角田光代のレビュー一覧

  • 月夜の散歩(新潮文庫)

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    タイトルのように軽やかに読めるエッセイでした。読んでいると、なんだかお腹がすいてきてしまう。なんでもない日々の綴りのように思えて、なんとなく楽しげな日常。ファーストバイトの枕詞の違和感にはとても共感した。

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    2026年02月16日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    オレンジページに掲載されていた短編のまとめということで、気軽にサクッと読めて良かった。
    ただ、ほっこり温かい気持ちになったり、切なくなったり、色々な人や食卓や人生を上から眺めているような気持ちになった。
    最近忙しくてご飯を適当に済ませてしまうことが多かったけど、手抜きだけど美味しいご飯を色々研究してみたいなと思った。

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    2026年02月15日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    最近、集中力が続かなくて読書を楽しめてなかったのですが、本屋さんを見るのは変わらず好きで、なんとなく表紙と帯に惹かれて買いました。

    ひとつひとつの話しがすごく短い短編です。普段は長編か中編、エッセイを選びがちなので、不思議な気持ちで読み進めました。

    一貫して穏やかな物語が続きます。
    個人的には、
    ①充足のすきま
    ②パパ飯ママ飯
    ③ようこそ料理界へ
    が上から順に好みでした。

    刺激はありませんが、ちょっとだけヒントのようなものをもらえる暖かい一冊だと思います。
    一気に読めますが、隙間時間にちょこちょこ読むのも楽しいと思います。

    書くかどうか悩みましたが、文庫版のあとがきに角田さんの素直な気持ちが書かれていて、胸に刺さりました。読み終えた方は必ず読んでほしいです。時は流れますが、色々忘れずにいたいってしみじみ思いました。

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    2026年02月12日
  • 方舟を燃やす

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    ネタバレ

    ながい!でも読みやすい。
    ちょっと母親が自然食とか重なるところがあってすごいわかるわかる!ってことちゃんに感情移入したり…

    過去から今まで、結局人は人が生み出した曖昧で確証がない、だけどどこか真実味があるものに突き動かされてしまうんだなって思った。
    ツールと速度が違うだけで昭和も令和も変わらない。

    結局正解なんてわかんないんだよなぁ、、、

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    2026年02月12日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    キラキラした妊娠記録ではなく、ちょっと現実味のある話で読みやすかった。さっぱりしてる主人公だけど愛情があって、読み終わってから心が優しくなれる物語。

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    2026年02月12日
  • 庭の桜、隣の犬

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    「夫婦とは?」の壮大なテーマの帯に目が留まったので購入。
    が、この夫婦は子どももいないせいか、夫婦間問題というか人間性の問題だと感じた。

    「自分たちの関係のど真ん中にある、愛でも嫉妬でもない何かもっと厄介なものについて」
    解説にもあったが、グロくもないホラーでもない物語に恐怖心を感じた。
    夫婦でいる意味がないとお互い理解し、たまに夫婦っぽいもののおままごと的なことをして、気分を悪くしながら安心する。
    今でいう、アセクシャルの方の話しなのだろうと思った。

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    2026年02月10日
  • 庭の桜、隣の犬

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    何かに一生懸命にならなければいけないような毎日の生活のなかで、ふと、あれ、なにに頑張りたいのだったっけ、何かを頑張らないといけないのだっけ、と、思ってしまった。その先にだけど生きていく、誰かと生きていく、をやっていくなにか不明確で諦めきれないものがあるのかなぁと思う。

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    2026年02月09日
  • ゆうべの食卓

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    お料理をしたくなる本。食べるということは、人とのつながりだということだなぁと改めて思った。食べる、の思い出を辿るとたしかに必ず誰かを思いだす。誰の心にもある懐かしさに触れてなんだかキュンとなる本でした。

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    2026年02月09日
  • ねこがしんぱい

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    これ、猫を飼っている人にはあるあるだね。
    私も一日家を留守にする時は、なにか突発的なことが起きて大変なことになってないかちょっと不安だもの。
    定点カメラがなかったらもっと心配かも。
    でも、ほんとはこんな風にパソコンを起動させオンラインで世界中の猫と繋がっておしゃべりしていたり、他の猫たちと踊っていたりしたら楽しいね。

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    2026年02月03日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    ここ最近、料理人の友達が出来てからというものの
    複数人の友達と食卓を囲むのって
    凄く楽しく素敵な空間だなあ
    と身に沁みて感じていたのでタイムリーだった

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    2026年02月03日
  • 庭の桜、隣の犬

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    登場人物の誰もが得体が知れず気持ちが悪い。
    何度途中止めようと思ったことか。
    でもなぜか読み切りました。
    が、決して「不思議な魅力」ではありません。

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    2026年02月01日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    短編が連なる構成で、
    一つひとつの物語に入り込む前に終わってしまう感覚があった。
    今の自分は、もう少し長く感情を預けられる物語の方が合うのかもしれないと思った。

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    2026年01月21日
  • トリップ

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    「小説宝石」に収められた(2000年1月号~2003年7月号)の掌編10篇です。デビューから10年頃こんな小説を書いてたんだ、と思うアンニュイな作品群です。タイトル通りですね。

    角田光代ファンにとっては好ききらいがあるかもしれませんが、巻末の解説に中島京子さんを配し「『トリップ』は重要な作品です」と太字の印字で絶賛しています。大衆小説というより、人の内側にトリップした“純文学”の作品といえるかもしれません。

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    2026年01月21日
  • 坂の途中の家

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    とても面白かったのだけど、結局、主人公がどういう決断をしたのかまでは書かれていなかった。
    事件の真相もわからないままだった。
    ちょっとモヤモヤ。

    こどもを電車に忘れてしまったり、夜道でこどもをひとりきりにするなんて…さすがに首を傾げた。
    未就園児だし、交通事故に遭いかねない。
    夫の反応は普通だと思った。

    今、中学生の息子がいるのだが、大変さは赤ちゃんの頃から少しずつキツくなっている。
    大変さの質は異なるが、ちっとも楽にはなっていない。
    大変だったけど、赤ちゃんの頃の方がまだ良かったよ…と思ってしまった。

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    2026年01月17日
  • だれかのいとしいひと

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    短編集です。ほっこりするお話だけではなく、不器用で素直になれない人物がたくさん登場します。

    「誕生日休暇」が良かった。
    仕事を少し休んで、予定を入れない旅行へ行くのも悪くないなと思いました。

    「花畑」は、もう例えようがなく不幸なんだけど、人間らしさが滲み出ていました。主人公の家族愛、突き放せない複雑な感情の奥をさらけ出して文章にしています。そして、それを綺麗な情景と共に映し出して小説にする、何だか写真集のような短篇集でした。

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    2026年01月17日
  • 坂の途中の家

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    私は子供を持っていないがかなり感情移入をして読んだため、本当にこういうことがどこかで起きてるだろうなと思った。
    周りからはわからない、自分にしか感じ取れない相手の物言いや態度が人を苦しめることは本当にあると思う。
    自分も気をつけようと思った。

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    2026年01月15日
  • かなたの子

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    テーマを同じにし、時系列を昔→現代にした作品を2つずつ並べている短編集。
    一つ目、出られない閉所というものの恐怖は想像しただけで震え上がる。恐ろしい。
    二つ目、電波系の人は怖い。でもその人が変になるきっかけが自分だったら罪悪感も半端ないんだろうな。
    三つ目、四つ目は産まれなかった命を巡る話、命は巡るんだなあ。

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    2026年01月11日
  • ねこがしんぱい

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    表紙の猫の絵を見て買わずにいられましょうか。その昔飼っていた猫にそっくり。

    猫が心配な気持ち、わかります。猫が人に懐かないというのも嘘だと思っています。わが家も隣家に餌やりを頼んで旅行に出かけたとき、家の裏の道に差しかかったらウチの猫が「ミャーミャーミャーミャー」鳴いて塀の上を走ってきました。隣家の人曰く、わが家の留守中、ウチの猫の姿は一度も見なかったそうです。

    世界中でいちばん可愛い猫だと思っていたから、あの猫が死んでしまってから何も飼えずにいます。

    ちなみに頁を開いて出てくる猫は、表紙ほど可愛くはありません(笑)。でもやっぱり猫が好き。

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    2026年01月08日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    ネタバレ

    なるほど、想ってたより昔の本なのか
    1999年出版と聞くととても納得できる物語。
    文章は読みやすいし、テーマも悪くない。角田光代別の作品も読んでみよう。
    うわべの自分の存在に気づき、自身の本質と向き合おうとする主人公を描くのがおそらく主題。
    あんまり納得のいかないことも多い。主人公はすぐマリコを諦めるし、あまりにも口下手。
    あと登場人物が揃いも揃ってやなやつすぎる。こんなに他人って冷たいかね。
    主人公も旅人だけど、本質的には旅に酔っていないことがわかるのは好き。旅人は旅人然としていることが多いし、それってすごく鼻につく。自身を振り返る。過去の栄光?に縋って生きている人間はあまりにも多い。
    マリコが主人公を拒絶した理由もわからない。ラストシーン、何を見て何を感じたか教えて欲しい、と言うけれど、そもそもマリコはそのチャンスすら与えずに拒絶している。よくわからんなあ
    表紙は絶対に単行本のバージョンがいい。どういう意図があって木なんだ?主人公が旅先で見た蛍のとまる大木の示唆だろうか?

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    2026年01月05日
  • ピンク・バス

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    なんか…難しかった。人の心情がふかーく描かれていて、気分が沈んでいく。感情移入しやすぎてちょっとうわーってなった。
    作品としては面白いなとは思ったけど後味が悪かった。

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    2026年01月05日