角田光代のレビュー一覧

  • 福袋

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    不思議な読後感の物語集だった。
    日常にありそうな、それでいて自分の人生にはないような物語で先を急ぐように一気に読み切った。

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    2024年03月28日
  • だれかのいとしいひと

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    抽象画を見ているような感じ。

    物語というより感情とか思いをフォーカスしているような作品。

    恋愛(失恋?)に関する短編集。
    全部どこか歪な愛というか、
    だけどそこがすごくリアルで、
    劇的な愛の作品も多い中、
    形のない感情だからこそいろんな恋愛があって、
    その複雑な感情を作者の独特な表現に絵画的な魅力を感じました。

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    2024年03月23日
  • 月と雷

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    子供が育つ環境って大事。何が普通かわからずに育った人間は、普通に生きることが難しい。
    何かが始まったら終わるってことはない。どんなふうにしてでも切り抜けなければならない。そしてどうとでもなる。
    かつて、私もそう思ったな。

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    2024年03月23日
  • もしも、東京

    無料版購入済み

    オムニバス作品

    東京を舞台にした漫画やイラスト、エッセイなどのオムニバス作品。
    試し読み増量だったので判断つかず評価は☆3。
    東京に住んでる人や住んだことのある人なら思入れがあって面白いのかも?

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    2024年03月23日
  • しあわせのねだん

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    楽しく読み終わって 最後の章
    全てはこの章を読むための前振りだったのか。
    20代の時使ったお金がその人の一部を作るのではないか‥‥。ふむ。なるほど
    そーしたら 私は 一体なにをしてたのだろうか。
    中途半端にお金使ってたなー、
    記憶にも残らない使い方してたってことは
    私の人生 中途半端なんだろうなー。
    今から20年後 あの時私はこれにお金を使った!あの頃の私はあぁだった!
    と良くも悪くも言えるように 今日からのお金の使い方を考え直してみようかな。
    お金の貧しさより、人生が貧しいのは切ないもの

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    2024年03月22日
  • 福袋

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    短編で読むと何を伝えたいのかが分からなかったけど、全部読み終えると、友達でも恋人でも家族でも自分自身でも、知っていると思っている部分はほんの一部部分で、何が本当なのか知らないことが多いのだろう。犬での、彼女の執拗に犬を見に行く行動、彼の犬が逃げた後のざまあみろの感情、どちらかというと彼の感情の方に共感できるのだが、対象が犬でなければ執着することが今後あるかもしれない。人は皆福袋を持って生まれている、その中身が良いのか悪いのか関係なしに、中身に自分をフィットさせにいっている。できれば良いものが入っていて欲しいけど、そうでない時にどう受け止めたら良いんだろうな。

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    2024年03月19日
  • 三面記事小説

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    実際に起きた事件を元に、フィクションで描かれた短編集。
    人物設定や心理描写がとても細かくて丁寧で、やっぱり角田光代さんの作品好きだな。

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    2024年03月11日
  • 幸福な遊戯

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    モヤモヤとするお話。
    でもそのモヤモヤは決して悪いわけじゃなくて
    何かに引っ掛かる人の姿を
    現実逃避する人の姿をうまく描いていると思う。

    思い当たるところもあるから
    なんだかモヤモヤするんだろうな…。
    でも、角田光代さんの書く文章はやっぱりなんだか好きなんだな。

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    2024年03月07日
  • 源氏物語 下

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    現代文だから、読みやすいのだけれど。
    しっかり読まないと、いつのまにか話が進んでる。

    これを漫画にした大和和紀はすごい。
    この文章から、着物を考え背景を書き、登場人物の心の声を描いたんですね…。

    これを機に、他の『源氏物語』読んでみます!

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    2024年03月03日
  • もう一杯だけ飲んで帰ろう。(新潮文庫)

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    角田さんと11歳年下でミュージャンの旦那さんが、「人と一緒に飲む」ことをテーマに、あっちの酒場こっちのバーで「あと1杯」を繰り返しながら、食べて飲んで、それぞれの視点から短文を綴るペアエッセイ。こんなパートナーがいたら、人生最高!

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    2024年03月01日
  • 真昼の花

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    自分の暮らしに少なからず影響を与える兄を持つフリーター女子の話2編。ちょっと危ない感じの行動には理解に苦しむものの引き付けられた。

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    2024年02月29日
  • こどものころにみた夢

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    評価が低いのは、帯の文言がまったくの羊頭狗肉だったからです。「5分で読めて、暖かい気持ちに」って。全然暖かい気持ちになんかなりませんよ。作家陣も抗議していいんじゃないか。まあそこを期待して購入した訳じゃないんだけど。

    内容はよかったです。不条理さ、うっすらと漂う気持ち悪さ(あるいは気持ちよさ)、尻切れとんぼの読後感、などなどいかにも夢の話だという気がして、一編読んだあとよく眠れる気がしました。お話と自分の夢の境目が曖昧になるようで。

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    2024年02月27日
  • 源氏物語 中

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    なんとか2部終了!
    達成感ありますね。
    ここで好きなのは、源氏が「人ごとでも嫌なものだと聞いていた小言を自分が言うようになるとは」と言うところ。
    若くてかっこよくて、何をしても許されていた?源氏がいつの間にか中年になってる!としみじみ感じる言葉です。
    なんでこんな言葉を紫式部は書けたんだろう、人間観察が鋭いのか。
    今なら、優秀な編集さんがいてアドバイスをもらえるのに。この時代は、お仲間たちからイロイロとアドバイスくれたのかしら。
    と、想像しながら読んでおりました。

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    2024年02月20日
  • だれかのいとしいひと

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    繊細な筆致がそれぞれの短編の主人公をありありと描き出していて良かった。みんなひっそりと生きているように見えても、必死に自分の恋愛観と向き合っているんだなと思った。

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    2024年02月17日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    気分は盆休みw
    何時でも休み気分じゃけど(笑)

    ってな事で、角田光代の『おまえじゃなきゃだめなんだ』

    初、角田光代。

    短編集でサッパリしたキレイな内容が殆どで、病んでるわしには物足りなさが…。 ⁡
    ⁡⁡
    ⁡じゃが、メインタイトルの『おまえじゃなきゃだめなんだ』は良かったな♪⁡
    ⁡
    バブル時代に山田うどんに負けた私。⁡
    ⁡
    関東のローカルソウルフードには適わない切なさ。⁡
    ⁡
    バブルに浮かれて今迄に『おまえじゃなきゃだめなんだ!』って言われた事が無かった人生に区切りをつけてw

    あと『消えない光』も良かった。

    一組はこれから結婚しようとするカップルは結婚指輪を、離婚するカップルは離婚指輪を…。⁡
    ⁡⁡
    ⁡ 初、光代はまずまずじゃったかな。
    ⁡
    ⁡八月の蝉を読んでみたいな♪

    2015年43冊目

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    2024年02月14日
  • いつも旅のなか

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    大好きな角田 光代さんのエッセイ。1冊丸々海外旅行を綴っていて、旅行記ほど堅苦しくなく空いた時間を使って、角田さんと一緒に擬似体験旅行が堪能出来ます❗

    ロシアやタイでの体験は、イメージ通りという感じでしたが、個人的には中国での体験が予想外で、中国に対する印象が大分変わりました。

    好きはエピソードは、オーストラリアの日本人女が好きなカールさんを綴った『コノミ』、ラオスで旅スタイル改変?『旅と年齢』、イタリアの解剖博物館見学『過剰博物館』、台湾は平和?『明るい未来』、Yちゃんとの二人旅『アッパーとダウナーの旅』ですが、最後のキューバ旅行を綴った『いのちの光』は秀抜でした♫

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    2024年02月12日
  • 源氏物語 下

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    なんだか今ひとつ面白くない。これが本当に同じ作者による続きの話なのか。華麗さがなくどろどろとした話が続く。浮船もあまり好きな感じではない。
    ただ解説を読むと、そうかこれはこの時代としては自立した女性の話と読めば良いのかと。もう少し時間が経てば違う感想になるかも。

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    2024年02月09日
  • 三月の招待状

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    ネタバレ

    ここから出なくては。

    大学を卒業して10年が過ぎた30代。離婚式の招待状から広がる波紋。何も怖くなかったあの頃から遠ざかって、大学時代の仲間たちは。

    結婚や離婚に踏み切るのは、ある意味では旅立ちであり、ある意味では諦めであり、ある意味では逃げかもしれない。ライターとして働く充留は年下の恋人に苛立つことも多いが、結婚を決める。裕美子は大学時代から別れてはよりを戻していた正道とついに離婚をして合コンに通う。専業主婦だった麻美は離婚式で再会した宇田男に声をかけられて不倫にはまり込む。

    今に何かしっくり来ないものを感じている。けれど動き出してみても自分の理想の生き方とは違う気がする。そんなもやもやを抱えているのは30代の特徴ではないかと思う。10代ほど若くないけど、まだ若い気がする。大学卒業という節目から10年が経ち、そろそろ今の居場所に慣れ親しみすぎた頃。

    大学生の頃はやけにふざけて騒いでいた。その頃の無敵な気持ちを捨てきれない人たちなのかもしれない。どうしてもそこに入れない遥香のコメントが鋭い。入り込めない関係性。自分は多分入れない。その感覚を知っている。ベランダから疎外感を覚えた遥香に強烈な既視感を抱いて読んだ。

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    2024年02月09日
  • しあわせのねだん

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    ネタバレ

    家計簿エッセイ。1つの出費に対して作者の思うところ、ストーリーが綴られていてなかなかおもしろい。いちばん怖いのは貯金額だけが異様に高いことと書かれていたが、・・・自分は大丈夫そう。自分の土台を作ってるのはなんなのか思い返してみたい

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    2024年02月08日
  • もう一杯だけ飲んで帰ろう。(新潮文庫)

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    店を渡り歩くのではなく、もう少し濃い話を読みたかった。
    途中から似たり寄ったりで飽きた。
    関東ではないので、なかなか味を想像しても…(食べに行けない)という感じもして共感力が削がれていった。

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    2024年02月03日