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「零落」
2023年3月17日公開
出演:斎藤工、趣里、MEGUMI
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
おやすみプンプンから読んで思うのは、浅野いにおは読者に対してどう読まれているのかとても敏感で常に気にしている作者なのだと思う。言うなれば自意識過剰なのだが、自棄が浅野いにお作品の根底にあるものだと思う。読み終わった後にレビュー欄を見たら不思議と酷評してる方も多く意外だった。私にとって浅野いにおはサブカルチャーの異端児のような方なので酷評する方も多いのは肌に感じていたが、それでも現実に『おもしろくない』という意見を見ると、現実というものを、流れを、浅野いにおは実感として感じているのだなと思う。それと同時におやすみプンプンでも感じたある程度売れている作家が、自叙伝のようなものを書くのは、やはり、ずるいなあ、でも良いなあ、と感じた。最初から最後まで低飛行で飛んでいる飛行機のように暗々としているが、それも浅野いにおは風景や、身につけているもの、道具、全てに関して意識して描いているのを感じ取れる作品。リアリティのある作品だった。売れなければならない。だが、売れるだけでは物足りない。
Posted by ブクログ
漫画家が主人公っていうから、「世界の終わりと夜明け前」に出てくる「東京」みたいな感じなのかなぁ。あれ結構暗かったよなぁ。どうしよっかな、読んだら暗くなるかな。と思って買うの躊躇ってたけど結局買った。
そしたら短編ではなくたっぷり一冊ということもありとても楽しめた!濃厚。連載終わって、新しい連載始まるまでがどれほど大変な時期だかわかる。
「漫画家は漫画書いてないとただのニートだ」って言ってた漫画家は誰だったっけ。売れてるからお金はあるのに襲ってくる焦燥感。大変だ。
ちふゆちゃんが可愛くて可愛くて。
ちふゆちゃんは結局最後まで口の中が見えませんでした。セックスしてるときでさえ、見えたのは歯のみ。
大きく口を開けない子。中身を見せてくれない子。
そういう子に惹かれるように出来ているんだ。こっちは割とバカにされてるし嫌われるんだけど。でも好きだ。
表紙も凝ってる。なんかポコポコ浮かんでる文字。かわいい。
結局人はどれだけ人を馬鹿にしても人に救われてしまうんだよなぁ。あーーー、やるせない。だって自分も人なのだ。
Posted by ブクログ
そうそう私ずっとこんなのが読みたかったんだよ!やっぱり浅野いにおはこのくらいメンがヘラヘラしてる方がぽいよね!プンプンみたいな胸クソ悪い展開最高!最初から最後までまったく救いのないストーリー最高!読んで後悔するこの感じ、決して嬉しくはないんだけど、毎度怖いもの見たさでついつい手にとってしまう。何が言いたいかというと10年くらいずっとファンなんだよなぁってこと。
ちょっと昔に背景をデジタル処理するのどうなの論争があったかと思うんだけど、私は全然賛成で、ページを開いたときの圧倒的な情報量と満足度が堪らなくて、画面の密度が詰まっていればいるほど快感を覚えてしまうタイプ。作業デスクの散らかり具合も、東京の街の雑多な感じも、ラブホの内装も。隅から隅まで楽しんでます。
デデデデ、ぶっちゃけ意味わかんないけど連載再開されたようだから、続き楽しみに待ってようと思います。
漫画家の物語
売れなくなってきた漫画家の悲哀を描いた作品なのかな?
タイトル通りに落ちぶれていく姿が淡々と描かれている。
売れなくなっったからなのか
情熱がなくなったからなのか
鬱になりそうな内容だけれども、リアリティがあって面白い。
Posted by ブクログ
2017年、「ビッグコミックススペリオール」に連載された、浅野いにおの私小説風(でも多分創作)純文学系漫画。つまり、長期連載が終わったあと、そこそこ有名な漫画家が、次の連載を始めるまでのウジウジ悩む姿が、延々と1巻かけて描き出される。
多分浅野いにおが、2年間も漫画を中断したことなんて一度もない。いつも少し世界を斜めから見ていて、漫画界全体で自分の特異な位置づけと、「売れるストーリーライン」を、何よりも把握している。だからこそ、最新作が前後編の大作アニメにまでなったのだ。そういえば「ソラニン」(宮﨑あおい主演)も実写映画化されたっけ。うん、あれはいい映画だった。
でも、新人アシスタント時代、猫目の女の子から、わけわかんない言葉で、批難されたことは、本当にあったことのように思えて仕方ない。
「あなたは才能がある人です。私はとても尊敬しています。それと同じくらい、私はあなたが怖いです。」
「漫画に対していつも真剣で、ひたむきで、それが正しい事だと思ってる。自分に夢中で、他人の気持ちを考える余裕なんてないんでしょうね……」
「……だからあなたはいつだってそう。周りの人間を当然のようにないがしろにしてしまう。」
「…先輩。あなたが漫画を描き続ける限り、あなたが漫画の夢を諦めない限り、あなたは誰かを傷つけ続ける。」
「死ぬまでひとりぼっち。」
「だって先輩はこの世の中で、漫画家が1番偉いと思っているから。それでもあなたは、前に進んでしまうんでしょうね。」
最後の言葉にかぶせて、主人公の独白が入ってくる。
……彼女のその言葉によって、自分の人生がやすやすと予言されてしまったような気がして、……
……あのとき、力ずくでも、その言葉を訂正させるべきだったのだ……
勿論、これは私小説風漫画を借りた、あるテーマを持った普遍的な作品である。何故そう言えるかというと、ほとんど80%同じ言葉を、私も女の子から言われた事があるからである。
3月、岡山市一箱古本市で手に入れた本の1冊。えっ?!この作品、映画化(斎藤工主演)されてんの?
「零落」
2023年3月17日公開
出演:斎藤工、趣里、MEGUMI
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少年・青年マンガ
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