角田光代のレビュー一覧

  • 対岸の彼女

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    最後まで読み終わってタイトルがスッと入ってきた。

    現在と過去を行ったり来たりする構成。
    途中までは、「この構成にする意味あった?」って思ってたけど、読み進めるうちに葵の過去をもっと知りたくなった。

    すごく親しいと思ってた人でも、少しの言葉のズレや違和感で一番遠い人になってしまうのは仕方ないんだろうなと思った。そのすれ違いが生まれたときにどうするかは自分と相手次第だし、葵とナナコみたいに疎遠になってしまっても、共に過ごした思い出を糧に前に進めるなら、それでも良いんじゃないのかなって思えた。

    人対人だから分かり合えないことがあるのも当然で、その人の全部を知らなきゃ本当の友達じゃないとか、そん

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    2026年08月11日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    ネタバレ

    歌詞に励まされ、恋人をなくした喪失感や10代の苛立ちを乗り越えた親子の物語。筆者は年代的にも大ファンなんだろうな。その熱量で一冊できました、という感じ。普遍的な歌詞の魅力を知ってほしくて清志郎さんの名曲を散りばめて描いている。歌詞に励まされる、背中を押される素直な生き方したい。それにしてもかっこいいロッカーってなんで早く亡くなってしまうんでしょうね…

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    2026年08月15日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    奥多摩へと向かう道中、電車内で一気読み。
    音楽に出会って世界が色づき、心が救われる描写が鮮やか。世代ではないけれど、忌野清志郎の歌詞ってパワーあるなぁと改めて感じた。

    脊髄反射的に人を助けてしまう人間の善性を描いているのが現代的だなぁと感じた。ここ最近の『スーパーマン』や『スパイダーマン』を思い出したり。意外なところから手がさしのべられる感じは『夜明けのすべて』の温度感を思い出したりもした。

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    2026年08月10日
  • 山なら言いたいことがある

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    山の魅力も味わえたが、それ以上に筆者の面白いエピソードに触れられて、そこが楽しめた。
    松永K三蔵さんの義弟の変わり者の話、石川直樹さんの高校時代のワンゲル部の話は読んでいて、思わず笑ってしまった。

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    2026年08月10日
  • くまちゃん

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    20代~30代後半の男女の恋愛短篇集。一つ目の話の相手が次の話の主人公となって、続いて、ぐるっと周ってくる。ぜんぶ、お別れの話。で、だから、そのときの職業とつながっていることが多い。人生における成功と挫折。もう何度読んだかしれないけれど、角田さんの小説は、読んでいて、痛いことばかり。以下、刺さったところを抜き書き。

    「映画を見て小説を読んで、集まって酒を飲んで何時間でも話して、ときには駅弁を食べるためだけに遠くのローカル線に乗りに行ったかつての日々は、機械的に打ちこんでいく数字にじょじょに埋没しつつあった。」

    「あの男の子は、このアーティストの作品に出会わなければ、もっと自由に生きていただ

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    2026年08月10日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    自分が見た作品についても出ていてなんだかちょっと嬉しくなったり。
    角田光代さんの韓国映画、韓国ドラマ愛がひしひしと伝わってなんだかほっこりした。

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    2026年08月09日
  • さがしもの

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    読書好きなら分かる読書の良さがつまってる。短編小説はあまりのめり込めないけど、印象に残ったフレーズはいくつかあった。

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    2026年08月08日
  • 平凡(新潮文庫)

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    何より美味しそうなメニュー満載。ギリシャ料理ってほぼわからなくて、ギロピタ調べた、確かにピタパンに薄切り肉とポテトはさみヨーグルトソースかけて、食べたーい。どの話にも食べ物が出てまあ美味しそう、というのが一番の感想。
    選ばなかった人生のことを考えることは本当に多い。それを思うときはうまく行っていないとき、たしかに。なので選んだ道を正解にしていくよう心がけているが…

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    2026年08月08日
  • 源氏物語 1

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    とにかく気になったらアタックして落としていく光君がすごい。いろんな性格で身分の女を表しながら光君がずっと続いていくのかと思うと気力はいりそう...ゆっくり読みます...

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    2026年08月07日
  • ひそやかな花園

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    ネタバレ

    キャラクターが多すぎて、誰が誰だか分からなくなるときもあったけれど、おもしろかった!ハルの父親を探す理由がいまいちピンとはこなかったものの、まぁ、それだけ必死だったということかな。幼いときにキャンプで出会った6人(?)の子どもたち。彼らは大人になってからも、思い思いにキャンプのことを覚えていて。タイトルから想像するような女の嫌な感じも、男の嫌な感じも味わえた。読むのにけっこう時間がかかったから長編なのかも。電子書籍はいまいちボリューム感が分からないのがつらいような、おもしろいような。良い作品でした。

    7人でした。キャラクターが多すぎるんだよぉ!

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    2026年08月06日
  • わたしの容れもの

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    容れものと「わたし」のとのチグハグな関係
    私の場合は20代に突入してから徐々に難しくなってきた
    人よりも気にしいなだけだろうが、これが加齢に伴ってもっと悩みが増えるのかと思うとぞっとする
    ただ、“だからなんだ”と思うことも増えてきた
    考えすぎる私だからこそ、考えに考え抜いていろんなことを知って気づいて、そうやってこれからもやっていくのだろう

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    2026年08月05日
  • それもまたちいさな光

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    人生これでよかったのかなムーブに何年後かの私もなりそうって思った。特に大きな問題が起きるわけでもない淡々とした大人の人生や恋愛模様が描かれていて居心地が良かった。情熱的な恋愛感情にはならないけれど、平々凡々で落ち着いた生活をこの人とだったら送っていけると思って結婚するというのは大人だと感じた。嫌い合ってるわけでもない、幼い頃から何でも知っている幼馴染と夫婦になるというのも素敵だなと思った。ラジオの魅力にも改めて気付かされた。

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    2026年08月05日
  • 最後の晩餐

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    「最後の晩餐」をテーマにした、女性作家たちのアンソロジー。
    どの作品も面白く、すぐに読み終わった。
    自分の「最後の晩餐」は何がいいかな?
    何を食べるかより、誰と食べるか、なのか?
    いや、やっぱり一人がいいな。
    …と、いろいろ考えさせられるのも面白い。

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    2026年08月04日
  • 対岸の彼女

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    学生時代のことを思い出した。
    クラスという閉鎖的な場所で色んなしがらみを受けながらもがく。
    現実からの逃避で2人が駆け回る姿には、学生ならではの若さや希望を感じて憧れさえ覚えさせる。

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    2026年08月03日
  • 森に眠る魚

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    妹が読み終わっていて、勧められて読んだ。
    ちょうど子どもが産まれて母になったので、重ね合わせて読むことができた。
    ・不思議なタイトルで、なぜそうなったのか、考えながら読んだ。答えははっきりとは分からなかったが、森=先が見えない、ずっと続くように感じる場所
    魚=森には絶対にいないことから孤独な存在
    なぜ眠るなのか?棲むとか潜むでは何がダメなのか
    そこにいる自覚がない、まだ見えていないから?

    ・母親という孤独感、周りを気にして他人と比べてしまう母親というポジションをリアルに描いていた。最初は楽しそうなママ友の様子に、まだ自分はよく分からないママ友会の様子を想像し、こんなふうなのかと思っていた。そ

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    2026年08月03日
  • タラント

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    海外ボランティアをテーマにした作品だったが、自分には正直あまり実感が湧かなかった。貧しい国の子どもの力になりたい、この現状を世界に知ってほしいという思いは理解できる。でも、悪い言い方をすれば、生まれた環境の「運の差」とも感じてしまい、どこか遠い世界の話に思えた。

    ただ、パンデミックや震災が起きると、その「遠い世界」は一気に自分の日常になる。誰にでも突然起こり得ることで、決して他人事ではないということを考えさせられた。

    また、人の死はすぐには受け入れられないものだと改めて感じた。父が亡くなった時も実感がなく、親戚が集まる行事のような「また普通に帰ってくるんじゃないか」そんな感覚だったこと思い

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    2026年08月03日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    高校生の時友達とよくこのお菓子食べたなぁとか、大学の時ここのファミレスよく通ったなぁとか、ご飯って自分の生きてきた痕跡だなと思った。
    笑って食べたご飯も、泣きながら食べたご飯も生きた証!

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    2026年08月02日
  • 対岸の彼女

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    ちょうど今日親から22歳の誕生日プレゼントに、プラチナのピアスを買ってもらった
    人と出会うということは、自分の中にその人にしか埋めれない鋳型を穿つようなことであり、人と出会えば出会うだけ、自分は穴だらけになっていく
    っていう森絵都の解説がしっくり来た

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    2026年08月02日
  • 庭の桜、隣の犬

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    理解できるような、できないような夫婦の話。相手を理解するのは難しい。しあわせとは何だろう。ビジョンを持って生きようとする夫だが、ビジョンの先が見えず、覇気のない生活に流れる… 平和ボケしてるのかなぁ、

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    2026年08月01日
  • ゆうべの食卓

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    食事の内容や風景、特に夕食は家族の形態によって変化していっている

    独身で一人暮らし……好きなものを好きな時間に食べる
    結婚 夫婦2人……値段よりも好きなものや美味しいものを食べ互いに近況を報告しながら日常を楽しみ会話も多い
    夫婦+子供……とにかく時間通りに食べさせるのを徹底し、誕生日やクリスマス、正月などの季節料理を食べてお祝いをする
    そして、子供に合わせた食事時間で日によっても違ったりする
    再び夫婦2人へ(子供の独立により)……日常会話はあるがTVがついた状態で無音を避ける 量より質にと時間はある程度決まっている

    これが当たり前で、あえて変えようとは思わないのはそれなりに満足しているので

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    2026年07月30日