角田光代のレビュー一覧
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ネタバレ小説家・角田光代による韓国ドラマ談。なんでこんなに韓流ドラマにハマる人が多いのか、その疑問解明のために読んでみた。
角田氏によると、韓国ドラマは本気度が違う。本気で美しいものを描こうとし、純粋なもの、いのちは救えなくてもたましいを救うなにかを信じている。
韓国ドラマは、激しく感情を表出させるのが自然であり、えげつなく過酷で悲惨な物語も多い。設定も財閥令嬢とか、どこまでも悪の権化みたいな完璧な悪役とか、運命のいたずらが過剰だったり、とにかく盛り盛りらしい……
そういう特徴はこの本を読む前から聞いていて、だからこそ韓国ドラマは見る気がしなかったのだけど、角田氏の話っぷりからちょっと興味が湧いてき -
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ネタバレあっけない終わりだなと感じます。
はっきり言って尻切れトンボというか…。
本当に紫式部がこれで終わりにするつもりだったのかな?と個人的には疑問に思わずにはいられませんでした。
この後、匂宮も噂を聞いて…となり、浮舟が『竹取物語』のかぐや姫のように誰の手も届かない遠くへ行くエピソードがあったりして、などと妄想を膨らませます。
どちらにせよ、私たちが見られる源氏物語はここまでで、当時の女性が生きづらい世の中であったことがよくわかりました。
1000年前の話ですが現代の女性にもあてはまるところがあるなと思います。
ひとりの男から愛されたいのにほかの女がいたり、浮気されること、たとえ愛されてもほ -
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小学5年生の少女の一人語りってのが児童文学なのか?
これが読書への入り口なのか?
もしも自分が小学5年生だった時にこんな本に出合ったら、むしろ本嫌いになったんじゃないかと思う。
冒険物でも青春ドラマでもスポコンドラマでもなく、単に普通とは違った生活、それはお父さんに連れ回されるからだが、これといったドラマチックな展開はなく、ドキドキワクワクはない。
何が言いたいの?何を伝えたいの?どう楽しませたいの?といった具体性が表に立ってないので、たぶん子供にはわからないまま終わってしまうんじゃなかろうか。
まあ、あえて言うなら、主人公の思いが「あぁ、わかるなぁ」と言った部分は見つけられるかもしれないが、 -
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ネタバレ梅澤梨花
旧姓:垣本。郊外にあるわかば銀行の支店から一億円を横領。高校卒業後は東京の短大に進学。卒業後、カード会社に就職。
岡崎木綿子
旧姓:小田。梨花とM女子学園の中学・高校時代のクラスメイト。高校卒業後は都内の大学に進学した。
ちかげ
木綿子の娘。
山田和貴
梨花と二十年以上前につきあっていた元彼。食品会社の商品管理部。十年前は営業だった。新卒で入った睦実の指導係として、スーパーやデパートの食品部をまわっていた。
木崎睦実
和貴の不倫相手。和貴よりひとまわり年下。
由真
和貴の娘。
賢人
和貴の息子。
牧子
和貴の妻。十年前までは父が会社を経営していたため裕福な生活をしていた -
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2020年のパンデミックのはじまりと同時に韓国ドラマにハマってしまったという角田光代さん。
もうかなり前の冬ソナブームのとき、みんな韓国ドラマを見て旅行に行き…というなか、私は全く見なかった。
今もあえて見ることもない。
何故かというときっとハマるのだろうと予測でき、そうなるのを避けるためにあえて見ない。
何も手につかなくなる恐れがあるからだ。
だからあらすじを知り、なるほどと思うだけで充分なのである。
日本のドラマは、けっこう見るのでリメイクされた『梨奏院クラス』や『SKYキャッスル』など、やはり釘づけになったわけだ。
映画の『パラサイト』も観た。やはり良いのだ!
そうなると、やはりひと -
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最近TVを少し大きなのに買い替えた。
すると“リモコン”の先端は「NETFLIX」「UーNEXT」「hulu」「youtube」などなど動画配信サービスのボタンが存在感大きく鎮座している。
これはテレビのリモコンではないの?と思うくらいに。
たまたま動画配信の一つを見る機会が。
「冬のソナタ」の頃はハマってしまっていたが、、、最近はハマるのが怖くてさけていた。
でもまあ、いろいろ勧められて お決まりの「愛の不時着」から。
そんな時 この本を目に。
直木賞作家の角田光代さんなら どんな風に“韓国ドラマ沼”にハマるのか?興味深く。
さすが作家ならではの視点で読み解いてくれる。
なかなか参考に。 -
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一人の男性と一人の女性の生い立ちが淡々と書かれていて最初は退屈だった。読み進めるうちに不三子が娘と息子のためを思って何を選択し何を信じて育てていくか、その迷いや不安に私自身も娘と息子がいて自分に重ねて共感することができた。
p411 何がただしくて何がまちがっているか、ぜったいにわからない今を、起きているできごとの意味がわからない今日を、恐怖でおかしくならずただ生きるために、信じたい現実を信じる。信じたい真実を作ることすらある。
子ども食堂に新たな居場所を見つける不三子。人は褒められたい、誰かに頼りにされることが生きる力になるのだなと思った。 -
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自分のうちの猫以外にはさして興味はないけど、猫を飼っている人には関心がある。しかしながら猫飼い友達というのは案外できない。散歩していて知り合いにある犬オーナーとはそこが違う。それで猫を飼っている小説家のエッセイでも読んでみるかというのが手に取った動機、感想としてはやっぱりそうねもあるけど、うちとは違うしという当たり前のものだった。
ほとんど何も起きない猫との生活をどのように描くのかということではちょっと面白かったけど、だから何的な感じだし、まあ角田さんのようにうちも猫との生活に浸りながら平穏な生活を幸せと感じている、という猫飼いとしての当たり前の感想。猫を飼っていない人には勧めないし、飼ってい -
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何を信じていいか。
情報や会った人の話、生い立ち、それによって信じたいものを信じる。信じたものを押しつけてしまう。宗教、食、ニュース、うわさ、信じるということは純粋な気持ちで、不安定さとも紙一重だと感じた。
区役所の青年と子育ての終わった主婦の関係性は並行して書かれているけど、あまり交わらず、でも何か刺激しあい不思議な関係。
対談で、名付けられない関係性を言葉にしたいと角田さんはおっしゃっていた。確かに実際には100%ではないけど、気になる、ふと思い出す、影響を受けた人っている。
久しぶりに角田さんの小説を読んだ。真面目で丁寧な文章だったなあと思い出した。この作品の後は、自分のペースで書きたい