角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女性を主人公にした短編が2編。事件が起こるでもなく、オチがあるわけでもなく、定職に就かず、自分の立ち位置が揺れているような、でも流されているわけではない女性の人生の一時期を切り取ったような物語。
目的もなく…いや、兄を捜す…という切実ではないボヤンとした目的を保険にして、ただ日常から逃げているのかもしれない女性バックパッカーの、ちょっとどんよりとした海外での生活を描いた「真昼の花」。自分のアイデンティティを見つけられずにアルバイトをし、結婚した兄と、兄嫁と、その子供と、母親の少し疲れた日常を、他人のように見つめる女性が主人公の「地上八階の海」。
あるある、と共感できる部分と、こんな風にどん -
Posted by ブクログ
若い4人が暮らすマンションでの物語で。
①主人公の恋人
②恋人の遠い親戚(送か枯れてはいるが、実際戸籍上は妻)
③その女の恋人(だらしない)
④主人公!
20代とかそこらへんて、過渡期というかモラトリアムというか
思春期とはまた違ったゴチャゴチャしている期間なのかもしれない。
でも、きっと30代で自立してもドロドロしちゃうだろうし。
40歳になって迷うのもイイと思う。
あー、これ以上書いていると、論語を台無しにしてしまう…
幸い(もしくは不運にも)、今の自分はゴチャゴチャした生活になっていないけれど
もう少し、立派なへらへら人間を目指して、日々モヤモヤと精進してゆきた -
Posted by ブクログ
エッセイを読むのはなんとなく苦手でいままでいろんなエッセイを読みましたが江國香織さんのエッセイ以外はあまり好きになれなかったので手をつけていなかったのですが
角田光代さんの作品をたくさん読むうちにこの人はどういう風に思い、感じているのだろうと
どうしてこんなにたくさんの本をぽんぽんと書き上げることができるのだろうと思い、角田光代さんのエッセイを手にとりました
あとがきにも述べているように「かわったこどもだった」と
それを角田さんは間違ってもいい意味ではなく。と述べてますが、かわったこどもだったからこそいろんな感性が、そして多才な才能に恵まれたのだと思う
ご本人もたくさんの経験をし