浅野いにおの作品一覧
「浅野いにお」の「おやすみプンプン」「MUJINA INTO THE DEEP」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「浅野いにお」の「おやすみプンプン」「MUJINA INTO THE DEEP」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
1997年『普通の日』でデビュー。2001年、月刊サンデーGENE-X第1回GX新人賞に『宇宙からコンニチハ』で入選。代表作の『ソラニン』は宮﨑あおい主演により映画化された。
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
Posted by ブクログ
タイトル:プンプンが「あの姿」だから、最後まで読めたのかもしれない
小学5年生のプンプンは、転校してきた田中愛子に一目惚れする。「一緒に遠くへ行こう」と約束する二人だったが、家庭環境や周囲の大人たち、そして自分自身の弱さによって、その関係は少しずつ歪んでいく。子どもだったプンプンが大人になるまでを追いながら、恋愛、家族、孤独、性、夢と挫折を容赦なく描く青春物語。かわいらしいプンプンの見た目とは裏腹に、物語はどんどん重く、苦しい方向へ進んでいく。
これは★5。面白かったというより、読み終わってもずっと残る漫画でした。
まず思ったのが、プンプンが「あの見た目」だから読めるんだろうなということ。家庭環境も恋愛も性も暴力も、かなり生々しくてしんどい。でも主人公だけが鳥の落書きみたいな姿をしていることで、絶妙に現実との距離ができている。
だからこそ終盤、プンプンの人間としての姿が見えてくると急に印象が変わる。最初から普通の少年として描かれていたら、私はプンプンの行動をもっと直接的に嫌悪していたかもしれない。この表現を選んだ時点ですごい。
そして愛子ちゃん……悲しすぎる。二人がようやく一緒になったはずなのに、それが救いではなく破滅へ向かっていくのが本当に苦しい。好きな人と一緒なら幸せなんて単純な話には絶対にならない。
重くて鬱漫画と語られることが多い作品だけど、個人的にはそこだけで片付けるのはもったいない。プンプンと愛子だけでなく、家族や友人、雄一おじさん、神様まで、一見バラバラだったものが後半に向かって絡み合っていく構成がものすごい。
ちなみに全13巻、連載期間は約6年半。
最後まで読んでから序盤を思い返すと、あの頃の二人が眩しすぎてまた切なくなる。
「もう一度読みたい」と「しばらく読みたくない」が同時にくる。文句なしの★5。