角田光代のレビュー一覧

  • 人生ベストテン

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    短編集。表題作は、40歳を目前にした独身女性が人生のベストテンを振り返る中で、常に上位にある淡い恋の再来を期待しつつ、同窓会に出席する話。離婚を決めた旦那との間に、なぜか子供ができてしまった女性が、「デートサービス」で若い男性とデートをする話。

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    2014年08月06日
  • 福袋

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    人生において、「何か」を開けてしまった人々を描いた短編集。
    全体的にちょっぴり暗めのイメージ。
    これまで読んだ角田光代さんの小説は、切ない中にも希望を感じさせてくれるものが多かった。
    そういう読後感を予想していたので、あれ?と思ってしまいました。
    角田光代さんらしく、人々の心情がリアルで胸に迫ってくる切なさはある。
    特に「白っていうより銀」は静かに哀しくてどこか痛くて、心に残る物語。
    けれど個人的にはもう少し、希望を感じさせてくれる小説のほうが好きです。

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    2014年07月29日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    お受験の本にも書いてありましたが、ブランドバックやシューズや服や装飾品を持つことの先には、子どもが有名小学校に通っているということが何よりのステータスになる…ことに近い、親子のゆがみを感じます。が、それにしても登場する親子のケースが極端でびっくり。

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    2014年07月27日
  • これからはあるくのだ

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    「記憶の食卓」
    歳をとっていくにつれて 記憶の変化があらわれるって わかる!
    貴女はこういう人だから とか、決めつけられてしまうことって最近ある!
    角田さんの魂胆もかわいい(*´ω`*)

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    2014年08月05日
  • 今、何してる?

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    あんまり内容の方を覚えていないんですけれども、とても勇気・元気・愛…読んでいる間中、そうしたものが溢れ出て来るかのようなエッセイでした! ←え?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    元々、角田さんの小説を好んで読んでいたこともあって今回、エッセイの方に手を出してみた次第なんですけれどもまあ、ああいう小説を書く人のエッセイだな…という感じですかね。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    本の感想やら…それに旅行中の雑文みたいなのを載せていましたけれども、そこにほのかな叙情に加わってイイ感じのエッセイに仕上がっていますね!

    ↑ま、言いたいことはそれくらいですかね…おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコ

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    2014年07月08日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    自分の芯がなく男に依存し続ける主人公に終始共感は出来なかったが、自身の欠点はわかっている体で話が進むからか、スッキリ読めた

    なんだか心が疲れていて ぱぁ〜っと海外にでも行きたい!でも行けない と思っているときにこの本を見つけた
    人生の行き場がわからない、どこかへ逃げ出したい、っていう気持ちは誰の内にもあると思う

    読後改めて思ったのは、人生において一瞬の思い切りが一生を決めてしまうことは意外と多いのだということ(良い意味でも、悪い意味でも)

    ………
    だれかを好きだという気持ちの出所は
    いったいどこだ。
    嫌いな点や食い違っている点を
    幾つもあげても嫌いになれないのはなぜだ。

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    2014年07月15日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    精神科医の斎藤環氏と5人の女性達による対談集。
    テーマは母と娘。
    対談相手の中に角田光代さんがいたので読んでみたくなった。

    いやー、色々あるんだなと言うのが正直なところ。
    私自身母との関係性は取り立てて問題もないと思うし、自分の子供も息子だけだからこれからも悩むこともない。
    それでも母と娘が特別な関係だというのはよく分かる。
    良くも悪くもその結びつきの強さだとか。
    そうそう、母に対して罪悪感を抱くって感覚は私にもあるなぁ。
    自分が母より幸せになってしまったら後ろめたい気分になったり。

    いわゆる毒親だったり、母から抑圧や過干渉を受けている人にはこの本、絶対お勧めですね。
    あー、私だけじゃない

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    2014年07月07日
  • かなたの子

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    ネタバレ

    不思議というか不気味というか。。ふわふわして掴みどころのないような話。角田さんの得意分野なのかな。そして終わり方も。
    どなたかが「作者は感受性が強い」とレビューしていたのを読んで、やけに納得!!そうでないと、こう言った風情の作品は書けないだろうな。ある意味すごい。

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    2014年06月27日
  • かなたの子

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    コワイコワイ。
    角田光代の得意とするところの、女性の繊細な心の揺れ動きを感じるより先に、怖さというか、苦しさというか、何か冷んやりとした感覚は角川ホラー並。
    コワイコワイ。

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    2014年06月27日
  • これからはあるくのだ

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    【自由とは責任の上に立つのだ】

    角田光代が大好きなわけではないのであしからず。

    媚びて共感を獲ようとしてるエッセーではなかった。身勝手な理由でおこったり笑ったり全然お洒落じゃない。だから、良い。

    三浦しをんの解説は良くない。私信はメールでやってください。

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    2014年06月24日
  • 空の拳

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    文芸希望で出版社に入った空也が任されたのは「ザ・拳」というボクシング雑誌だった・・・。運動音痴で学生時代の体育の成績は万年1か2、ボクシングはおろかスポーツ全般に興味なしの空也。渋々ジムに入会するも渾身のパンチは「猫パンチ」、くさい・うるさい・息苦しい空間に心が折れそうになる空也だったが・・・

    花形ボクサーで悪役を気取るタイガー立花、童顔の坂本・中神コンビ・・・鉄槌ジムの面々と親しくなる毎に、立花の試合が持つ華に、ボクシングという訳も分からないスポーツにのめり込む人々の情熱に、、、気づけば空也も引き込まれていく。

    500頁弱、ずしりとした重みに角田さんのボクシングに向ける思い入れの強さを感

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    2014年06月20日
  • 空の拳

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    「空の拳」と書いて「そらのこぶし」と読む。
    主人公は出版社勤務の青年、那波田空也。
    ニックネームは名前からクーちゃん。
    あらま、うちの猫(=^・^=)とおんなじ名前!
    なんて、ここから急に親近感を覚えて手に取った作品だ。

    あらすじは、こたろうさんが親切丁寧に書かれている。
    本当にこたろうさんのレポを読むだけで、
    この作品を読んだ気になるだろうな、と思ってしまう程・・・。

    この作品の大きな特徴は
    角田さん初のスポーツもの、ということだろう。
    プロを目指すボクサーとそれを取材するボクシング雑誌の記者。
    主人公は賭けだし記者のクーちゃんだが、
    作品の舞台は主にボクシングであった。
    角田さん自身、

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    2017年11月09日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    精神分析的な視点から見て、極論すれば男性は身体というものを持っていません
    健康な男性の身体はいわば"透明な存在"で、それゆえ彼らは、日常的に自らの身体性を意識することはほとんどありません

    序文にあった言葉が、とても驚きで
    でも、続く対談を読むと、本当に納得する
    それは、インタビュアーが男性だから

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    2014年06月07日
  • みどりの月

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    2つの短編で、両作品は直接の繋がりはないがどちらの物語も似たような匂いが立ち込めているような気がした。けだるくて、やるせなくて、染みついてしまってもう用意にとれなくなってしまった臭みたいなもの。腐れ縁という言葉におきかえることもできるかも。爽やかさとは正反対の蒸れっとした空気を感じた。「かかとのしたの空」で主人公達をしつこく追いかけてくる女は怖かったけど、割と身近にある(いる)何かを象徴しているのかもしれない。女から逃げよう。

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    2014年06月01日
  • 人生ベストテン

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    角田さんの短編小説。

    現実に行き詰まりを感じている主人公と、まったく無関係な他人との“出会い”が共通して描かれている。

    しらない人にこそ、自分の本音が話せてしまう気持ちはすごくよくわかる。
    綺麗な言葉で言うならば一期一会なんだけど、出会うきっかけとか会話とかが妙におもしろくて、現実的なんだか非現実的なんだかわからないところが、さすが、角田さんである。
    最終的には、出会いを通して主人公達が少しだけ前を向いていく感じで、すっきりした話が多かった。

    また、一番近くにいる人や自分自身の方が、自分にとってはある意味で一番遠い存在なのかもしれないとも思った。

    6篇のなかで、表題作の「人生ベストテン

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    2014年05月22日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    ネタバレ

    一気に読んでしまった本。

    でも、テレビを見ながら読んでいたから、

    あまり内容が頭に入らなかった。

    ただ、自分はゲストハウスのように暮らすことは出来ないだろうなあ、なんて考えてた。

    ゲストハウスは、旅行という非日常な場所でならまだ許せるし、

    様々な人との交流も出来るから良いと思うけれども、

    私は自分が1人きりになれるスペースというものが欲しい。

    それは自分が元々人とずっと一緒に暮らすことが苦手だからかもしれないな〜。

    とりあえずまたいつか読み返そう。

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    2014年04月30日
  • 真昼の花

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    ネタバレ

    兄を探しているのか放浪しているのか、目的の定まらないバックパッカー。真昼の花
    母と兄夫婦の住むマンションに行く主人公。身内との微妙なバランス関係。8階の海
    短編2本

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    2014年04月24日
  • 人生ベストテン

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    ネタバレ

    読んだのは2回目だけど、レビューを書いてなかった。

    短編小説集で、たくさんのストーリーが書いてある本。

    内容も知っているので、すぐに読んでしまった。

    私は読んだことのある本を何度も読んでしまう癖がある。

    小説も、漫画も。。。

    この本の中でどの話にも共通しているのが、

    「未来は分からないけどどうにかなるさ」みたいな要素が話の中に入っているということ。

    先が見えない状況に対して、誰しも不安を覚えたことはあるのではないだろうか。

    でも、この本を読むと、なんとなく「先が見えなくても不安に思うことはないんだな」

    なんて思えてくる。

    それが良いことなのか悪いことなのか自分には分からない

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    2014年04月20日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    母と娘の関係についての、対談集。
    やっぱり、いろんなひとがその関係について、違和感を抱いてるのね、と思った。
    親子はこじれたとき、育てられてきたからこそ、つらくなる。残酷ではあるけど、そんなときに親を突き放して考えることができたら、楽になるやろうなあ。
    田房さんのところに出てきた、「呪詛」の考え方がしっくり来すぎて、感動した。

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    2014年04月10日
  • 西荻窪キネマ銀光座

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    ネタバレ

    角田光代による映画評。面白く読む。
    (漫画はとばして読む。ごめんなさい。)
    そーか、太陽がいっぱいのトム・リプリー(A・ドロン)は殺してしまうフィリップに恋をしていたのか。彼自身になりたかったのか…、と妙に納得。
    藤竜也に会いたい一心で、ションベン・ライダーのオーディションに応募していたとは驚きだった。

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    2014年04月03日