角田光代のレビュー一覧

  • 三面記事小説

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    自分のダークな部分に更に深く潜れば、私も三面記事に載ってしまう事をしでかすかもしれない。背筋が寒くなるような、だけど一気に読んでしまった作品であった。

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    2018年03月01日
  • 学校の青空 新装新版

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    ネタバレ

    ・パーマネント・ピクニック
    ・放課後のフランケンシュタイン
    ・学校ごっこ
    ・夏の出口
    の4編からなる短編集。
    タイトル通りすべて中学生、高校生が主人公。
    どれを読んでも心がひりひりする。
    なんでこんな思春期の心理描写上手いの?
    ”放課後のフランケンシュタイン”のいじめのえげつなさ。
    まるっきりないものは書けないわけで、角田光代の中にも
    黒角田の部分を垣間見た気がした。

    ”夏の出口”これが秀逸。
    永遠に出口が見つからないような気がするこの年頃のあの不安定な感じ。
    この女子高校生4人の感情があまりにリアルで高校生の頃の自分(遠い昔)を思い出さずにはいられなかった。

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    2018年02月25日
  • 世界は終わりそうにない

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    著者独特の機知にとんだエッセイと、数冊の書評、それに三浦しをん他との対談等、1冊で2~3倍楽しめるお得本(笑)
    終章の「恋愛じゃなきゃできっこない」は、著者の経験も含めて綴られており、女性なら納得したり、あるいは感心したり、様々な読み方ができるのでは。

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    2018年02月19日
  • 学校の青空 新装新版

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    小学校から高校までを舞台に、校内での人間模様を描いた短編集。「紙の月」以来の角田光代。
    90年代半ばに書かれた作品の文庫新装版だからか・・・ちょっと不思議な読後感の作品ばかりでした。
    可もなく不可もなく??ミステリとか重い作品読みたくない時の「軽い読み物」としては、まずまずかと・・・

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    2018年02月14日
  • 今日もごちそうさまでした

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    ネタバレ

     食べるという行為のなんとエネルギーに満ちたことよ。食べたあと、物理的なエネルギーに換算されるのはさることながら、食べる前のエネルギーにも圧倒される。角田さん、絶対面倒くさがりちゃう。面倒くさがりなめんな!

     食べられなかったものが食べられるようになった、その感覚にはすごく共感する。わたしも結構な大人になって、世界を旅したときにいろいろ開眼した(日本食を渇望するあまり)。焼き魚、わさび、豆、紅茶、グリーンピース、、今や無意識に「あー鯖の塩焼き食いてえ」と思うし、寿司屋でサビ抜き頼むやつを蔑んでる。それくらい、振り幅がドラスティックに変わることってあるのよ、昔のわたしは信じないだろうけど。
     

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    2018年02月06日
  • 空の拳

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     スポーツによる感動は、映画や音楽から得られるそれよりも長く持続するそうだ。それは試合の結果はもちろんだがそこに至るまでのストーリーを共有するからだという。ボクシングではKOする一撃、野球ならホームラン、サッカーならゴール。それぞれの一発のために選手はひたすら練習する。 立花に負けた矢部達也の「たまたまはない」という言葉は印象的だ。スポーツは身体にいいというが、それはほどほどにやっている場合であり、勝ち負けの試合を伴うスポーツは試合はもちろん練習でも怪我をすることは度々だし、死んでしまうことだってある。空也は、立花をはじめ坂本や中神の練習に対するひた向きな態度からボクシングに魅了されたんだろう

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    2018年01月20日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    読後感はあまり良くない話ばかりだけど、心のどこかが癒される感覚もある。
    人は善意だけでは生きられないのかもしれない。

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    2018年01月10日
  • まどろむ夜のUFO

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    気持ち悪いと思うような人ばかりが出てくる。
    自分もそういう部分を抱えて生きているのだと思い至った瞬間、知らぬ間に私もリボンの裏側を歩いていることに気づく。

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    2018年01月07日
  • 今日もごちそうさまでした

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    著者の好きな、または思うところのある食材について季節ごとにまとめたエッセイ。著者の偏食→食べられるようになったという話がとても多い印象。ほのぼのと読める一冊。

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    2017年12月31日
  • 予定日はジミー・ペイジ

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    まずは自分は女性ではないので。と前置きし。
    出産へ向けての気持ちの変化がよくわかった気がします。
    最後は嫌いだった父も受け入れることができた。
    そこまで思わせる出産。
    やはり素晴らしいことですよね。

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    2017年11月30日
  • ポケットに物語を入れて

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    読書という至福の時間をたっぷり詰め込んだ、角田印の極上本いっぱいのガイドブック。
    読書欲情を誘う解説もさることながら、いちばんそそるのは、図書カード三万円使い放題の「本が私を呼んでいる」。本好きなら堪らない夢のような企画に、一緒に幸せを共有した気分になる。やっぱり、本との縁を感じるのはリアル書店である。

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    2017年11月21日
  • マザコン

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    共感する部分があると、自分が嫌な娘に思えてくる。
    そんな感情を抱いたことがあるなんて、母には絶対に知られたくない。
    ーーー
    「あなたはマザコンよ、正真正銘の」妻に言われ、腹立ちまぎれに会社の女の子と寝てしまったぼく。夫より母親を優先する妻のほうこそ、マザコンではないのか。苛立つぼくの脳裏に、死の床から父が伸ばした手を拒む母の姿がよみがえり……表題作ほか、大人になった息子たち娘たちの、母親への様々な想いを描く作品集。疎ましくも慕わしい母と子の関係ーー胸がしめつけられる、切なくビターな8編。

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    2017年11月28日
  • 幸福な遊戯

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    風邪を引いて、胸がむかつく状態で読むのには向かない本です。

    いずれも家族をテーマにした作品ですが、いわゆる"普通の家族"は憎むべきものとして、あるいはどこか憧れのものとして描かれます。

    どちらが著者の本音なのでしょうか。普通に生きる事を拒否(あるいは逃避)しつつも、いつかは普通の幸せを得たいというのか、あくまで拒否し続けるべきと言いたいのか。多分、著者自身こたえを出せていないのだと思います。

    中途半端とも言える結末です。そのあたりはデビュー当時の重松さんを思い起こさせます。この作品も角田さんのデビュー作だそうです。その後、どんな作品を書いていくのか、気になる作家

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    2017年10月30日
  • 降り積もる光の粒

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    角田さんの旅エッセイいつも楽しく読んでいるのですが、後半は少し重い内容でした。「失ったものは取り戻せない新たに作らなければいけない」そうですね、つい元通りにとか取り戻しましょう、と言ってしまいますが全てを元に戻すことなど出来ないんですよね・・・。

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    2017年09月24日
  • まどろむ夜のUFO

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    何が正常で何が異常なのか、そもそも正常と異常ってなんなのか少し考えさせられる物語だった。まぁ他人に危害を加えるような異常って困るけどこれが間違いなく正常ですって言い切れる事って世の中ないよなぁ。
    その他の二編も日常であって日常ではない不思議な雰囲気のある物語でした。

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    2017年08月06日
  • ポケットに物語を入れて

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    ネタバレ

    角田さんってホントに本が好きなんだなー。楽しそうに本を読む人だ。エッセイというよりは秀逸なレビューといった感じ。これを読む前に掲載本を読んでおくと楽しさ2倍かも。残念ながら私は1割くらいしかわからず。。。

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    2017年07月28日
  • 私たちには物語がある

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    角田さんの書評が集まった1冊でしたが読んだ本や、ちょっと気になっていた作家さんの書評があって新たな発見がありました。

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    2017年07月23日
  • みどりの月

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    ネタバレ

    収録されているのは『みどりの月』と『かかとのしたの空』。どちらも何かから逃げているひとたちの話。
    今の心境としては、逃げるということを肯定したい気持ちでいる。無責任かもしれないけれど。

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    2017年07月09日
  • 降り積もる光の粒

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    ネタバレ

    なんて素敵なタイトル。
    旅で経験したことはすべて光り輝く粒となって自分の中に蓄積されてゆくんだ。楽しかったことも、感動したことも、美しい景色も、人の温かさもすべて。そしてちょっとしたトラブルでさえも。
    海外一人旅はまだまだ自信がないけど、やっぱり旅に出たい。個人的にはチータンタンを教わったカップルとの出会いから結婚式までの件が好きだったなあ。

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    2017年06月29日
  • ポケットに物語を入れて

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    知らない作家さんの作品が多かったにも関わらず読んでみたいな思う瞬間があって、私は角田さんの言葉の力にも惹かれたようです(笑)

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    2017年05月20日