角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
角田光代の代表作の一つということで読んでみた。子供の誘拐がテーマと聞いて、八日目の蝉をイメージしたのだが、ハートウォーミングな物語だった。
夏休みが始まり、退屈を持てあましていた主人公の前に離婚した父親が現れる。父は「誘拐」という言葉を使い、予定の決まっていない旅に主人公を連れ出すのだった。
行き当たりばったりな父の行動と、反抗しながらもその生活を楽しみ始める娘。海から山の寺、そしてキャンプ場。父親は所持金が少ないらしく、後半の旅はまるでホームレス親子のような状況だ。しかし、悲壮感はない。口うるさい母親から離れ、だらしないが自由な暮らしの父親との時間を愛おしむ主人公。
「八日目の蝉」や「 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ10代からの長い付き合いである彼氏の影響って本当に強い。
私も10代で初めて付き合った人と10年近く続いたけど、そこが自分の常識だった。
別れた後は何もかもが驚きであった。
和歌にとっての仙太郎は永遠のライバルであり物事の基準的存在。
恋人というより仙太郎が全ての目盛りだったのかも。
仙太郎は言うほど悪い人では無いと思った。
和歌と普通に向き合って人生を共にしていきたかっただけでしかない。
和歌が思うほど仙太郎は特別な人間では無かっただけ。どこにでもいる、あたたかい家庭の幸せを求める普通の人だったのだと思う。
攻められてる気持ちになるのは、和歌自身が自分の足りない部分への劣等感が強 -
Posted by ブクログ
旅がお好きな角田さんならではのストーリー展開かな、と思いました。
恋愛に、男に夢中になって、そしてふとしたきっかけで喧嘩して。
そこでリセットして旅に出る。
リセットはどうやるかというと、住み替えだったり、旅だったりするのです。
世間一般にはなかなかリセットに踏み切ることはできないけれど、いずちゃんは家財すべてを捨ててリュックひとつで踏み出します。
今住んでいるところをすべて捨てるので、戻るところはとりあえずなくなっています。そこまでリセットして大丈夫か? と不安になるくらいのリセットなのですけれどある意味潔い。
こうやってときどきリセットする人は世の中に結構存在しているのかもしれない。