角田光代のレビュー一覧

  • ナナイロノコイ

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    数々の賞を獲っている人気女流作家たちのライト感覚の恋のお話7編。
    いくつかの短編に共通しているのが、いとも簡単に不倫に走ること。
    女流作家にとって不倫はもうこの時代テーマではなく
    単なるディティールの一つなのでしょうね、良い悪いは別にして。
    そんな中で印象に残ったのが、唯川恵さんの「手のひらの雪のように」と藤野千夜さんの「ビルの中」
    この2編は不倫ではなく“まっすぐな想い”が気持ちいい。

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    2011年02月18日
  • ちいさな幸福 All Small Things

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    記憶に残るような本当に幸福なひとときは、決して贅を尽くした夢のような時間ではなく、心と心が触れ合うなに気ない1コマだったりする。多くの人がそう感じていると知って、なんだかホッとするとともに、日頃なにかと望みすぎている自分に気づけるそんな作品。

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    2011年02月05日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    角田さんの文章は読みやすくて、ぱーっと読めちゃいます。
    たくさんの人が、こんなの本当の自分じゃないーって思いながら生きてるんだろうな。
    旅して、そんな状況から抜け出して。で、その後が大切なんですかね。
    あぁ旅したい♪

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    2011年02月01日
  • まどろむ夜のUFO

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    表現が難しくてよくわかんなかったけど1番目の話はそこそこ好きだった。
    サダカくんみたいな人ってほんと多いんだろうなあ。
    偏見だけど。

    静かに狂ってる人っていう表現が好きだったかな。

    あと、俺に言わせてみるとあいつの方がよっぽど狂ってるよ、が好き。

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    2011年01月25日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    そんなに、たくさん読んでいるわけじゃないけれど、読み始めてしばらくは、村上春樹だーとひたすらに思いました。終わりに近づくにつれ、村上春樹的でないなと、思ったのだけれど。
    角田光代から、村上春樹を連想するなんて、思いもよらなかったから、ちょっと面白かった。比較されてりしてるのか、気になるところ。

    それにしても。旅!旅したい!どこかへ、身軽にぽーんと行ってしまいたい。このゲストハウスでもいいの。安定とは無縁の世界と風のにおい。冬はさむいけど。

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    2011年01月07日
  • 福袋

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    8つの短編は、どれも何かを拾ったり預かったり得たりするところから始まる。みんな決して幸福ではない。不幸でもない。当たりも外れも何でも詰まった感情の福袋を抱えて生きているのだなあ、と、しみじみ思った。

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    2011年01月05日
  • まどろむ夜のUFO

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    登場人物はみんななんとなく不安定でどことなしか大人になりきれない情緒不安定を抱えている。しかも、モラルが欠けていて、価値観とかもちょっと…いや、かなり常人と離れているかんじなので、実際にはお近づきになりたくないタイプの人たち。
    なんともいえない浮遊感が漂っていて、お話が角田さんの文章にとても合っている。だから、登場人物全般的に実際には近づきたくない人たちなんだけど、軽蔑するわけでなく、憧れるわけでもなく、淡々と受け入れることができて、人間っておもしろいなぁと思う。

    ただ、今はかなり落ちている状態なので、正直言うとこの本は読んでてかなりしんどかった。じゃあ、読まなきゃいいと思うんだけど、止めれ

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    2010年12月25日
  • 人生ベストテン

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    6つのお話が収められている短編集。

    その中では、「貸し出しデート」が一番おもしろかったなかぁ。
    この、貸し出された男子、翔が結構いそうなキャラクター。

    「人生ベストテン」は、ついつい自分もベストテンを挙げてしまう。
    まあ、子供を生んだ今となっては、「出産」がトップに来てしまうんだけど。

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    2019年01月16日
  • 庭の桜、隣の犬

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     結婚って、他人と家族になって暮らすって、こわい!


     主人公・房子と宗二は結婚5年目のどこにでもいる普通の夫婦。ありがちな複雑な家庭に育ち、出会い、結婚し、ありがちな漠然とした不安に悩みながら生きている。
     本作にはぞろり、としたイヤなこわさがある。どこの夫婦も突き詰めればこんなもんなんじゃないかと思う。みんな0。

     角田さんは日常を描くのがとてもうまくて、だから心当たりなんかいくらでもあって、そこにぞっとさせられるし、はっとさせられる。

     ああ、こわいこわい!

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    2010年12月08日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    主人公のアキオを始め、「ゲスト・ハウス」に住む人、アキオのアルバイト先の人々、どの人として、共感できる人物がいませんでした。そういう小説も珍しいです。共感はできませんでしたが、お話としては、読み進めるだけの魅力があり、あっという間に読み終わりました。

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    2010年12月07日
  • 三面記事小説

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    どのぐらい実際の事件の要素をとりこんでいるのかは不明だが、
    本物の新聞記事を元にしている、というだけで奇妙さが1レベル上がる。
    なんとも言えない、ぬるっとした感じ。

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    2019年01月16日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    旅から帰ってきてから読みました。思ったほど共感できる部分が少なかったような。中上紀さんのあとがきの中に、良い言い回しがあったので、そっちのほうが心に残ったかも。

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    2010年12月03日
  • ピンク・バス

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    借本。
    著者の本はこれが初めて。
    不思議なお話で、サラリと一冊読めてしまう。
    でも、何かが残る訳でもない。
    この読後の不思議感は面白い。

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    2012年12月29日
  • ロック母

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    短編7つが収録されていますが、発表されたのが92年から07年と幅広いです。最初の「ゆうべの神様」と本のタイトルにもなっている「ロック母」は母親と私をテーマにした作品なんですが、どちらの母親も良く言えば個性的、悪く言えばデタラメです。このふたつはすっとばして他の作品は、海外を舞台にした「緑の鼠の糞」と「爆竹夜」、こっちの方が個人的には好きです。前者はタイを訪れた女と現地にいた日本人男性が出会う話で、短い話の中でバンコクの雰囲気、この二人の微妙な距離感と個性が伝わってきます。後者は中国、えげつない雰囲気と緊張感がたまらないです。全体的に陰鬱でまったくスカっとしない作品ばっかりで、どういう時にこの本

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    2012年08月09日
  • 庭の桜、隣の犬

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    特に得るものがない小説だが、日常生活の細かい描写なんかはさすが角田光代と思われる。
    こういう生産性がない主婦は世の中に多く生息しているんだと思う。
    一応最後で一歩踏み出すのかなと思わせてくれたところは良かった。

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    2010年10月11日
  • エコノミカル・パレス

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    ダメ男と一緒に暮らす女性が主人公なんだけど、その主人公がしっかりしているというわけではなく彼女も変な人。真面目さが逆に出てしまっていて、行動にいちいちいらっときちゃう。え?なんで?って思いながら読み進め、最後もなんかがくっと。なんかさみしい。

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    2010年10月11日
  • ピンク・バス

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    角田さんの本はこれで11冊目です。その感想を書く度に、過去の感想を読み直しているようです。それほど私の中で位置付けが定まらない作家さんのようです。
    「何故、こんな作品を書く必要があったのか」と思う作品が多くあります。それでも力のある作家さんだという事は判るので、あくまで「私には合わない」という意味です。ならば読まなきゃ良いのですが、時々惚れ惚れするような作品に当るので困ってしまうのです。
    この作品は、それらの真ん中あたりに居る感じです。

    「『自分』なんて曖昧なものだよ。」角田さんはそう言ってる様に思えます。
    主な登場人物は、何かになろうとする女性、廻りに流される女性、総論の正論(例えば「人間

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    2016年07月31日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    妊娠が素直に喜べない女性の本。

    赤ちゃんって可愛いから絶対生まれるって分かったら
    嬉しいもんだって思ってたけど、なんだろ、自分を捧げる、ひとりの大人が時間や愛情エネルギーを注がないと育たない危ういもんなんだなぁと感じた。
    人が生まれるということは神秘だし、興味深い。

    魂ってほんとに生まれ変わるのだろうか。

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    2015年11月12日
  • ちいさな幸福 All Small Things

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    12+α恋模様。
    総じて地味めながらもほんわかと。

    当たり前ですが事件も謎解きもなしです笑。

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    2010年07月31日
  • ロック母

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    92年芥川賞候補になったゆうべの神様が、個人的にすごく好きでした。
    マリコの気持ちが痛いほどわかる。燃やしたくなる。あとがきにある、ぐれて家を燃やして逃亡するはなしでは確かにあるが、そんなんでは語れないほど、この話にはあるものがある。
    川端康成賞受賞作のロック母はタイトルが好き。装丁も単行本の真っ黒な感じのがよかったな。
    そしてわたしも角田光代さんの作品は短編より、連作短編とかのが好きってことがわかった。

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    2011年11月04日