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Posted by ブクログ
角田光代の本は好きでよく読むけど、これが一番好き。旅をしていたことがあるっていうのもあって、すごく共感する部分があったし、旅なんてしていなくても、すごく分かる部分があるんじゃないかなって思う。
この本出てて来る「純度100%」と言う表現がとても心に深く刺さった。
自分にはいろいろな自分に変化できる自分が張り付いて、その場を取り繕ってすごしている。だけどそれって本当の自分じゃなくて、じゃあ本当の自分って何だろう、って思ったとき、しがらみの一切無い状況に居る自分なんだって思う。しがらみは消えはしないけど、旅をしているときは、すべて置き去りにして、「自分だけ」になる。何かに驚き、何かに感動し、何かに喜んだり、そういうのを純粋に感じられる自分になれる。うわべの言葉も要らなくて、気の利いた言葉も要らなくて。「スゲェ」って思ったらもうそれしかなくて。
ああ「純度100%」ってそうだよ。あのときの私は確かに「純度100%」の私だったんだ。って読みながら思った。
旅が終わって日常に帰る。だけど日常にあっても、大切な人の前では、そこで見つけた純度100%の私でありたいって思う。なかなか難しいことだけど。
Posted by ブクログ
ずーっと3分の2くらいの所あたりで読まずに置いてあって、タイ帰国後にまた読んだ。
バックパッカーが、放浪帰国後も日本で同じようにゲストハウスでぐーたらして、
そこで感じた人との繋がり方や旅で感じたものを主人公目線で書かれている本。
バックパッカーの元彼を思い出した。
なんか最後の3ページが自分の昔の気持ちとちょっと重なって泣きそうになったね(笑)
旅を経験しないと【私の知らない場所の話しなんて聞きたくない、私が聞きたいのは、あんたが何を見たかってこと】
【私のいない場所で、たった一人で何を見て、どう思ったかってこと】て気持ちになるの凄く分かる気がする。
自分もバックパックで旅行して、初めて見える違う世界があった。この本に昔の自分を見た。
Posted by ブクログ
半年間のアジア放浪から帰国した僕
金もなく泊めてくれるアテもない
旅先で知り合った女性の家を頼る
そこは格安シェアハウス的ゲストハウス
バックパッカー達が間借りしている
何をやっても生きていけそうだけど
生きていけるところが見当たらないモラトリアム真ん中
従姉妹が若い頃書く仕事をしていて、もう吐き出すものがないって、インドからネパールに入り、かなり長い間住み着いていた
それは、世界が違う、社会が違う、誰だって貴重な体験ではある
当時は、行動力が羨ましかったけれど
でもね、若い頃は自由でいいけどね、皆んな平等に歳を取りますから、何処にいても国民年金は納めておいてくださいね
この小説の僕は、帰るべき場所を見つけたようで、良かった良かった
2000年 2005年改稿
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