角田光代のレビュー一覧

  • しあわせのねだん

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    角田光代さん、という作家はもちろん知っていた。しかしエッセイは初めて。平成17年のものらしい。いまの彼女がどういう感じ方をしているのか、私にはわからない。
    難儀なひとだなぁ、というのが第一印象であった。興味関心と口に出ていることが時に裏腹で、矛盾があって、人間だなぁーと思えた。お母様との旅行の話、最後の家計簿の話がいちばん心に響きました。するする気持ちよく読めました。

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    2026年04月28日
  • 八日目の蝉 新装版

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    不倫相手の赤ちゃんを誘拐して逃亡生活を送る話し。ホテルの住み込みや宗教施設、小豆島などを転々とする。移住先での緊迫感や焦りのなか、子供を育てていく。子供への愛情が原動力なのが伝わってくる。子供が大学生になり、子を授かり、実親への向き合い方を顧みる場面は感慨深かかった。

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    2026年04月27日
  • 庭の桜、隣の犬

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    なんとなくわかる、こういう感じ。

    結婚しても子供がいなくて、できないとかじゃなくて子供を持つ予定をしていなくて、そうすると全然大人にならないというか、ならなくていいというか。だから側から見ると、すごく自由で、むしろ自由すぎる感じ。

    私が房子と同じような状況だからか、なんとなく言葉に表せない「なんで私たちって一緒にいるんだろう?」とかこの先どうなっていくんだろう?目標は?ビジョンはあるか?とか考えちゃう。

    角田光代さんってなんでも書けるんだなー。

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    2026年04月26日
  • 今日もごちそうさまでした

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    ネタバレ

    飯テロになりそうなのに、私にとっては飯テロとはならない。なぜなら、私は大の偏食家だからだ。というわけで、角田さんの引き出しの多さに圧倒されはしましたが、食欲はなんとか抑えられました。いやぁー、肉レシピばかりで戦われたら負けていましたが、圧倒的に肉以外のレシピが多くて、安心しました。角田さんの食べ物への愛とこだわりを思う存分堪能できる上、「こんな食べ物があるんだー、へぇー」って思えます。〇〇は✕✕歳に克服したなんて、ちゃんと覚えているなんて、角田さんの記憶力はすごいです。私も野菜と魚、食べないとなー。

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    2026年04月26日
  • ゆうべの食卓

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    ずいぶん久し振りに角田さんの本を読みました。
    料理や食べ物を縦軸にして、それぞれの家族の話が全部で11。ひとつの話が20ページほどでとても読みやすい本でした。
    ひとつひとつが、何か気持ちを暖かくしたり、歳を重ねて過ぎた日々が少し悲しく思い出せたり。短い中にきちんといろいろな気持ちが込められていてよい本でした。

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    2026年04月26日
  • ひそやかな花園

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    同僚であり2児のお母さんからのおすすめ図書。
    正直読みづらかった。分からない、って表現の方が合ってるかも。この本でのキャラクターそれぞれが持ってる悩みとか葛藤自体、そしてその悩みが解消というか向き合ったうえでの結果というか着地が理解出来なかった。わかるけど分からない感じ。
    「家族、夫婦は差し出されたり与えられたりするものではなく、築き上げていくもの」と書評にあってようやく、少しだけ腹に落ちた。
    自分は母ではないから、自分は周りと違うからこう感じてしまうのか思ってしまうのか、と考えてしまうところはわかる気がした。
    自分では絶対に手に取らないから、とても新鮮で印象には残る本になった。読めてよかった

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    2026年04月26日
  • 平凡(新潮文庫)

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    選択の積み重ねが今をつくるのは当たり前のこと。でもときどき、もしもあのとき、って空想するよね。わかる。個人的には、いい感じ〜と思うお話もあれば、なんか惜しいな…って思うお話もあったかな。ほんとうに個人的な感覚の問題なんだけれど、いい話でもないのにいい話ふうにまとめたり、いいことを言ったふうにしてあるような、そんな印象が残るお話もあってちょっと違和感。無理に前向きな締めくくりにしなくてもいいのにな〜と思った。この短編集のテーマに沿わせたまとめ方をした結果なのかなとも思うけれど。もしも、なんて考えたって仕方がないのになんで考えちゃうんだろう。もしもあのときああしていたら自分は今ごろ、って。現状にな

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    2026年04月26日
  • これからはあるくのだ

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    ネタバレ

    2003年の本ですって、奥さん。収録されているエッセイは短編だったり、長編だったりで、物足りないものが多かったです。着物の詐欺にあった件は、よくもまぁターゲットととして一握りの着物好きを見つけられたなぁと感心のほうが先に立ち、おもしろかったです。道を覚えるときは動物を目印にするという技は私も覚えておきます。角田さんが友人たちと酒を飲むくだりが毎回うらやましく、私もガハガハ酒を飲んで、笑いたい。角田さんの本を大量に積んでるので、次も読みます。(タイトルからエッセイと小説の見分けがつかないのが難儀)

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    2026年04月25日
  • 紙の月

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    ネタバレ

    素晴らしいタイトル。
    古来より女性は月に魅せられるといわれるが、紙の月(お金)の魔力に抗えず、のめり込んでいく彼女達の姿はまさに取り憑かれているようだった。
    自由になりたい、母になりたい、仮の姿を脱ぎ捨てて本当の自分になりたい、そのために必要だったのがソレだっただけ。
    その実、紙の月はハリボテであるから、その力では彼女達が本当に求めたものは手に入らない。

    お金と欲に惑わされた人間の話、とみればままある話だが、善悪入り混じる人間像が淡々と描写されている様が良かった。

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    2026年04月24日
  • 八日目の蝉 新装版

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    話の視点が誘拐者側ということもあり、読んでいてどうしても肩を持ってしまいそうになるけど、どこまで子供を愛し育てても犯罪者という立場であることは変わらないということが、読んでてまず辛かった。
    後半に更に考えることもあったけど、どうしても言いたいことといえば、なんで1人の男にここまで執着したのかということ。

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    2026年04月23日
  • 森に眠る魚

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    じわじわくる恐さ。陰湿で、他責思考で、被害妄想が激しくて、情緒不安定で、でもそうなってしまったのは全部子どものため。母親、妻という立場であることへの重圧や責任が伝わってきて押しつぶされそうだった。

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    2026年04月23日
  • これからはあるくのだ

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    祖母の本棚より

    読むときに気持ちが良いのは、
    雑談をおすそわけしてもらってるようなエッセイだと思う。
    取り立てて強く印象に残るわけではないけれど、
    毎日の終わりに気持ちがほどけるような
    読み終えたときに、ほんのりと穏やかな気持ちになるようなエッセイは本棚に残したくなる。

    大人になると、いろんなことが上手になるんだって私も小さい頃は思ってた。
    だけど、しっかり大人になって、家族を持って、それなりにちゃんと仕事もしてるのに、子供の頃感じていた上手くできない感じは今でもまだ残ってる。

    このエッセイを読んで、まあ、そういうものか。
    それでもいいかという気持ちにもなった。

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    2026年04月22日
  • 私のなかの彼女

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    特別な出来事は起こらないけど、面白くて引き込まれる。特に仙太郎が登場する場面は、なぜかワクワクした。

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    2026年04月21日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    雑誌『オレンジページ』に20年わたり連載されてきたエッセイの書籍化

    雑誌の連載ということから、旅先や食に纏わること、日常で思っていることを綴った作品

    余り斜に構えることなく、何かを食べながらとかお酒等を嗜みながら、気楽な気持ちで読むことができます❗️

    昔は結構夢中になって沢山読んだ角田さんのエッセイですが、最近のエッセイは昔ほど面白く感じなくなったのは、自分の感性が少し変化したからでしょうか⁉️

    そんな中でも、『夢の没収食堂』、『雄弁な犬たち』、『夏の寒さと冬の暑さ』、『私たちの美容院移動』、『こわいけどおいしい店』、『夢の小ライス』、『納豆愛』が比較的面白かったです❗️

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    2026年04月19日
  • これからはあるくのだ

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    角田さんのエッセイ。
    作品を読んでいてそんな印象は抱いてなかったのだけれど、すごい真剣なのに抜けている。そんな印象を持ちました。そしてそんなお話の数々に親近感を持ってしまう。(失礼極まりないのですが…)

    人に勧めてもらったのがきっかけで手に取ったけれど、お聞きしてた通りサクっと読める本でした。

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    2026年04月18日
  • くまちゃん

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    ネタバレ

    「ふられ」小説って新ジャンルじゃない?思ったより長かったですが、読みやすかったし、なによりみんなふられるというところがおもしろかったです。突如、男→男の激重感情に「角田さんがBLを!?」と戸惑いましたが、ブロマンスレベルでした?でも、これ、ある意味では両思いじゃない?ねぇ?くまちゃんがみんなの人生に関わってくるのかと思いきや、ぜんぜんそんなことはなく、違うタイトルのほうがよかったんじゃーって思いました。どの男女も実在していそうで、角田さんは人間を描くのが本当にうまい。良い「ふられ」小説でした。

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    2026年04月18日
  • 庭の桜、隣の犬

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    ナシング坂/第2太陽荘/遭難船、あるいはかつての新築戸建て/隠れ家、もしくはレミ共和国/パーティ、梅干し、犬探し/母帰る/鍵と鍵穴/さざ波は大きな波のうねりへと/どこでもない場所/郊外の家、芝生の庭/熊女あらわる/家族写真

    結婚5年、二人暮らしの夫婦は
    何を考えて暮らしているのか
    お互いの心の内では
    いろいろ思いがあるようだけど
    口に出すのは他のこと……

    「庭の桜」の謂れと先行きは何となく分かった
    けど
    「隣の犬」はどうなったのかな??

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    2026年04月17日
  • 降り積もる光の粒

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    いつだって記憶に残るのは非マニュアル
    ね、確かに。AIとか便利さとか効率とか優先されるけど、記憶に残したいから、残ってるかとは別ですよね

    アフリカ マリの声なきメッセージ
    この問題については私も前にニュースで一度目に止まって、深掘りしてしまった
    まさに、
    脳が理解を拒むような事例だったので
    廃止が実現していたのは
    結果的に風通しの良さのおかげでは

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    2026年04月17日
  • 愛がなんだ

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    数年前に映画を観て、友達とマモちゃんクズ男〜と言いながら帰った記憶がある。
    時が経ち、原作者が角田さんと知り読んでみた。
    至る所に出来ている都合の良い関係、恋のトランス状態に呆れそうになる。
    私、片思いとは楽しいものだと思っておりました...
    そんなこともないのか、苦しいな。でも、本人は楽しそうだ。じゃあ、いいのか?愛ってなんだ?

    よく分からない

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    2026年04月15日
  • 今日も一日きみを見てた

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    猫好きは勿論のこと、猫に興味津々の方まで、読んだら虜にしてしまう危ないエッセイ集

    猫あるあるから角田さんの飼い猫・トトにしか見られない習性まで、思う存分猫の可愛らしさを堪能できます♬

    ボーナストラックの短編掌編『任務十八年』は動物を飼ったことがある方なら必見の胸に染みる話しです❗️

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    2026年04月14日