角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
数ページ読んで5, 6年前に一度読んだ小説と気付いたが、記憶が朧げでほとんど忘れていたので再読。
感想は、こわい。
解説でも始めに怖いと書いてあって、全くの同意見だと思った。
誰も死なない、誰かに同情されるような境遇でもない、なのにこわい。
角田さんの小説は、時々猟奇的で不気味さを孕んでいて心から怖いと思う時がある。(みどりの月が割とトラウマ)
本作の主人公、房子・宗二夫妻は徹底的にズレている。
お互いに特に不満はないはないけれど、だからといってなぜ夫婦をしているかもわからないようなゼロの2人。
虚無感がすごい。
でもなんとなくわかる気もする。
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Posted by ブクログ
著者の本との関係性がとても素敵だと思った。
p18
カラー版の星の王子さまを持ってきてくれたおばは、私が中一のときに亡くなっていた。彼女が持ってきてくれたその本もすでに手元にはない。けれどその本に書かれていることを理解したとき、その物語を、物語の世界を、言葉のひとつひとつを、もう一度おばから受取ったように思えた。九年という時間を飛び越えて、再度手渡された贈りものに、私は感じられたのである。
百人いれば、百個の個性があり、百通りの顔がある。つまらない人なんかいない。残念ながら相性の合わない人はいるし、外見の好みもあるが、それは相手が解決すべき問題ではなくて、こちら側の抱えるべき問題だ。つま -
Posted by ブクログ
637ページに渡る下巻、1週間かけて読み終わりました。源氏物語のうち、光君が亡くなった後の宇治十帖。スーパースターとも言うべき光君とは違い、人間臭さが溢れている男2人、女3人の物語。最後は「えっ、これで終わり?」という呆気なさで終わってしまうけれど、訳者あとがきで書かれているように、これから先は読者の想像に委ねられているのだと思う。
何にしてもこの大長編を読み終えた達成感がものすごい。そして、これを訳した角田光代さんや編集者さんの偉業に拍手を送りたい。とても読みやすい訳で、すらすらと読めた。読書好きとして、源氏物語を通読できて良かったし、ありがたく思う。 -
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Posted by ブクログ
短編集
これはそこまではまらなかった、文学的なフレーズ多め
誕生日休暇が一番印象的だった
なんとなくいったハワイ一人旅で出会った明日挙式予定の男の人の話が面白かった
10年付き合っててなんの問題もなく運命の人だと思ってた女の人にプロポーズしようと思って指輪を持って待ち合わせ場所に向かう途中人身事故で足止めを食らう、その間に待ち合わせ場所で待ってる彼女は過去に付き合ってた男の人と偶然会い食事に行く、今日会う約束をずらそうと体調が悪いから近くの友達(なかちゃん)の家に行くと嘘の連絡を彼にする、彼は遅れてなかちゃんの家に行くが彼女はおらず結婚記念日に記念日のことを忘れてる旦那の帰りを待つなかちゃん -