角田光代のレビュー一覧

  • 三月の招待状

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    まだまだ大人になり切れてない感がある男女の物語。どっちに転ぶかは自分次第なんだけど。
    でも、若い時に思い描いていた自分になってる30代40代なんてほんの一握りなのでは。

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    2018年07月26日
  • 学校の青空 新装新版

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    まだ自分の存在を認識できない少女たちのささやかな反乱。小学生から高校生までの不器用で切実な日常を描く青春小説。
    女子の世界は、男子にはとてもじゃないが理解できない。その言動の意味するところや目的が想像を越え過ぎる。あの頃の女子たちはこんなことを考えていたんだと、今さらながら納得する。

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    2018年07月10日
  • 福袋

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    *私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて、この世に生まれてくるのかもしれない…見知らぬ客から段ボール箱を預ったバイト店員。はたしてその中身とは?家を出ていった夫の同窓会に、代理出席した離婚間近の妻。そこで知った夫の過去とは!?自分の心や人生の“ブラックボックス”を思わず開けてしまった人々を描く、八つの連作小説集*

    結論ではなく、その過程のもどかしさや諦観の念を噛みしめるような作風。緻密な心理描写が素晴らしいとは思うけど…ふわりと胸をかすめるものの、霞のような読後感。

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    2018年07月05日
  • エコノミカル・パレス

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     フリーター文学、と呼ばれているらしい。とにかく細かい金勘定が妙にリアルなんやけど、考えるべきことは他にあるやろ、と心の中でツッコミが止まらない。
     34歳と35歳のフリーター同士の同棲生活。男の方のヤスオは典型的ダメ人間で、基本的には働かない、やっと就いた仕事も数日で辞めてしまうという有様。生活費を折半しようという取り決めもなし崩し的に破られている。タイで知り合った同じような人種を勝手に家に居候させたり、失業手当の受け取りを意味のわからない理由で放棄したり。とにかくあかん奴なのである。
     主人公の女は働いているものの、なぜかこんなヤスオをあるがまま受け入れているようだ。消費者金融で金を借りた

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    2018年07月05日
  • みどりの月

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    なんだろう、分かりそうで分からないこの感じ・・・笑
    角田さんの作品に出てくる人達って何か他人事と思えないんだよなー。笑

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    2018年06月28日
  • 学校の青空 新装新版

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    小学校から高校生までの少女たちの閉塞感、不安感を描いた短編集。どの少女たちもさほど深い思慮があるわけではなく、残酷なほどに生き物として生きている感じだ。そう、子供の頃はそうだったと思い出す。

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    2018年05月22日
  • 人生ベストテン

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    人生ベストテンと設定するのは、べストテンをあげるためにいつも人生を振り返り、上からベストなイベントを10個に絞り込むのではなく、平凡な人生イベントから比較すると「これはベストテンとしてのイベントだ」というイベントをひねり出すことである。であるから、気持ちによりその順番が入れ替わることがあり、これがベストテンなら人並み以上だと思えるはずだというイベントなのだ。

    つなり、それだけ平凡な人生であることを受けいれているわけで、たいていの人生はそんなものに違いない。だからうんうん、とうなずけるのであり、感動するわけでもないが共感は誘うのかもしれない。

    しかし、メニュウと「ウ」を入れてしまうのが気にな

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    2018年05月19日
  • わたしの容れもの

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    加齢にまつわるいろんなお話が書いてあって、私の日常にもこんな話出てきた!とちょっと面白く。中でも眼鏡憧憬は朝井リョウさんも視力が悪くなる=眼鏡をかけるに憧れたと自著に書かれていた気がして意外な人気におかしかった。

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    2018年05月18日
  • ロック母

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    何だかざらついたと言うか暴力的な雰囲気の短編集。特に幸福な人はいないんだけど、嫌な気分になることもなく一気に読ませる

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    2018年04月09日
  • 世界は終わりそうにない

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    エッセイやら対談やらをまとめた本。面白かった。
    思えば私が角田さんの本を読み始めたのは「八日目の蝉」が発端だったなあ。読み返したくなった。

    意外だったのは「恋愛」について語っていたこと。やけに納得。

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    2018年03月26日
  • 学校の青空 新装新版

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    中・高生くらいの人間関係が一番難しかった。女だからかな。まだまだ子どもだったなー。そんな誰でも経験するような、10代女子のおはなし。なんか胸が痛い。

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    2018年03月14日
  • ドラママチ

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    高円寺、荻窪、吉祥寺、東京・中央線沿線の街を舞台に、ほんの少しの変化を待ち望む女たちの姿を描く短編集。
    待つ女たちのジレンマがなんとも歯がゆい。現代の女性は、どの分野でも積極的だ。なぜ一歩を踏み出せないのか、待つことに美学があるのか。角田作品には珍しく、共感できない女性たちばかりだった。

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    2018年03月11日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    夜に関するエッセイ。旅先の夜、学生だった頃の夜、引っ越しした最初の夜、、、夜にはいろいろな表情があるということを思い出させてくれる本でした。

    よく、夜書いた手紙(今の時代は手紙ではなくメール?)は朝読み返してから送ったほうがいいと聞きます。夜は私たちを昼間よりも少しだけ感情的にしてしまうから。でもだからこそ夜が好き。自分が過ごしてきた幾千もの夜の中の、自分にとっての特別な瞬間を思い浮かべながら読みました。

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    2018年03月10日
  • ドラママチ

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    どのお話も現状に満足していない人々達をうつうつと書いている。それがまたリアル。きっと世の中こういう人で溢れているはず。この曇ったような雰囲気が好きです。
    どうでもいいけどメニューをメニュウと書いてあるのがどこか可愛いく丁寧な感じで気に入った。
    ゴールマチがどうなったのか気になってしょうがない。

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    2018年03月07日
  • 三月の招待状

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    友人の離婚式から集まった卒業後15年の仲間達の物語。みんな学生時代に何かを残してきて悩んでる。形の上では不倫だの、色々あっても、あの時代に置いてきたものに引っかかっている。とんでもない奴、宇田男も学生時代に少し小説家として売れてしまい結局はその時代に置いてきたものから逃れられていない。普通に近くに居たら自分的にはみんな好きになれない人達。

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    2018年03月03日
  • 三面記事小説

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    自分のダークな部分に更に深く潜れば、私も三面記事に載ってしまう事をしでかすかもしれない。背筋が寒くなるような、だけど一気に読んでしまった作品であった。

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    2018年03月01日
  • 学校の青空 新装新版

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    ・パーマネント・ピクニック
    ・放課後のフランケンシュタイン
    ・学校ごっこ
    ・夏の出口
    の4編からなる短編集。
    タイトル通りすべて中学生、高校生が主人公。
    どれを読んでも心がひりひりする。
    なんでこんな思春期の心理描写上手いの?
    ”放課後のフランケンシュタイン”のいじめのえげつなさ。
    まるっきりないものは書けないわけで、角田光代の中にも
    黒角田の部分を垣間見た気がした。

    ”夏の出口”これが秀逸。
    永遠に出口が見つからないような気がするこの年頃のあの不安定な感じ。
    この女子高校生4人の感情があまりにリアルで高校生の頃の自分(遠い昔)を思い出さずにはいられなかった。

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    2018年02月25日
  • 世界は終わりそうにない

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    著者独特の機知にとんだエッセイと、数冊の書評、それに三浦しをん他との対談等、1冊で2~3倍楽しめるお得本(笑)
    終章の「恋愛じゃなきゃできっこない」は、著者の経験も含めて綴られており、女性なら納得したり、あるいは感心したり、様々な読み方ができるのでは。

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    2018年02月19日
  • 学校の青空 新装新版

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    小学校から高校までを舞台に、校内での人間模様を描いた短編集。「紙の月」以来の角田光代。
    90年代半ばに書かれた作品の文庫新装版だからか・・・ちょっと不思議な読後感の作品ばかりでした。
    可もなく不可もなく??ミステリとか重い作品読みたくない時の「軽い読み物」としては、まずまずかと・・・

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    2018年02月14日
  • 今日もごちそうさまでした

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     食べるという行為のなんとエネルギーに満ちたことよ。食べたあと、物理的なエネルギーに換算されるのはさることながら、食べる前のエネルギーにも圧倒される。角田さん、絶対面倒くさがりちゃう。面倒くさがりなめんな!

     食べられなかったものが食べられるようになった、その感覚にはすごく共感する。わたしも結構な大人になって、世界を旅したときにいろいろ開眼した(日本食を渇望するあまり)。焼き魚、わさび、豆、紅茶、グリーンピース、、今や無意識に「あー鯖の塩焼き食いてえ」と思うし、寿司屋でサビ抜き頼むやつを蔑んでる。それくらい、振り幅がドラスティックに変わることってあるのよ、昔のわたしは信じないだろうけど。
     

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    2018年02月06日