角田光代のレビュー一覧

  • あしたはうんと遠くへいこう

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    旅先で読みたいと書いてあったので、旅先でも読んでみた。

    ここまで恋に溺れる事は脳内ではあっても行動としては無いんだよな。

    一度でいいから、こんな風にどうしようもなくなってしまいたい気持ちもある。

    どっか脳内でわーってなってても、心が苦しくても、日常を送れているし。

    多少の行動はあっても衝動みたいなものにまではなってないような。

    いつまでも脳内恋愛してる場合じゃないんだよな。

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    2022年07月07日
  • ひそやかな花園

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    幼少期、夏になると訪れていたキャンプ。
    そこに集まっていた家族たち。
    子どもたちにとって楽しい思い出だった夏のキャンプはある年から急になくなり、キャンプがあったことすらなくなってしまった。
    子どもたちは大人になったあともキャンプの思い出を抱き、生活していく。

    怪しいキャンプに最初は新興宗教団体の話かと思ってしまった。
    登場人物が少し多い気もするが、一つの体験に対しても人の数だけ見方があるということか。

    子どもにできるだけいい資質を、と親なら誰もが思うもの。
    これから先、ありえない未来ではない話。

    自分自身のルーツに一人ひとりが自信を持って生きていきたい。

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    2022年07月03日
  • 笹の舟で海をわたる

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    主人公の女性の主体性のなさが不快だった。主体性がなく流されているから他人に対して疑心暗鬼に陥ってしまう。自分自身の趣味とか楽しみとか全くないし。

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    2022年06月30日
  • 学校の青空 新装新版

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    逃げ出したい気持ち、このままでいいのかという焦り、もっと奇抜な人生を送りたいという進路の悩みを鮮明に描いている。その不安定な感情に懐かしさやもどかしさを覚える。

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    2022年06月29日
  • 菊葉荘の幽霊たち

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    瓶やカプセルに入り、波間を胃の中を浮遊している感じ。“普通”をどことなく嫌悪しつつもそこに浸っているが、決して交わらない...。この終わり方は好きだなぁ。この衝動が生きる力になる。

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    2022年06月27日
  • 夜かかる虹

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    標題作はフキコの感情がリアルで胸に迫る。少なからず同じような思いを抱いていたあの頃を思い出す。2編目は、なかなかつかみどころのない展開だが、蟻地獄に落ちてもがいているような感じ。いいよ、生きてて、と言われている気がした。

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    2022年06月25日
  • 学校の青空 新装新版

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    読み進めるうちに蓋をしていた小学生から高校生時代の感情を覗いている感じ。理由なく何でもできる気でいたり、何者にもなれない気でいたり..。「放課後のフランケンシュタイン」が好みかな。私の電熱器のコンセントはいつ抜かれたんだっけなぁ。いいや、蓋しとこ。

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    2022年06月23日
  • まどろむ夜のUFO

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    標題作含む中短編3編。フワフワした危うさを醸し出しながらも、そのままトンネルを抜けたり、次の扉を開けるような感覚...。斎藤美奈子さんの解説が秀逸なのですが、読めた気になってしまうので、必ず読後に読まれることをオススメします。

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    2022年06月22日
  • ピンク・バス

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    中編2編。標題作は読んでいてとても疲れるが、疲れる理由が自身にあると知る。そうなんですよ、演じてきたことが血肉になっているのか、簡単にこそぎ落とせるのか...。
    2編目の方が好み。諦めや焦燥などの感情にどっぷりと浸る。帰ってくるのかな、イタガキ...。

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    2022年06月20日
  • これからはあるくのだ

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    そこかしこでニヤニヤ、フムフムと読まされたエッセイ。幼少期や若かりし頃のものが多めで、著者のルーツを辿っているような感じ。自身の過去の記憶が呼び起こされ、どこか懐かしく心穏やかになる。三浦さんの解説もいいですね。またいつかパラパラと頁を捲りたくなる一冊。

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    2022年06月19日
  • エコノミカル・パレス

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    コミカルな文章とその経済的な逼迫感の対比が面白く一気読み。金策に走った若かりし日々を思い出す...。たった数万円を借りるあのドキドキ感。えいやぁとぱあっと使いたくなる衝動。いいからヤスオくん、働きたまえ!

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    2022年06月17日
  • 今日もごちそうさまでした

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    ネタバレ

    角田さんが語る食材の独特な表現が好きです。手触り・舌触り、どれも「ああ分かるなあ」という表現です。
    それぞれの食材に対するエピソードも面白いです。時に切なさもあり。一人一人何かしらのエピソードがあるものでしょう。私だったら何を書くのかなあ。
    お腹が空き、料理がしたくなる1冊でした。

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    2022年06月12日
  • ドラママチ

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    人はいつも待っているものなのか?
    子供に対して 皆に対して 政治に対して 好きな人に対して 自分では気が付かないが何に対してマチ。

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    2022年06月12日
  • 幸福な遊戯

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    ほおぅ...。デビュー作はこういう感じなんですね。標題作は、よくある設定と思いきや、なかなかの変化球。まぁ、約30年前の作品ということで、いろいろと懐かしい。描きたいことの一端をチョイ出ししている感じでしょうか...。さぁ、次行きましょう!

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    2022年06月08日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    表紙の感じや題名から想像してたのとは、だいぶかけ離れた内容だけど、映画を見てるように光景が浮かんできて、面白かった。
    ここまで激しくはないけど、好きな人に夢中になって演じてみたり無理してみたりって言うのは共感出来る。
    この後何年後か、ちゃんと幸せになってて欲しいな。

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    2022年06月05日
  • キッドナップ・ツアー

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     夏休みの初日に、家からいなくなったお父さんに誘拐されたという事件めいた設定だが、実のところ本人も了承済みの誘拐。本文はその誘拐された小学5年生のハルという女の子の視点から描かれている。
     金もなく、だらしなく、計画性も全くない所謂ダメなろくでもない父親だが、なぜかその存在は憎めない。娘に対する愛情が感じられるからかなとも思う。そんなろくでもない父親でも光り輝いて見えることがある。そのようなちょっとした人生における煌きのような余韻を残す作品。
     2000年に路傍の石文学賞を受賞した作品。

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    2022年06月01日
  • 三月の招待状

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    『離婚式』の招待状が届くところから物語が始まる。大学時代の仲良しグループを中心としたお話。

    年を重ねて、現実を生きていく中でも、自分たちの中に根強く残る若かりし頃の自分。

    登場人物たちの心情が、30代になった自分と重なる部分もあるなと思った。

    日々の生活に不満はないけれど、なんだかモヤっとする、隣の芝が青く見える、そんな時に読みたい一冊。

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    2022年05月22日
  • トリップ

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    とある町で暮らす人たちの連作短編集

    1つのテーマの絵をいろんな角度から
    切り取ったみたいに感じた
    読み終えるとすごーくじっくり観察した気分

    性別も年齢も職業も多様な人たちなのに
    彼ら(彼女ら)の日常がありありと描かれていてすごい
    このすごさは解説で気付かされた

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    2022年05月20日
  • トリップ

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    角田光代さんらしいー!
    周りから見れば、何の変哲もない「普通の町」に
    生きる、「普通の人」。だけどみんな抱えていて。
    狭い世界で、抱えて生きている。変わり映えのない
    毎日の中でふとした時に感じる虚しさも、
    自分でも何故かわからない孤独感も、
    それと共に思い出される自分だけがわかる情景も。
    少しの感情の揺れや澱み。
    出てくる登場人物一人ひとりが、抱えた問題に向き合ったり寄り添ったり、共存しながら、生きていけますようにと願ってしまうような。

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    2022年05月18日
  • エコノミカル・パレス

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    書く仕事に重きを置いて、バイトで生活費を稼ぐ…女強しの作品が多い中、違った強さの主人公であった…
    タマシイの感じどころは人それぞれ

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    2022年05月10日