角田光代のレビュー一覧

  • あしたはうんと遠くへいこう

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    表紙や冒頭章から爽やか恋愛モノを予想させられるが全く違う。恋愛に対する主人公の葛藤に共感する人多数だろうが主人公のはちゃめちゃ男性遍歴に共感できる人は少数だろう。

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    2013年04月05日
  • まどろむ夜のUFO

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    なんだか、よくわからない話たちだった。
    わからない中に恐さなどがあるが、
    どう恐いのかはわからず、ただモヤモヤと恐い。

    ただ、自分にはこんな突拍子ない話を書く想像力がないので、
    そういう意味では、こんな文章をかける想像力を持つ作者にただただ尊敬する。

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    2014年10月10日
  • 庭の桜、隣の犬

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    無関心、無感情ということほど怖いことはあまりないのではないかと思う。

    夫婦なら、長く暮らしていくと、やはりもとは他人なので
    相手の行動に対して苛立ったり年月が経つと前よりもそっけなくなったりするのかもしれないが、
    私は、根底にいつも愛情は持っていて、相手のことを大事に思っていたい。
    だが、房子は、夫に対して愛がないのではないか、と思ってしまうくらい相手に対しての感情がない。夫が四畳半の家を借りるのにも無感情。浮気にも何でも無感情。怒ったりする「振り」をしているだけで、実際は何の感情や欲望も持っていないのだ。
    房子は、昔からそんな性格である。何に対しても。良く言えば放任主義、悪く言えば無感情。

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    2013年03月04日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    『逃げ続けるんだ。目覚ましの音、パンの焼ける匂い、くだらない馬鹿話、千円以下のランチ、特に進展のない合コン、判で押したような穏やかな毎日の中に逃げ隠れて、息を潜めるんだ。憎しみに追いつかれないように。』

    短編集。
    すべての話の主人公たちはみな胸に殺意を抱いている。
    だれも実行するわけでもないのに溢れる殺意を止められない。些細なきっかけで爆発するかしないかのギリギリの心情と、
    殺意の日常性がよく描けていると思った

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    2013年03月01日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    こわい夢見そうな読後感。。

    でもなんかわかることがいろいろあった。
    欠点を指摘してくる男とか
    女の職場とか
    いい人ぶる自分とか
    非日常な一日からの逃避とか。。

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    2013年02月27日
  • 夜かかる虹

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    草の巣は登場人物が考えてることがわからなくて難しかった。今更男から逃げて普通の生活に戻れるのかなぁ。
    夜かかる虹は愛情を同等にあげる難しさとそれによって曲がってしまった姉妹がお互いの思いを内と外でぶつけあっていくところがリアル。

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    2013年02月21日
  • 菊葉荘の幽霊たち

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    なぜか菊葉荘に住みたいという話。

    よくわからない展開が、よくわからないけど流れてゆく。

    最後まで、よくわからなかった。

    すっきりとはしないけど、読み終わったら満足した。

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    2013年01月27日
  • 幸福な遊戯

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    初めて空中庭園を読んだとき、角田さんの世界に引き込まれ、もっと読みたいと思いました。角田さんの処女作である幸福な遊戯も素敵な作品でした。

    角田さんの作品を読むと、家族ってなんだろうと考えるけど、でも実はそんなに深く考える必要はないんじゃないか、と思えてくる。なぜか、とても落ち着く。

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    2013年01月22日
  • ちいさな幸福 All Small Things

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    デートと言っても、相手も、場所も、シチュエーションも人それぞれ。でもそれがその人にとっての小さな幸せなのだ。

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    2013年01月21日
  • ピンク・バス

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    主人公のサエコは、自分の記憶を捏造しこれまで色々なキャラクターを演じて生きてきた。不良少女やお嬢様、そして浮浪者もどき・・・。

    学生時代に出会ったロッカー“タクジ”と結婚・妊娠し、完璧な生活を送ろうと心に固く決意したのだが、突然現れた夫の姉“実夏子”に心を乱されていく。

    登場人物すべてが何だか怪しげで、何が現実でどれが幻想なのか分からない。

    純文学の難しさを感じた。

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    2013年01月14日
  • Because I am a Girl ― わたしは女の子だから

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    ネタバレ

    発展途上国の子供たちの支援に力を入れている国際NGO『プラン』が推進する「Because I am a Girl」キャンペーン。これは、女性であるがゆえに様々な困難に直面する途上国の女の子たちの問題を訴え、彼女たちが「生きていく力」を身につけることを目指すグローバル・キャンペーンだ。

    そしてこの本は、その主旨に賛同する各国の作家たちが様々な支援の現場を視察し、その体験をもとに執筆するという形で発行された7人の作家による書き下ろし短編集。

    ドキュメントあり、深刻な現場にインスパイアされたフィクションもあるが、今日もどこかの国で暮らす名もなき少女たちの真実に迫る物語だ。

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    2013年01月09日
  • 夜かかる虹

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    表題作の登場人物フキコとリカコはお互い気づいていないだけで根本は似たもの同士なんだと思う。相手のせいにして自分の行動を正当化する。

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    2012年12月30日
  • 真昼の花

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    川本三郎氏の解説に共感したので引用。
    「角田さんの文章は、最近の若い作家にありがちな、奇をてらったところ、はしゃいだところがないのが素晴らしい。地味な主人公にふさわしく、文章も地味な良さ、落着きがある。」

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    2012年12月22日
  • 幸福な遊戯

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    角田光代の原点か。
    いまの作品に比べるとクセがないというか、淡々とした感じ。
    ただ、目の前に情景が鮮やかに描き出せるような文字の紡ぎ方や世界観は変わってない。
    そこが好き。

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    2012年12月19日
  • 夜かかる虹

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    顔はそっくり、でも性格は正反対な姉妹の物語。

    もどかしかったり、イライラしたり、恐ろしくなったり。
    でもどれも自分が誰かに抱いたことのある感情があった。

    私を含め、めんどくさい、ひねくれた、ねじれた人間が多い。

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    2012年12月18日
  • ナナイロノコイ

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    女性作家と男性作家の差というものが、決定的にあるのだけれど、それは文章のやわらかさというか、どうしても説明的になる男性作家と、感性を柔らかく言葉で紡いでいく女性作家との、そういう類の差で、そういう差を強く学びたくて読んだのだけれど、読んで決定的に思ったのは、主役となる女性はどこか、世の中の役割というものから乖離しているというか、名前の向こうの「わたし」が重要で、それは説明すればするほど遠ざかっていく類のものなんだということでした。

    という訳で勉強になったはなったのだけれど、うーん、人にはあまり勧めない短編集だ。

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    2012年12月13日
  • ぼくとネモ号と彼女たち

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     中古車を手に入れた"僕"は、高校時代の同級生たちの家を見せびらかせに回るのだが、誰も期待するような反応をしてくれず、落胆のあまりつい嘘をついてしまう。「実は遠くにいくことにしたから会いにきた」と。
     確かにみんな食いつきは良くなったものの、しかしそれが運の尽きで、好きでもない女を助手席に乗せて、聞きたくもない話を聞かされるハメになってしまう。
     さらに"僕"は嘘に嘘を重ねながら、助手席に座る"彼女たち"の目的地までネモ号を走らせることになる。

     ロードノベルのはずなんだけど、まったく動いている感じがなかったのは、わたしが関西人で土

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    2012年11月29日
  • 夜かかる虹

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    この作者らしい、生き方が不器用な主人公が出てくる。私の方がましかも、と思えるからか読み終わるとホッと?するのです。

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    2012年10月08日
  • 異性

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    人気著作も数多い作家の角田光代さんと、歌人の穂村弘さんが、同じテーマ…主として恋愛について自分の考えをや意見を述べたちょっと風変わりなエッセイでした。

    「1.好きというハードル」「2.内面か外面か」「3.おごられ女、割り勘女」
    ・・・・・・・「17.男の勲章、女の勲章」「18.錯覚と致命傷」
    「21.ファッションがアピールするもの」・・・・・etc

    全部で「24」あるテーマについて、それぞれのエッセイが対比されるように書かれているのですが、こんなにも男女の間で考えが違うのかと、興味深く読めました。

    一つ例にとるなら「おごられ女、割り勘女」。
    女性の角田さんの文章を読んで穂村さんは驚いたと

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    2017年11月09日
  • 福袋

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    短編集。
    どのお話しも話しの終わりはどうなるのだろう?とわくわくした期待感と裏腹に、「え?これで終わり?」が繰り返され、ちょっとがっかりした。

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    2012年09月06日