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Posted by ブクログ
【本の内容】
中古で買った愛車「ネモ号」に乗って、当てもなく道を走るぼく。
とりあえず、遠くへ行きたい。
行き先は、乗せた女しだい―高校の同級生だった春香、バーで偶然隣合わせていたトモコ、ヒッチハイク中の年上女…助手席にやってくる奇妙な彼女たちとのちぐはぐな旅はどこまで続く?
直木賞作家による青春ロード・ノベル。
[ 目次 ]
[ POP ]
あてもなく遠くへもっと遠くへ…。
“ぼく”は、買ったばかりの愛車「ネモ号」に高校の同級生を、バーで知り合ったトモコを、ヒッチハイクの年上の女を乗せて旅する。
出たとこ勝負で流されっぱなしのたよりなさが漂う。
「カップリング・ノーチューニング」ですでに一度読んでいた本でした。
文庫版になる際にタイトルが変更されたんですね。
初読の時から、“ぼく”が女の子たちと共に漂泊する様に一種すがすがしさを感じてました。
一生のうちで一度くらいこういうバカをやれたらなと。
だから嫉妬も少し。
安定感のなさ、ぬるさ、いつまでも自分に(人にも)甘く過ごしていけたらなぁという空気が角田光代の小説にはあると思うんです。
ちょっと気がぬけるその脱力が魅力。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
中古車を手に入れた"僕"は、高校時代の同級生たちの家を見せびらかせに回るのだが、誰も期待するような反応をしてくれず、落胆のあまりつい嘘をついてしまう。「実は遠くにいくことにしたから会いにきた」と。
確かにみんな食いつきは良くなったものの、しかしそれが運の尽きで、好きでもない女を助手席に乗せて、聞きたくもない話を聞かされるハメになってしまう。
さらに"僕"は嘘に嘘を重ねながら、助手席に座る"彼女たち"の目的地までネモ号を走らせることになる。
ロードノベルのはずなんだけど、まったく動いている感じがなかったのは、わたしが関西人で土地勘がないからなのか……とにかくロードノベルさは感じられない。
非凡に憧れる平凡な青年の鬱屈とした感じは好きだなあー。平凡でもいいや、いや案外平凡って非凡かも、と気づけば世界は変わるのにね。
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