角田光代のレビュー一覧

  • 世界中で迷子になって

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    自分とは全く異なる感性の方のお話だったので興味深く読んだ。旅の話はわかるところもあってクスッと笑ってしまった。

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    2021年11月22日
  • わたしの容れもの

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    今後の身体のことを知りたくて買ってみたが、
    実用書みたく「すごく役に立つ」ものではなかった。

    日常(普通)に、時々深い考察や膝を打つ感じの1冊。

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    2021年11月13日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    タイトルに惹かれて読んだ。

    出てくる人物全員がミステリアスな雰囲気を纏っており、年齢性別関係なく何処か達観視している感じがした。

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    2021年11月10日
  • 平凡(新潮文庫)

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    ジャケ買い!文庫のデザインもここまで来たかと感無量。内容は結婚離婚にまつわる「もしあの時、」別の選択をしていたら、の妄想短編集。第1話のサントリーニ島への夫婦と不倫カップル旅行の設定が面白い。

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    2021年11月06日
  • ぼくとネモ号と彼女たち

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    ヒーローは去った。何者でもないオトコは隣に座るオンナに包まれて自らを知る。。。

    という話なのでしょうか。

    中古車を手に入れてオトナになった気分のぼくちゃんが高校時代の同級生に見せびらかしに行く時点でほんのり赤面しちゃいましたけど、それも含めて、若人は冒険だよ!

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    2021年11月04日
  • 月と雷

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    この作品を読んでいる途中で、なんとなく村上春樹っぽいなぁと思った。現実には本当はないんだけど、そんな世界をスタイリッシュに描いたような。
    女性同士の確執を描いた時はすぐ理解できるんだけれど、男性を描くと何か少し不自然に感じる。
    作品としては、これはこれでアリなんだと思うから悪くはないと思うけど、なんとなく入り切れない。
    「ふつう」ではない、自分が、と言うのは、自分もそういう人間だとやっぱり思うので、共感はできるんだけれども、なんていうか。

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    2021年10月19日
  • これからはあるくのだ

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    角田光代さん、かなり昔のエッセイです。
    エッセイにしては、小説のように表現を凝らしているところがあり、上手だけど読みづらい。しっかり書き込まれていると必要のないところで時間がかかってしまう。エッセイはさらっと読みたい。
    角田光代さんの小説が大好きです。あれだけ人間の微妙な感情を書ける人なので、本人も陰キャみたいなところがあるのかなと心のどこかで思っていたのか、友人たちとよく飲みに行かれるようで意外でした。なんだろうこの寂しさは。
    今の角田光代さんのエッセイも読んでみたい。

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    2021年10月14日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    旅がお好きな角田さんならではのストーリー展開かな、と思いました。
    恋愛に、男に夢中になって、そしてふとしたきっかけで喧嘩して。
    そこでリセットして旅に出る。
    リセットはどうやるかというと、住み替えだったり、旅だったりするのです。

    世間一般にはなかなかリセットに踏み切ることはできないけれど、いずちゃんは家財すべてを捨ててリュックひとつで踏み出します。
    今住んでいるところをすべて捨てるので、戻るところはとりあえずなくなっています。そこまでリセットして大丈夫か? と不安になるくらいのリセットなのですけれどある意味潔い。

    こうやってときどきリセットする人は世の中に結構存在しているのかもしれない。
    でも、リセットにはお金と行動力が必要。できるひとは限られます。

    断捨離もそこまでとはいわないけれど、生きていくために必要なものって、そんなにないし、あの世にもっていけるもの、そんなモノなんてなにもないわけだから、そう捨てちゃっていいんだよな~、と別な視点で読んでいました。

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    2021年10月01日
  • わたしの容れもの

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    40歳後半を迎えた角田さんが自分の身体の変化について語る短編エッセイ。

    角田さんの体験されたぎっくり腰や階段からの転落の腰痛は想像するだけで痛いのだけれど、突然現れた腰痛の単位「ズン」には笑ってしまった。

    老眼だったり閉経だったり乾燥肌だったり、角田さんの加齢による身体の変化を自分自身で観察しながら楽しむ姿がとても好き。こういう歳のとり方をしたい。

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    2021年09月28日
  • 平凡(新潮文庫)

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    「こともなし」と「平凡」が好きだった。
    私は、別れた恋人のことは呪って呪って、そのあとは幸せでいてほしいと思えるようになって、いつかは思い出さなくなる。その人の不幸じゃなくて、一緒になっていた自分の不幸を願うの、なんとなくわかる。

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    2021年09月27日
  • 字のないはがき

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    戦争の時の疎開する家族にまつわるお話。読み書きのできない妹が「○」で書いていた手紙を「×」にして、やがては届かなくなる描写にまず涙が出そうになり、
    疎開から帰ってくる際に、妹を喜ばそうと小さなカボチャまでも収穫して並べ、その様子を普段厳しい父親が怒らないことにもホロってきて、
    さらに、痩せ細った妹を見た厳しい父が「おおん」と大声で泣く様が、非常に心揺さぶられた。

    子供に読み聞かせたが、子供たちはやはりピンときていないようで、また大きくなって感受性が育ってから読んで欲しいと思いました。

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    2021年09月26日
  • 太陽と毒ぐも

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    ハッピーエンドから始まる11組の恋人たちの、平凡な日常。そう、日常というものはこういうことなんだよな、と思わされるビターな味わい。角田光代さんは、なんてことのない日常の、けれど決定的な歪みを見逃さずに書くのがほんっっっとうに上手い。
    解説で芦沢央さんも引用されているのだけど、ドレッシングのたとえが絶妙に当を得ている。

    〈永福町ではじめた私たちの暮らしは、ドレッシングみたいなものだったと思うことがある。サラダ油に酢を入れて、ぐるぐるかき混ぜる。なかなか混じり合わない両者は、数秒でちゃんと融合しどろりと白濁したドレッシングになる。三十四、五年で培ってきたそれぞれの生活は、油と酢のようにくっきりと独立した何かで、両者を混ぜ合わせるにはそれ相応の気負いと行為が要る。専用泡立て器でぐるぐるかき混ぜる行為は、しかしたのしかった。譲歩も変更もたのしかった。
     けれど白濁したドレッシングを放置すればまたすぐに分離してしまう。譲歩も変更も、あたらしい習慣も入りこむ余地のない何かを、私たちはそれぞれ相手のなかに見つけ出してしまう〉

    もうこれで全部を言い表し切ったかと思うぐらい秀逸なたとえ。
    菓子中毒、買い物依存症、風呂嫌い、万引き常習犯、迷信好き……。出会ったばかりの時には唯一無二の個性や長所にみえたはずのそれらが、どうしてか、やがて許せなくなっていく。

    私は現夫とは、勢いで同棲して勢いで結婚したので、こんなことを考える時間も余裕もなかった。夫はずっと実家暮らしだったし、私も上京してはじめての一人暮らしも板についてないうちだったし。
    互いの生活のペースやこだわりなんていう、ややこしいものは私たちの間にはまだなくって、ただ好きという気持ちだけを持ち寄って、まぁただの若気の至りとはいえ今にして思えばそれがこうして10年も一緒に暮らしてられる理由なのかなとは思う。
    「お酒をたくさん飲めるところが格好いい!」「人に気前よくご馳走するところが素敵!」なんて思ってた長所は、もちろん今じゃ一番許せない点ではありますが、でもともかく。
    愛は消えても二人でつくってきた生活は残る。きっとこれからもだらだらと続いていく。
    離婚したとしても、じゃあ新しい誰かとまたドレッシングをつくりましょうなんて到底無理だもん、これは絶対。

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    2021年09月28日
  • マザコン

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    角田さんの短編はやっぱり読みやすい!出てくる母親がグチグチした人が多かったけれど、そもそも女性はそういうタイプが多いのかも。自分も含めて、、

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    2021年09月08日
  • キッドナップ・ツアー

    購入済み

    夏の屋外の暑さをジリジリと感じるようなお話でした。父親にも娘にも感情移入できずじまいだったので、私にとっては記憶に残る一冊にはならなそうですが、夏の冒険を楽しむには良い一冊かなと思いました。

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    2021年08月31日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    恋愛至上主義になると、こんなふうに、自分でダメだとか思わないまま突っ走ってしまうんだろうか。
    多くの人が味わいたくない失敗、相手のことばかり見てしまってアホになる感覚。
    自分のこと大事にしなよって言われても、恋愛が突き動かしてくる衝動ってすごいものがあるし、なかなかそうはできないよね。
    苦い思いばっかりして、自分が悪かったんだって思って、自分のこと嫌いになって、ますますいい恋愛なんか程遠くなっていく。
    苦い恋愛なんて、誰だってしたくはない。
    頭の中が男のことばっかりになっているそんな自分にも、OKが出せるようになる小説でなんじゃないかと思う。

    いつも満たされなくて、誰かを好きになってしまうと後先考えない、ダメ女な泉が主人公。
    高校時代から始まり、1年から2年くらい次々と時代が進んでいく小説。
    いっときはラブラブだった男子ともひどい別れ方をしていたり、恋人との関係をやり直したくて旅に出たり、愛した人がストーカーになっちゃったり。
    恋に溺れてここまで行動力を示せるのがすごい。
    昔読んだ「ハッピーマニア」という漫画ばりにいきすぎた女性目線。

    自分自身も好きな人ができてアホみたいになっちゃったことがあったので、恋愛至上主義な人にちょっと軽蔑する気持ちがある方なんだけど、
    恋愛至上主義な人たちも、男の人が自分の価値観を作ってしまっていることに悩んだり、逃れようとしたり、自分に言い訳してみたり、そんな堂々回りを繰り返すことがあるんだろうと思う。
    そのときそのときでダメな男を好きになったり、恋愛に失敗したり、何度同じことを繰り返してしまうんだろうって、怖くなる気持ちはわかる。
    ダメならダメで突っ走ってみればいい。

    こんな恋愛したいと思わせる小説も素敵だが、世の中には上手くいかない恋愛の形の方が多いように思う。
    恋に溺れたら、その方がドラマチック。
    恋に溺れても、少しずつ成長できる。

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    2021年09月01日
  • 三月の招待状

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    学生時代のグループからずっと抜けられず時が止まったまんまのお話。
    田舎の地元にはよくある、大人になっても依存しあう仲間意識。

    私もそんな中で青春時代を過ごしていたから、よくわかる。
    当時の彼との別れとともに、自然に呼ばれなくなり仲間を抜ける事になったけど。

    何か事件があれば集まり
    夜通し騒ぐ
    わかるわかる。

    『自分たちは、どんな時でも常に主人公。』

    それが妙に納得できておかしかった。

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    2021年08月29日
  • それもまたちいさな光

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    今の自分と重なって、心が震えた。
    恋愛で自分が腑抜けになる感じわかる。
    それもまた小さな光、幸せは大きなこととは限らないのだ

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    2024年09月04日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    最初は、まるで金平糖の詰め合わせのような短編集だと思いました。少し甘くて、トゲトゲしていて、美しい物語たち。

    途中から短編の雰囲気がすこし変わったな、と思ったら、最初の6篇はティファニーとのタイアップ、その他は山田うどんであったり、プラチナギルド・インターナショナルであったり、タイアップ先が異なるからなんですね。

    恋って、愛って、結婚って、なんだっけ・・・
    いろんな人に出会いながら模索して、時には幼かった過去を振り返りながら私たちは進んでいくけれど、そんな中で忘れられない鍵となる物や場所が存在する。
    それらを思い出させてくれるような、物語たちです。

    昔は私も婚約指輪や結婚指輪なんて…と思っていたりもしましたが、わくわくしながら選んだあの時間は、私にとって時に立ち返れる大事なものです。
    どのお話も素敵ですが、表題作がいちばん好き。

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    2021年08月21日
  • 太陽と毒ぐも

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    相手に対して不満を抱いているカップルの短編集。角田作品では好きじゃないタイプの奴(ごめんなさい)。
    なんていうか、若者たちが下品なんだよね・・・。
    それぞれいろんな不満や違和感を抱いていて、結婚するか別れるか逃げ出すかを決めるお話。
    あんまり、うーん、どの話も好きじゃなかった。

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    2021年08月15日
  • ナナイロノコイ

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    初読みの作家さんもたくさん。
    ミーヨンという人のお話しだけ、途中放棄。あんなに短かったのに。でも読むのが苦痛で諦めた。絵描き女性が自身の絵を購入してくれた男性とドライブに行く話し。会話のテンポが意味わからずギブアップ。

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    2021年08月15日