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Posted by ブクログ 2020年08月11日
キタザワもマリコも、オレンジの巻きスカートの女も苦手だ。
読み始めてすぐに思った。ルーズで、グダグタで、図々しくて、
「しっかりと」「普通はこうでしょ」ルールに縛られがちな自分を彼らは遠くの方でニヤニヤ笑っている気がするから(とんだ被害妄想だけれど)
南も「私」も彼らに対してしっかりと(?)苛々...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月20日
「みどりの月」。秩序が崩壊した同居空間へ迷い込んでしまった主人公。対局としての、普通の、規則正しい生活。読み進めるに連れて規則正しい生活の方が退屈に感じられてくるが、それが狂気なのか自然な心なのかわからない。
「かかとのしたの空」。昔友人とバンコクからシンガポールまで旅行したのを思い出す。まずカオサ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月01日
何か読むものがほしくて、
本屋で購入。
エコノミカルパレス
に似てるなあと思って読んでいたら、
解説によれば、
この連作集の次にくるのが
エコノミカルパレス
になるらしい。
オススメ度からすると、
あまり読者に評価されていない
作品のようだが、
私はこの小説が嫌いじゃない。
心にうったえるもの...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
『みどりの月』『かかとのしたの空』の2編からなる。
『みどりの月』は狂ってる。
二組のカップルが共同生活をする。人間関係はおかしいし、主人公以外の3人の考え方がおかしい。
『かかとのしたの空』は冷めた夫婦が無計画長期旅行に出る話。途中から現地で出会った「女」が付きまとってくる。この「女」がなんか...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月26日
『みどりの月』と『かかとのしたの空』
という2つのお話。
2つのストーリーは全然違うのに、どこかリンクしている気がした。
「かかとのしたの空」での、荷物の描写は面白かった。
旅に出る前は、
【捨てるのは一瞬で、手放したとき自分がむりやり背負わされていた重い荷物を勢いよくおろしたような物理的快感があ...続きを読む
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