角田光代のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2025/1/31 再読 ★4
付箋だらけになった。読み始めはどうもうまく乗り切れなくて、なんとか一文一文読み進めていったが、途中からはドンピシャで刺さる表現の連続。異様なんだけど無理して取り繕う感じ。家族のあり方とか家庭内のことって、他と比べられないからわからないんだよね。怖いよなあ、と思う。
2016/11/3 ★3
読み終わりは、すっきりしなくてなんともいえないモヤモヤが残った。母と娘の関係、気持ちが悪いほど自分と重なる部分があって、嫌悪感すら覚えた。それくらい的確に、繊細な感情が描かれていた(とくに娘視点で)。互いの感情も、しっかりと伝えなければ誤解が生まれる。大人になっても母は母で、娘は娘。ぼんやりした不満は、年を重ねて意地となり、意地が思い込みを生む。端からみたら円満でも、当人たちがどうかはわからない。
家族って、物理的には近い存在かもしれないけれど、心の距離的な意味ではどうなのか?わかっている“つもり”になっているだけで、実は家族の正体なんて知らないのかもしれないと思った。