する。
300冊の本を読んで、読むことは、人生の地図を見ながら先に進む事なんではと考えるようになった。
もっと本を読んで、いろいろな母親や娘の生き方を知っていたら、自分の子育てをもう少し違う角度から見られたかもしれない」
まぁ。悔やんでいても仕方ないので。
自身の母については、広い視野で捉えるようにする事。
良かれと思って、いろいろ口出しをして育ててしまった娘たちは、成人し結婚もした。今後は、母娘の呪縛を取り払えるように努力しつつ、自立した物同士、残りの人生を歩んで行きたい。
Posted by ブクログ
面白かった!
母と子の話
大人になってからの母との思い出、母の見え方とかがリアルですごい
短編集だけど、どの話も面白かった
初恋旅行で息子が母が母じゃなくなった感じ(息子たちとの時間より初恋の人に会うために張り切ったり、夫が亡くなって塞ぎ込んでると思いきや初恋のことを探偵を使ったりして調べてたことを知ったり)をみて不機嫌になる息子をその嫁がなんだか母親になったように愛おしく感じたりするのよかった
嫁姑はギクシャクしがちだけど、この話は実の母より姑の方が好きってなんかそれはそれでこれから家族になる人達はみんな幸せでいいねと思った
あと温泉とパセリもよかった
言語化むず、、
でもパセリは使いまわしてて汚いから絶対食べちゃダメと言われて育った娘が無意識に残そうとしたときにそのことを思い出してこれも一種の洗脳だなと思い食べてみたりするシーン印象的
こういうのの積み重ねで価値観とか当たり前とかが生まれるからね
とにかくこの本を読んで1人の人間の親になる難しさを痛感した
子供にとっての親ってすごい存在だけど、親になる人達って親として生まれてきた訳でもなくそういう風に教育されたこともない人間が人間を育てるんだからすごい
そりゃうまくいかない親子と多々いるんだろうなと容易に想像できて親が好きな自分は恵まれてるなと改めて実感した
Posted by ブクログ
空を蹴る
☆4
こういう人っているよな。
どんなことを考えているのかなと思っていた人の考え方が少しわかった気がする。
話を通じて特別なことは起こらないのだけど、普通の人が一年に一度はハメを外してぶっ飛んだことをしてみたい、そんな日を描いている。
そんな日を抽出して書くのはパラレルワールドを描くより何十倍も難しいだろうなぁ。
結局、大きく物事を変えられるわけではなく変わり映えしない日常が続いていくだけなのだけどそんな一瞬を切り取った話。好き。
なんだかわからないけど面白い。
導入部分が面白いんだろうな。
ダメ人間のナンパや風俗体験に似ているような気もする。
なにかを考えさせられるような話ではない気がする。
体験代のような話。
雨をわたる
☆4
なんて感想を言えばいいのだろう。
要素分解が難しい。
主人公の気持ちと母の気持ちが半分ずつくらいは理解できるが残り半分がうまく行かない。
日本にいる母親も愚痴ばかりで好きではなかったが、遠いフィリピンで町に馴染みもせず、作られた場所で用無しのような母親を見ていたかったわけじゃない主人公の葛藤。
ならどうすれば良かったのか。
日本の老人ホームで変わらず愚痴を吐きながら余生を過ごす母を見ていれば満足だったのか。
結局、答えなんて出ないのだろうけどそれぞれの人の悩みや葛藤や本音や建前が芯に響くそんな話。
鳥をはこぶ
☆3
ずっと子供でいたかった主人公が鳥を離婚したばかりの夫とともに運んだことによって、諸々考え、少し成長した話。
自分で書いててもどんな話やねんと思う。
でも、そういう話なんだもん。
パセリと温泉
☆2
何事も他責にして生きてきた母と、気がついたら母と同じ思考回路になってしまったことに今更ながら気がついた娘の話。
世界は悪意に満ちているのか、それとも善意なのか。
パセリなのか温泉なのか。
主人公は今後どのように生きていくのか。
他の話に比べたら暗い気持ちになるのであまり好きではないなー。
マザコン
☆4
色々な要素が詰まってて感想を書くとなるとこの話だけで30分以上はかかってしまいそうな話。
お母さんに言い訳ばかりをして育ってきた主人公と週に3、4回は母親とご飯に行く奥さんの2人のマザコンの話。
今まで言い訳ばかりをしてきた主人公が最後に正直にごめんなさいと話してストーリーは終わる。
母親にも正面から接してこなかったから母親のことを知らない。それでも許されていると思って反抗期まで迎えていたことがマザコンということなのだろう。
本当の母親も知らないのにも関わらず。
このあと、その問題点に気がついた主人公は妻との関係をやり直せるのだろうか、それとも、、、
ふたり暮らし
☆3
次女との対比で長女の異常さが余計に浮き出る。
これだけのマザコンなのに母が死んでも泣くことはないことに気がついてしまった主人公の今後の選択やいかに。
クライ、ベイビイ、クライ
☆4
妻に出て行かれた夫が人生の岐路で高校生の時に出ていった実の母のことを思い出す。
現在の苦しい状況に耐え切れず手紙のやり取りのみになっていた母の声を聞ききたくなる。
20年ぶりに公衆電話から母に電話をするのだが、、、
好きな話でした。
長編で読みたい。
初恋ツアー
☆4
父に先立たれた母が希望した旅行先は北海道。
旅の本当の目的は母の初恋の人を探す旅だった。
せっかく旅行に連れて行ってあげると言ったのに旅程を無視して自分のしたいことだけをするなら一人で行けよとも思うが、それが女としての母なのだろう。
そんな顔をしている母を見たことがない息子の不貞腐れる気持ちはよくわかる。
息子の妻も最初は母親としての母への好意から気持ちを汲んで付き合っていたが、女性としての母に大きく振り切ってしまったことにより気持ちが萎えてしまったのだろうと思います。
総論
総じて話は面白く興味深い。
どれも長編でも良いくらいのキャラクターや設定です。
マザコンというくくりですが、わかりやすいマザコンは少なく、母親に対して反抗するのもマザコンなのかと思ったらマザコンじゃない人なんてこの世にいるのか。
あ、そうか。
世の中全員マザコンだってことを言いたかったのか。
なるほど。
Posted by ブクログ
短編集。それぞれ別な話ですが、だいたい語り手が30代から40代、そのお母さんは60代から70代。
病気で入院していたり、第二の人生を始めようとしていたり。
わたしも最近身近に感じはじめていた漠とした不安や戸惑い、この年で読むからより理解深まる感じ。
最後の話が一番かわいらしかったな。お嫁さんが特にいい。
この本のマザコンて、決して冬彦さんじゃない、いろいろなお母さんとの関係が描かれてる。
お母さん。振り返ると、子どものころ、読めない字をすぐ聞きにいき、意味のわからない言葉もそう。それから、学校であった嫌なこと、不思議なこと、身の回りのあらゆる世間話。すぐいつも居た母に話してた。そこで母のうつ相槌や、ふともらす感想を意識せずたくさん浴びて生きてきた。
これがその人の考え方のモノサシになり軸になるなんていちいち思わずきたけれど、母の考え方だけじゃなく他にあると気づくのは大人になってから。母も学校の先生も、人間なんだと気づく。多少偏りあるよね。
わたしも、わたしの子どもたちのお母さん。ふとした日常会話やテレビの感想、持ってるきた悩みへの答え、、、
すべてこの子たちの考え方の軸になりモノサシに影響するかと思うとこわいな。と、思う。
いろんなお母さんでてくる。
なんかやらかしても「だから言ったでしょう」とわたしに一度も言わなかった、そんな母に感謝しながら、読み終えました。
Posted by ブクログ
母親を描いた短編集。
どれも面白かったけど、「初恋ツアー」「鳥を運ぶ」が面白かった。
この人は本当に女性を描くのがうまい。
当たり前のことかもしれないが、子どもは母親を見て育つ。意識していなくとも、母親のように生きてしまうものなのではないか。大人になるにつれ、その思いは強くなっていく。
気づかぬうちに、母と同じような生活を送ろうとしている自分がいる。
この本を読んで、改めて、母と娘とは同じ生き物のように感じた。あとがきには、母と娘の関係は、息子と娘の関係や、父と娘の関係とは全く異なるものだとあったのも興味深かった。
女ってやっぱり複雑でめんどくさい生き物だ。
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小説・文芸
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