角田光代のレビュー一覧

  • 東京ゲスト・ハウス

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    アジア放浪から帰った主人公が旅先で出会った女性の家に転がり込む。そこには彼女が旅で出会った何人もの人がやってくる。どこか非日常的な空気感に馴染めないまま読み終えた。登場人物の誰にも共感できず。

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    2012年07月26日
  • 菊葉荘の幽霊たち

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    とらえどころのないふわふわした幽霊のような良くも悪しくも東京。大都会の一面がきれいに切り抜かれている。いつの間にか物語は終わっており、正直なところ消化不良な感じ。だけどこのモヤモヤした雰囲気、空気が不思議に良かった。

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    2012年07月25日
  • ぼくとネモ号と彼女たち

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    あてのないドライブ。しまりなくだらだらと続く助手席の女性との絡みあい。相変わらず刹那的で物悲しい。道が続くから走る。寂しいから人と交わる。楽しい平和な空気を壊したくないから無理をする。何でもないような会話のやり取りが延々と続くだけ。なのに何とも不思議な味わいがあった。

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    2012年07月17日
  • 幸福な遊戯

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    ネタバレ

    家族団欒の中に身を置くことのできなかった喪失感。寂しさを怠惰で無気力な3人の生温い共同生活や愛のないセックスで埋め合わせざるを得ない哀しみ。必死に守っていた3人の共同生活さえも喪失してゆかなければならない哀しみ。寂しく悲しい作品であった。自分は家族団欒を手に入れることができた。形式的には。でも、もっともっと心の通い合う団欒を作ってゆきたい。そんな前向きな気持ちに誘われた。

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    2012年07月14日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    自分自身を見つられず現実から逃避する日々。退嬰的ダラダラとした毎日が延々と続く。盗み見の興味本位だけで読んでいた。根無し草のようなそんな人たちも一人で過ごすより人と一緒にいたいという気持ちに収斂していくのが何とも切ない。

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    2012年07月14日
  • ロック母

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    読んでいて辛くなったり、嫌な心持ちになる作品が多く、個人的にはどうも行けませんでした。
    『緑の鼠の糞』『爆竹夜』や『イリの結婚式』などの舞台になるアジアの街角は、如何にも旅行好きの角田さんらしいとは思います。ただ、主人公たちが皆、俯いているというか、下方志向で暗くなります。躁期に現実に引き戻すのには良いかもしれませんが、鬱期に読むとますます落ち込む感じで。。。。
    上手いとは思うのですが。

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    2016年07月23日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    可愛いタイトルに惹かれて読んだらこわいやんかスプラッタだとかオカルト的な話じゃないけど、不気味…。

    日常に起こりそうな怖さって言うか…

    執拗な嫌がらせをしてくる元カレに復讐するために肉体改造を決意する女子高生のお話は良かったなぁ。

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    2012年06月28日
  • 庭の桜、隣の犬

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    結婚した夫婦とは、本来は、一緒にいろんなことを決断していって、一緒に何かしらを育んでいくもの。この夫婦は、子供が居なかったり、共に決断することや、共同作業となるものがなかったりして、共に育むものがいつまで経っても見つからず、可もなく不可もないまま、なんとなく宙ぶらりんのまま、結婚生活を送っている。立派に育たなくて虫が湧くだけの厄介な庭の桜の木でもいい、隣の犬のように居ても居なくても、生活に支障のない存在でもいい、それでも「何もない」よりはマシだ。角田さんはそういうことが書きたかったのかな。

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    2012年06月27日
  • エコノミカル・パレス

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    キャベツを東急ストアで半分100円で買うのと、一個まるごとを八百屋で買うのと、どっちが得か・・明日はバイトの賄い飯があるからまるごと買っても使い切れないかもしれないし、半分にしておこうか・・・・・・と迷い、
    そして結局東急ストア→西友→東急ストアと巡ることになっている主人公の
    行動、心理、すごくリアルで、
    ああ、私もこうゆうことしてるな、、こんか事考えたことあるな、と
    どうにも笑えずに心の奥の方にもやもやした感じを抱えながら
    読んだ小説でした。

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    2012年06月25日
  • みどりの月

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    2話の短編集?
    でも繋がってるような登場人物が出てきた。

    男と付き合って、同棲始めたら結婚してて前妻と一緒に住んでる??っていう奇妙な話。どうなってんの?って話だった。
    で、皆で海外逃亡するみたいな話。

    2話目は海外を漂浪する男女の話。途中、付いてくる女が1話目の前妻みたい。逃げても逃げても捕まっちゃう!
    こえぇ~!

    薬の感じがする話だった。

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    2012年05月30日
  • これからはあるくのだ

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    これは先生の日常エッセイ。今や数々の賞を獲得してる角田先生ですが、普段は当たり前だけど、トラブルや失敗がたくさんあって、面白いです。

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    2012年05月15日
  • ぼくとネモ号と彼女たち

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    文庫裏のあらすじを読んで、敬遠していたのですが、思い切って読んでみると主人公の男性目線なので面白かったです。

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    2012年05月15日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    短編集のなかのひとつ、表題作で、兄弟で秘密の挨拶を決めておくところがなんとも懐かしくなりました。全体的にはやや重め。でも好き。

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    2012年05月13日
  • 夜かかる虹

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    姉のモノをなんでも欲しがってしまう妹の話。

    そして、しまいには彼氏をとられそうになってしまう。
    ただ、その彼氏と付き合うきっかけはフジテレビ…
    ではなく、職場の同僚から略奪したという。

    狩猟的な物語だった。のかなー


    それに加わえ、奪われそうになって大切さに気づく。

    コノォ!ドロボウネコ!!的な発言をした姉に対して
    「…。いらないものみたいに放っておいて、私が手にしたらとたんにそれがよく見えるだけでしょ?」

    という妹の開き直った反撃が印象に残った。


    そんな状態でなくても、普段から大切なものに気づけるようでありたい。


    『いつのまにか雨は上がり、暮れ始めた空は群青色だった。階段を

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    2012年05月12日
  • 夜かかる虹

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    最近はまっている角田さん。
    居場所について悩む物語たち。

    姉のものを奪おうとするリカコにちょっと共感したり、草の巣での、なぜだかわからないけどだらだらしてしまう私にも共感したり、、、

    個人的には夜かかる虹の方が好きでした。

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    2012年06月29日
  • 庭の桜、隣の犬

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    以前に読んだことがあったものをまた読んで、最後の最後に、読んだことのある本だと気づきました。

    結婚に向いていないような、生きる気力の薄いような、現実味のない二人が結婚し、さざなみが起こり、うねりが起こり、でも二人なりに解決に向かったような感じで終わる話です。

    まあまあ、かな。

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    2012年04月13日
  • みどりの月

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    普通の人たちではない話でした。
    普通って何?とりあえず我慢強さは私も見習いたいところ。
    あと。バックパッカーはいいな~
    予定も決めずに旅をするのは憧れるけど、未来への不安はやはり感じるな~とそんな事を思いながら読みました。

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    2012年04月12日
  • ピンク・バス

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    なかなか難しい本ですね。妊娠でイライラしている日々のモロモロ~とも思えるけど、インパクトのある箇所も多くなんか面白い読後感。レゲ朗との日々はかなりの強烈さ。お腹の中で違う人間が育っていく不思議さは共感する。日常と非日常の対比かな?それがバランスよく溶けててフワフワしてる部分に目が行く時と、汚く混じった嫌悪感が目につく時との差みたいな?う~ん、言葉にするのは難しい。

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    2012年04月08日
  • エコノミカル・パレス

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    2012.3.19
    角田のフリーター文学の中では最も味気なかった。ピンクバスとかと比べちゃうと全然。

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    2012年03月22日
  • 真昼の花

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    女性を主人公にした短編が2編。事件が起こるでもなく、オチがあるわけでもなく、定職に就かず、自分の立ち位置が揺れているような、でも流されているわけではない女性の人生の一時期を切り取ったような物語。

    目的もなく…いや、兄を捜す…という切実ではないボヤンとした目的を保険にして、ただ日常から逃げているのかもしれない女性バックパッカーの、ちょっとどんよりとした海外での生活を描いた「真昼の花」。自分のアイデンティティを見つけられずにアルバイトをし、結婚した兄と、兄嫁と、その子供と、母親の少し疲れた日常を、他人のように見つめる女性が主人公の「地上八階の海」。

    あるある、と共感できる部分と、こんな風にどん

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    2012年08月08日