角田光代のレビュー一覧

  • 空の拳

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    角田光代にしてはちょっと冗長?
    彼女自身ジムに通っているということで、思い入れが強すぎ、書き込みすぎたのかもしれない。
    もうちょっとコンパクトにできたはず。特に前半。

    でも、本人も気がつかない、けれども人を潰してしまえるほどの無意識の悪意や、それをものともしない高みに上っていこうとする思いの強さ、何も得られないかもしれないのにそれでもそこに存在しようとする気持ちなどなど、細部はやはり最高に面白かった。
    ボクシング小説にはあるまじきヘナチョコ君を主人公にしたところも○。

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    2017年05月20日
  • ピンク・バス

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    妊娠による不安定さなのか、それとも彼女が元々持っている性格なのか、共感出来る部分と理解出来ない部分が共存する不思議な世界でした。日常なのだけれど非日常でもあり、そのハラハラするような不安定さがクセになるというか、ねっとりとした湿った空気を感じさせる本でした。

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    2017年04月10日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    角田さんの旅にまつわるエッセイは、いつだって信じられないくらい共感しながら読み進められる。読む、というより飲みながら角田さんの話を「うんうん!」と聞いてる感じ。

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    2017年03月30日
  • 世界中で迷子になって

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    角田さんが、「旅」と「モノ」について独自の視点と本音で語り尽くすエッセイ集。
    若い頃はバックパッカーだった角田さんなので、さぞかし旅の達人と思いきや、意外と慎重で小心者的なのが面白い。モノに対しても同様で、世代も一緒なので共感できるところ多数。

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    2017年02月19日
  • まどろむ夜のUFO

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    角田さんの初期短編集。
    久しぶりに読んだ角田さんのですが、どうもダメでした。
    「まどろむ夜のUFO」「もう一つの扉」「ギャングの夜」
    いずれも何かの生き方に捕われた主人公のを描いた作品です。主人公たち不安定さや危うさは感じられるのですが、決着はおろか方向性も見えないエンディング。
    文学的なのかもしれませんが、生硬さばかりが目に付き、言いたい事が伝わってこない感じです。

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    2017年02月19日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    短編集そこらにたくさんありそうな殺意をもつ話ドロドロした感じではなくそう言うことあるよね〜的な…
    うつくしい娘は興味深い話だった

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    2017年01月11日
  • かなたの子

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     おみちゆき
     和尚様が人身御供となっている。その確認を目の良くない母と共におこなう征夫。
     和尚様は、征夫が学校に上がらないころに米や野菜を食べることをやめ、木の皮や水の代わりに漆を飲んでいると言う噂があった。痩せ衰えたのち、知るはずがないことを知っているように話すようになった。どこぞの嫁様に亭主が怪我をして帰ってくるからお医者様を呼んでおきなさいだとか、じきに稲妻が落ちるから家から出ない方が良いだとか。そうしたら本当にその事柄が起き、みなが和尚様に一心に祈るようになった。

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    2017年01月10日
  • 空の拳

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    読む順番を間違えたんだな~。
    「拳の先」を先に読んでしまったから。

    先にこちらを読めばまた違ったのかもしれない。
    結末がわかっているせいもあるけど、とても冗長に感じてしまい、読み進まず…パラパラ~っと読み終えた。
    力作?なのに、ごめんなさい。

    でも、この2冊のお陰で、年末のボクシングの試合が楽しめた。

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    2017年01月05日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    ネタバレ

    可もなく、不可もなく。
    と思ってしまうのは、私がアジアを放浪しなかったからだろうか。
    ーーー
    アジア放浪から半年ぶりに帰ってみると、変わらないはずの恋人は、別の男と暮らしていた……。なんとか僕は、旅先で知り合った女性の一軒家に転がり込む。だがそこは、行くあてのない人が一時的な共同生活をおくる、旅の途中のゲスト・ハウスのような場所だった。
    旅の終わりを探す、直木賞作家の青春小説。

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    2016年12月27日
  • マザコン

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    母親との様々な関係が描かれた短編集。息子と母、娘と母ではそれぞれ母に対する捉え方、向き合い方が違うなと常々思ってたけど、この本を読んでさらにそう確信できた。息子はいつまでも子供と親の関係でいれるけど、娘は成長するにつれ母親を対等なもの、若しくはいち女性として意識するようになる。このお話では、割とこじれてる親子関係が多かった色んな母親像がみれて面白かった。娘を持った今の時期に読めて良かった。

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    2016年12月12日
  • 世界中で迷子になって

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    今まで著者は自由奔放で大胆不敵なのだと思っていたが、「よくある犯罪の手口」を諳んじて旅行をするというのだから認識を改めた。知れば知るほど面白い人だ。

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    2016年12月03日
  • 薄闇シルエット

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    ホームメイドケーキ…結婚してやると言われて喜ぶ人はまずいない。
    月とハンカチ…ワインのコルクを店員さんに開けてもらおうとする発想がおばさん的。
    薄闇シルエット…玄関で泣き崩れる女はかなり惨めそう。
    ホームメイドケーキ、ふたたび…この世を後にしたお母さんの優しさはしっかりと娘たちに伝わった。
    記憶の絵本…自信がなくて手探りだとしても前には進んでいるし、それで十分かと。
    ウエディングケーキ…無かったことにされたスピーチが真実だったのが最高。
    空に星、窓に灯…取り残されたとしても自分を見失わなければ大丈夫。

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    2016年11月27日
  • 空中庭園

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    2025/1/31 再読 ★4
    付箋だらけになった。読み始めはどうもうまく乗り切れなくて、なんとか一文一文読み進めていったが、途中からはドンピシャで刺さる表現の連続。異様なんだけど無理して取り繕う感じ。家族のあり方とか家庭内のことって、他と比べられないからわからないんだよね。怖いよなあ、と思う。


    2016/11/3 ★3
    読み終わりは、すっきりしなくてなんともいえないモヤモヤが残った。母と娘の関係、気持ちが悪いほど自分と重なる部分があって、嫌悪感すら覚えた。それくらい的確に、繊細な感情が描かれていた(とくに娘視点で)。互いの感情も、しっかりと伝えなければ誤解が生まれる。大人になっても母は母

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    2026年01月08日
  • 庭の桜、隣の犬

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     郊外のマンションに暮らす三十代夫婦、子供なし。彼女の平和な日常に不穏な空気が漂い始める。旦那が別宅で不思議ちゃんと密会、その旦那の母が熟年見合いをし初老の男性に入れあげる。何より主人公、妻房子の感じ方がどこか世離れしていて可笑しい。幼少時には天才とうたわれTVにも出演した彼女だったが、今はただの人になるという設定、特殊な事件が起きなくてもぐいぐい読ませてくれる。さすが角田光代だと感心した。

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    2016年10月26日
  • 今、何してる?

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    角田光代さんのエッセイは共感できたり、「???」と思ったりしながら、気楽に読めるところが好きです。でも私はこの人と一緒には住めないだろうなぁ…なんか振り回されそうで…

    「読書をすることで、世界中どこにでも行けて、誰にでも会える」という当たり前のことを思い出させてくれました。

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    2016年10月22日
  • エコノミカル・パレス

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    これといった特徴がないのに何だか不思議と引き込まれた。平凡な日常の先に何があるのだろうと思ったら話が終わってしまったのに不満はなく暖かな余韻に包まれた。

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    2016年10月16日
  • 人生ベストテン

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    現実よりも現実的な感じ。
    現実ってもうちょっと夢もあるし楽しいんじゃないかな。だから、自分の現実がいいもののような気がしてくる。
    でも、友達の打ち明け話聞いてるみたいで、おもしろかった。

    2016/9/23

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    2016年09月27日
  • 私たちには物語がある

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    「書評集・感想文集(角田氏曰く)」の類は、ついつい買ってしまって、新しい本に出合うきっかけでもあったけど、ここ最近は少し食傷気味で、なるべく手に取らないようにしている。

     この本も数年前に手に入れて、途中まで読んでそのままだった。今回、本棚整理中にすべてに目を通す。

     少し年月が経過している感想文が多いけれども、「佐野洋子」氏の書籍を一度読んでみようかなぁと思ったきっかけにはなりました。

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    2016年09月07日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    2016/9/5
    短編なのが残念だと思うくらい、どの話も続きが気になった。ちょっとこわいけど、日常的。身に覚えがあるような感情。

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    2016年09月05日
  • 福袋

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    私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて、この世に生まれてくるのかもしれない…。謎で不可解な届け物や依頼、同僚、夫など身近な人の不可解さに出くわす8つの連作小説集。

    連作小説集とあるから連作短編集かと思ったら、そうではなかった。どの短編もどこか消化不良で、総じて物足りなかった。
    (C)

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    2016年08月27日