角田光代のレビュー一覧

  • 東京ゲスト・ハウス

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    半年間のアジア放浪から帰国した僕
    金もなく泊めてくれるアテもない
    旅先で知り合った女性の家を頼る
    そこは格安シェアハウス的ゲストハウス
    バックパッカー達が間借りしている
    何をやっても生きていけそうだけど
    生きていけるところが見当たらないモラトリアム真ん中
    従姉妹が若い頃書く仕事をしていて、もう吐き出すものがないって、インドからネパールに入り、かなり長い間住み着いていた
    それは、世界が違う、社会が違う、誰だって貴重な体験ではある
    当時は、行動力が羨ましかったけれど
    でもね、若い頃は自由でいいけどね、皆んな平等に歳を取りますから、何処にいても国民年金は納めておいてくださいね
    この小説の僕は、帰るべ

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    2024年05月06日
  • 幸福な遊戯

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    家族とか、生きていく中で、関わる人たちの存在を考えました。でも、1人では生きていけないことも再確認。

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    2024年05月02日
  • しあわせのねだん

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    光代の買い物によるエッセイ。趣味が(小さな)買い物の私としては、こんなやり口で記録していけばエンターテイメントになるのか、と少し発見でした。

    「モノより思い出」なんてコピーもありますが、私からすると、モノを買ったことによって生ずる思い出もあるぞ、と今までは思ってたわけです。(レコードを買ったり古着を買ったり)

    ですが、帯にもなっている「記憶9800円×2」は、 死んだ母親との最後の旅行の顛末をつづった話がな印象的でした。たしかに、先日友達と久々に会って、7年前の金沢旅行の思い出話になって、旅行って、まあまあいいお金の使い道だなと思うようになってきました。

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    2024年05月01日
  • 今、何してる?

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    感想
    違いを認め合う。全てに共感しなくてはいけない。そんなの恋愛じゃない。相手を認めない。幼稚なわがまま。どうやって先に進めばいいか。

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    2024年04月29日
  • 幸福な遊戯

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    1990年 第9回海燕新人文学賞受賞作

    「幸福な遊戯」
    男子2人と私
    三人のシェアハウス
    感情のシェアにはいたらず
    角田さんの原点のような作品でしょうか
    女子の強さが悲しい

    「無愁天使」
    父と娘二人
    母の入院の為働き続ける
    長い抑圧生活の後 三人は自由そのものに振り回されていく

    「銭湯」
    自分の望む架空の自分を 母親宛の手紙だけに生かし続ける

    短編3作
    角田さんの出発点なのかな
    三作に 自分の気持ちを 隠しきり、ごまかし、偽る 若い女性達が依存する遊戯を書いている
    一瞬の幸福感はある 継続しない幸福

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    2024年04月28日
  • しあわせのねだん

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    やっぱりエッセイというのは
    作家さんの人となりに迫れる面白いジャンルだなぁと思う。

    角田さん、ずぼらなのか几帳面なのか、
    無頓着なのか凝り性なのか、
    相反するような性質をたくさん持ち合わせているところ、
    物語の登場人物ではなく生身の人間なんだなぁと

    お金を払うことで得るものは、
    その場で交換するモノやコトだけとは限らない
    何かにお金を払うことに対して考えさせられる内容だった

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    2024年04月28日
  • かなたの子

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     日本の古くからある民話や伝承の延長のような、ねっとりとした闇を感じる短編集です。

     ホラーやオカルトといった雰囲気のお話が集まった一冊でした。
     即身仏の話、田舎から上京した旧友との同窓会の話、押し入れの中の梯子の話、『道理』の話、前世の話、生まれる前に一人になった双子の話、生まれる前に死んでしまった子の話、パワースポット巡りのツアーの話。
     どれも、読んでいる間に何とも言えない、暗い何かを覗くような感触がありました。虫の声がうるさい蒸し暑い真夏の夜に、突然ふっと虫の声が止んでねっとりとした重苦しい闇が迫ってくるような、明るいところにいてもそこここにわだかまる暗がりに何かが潜んでいる息遣い

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    2024年04月26日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    人によって
    タイミングによって
    環境によって

    それぞれが見せる愛の形
    私の在り方

    自信を持っていよう
    根拠がなくても
    まっすぐ生きていれば大丈夫

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    2024年04月20日
  • 銀の夜

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    彼女たちと同じくらいのときは自分ももがいてた
    これで良いのか?とか本当は違ったのかも?とか
    他者に認知されないくらいほんの小さなことでも
    満たされて前に進むきっかけになることがある

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    2024年04月06日
  • ゆうべの食卓

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    オレンジページで連載されていた短編集。オレンジページの特集に合わせた内容になっていたとの事で、グラタンや卓ドンご飯、お弁当などの家庭料理が登場する。美味しそう…!

    「ようこそ料理界へ」の章がお気に入り。

    ⚫ 「食べたい料理は腹を満たす、作りたい料理は心 を満たす」

    ⚫「あくまでも日常食を大切にせよ」

    ⚫「料理を義務にするなかれ。手抜き、外食、出来合い惣菜が長続きの秘訣」

    師匠の教えを私もしかと心得ます。


    特別な思い出になる食卓もあれば、もちろん日常の1ページとして記憶の波の中に埋もれてしまう食卓もある。
    そんな埋もれてしまうような、何気ない食卓も幸せの形だよなぁ。

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    2024年04月06日
  • いつも旅のなか

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    旅と言うより冒険!という感じ。ライフラインは整っていない、言葉も通じない、虫だらけもへっちゃら、そんな辺境のような所での体験を楽しみに旅に出続ける作者は逞しいの一言。こんなにも憧れない、真似出来ない旅のエッセイはある意味衝撃かも。旅の楽しみ方はホント人それぞれだと思った。

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    2024年04月03日
  • 福袋

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    不思議な読後感の物語集だった。
    日常にありそうな、それでいて自分の人生にはないような物語で先を急ぐように一気に読み切った。

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    2024年03月28日
  • 坂の途中の家

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    ネタバレ

    裁判員制度に選ばれた専業主婦の里沙子。
    3歳の娘を義理の両親に預け、法廷に通う10日間の物語。

    事件の内容は幼い我が子を浴槽に落として殺害した事件。
    嫌々ながらも裁判員補助として通い始めるが、どんどん事件に引っ張られ、容疑者に自分を重ね合わせていく姿が読んでいてとても息苦しく、たびたび怖さから鳥肌が立ちそうになる。
    裁判員制度に参加する前と後で、自分の夫への見方が全く違うものになってしまったところは本当に怖い。

    ・母乳育児に苦しみ、半ば囚われるものの終わってみたらめちゃめちゃどうでもよかったことに気づく
    ・育児がうまくいかなかったり子供の発育に心配なことがあると周りにうまく相談できなかった

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    2024年03月24日
  • だれかのいとしいひと

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    抽象画を見ているような感じ。

    物語というより感情とか思いをフォーカスしているような作品。

    恋愛(失恋?)に関する短編集。
    全部どこか歪な愛というか、
    だけどそこがすごくリアルで、
    劇的な愛の作品も多い中、
    形のない感情だからこそいろんな恋愛があって、
    その複雑な感情を作者の独特な表現に絵画的な魅力を感じました。

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    2024年03月23日
  • 月と雷

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    子供が育つ環境って大事。何が普通かわからずに育った人間は、普通に生きることが難しい。
    何かが始まったら終わるってことはない。どんなふうにしてでも切り抜けなければならない。そしてどうとでもなる。
    かつて、私もそう思ったな。

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    2024年03月23日
  • もしも、東京

    無料版購入済み

    オムニバス作品

    東京を舞台にした漫画やイラスト、エッセイなどのオムニバス作品。
    試し読み増量だったので判断つかず評価は☆3。
    東京に住んでる人や住んだことのある人なら思入れがあって面白いのかも?

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    2024年03月23日
  • しあわせのねだん

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    楽しく読み終わって 最後の章
    全てはこの章を読むための前振りだったのか。
    20代の時使ったお金がその人の一部を作るのではないか‥‥。ふむ。なるほど
    そーしたら 私は 一体なにをしてたのだろうか。
    中途半端にお金使ってたなー、
    記憶にも残らない使い方してたってことは
    私の人生 中途半端なんだろうなー。
    今から20年後 あの時私はこれにお金を使った!あの頃の私はあぁだった!
    と良くも悪くも言えるように 今日からのお金の使い方を考え直してみようかな。
    お金の貧しさより、人生が貧しいのは切ないもの

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    2024年03月22日
  • 福袋

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    短編で読むと何を伝えたいのかが分からなかったけど、全部読み終えると、友達でも恋人でも家族でも自分自身でも、知っていると思っている部分はほんの一部部分で、何が本当なのか知らないことが多いのだろう。犬での、彼女の執拗に犬を見に行く行動、彼の犬が逃げた後のざまあみろの感情、どちらかというと彼の感情の方に共感できるのだが、対象が犬でなければ執着することが今後あるかもしれない。人は皆福袋を持って生まれている、その中身が良いのか悪いのか関係なしに、中身に自分をフィットさせにいっている。できれば良いものが入っていて欲しいけど、そうでない時にどう受け止めたら良いんだろうな。

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    2024年03月19日
  • 三面記事小説

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    実際に起きた事件を元に、フィクションで描かれた短編集。
    人物設定や心理描写がとても細かくて丁寧で、やっぱり角田光代さんの作品好きだな。

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    2024年03月11日
  • 幸福な遊戯

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    モヤモヤとするお話。
    でもそのモヤモヤは決して悪いわけじゃなくて
    何かに引っ掛かる人の姿を
    現実逃避する人の姿をうまく描いていると思う。

    思い当たるところもあるから
    なんだかモヤモヤするんだろうな…。
    でも、角田光代さんの書く文章はやっぱりなんだか好きなんだな。

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    2024年03月07日