角田光代のレビュー一覧

  • ピンク・バス

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    中編2編。標題作は読んでいてとても疲れるが、疲れる理由が自身にあると知る。そうなんですよ、演じてきたことが血肉になっているのか、簡単にこそぎ落とせるのか...。
    2編目の方が好み。諦めや焦燥などの感情にどっぷりと浸る。帰ってくるのかな、イタガキ...。

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    2022年06月20日
  • これからはあるくのだ

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    そこかしこでニヤニヤ、フムフムと読まされたエッセイ。幼少期や若かりし頃のものが多めで、著者のルーツを辿っているような感じ。自身の過去の記憶が呼び起こされ、どこか懐かしく心穏やかになる。三浦さんの解説もいいですね。またいつかパラパラと頁を捲りたくなる一冊。

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    2022年06月19日
  • エコノミカル・パレス

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    コミカルな文章とその経済的な逼迫感の対比が面白く一気読み。金策に走った若かりし日々を思い出す...。たった数万円を借りるあのドキドキ感。えいやぁとぱあっと使いたくなる衝動。いいからヤスオくん、働きたまえ!

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    2022年06月17日
  • 今日もごちそうさまでした

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    ネタバレ

    角田さんが語る食材の独特な表現が好きです。手触り・舌触り、どれも「ああ分かるなあ」という表現です。
    それぞれの食材に対するエピソードも面白いです。時に切なさもあり。一人一人何かしらのエピソードがあるものでしょう。私だったら何を書くのかなあ。
    お腹が空き、料理がしたくなる1冊でした。

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    2022年06月12日
  • ドラママチ

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    人はいつも待っているものなのか?
    子供に対して 皆に対して 政治に対して 好きな人に対して 自分では気が付かないが何に対してマチ。

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    2022年06月12日
  • 幸福な遊戯

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    ほおぅ...。デビュー作はこういう感じなんですね。標題作は、よくある設定と思いきや、なかなかの変化球。まぁ、約30年前の作品ということで、いろいろと懐かしい。描きたいことの一端をチョイ出ししている感じでしょうか...。さぁ、次行きましょう!

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    2022年06月08日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    表紙の感じや題名から想像してたのとは、だいぶかけ離れた内容だけど、映画を見てるように光景が浮かんできて、面白かった。
    ここまで激しくはないけど、好きな人に夢中になって演じてみたり無理してみたりって言うのは共感出来る。
    この後何年後か、ちゃんと幸せになってて欲しいな。

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    2022年06月05日
  • キッドナップ・ツアー

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     夏休みの初日に、家からいなくなったお父さんに誘拐されたという事件めいた設定だが、実のところ本人も了承済みの誘拐。本文はその誘拐された小学5年生のハルという女の子の視点から描かれている。
     金もなく、だらしなく、計画性も全くない所謂ダメなろくでもない父親だが、なぜかその存在は憎めない。娘に対する愛情が感じられるからかなとも思う。そんなろくでもない父親でも光り輝いて見えることがある。そのようなちょっとした人生における煌きのような余韻を残す作品。
     2000年に路傍の石文学賞を受賞した作品。

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    2022年06月01日
  • 三月の招待状

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    『離婚式』の招待状が届くところから物語が始まる。大学時代の仲良しグループを中心としたお話。

    年を重ねて、現実を生きていく中でも、自分たちの中に根強く残る若かりし頃の自分。

    登場人物たちの心情が、30代になった自分と重なる部分もあるなと思った。

    日々の生活に不満はないけれど、なんだかモヤっとする、隣の芝が青く見える、そんな時に読みたい一冊。

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    2022年05月22日
  • トリップ

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    とある町で暮らす人たちの連作短編集

    1つのテーマの絵をいろんな角度から
    切り取ったみたいに感じた
    読み終えるとすごーくじっくり観察した気分

    性別も年齢も職業も多様な人たちなのに
    彼ら(彼女ら)の日常がありありと描かれていてすごい
    このすごさは解説で気付かされた

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    2022年05月20日
  • トリップ

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    角田光代さんらしいー!
    周りから見れば、何の変哲もない「普通の町」に
    生きる、「普通の人」。だけどみんな抱えていて。
    狭い世界で、抱えて生きている。変わり映えのない
    毎日の中でふとした時に感じる虚しさも、
    自分でも何故かわからない孤独感も、
    それと共に思い出される自分だけがわかる情景も。
    少しの感情の揺れや澱み。
    出てくる登場人物一人ひとりが、抱えた問題に向き合ったり寄り添ったり、共存しながら、生きていけますようにと願ってしまうような。

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    2022年05月18日
  • エコノミカル・パレス

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    書く仕事に重きを置いて、バイトで生活費を稼ぐ…女強しの作品が多い中、違った強さの主人公であった…
    タマシイの感じどころは人それぞれ

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    2022年05月10日
  • これからはあるくのだ

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    角田さんのエッセー。
    頭の中をちょっとのぞいた感じ。
    記憶とか、勘違いとか、淡々と描かれているが、不思議ちゃんなところが作家として活躍するのに大切な要素だったのかな、と思えました。

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    2022年05月08日
  • 泥酔懺悔

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    どうも、私です。
    ただいま絶賛禁酒10日中(そんくらいで自慢するなっ!)

    お酒で「やらかした!」と冷や汗まみれ(あるいはゲロまみれ)な出来事はここ数年一度や二度はありまして。人の泥酔エピソードはふふふと笑っていられるが、いざ自分の身になるともはやホラー映画より恐ろしい。できれば宇宙の闇に葬りたいけれど、そういう時に限って記憶力を発揮し、うんこのように記憶は脳内にへばりつく(汚っ!)

    この一冊は12名の女性著名人の、酒にまつわるエッセイが書かれています。酒豪と呼ばれる人も居れば、代々下戸な人もいる。酒で失敗した話や、酒に対する思いなど綴られていて、さまざまな視点が見れて。20代後半によく

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    2022年05月06日
  • 異性

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    渋谷デザイナーズマーケット内の「BOOK TRUCK」(移動本屋)で300円(うろ覚え)で購入
    ジェンダーに関わる本が選書されていて、たくさんの本に出会えた

    なかなか実生活ではしない、男女が面と向かってお互いに異性について話するっていうのが面白い


    p.s.2022/12/07
    昨日、(たしか)nhk にでてる角田光代さんをみた。めちゃめちゃ穏やかな人で、そのような方から鋭い言葉が出てくることが意外。再読決定。また違う読み方ができる

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    2022年04月30日
  • ピンク・バス

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    2022.04.15 表題作のみ
    表題作のみ読んだ為、評価低め(自分の戒め)

    ”通常と異常がこの生温い時間を作った”

    角田光代さんの本は「愛がなんだ」「薄闇シルエット」を筆頭に、エッセイなども読ませて頂いてきた。
    今回の作品に関しては、夜中に読んでしまい、ちょっと後悔した。「ウゥッ!コワァっ!」と深夜に胸がざわついてしまい、翌日の朝までグルグルと何もないことを考えてしまう羽目となった。
    というのも、特に私をグルグルと考えさせたのは、「サエコの精神状態」に関してである。
    先日、兄弟が子を産んだ。姉は元来、ドーンと構えるたちである。であるにも関わらず、「妊娠」「母となる状況」となると、姉でさえ

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    2022年04月17日
  • 太陽と毒ぐも

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    共感できる。他人事として読んだらすごく小さいこだわりで我慢出来そうなものなのに、自分ごとだと無理なんだろうなって思う。

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    2022年04月14日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    角田光代さんの作品を読むのは久しぶりだった。

    この作品の、特に『消えない光』を読んで「結婚」とか「どれだけ愛されているかの証拠(プレゼント等)、証明(愛情表現)」って、本当はそれほど重要じゃない気がしてきた。本当に大切なことは、今一緒にいる人を好きという気持ちだったり、大事にしたいという気持ちじゃないかなと思った。
    それに、こういう気持ちを伝えれる相手がいるだけで、幸せなんじゃないかな。
    勿論、愛の形をジュエリーとしてプレゼントされたりすることも嬉しいけど、自分自身は形ばかりの恋愛に惑わされないように…と感じた。

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    2022年04月10日
  • キッドナップ・ツアー

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    父親と娘の絆が旅を重ねてどんどん深まっていく物語。
    文体は全体的に読みやすく、子供の目線で凄く上手く物事を描くなぁと感じたが、だからこそお父さんとお母さんに何があったのか、取引は何だったのか、お父さんの現状などおそらくみんなが気になっていたであろうことが何も分からないまま物語が終わってしまいなんとも言えない物足りなさを感じました。
    個人的に、読者の想像にお任せします系はあまり好みではなく…

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    2022年04月02日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    「おじょうさん、利口ぶってるやつほど馬鹿なやつはいないよ、馬鹿みたいに見える人しか信用しちゃだめよ」

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    2022年04月02日