角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何かを得るには何かを手放さなければならないとは
よく言われることで、
実際そのとおりなのかもしれないが、
自分が何を得て、
何を手放してきたのか、
私にはまるでわからない。
ただひとつ、
ものごとがかわり続けていくその真ん中に、
かわったり、
かわらなかったりしつつも
自分がいて、
日々おちこんだり
笑ったりし
来週にはかわってしまうかもしれない何かを
切実だと思い、
何かに深刻に向き合っている、
そんなことを思うと、
時間の流れの中に
ぽつんといる
自分というものが、
唯一、
私に測量可能のささやかな永遠であるような気がして、
どことなく安心してしまうのだ。 -
Posted by ブクログ
小説の主人公は「宗二」と「房子」という夫婦だ。
結婚五年目で子供はいない。「宗二」はイベント会社勤務、「房子」は専業主婦。
ある日、宗二が会社の近くに部屋を借りたいと言い出すところから、夫婦間におかしな空気が流れる。
仕事が立て込んで終電を逃した後の寝場所の確保・・
そんな理由をつけるが、彼はそこに心の別天地のような空間をつくる。
これは何となくわかるなあ・・オレも家族でいることは大好きだけど、時々妙に一人になりたいときもある。
しかし、これはやはり男の目線であり、房子には「夫婦であること」を見直すキッカケとなるわけだ。
そして、お互いの母親、そして宗二の会社の「和田レミ」というキテレツな