角田光代のレビュー一覧

  • 方舟を燃やす

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    飛馬と不三子、二人の主人公の1967~2022までの人生を描いたヒューマンドラマで、なかなか読み応えのある小説でした。
    飛馬の幼なじみで一時期カルトに居た美保がその後どうなったのか?最後に又再開するのかと思っていたが結局再開せずにフェードアウト、不三子が気にかけていた子ども食堂に通っていた園花が最後に母親と一緒に姿を消し何となくフェードアウトと、少し消化不良な終わり方でしたが、独特の角田光代の世界に惹き込まれるお話しでした。
    代表作である「八日目の蝉」に通ずる様な大作かなぁ、、、

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    2025年09月14日
  • しあわせのねだん

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    作者が購入した金額と、その時の素直なきもちを記したエッセイ。
    値段という単位で見れば、高い低いという物差しがある。しあわせには種類はあれど良し悪しはないのかもしれない。
    20代で使ったお金感は30代の生き方につながる。
    お金で人を見ると、その人を形づくる生き方も見えてくるんだなと思った。

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    2025年09月13日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    TBSラジオでラジオドラマとして神田伯山さんと女優の本仮屋ユイカさんが演じていて気になって借りました。 全体的におもしろかったけどかなり数がありすぎて残らない内容も多々ありました。笑

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    2025年09月13日
  • 坂の途中の家

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    ネタバレ

    乳児を風呂に沈め殺害した母親の裁判員裁判の話。

    里沙子の夫の陽一郎のモラハラぶりにイライラしてしまう。娘の文香のわざとかと思うようなイヤイヤ期、里沙子の心中が手に取るように分かり胸がざらつく。
    水穂に自らを重ね、今の自分の状況が普通ではないと最後は気付く里沙子に安心した。良い方に進んでいけるといいけれど…。

    実際にされた事は言葉で表すと『そんなことで?』と思われる事ばかりだけれど、積み重なって見下されて自信がなくなって。でもどれほど言葉を重ねても伝わらないもどかしさが痛いほど伝わった。
    陽一郎は里沙子を愛してるのかな?私にはマウントを取って快感を覚えているようにしか感じないけれど。

    とて

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    2025年09月11日
  • 三月の招待状

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    ネタバレ

    大学時代の友達5人のはなし。
    離婚式から始まるんだけどなんとなく誰にも共感できない感じ。。強いて言えば恋愛体質?の正道かな笑
    なんでミツルが重春と結婚するのか理解できない。ミツルは何かを終わりにするために結婚するという感じ。。
    何者にもなれないのを受け止めるのが大人になるってことかなと思った。

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    2025年09月11日
  • 源氏物語 7

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    ・総角‥物語は父母を亡くし、宇治にひっそりと住む姉妹の話に移る。主人公は薫、あの光君の三番目の妻、女三の宮の長男だ。(実は父親は致仕の大臣(ちじのおとど、元頭の中将)の息子、督の君)
    薫は長女大君のことが大好き。なんとかしてお近づきになりたく、何度も手紙を出し何度も宇治に足を運ぶ。が、大君はそれがいやでいやでたまらない。次女中の君の方に気持ちが向いてくれればいいのにと思っている。そのあまり、薫が部屋に忍び込んできた時に、中の君を置いて逃げたりもしている。一方、宇治姉妹に興味を覚えた匂宮(帝と明石の中宮との間の子)は中の宮にご執心。薫は大君を取られては大変と、一生懸命二人の仲を取り持つ。匂宮は

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    2025年09月15日
  • 森に眠る魚

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    最初、登場人物のキャラ把握に少し時間がかかった。

    今妊娠8ヶ月で、都内暮らしでもないし、幼稚園・小学校受験は全く考えていない。
    けど、誰にでも、どこでも起こり得る話だなと思って、怖くなった。
    子供に自分の理想を押し付けないように、と思っているけど、たぶん私が今想像している以上に子育ては順調に行かないと思うしたくさん悩むと思う。

    「周りと比べない」ようにするのって、意識した時点でなかなか抜け出せないから難しい。

    どうしたらよいか、今から前もって対策を考えておきたい。
    ・子供コミュニティ以外のつながりを大事にする
     →旦那さん、両親、友達…
    ・利害関係のない、吐き出せる場を作る
     →いわば他

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    2025年09月07日
  • 源氏物語 6

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    ・夕霧‥夫、督の君が亡くなって、母親(一条御息所)のいる比叡山の山荘に移った落葉の宮。一条御息所を見舞うふりして落葉の宮に会いにいく夕霧。ある日とうとう思い余って寝室に入り込んだ。しかしこっぴどく拒まれ、ことに至らず。でもどれだけ言い訳しても一夜を共にしたことには変わりはない。宮はたいそう悩み、気持ちが悪くて仕方がない。母親に相談するが、その頃もののけに取り憑かれていた母はついに亡くなってしまった。死人に口無し。一条御息所から宮の面倒を見てくれと頼まれた、などと出まかせを言って、夕霧は落葉の宮を京に連れ戻し、結婚してしまった。落葉の宮、なんて男運のない人なんでしょう。夫、監の君にはイヤイヤ結婚

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    2025年09月08日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    角田さんのエッセイ集。20年前に出たものだけどこの頃の角田さんと今の私は同世代。そうそう、わかる〜と過去と話せてるようで楽しかった。

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    2025年09月03日
  • 私のなかの彼女

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    主人公の母と恋人が不穏すぎて、ビクビクしながら読み進めました。
    他者の評価とか自分自身の充足とか、人の成功とか失敗のボーダーってなんだろうって考えちゃいました。

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    2025年09月03日
  • さがしもの

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    本をテーマに、こんなにバリエーション豊かな物語を生み出せるなんてすごい!

    本好きなら思わずうなずいたり、ニヤッとしたりする場面がたくさんあって、特に「恋人に別の好きな人ができたときに、本を読む人かどうかを気にする」というエピソードはツボでした

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    2025年09月02日
  • 方舟を燃やす

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    公務員となった飛馬が、主婦の不三子と知り合ったのは子ども食堂のボランティアでだった。
    不三子は自然食に傾倒し、子供にも給食ではなく手作りのお弁当をもたせた。
    コロナワクチンの接種もしなかった。
    娘が成長して、そんな母親から離れていったのは当然だったかもしれない。
    息子は娘ほどの反抗心は示さなかったけれど、結婚して子供が出来て母親との接触を避けるようになった。

    飛馬は震災ボランティアにのめりこんで離婚。その後、区役所の職員という立場で子ども食堂に携わっていた。

    交互に語られる二人の話しに、大きな出来事は無い。
    不三子の食に対するこだわり、ワクチンを体内に入れることへの不安感などが書かれた部分

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    2025年08月31日
  • 神さまショッピング

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    ゲラ読み
    神さまを探したり、会いに行ったりする様々な人たちのお話短編集。
    日本人だからなのか、神様に対しての強い信仰や切実な想いが希薄で。
    強い気持ちで神の力があると言われる場所に行くものの、違うと思ったり、少し冷めた気持ちになったりする気持ちは理解できた。
    それでも、神さまでないとどうにも出来ないという事が人生にはある。あるけれど、自分は果たしてその時に神さまを頼るだろうか?どうだろう?と心のざわつきと共に思考が止まらなかった。

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    2025年08月31日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    角田光代のエッセイはどんな題材でももれなく読むことは決まっているけれど、角田光代と韓国ドラマ、という取り合わせがめずらしくて読む前からワクワクした。
    角田さんはコロナ禍、おうちで過ごさねばならない毎日のなかで韓国ドラマにハマったのだそう。
    ネタバレ満載で、各エッセイの冒頭に「これからご覧になるかたはその後にお読みください」といった注意書きが、しょっちゅう出てくるのが可笑しかった。
    すでに見ている人が読んだら共感できたりして面白いのだろうけど、私のように「まだ見ていない」かつ「これから見るかもわからない」といったタイプでも、逆に別の視点から楽しんで読めた気がする。

    韓国ドラマ(映画も)をみた角

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    2025年08月29日
  • 源氏物語 5

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    「若菜」からは瀬戸内寂聴から角田光代に切り替え。どちらが好きかと言われれば、やはり寂聴さんかな。下の者が宮中の出来事を物語るという体を取っているので、これという名刺には全て「お」をつけ、「おうたをお詠みになります」とか「拝舞をなさるお姿は風情があります」とか、おもばゆいけど心地よい。そして帖ごとの解説も、状況確認できて嬉しい。もちろん、角田さんの翻訳も、とってもわかりやすいし読みやすいんですよ、でも寂聴さんの勝ち。

    ・若菜(上)‥朱雀院は身体も弱くなり、出家しようと決心する。そうなってくると心配なのは、まだ片付いてない三女の女三の宮。嫁ぎ先には困らないが、院としては光君(角田氏は光源氏といわ

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    2025年09月01日
  • 源氏物語 6

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    角田源氏6巻です。「夕霧」、「御法」、「幻」、(「雲隠」があるが数えない)、「匂宮」、「紅梅」、「竹河」、「橋姫」、「椎本」の8帖を収録。

    大将(夕霧)は、亡き親友の妻だった一条宮(落葉の宮)をお見舞いに訪問しているうちに思いが募る。宮は、物の怪に患っている母一条御息所とともに小野の山荘に移るが、一条御息所は死去。大病を患った紫の上は、その後も衰弱し死去。悲しみに沈む光君、出家する前にと形見分けをし、紫の上からの手紙を処分する。今上帝と明石の中宮の子三の宮(匂宮)と、女三の宮の産んだ若君(薫)の二人は、何かにつけお互いに張り合っている。三の宮は元服し兵部卿となり、若君も14歳で元服し侍従に、

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    2025年08月27日
  • タラント

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    鮮やかなブルーの表紙に魅せられジャケ買いの一冊 角田光代は好きで読み続けている作家さんの一人である ぼんやりした話の中に主張強めのメッセージがある 表題のタラントは聖書から引用された個人に与えられた賜物という意味で主人公みのりはこの人生で増やすことができるのか 青春真っただ中の多感な20年間を描く ちょっとお話が内容のわりに長かったかな 

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    2025年08月26日
  • 森に眠る魚

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    子育てが遠い昔ばなしになっている私ですが、
    お受験は思い出すのも不愉快な
    嫌な時代の話で、読んでいて息苦しくなった。
    自分の子育てに不安だったころ、ママ友の存在は
    本当に有り難かった。でも、習い事や受験の話題は、それぞれの家庭や子供の状況で目指す所に
    違いがあって本音は話していなかったんじゃないかな。女性特有の群れる心理の善悪、ウチはウチだと思っていながら、隣の庭が気になって落ち着かないソワソワした感情を思い出しました。

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    2025年08月25日
  • さがしもの

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    ネタバレ

    本にまつわる短編集で、本好きには魅力的なテーマ。
    読みやすい文体でサクサク読めるけど、ほとんどの章で男女の恋愛要素が絡むのが少し引っかかった。

    本編ではないけど、あとがきエッセイの中の、『恋人はひとりであることがのぞましいけれど、本の場合は、三人、四人、十人と相性の合う「すごく好き」な相手を見つけても、なんの問題もない。そんな相手は増えれば増えるほど、こちらはより幸福になる。』このフレーズは個人的にすごく響いてよかった。

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    2025年08月24日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    Audibleで。
    歩きながら聴くのには短編過ぎた(笑)
    でも、ふーん、そうだね~なんて思える短編もいくつか。
    耳からす~っと過ぎていった中で、やっぱり残ったのは離婚を決めた2人がものを分けるところと離婚記念指輪を買いにいくところ。2人の手が空にかざされて。素敵な関係は続くのだろうなと思う。
    と、妄想する(笑)
    少しだけの距離感はいいだろうな。

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    2025年08月24日