角田光代のレビュー一覧

  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    2003年〜2005年 角田氏36〜38歳のエッセイ

    怒って当然の、大きな怒りのときは、あまり怒らない方がいい。ちいさな怒りはいくら怒ってみせたっていい。その方が得をする。これは大事な喧嘩の教訓だ。
    怒りは表現すると威嚇になる。相手は威嚇に驚いて一応詫びるが、本当に悪かったとはけっして思わない。相手の剣幕に気圧されて、そこまで頭がまわらないのである。

    わかる〜。これは作者の大学の先生の言葉らしいが、素晴らしい分析だ。そして、私の頭にはある人のヒステリックに怒鳴り散らすみっともない姿が浮かび上がる。その人にこの先生の言葉を送りたい。

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    2025年04月14日
  • マザコン

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    モヤモヤする話が多かった。母と子の関係、自分の母そして子供との関係と比べて考えさせられる作品でした。幼少期の親子の愛着関係は一生影響を及ぼすものだと思う。

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    2025年04月08日
  • 異性

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    穂村弘ということだけで読む。

    期待していたようなものではなかった。
    つまらない訳でもないが、穂村弘の良さというか、面白さがあまり感じられなかった。

    さらっと読めて、印象には残らない。

    つまらないわけではない。

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    2025年04月07日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    学生時代ぶりの角田光代、良かった、すごく…

    短編集なのですが、2作すごく刺さった作品がありました
    1つは表題にもなっている「おまえじゃなきゃだめなんだ」
    この台詞のような情熱的な話というわけではなく、若さや自身の価値を持て余した結果 中年を迎えてしまった主人公がうどんを食べながら決意した想いが力強くて勇気出る
    「おまえじゃなきゃだめなんだと言ってくれるだれかと、これから私は出会うのだ。」

    そしてもう1つは長年の結婚生活の果てに離婚が決まり、これまでの思い出を形として残す為に指輪を買う、という話(タイトル忘れた)
    結婚とそれにまつわる形式について考えさせられちゃった
    私も式や指輪にあまり憧れや拘りはないのですが、形式だからこそ表現できるものがある ということや、その形式にのっかること自体が思い出になる ということにう〜んなるほど…と。
    円満離婚のふたりが、これまでの結婚生活を振り帰って思い出すのか綺麗に片付けられた家というのはあまりに悲しい、だから最後の記念に指輪をプレゼントし合おうというのもそのふたりらしさが素敵だなと思う

    角田光代は大学時代はよく読んでたけど、当時は恋らしい恋を経験していなかったから今ひとつ楽しめなかった記憶がある
    でもこの本を読んでいる時は昔は分からなかったであろう感情を自分の心にじんじんと感じながら、ふくふくとした満足感を感じた時間だった
    過去に読んだ作品ももう一度読みたいな、今ならきっともっと楽しめるはず!

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    2025年04月01日
  • ひそやかな花園

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    角田さんの作品は大好きだけど、なぜかこの作品はあまり心に残らなかった。夏のキャンプの設定が理解に苦しむからかな。。

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    2025年03月26日
  • 晴れの日散歩

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    面白かったです。角田さんのエッセイは好きですが今回もわかる~と思いながら読めて楽しかったです、男のカレーとか私内ミステリーとか(笑)
    私も本棚を整理しないと、我が家には大きな本棚を作るスペースはないので残す物を厳選して…これまた進まない。

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    2025年03月16日
  • 月夜の散歩(新潮文庫)

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    角田さんがこれほどまでにお料理が好きな方
    というのは今まで何冊かエッセイを読んだことが
    あるのに全然知らなくて、ちょっと意外な気持ち
    で読んでいたのだが、あとがきをみて少し納得。

    このエッセイは、オレンジ―ページに掲載された
    ものらしい。料理の話が多くて当然。

    料理をする人にしかわからない感覚って
    あるんだろうね。比較的料理する方だけれど
    こだわりがある方ではないし、ちょっとだけ
    「わかるよ…」てな具合だろうか。

    角田さんも同年代。年齢ネタは同意すること
    多し。

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    2025年03月14日
  • しあわせのねだん

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    その時々に買ったり体験したモノの値段に焦点を当てたエッセイ集
    どれも軽妙で読み易く昔は物価安かったんだなという思いも

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    2025年03月10日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    恋愛短編集です。心にチクチク刺さるような、そんな話が沢山ありました。刺さったところが、じわじわと痛くなって、その痛みの感情が入り込む感じ。

    若い年齢の生きづらさや、人との関わり合い。後から考えれば、後悔や反省もあるけれど、それも人生なのかな。短編集の中には男性目線の話も出てくるけど、男女問わず人生に翻弄されるのが恋愛か‥。
    それでも、その時に必要だった、縁があったであろう相手はいるわけで‥。
    まずは自分自身がどうしたいのか、どう生きたいのか。けれども相手がある事だから。
    「おまえじゃなきゃ‥」と言わせた相手が、本当に自分にとって大切なのか、必要なのか。

    立ち止まって考えてしまうような、そんな小説です。


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    2025年03月08日
  • トリップ

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    商店街に住む様々な人達の視点で描かれるストーリー集です。

    ☆3をつけましたが、実際は☆2.5くらいですかね…。
    良い意味でも悪い意味でも、心に響くことは特にありませんでした。

    あくまでわたしの感覚なので、人によっては違うかもしれません。

    ただ、『紙の月』『八日目の蝉』のような物語を期待している方は、他の作品を読んだほうがいいと思います。

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    2025年03月01日
  • 今日もごちそうさまでした

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    偏食家で野菜嫌いな角田さんが、年齢を重ねるにつれて食べれるようになった野菜や、幼い日の思い出の料理を紹介してくれる本。
    食べられなかったものが食べられるようになるのはものすごい大事件で、その瞬間の感動が伝わってくる、まるで久々に会った友人が「ねえねえ聞いてよ、この前さ……」と話しているのを、うんうんと聞いているような気持ちにさせてもらえた。

    また、1つの話が3.4ページの短編なのでちょっとしたスキマ時間に読んで頭の休憩が出来るのもいい。
    お風呂のお供本。

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    2025年02月28日
  • くまちゃん

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    自分が選んだ人には選ばれない恋の連鎖。
    一方通行と分かっていても、僅かな希望に期待してしまう。冷静に考えると自分の言動が原因だったりするけれど、盲目なうちは考えにも及ばない。

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    2025年02月28日
  • わたしの容れもの

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    誰にも加齢はある中で、どう受け止めるのかの勉強になった。歳を重ねるのが楽しみになった。
    健康を大事にしつつ、いくつになってもチャレンジ精神を忘れずに自分の好きなことを楽しみながら生きたい〜

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    2025年02月28日
  • それもまたちいさな光

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    ネタバレ

    読後感がじんわり幸せになる本でした。
    100人に反対されてもやめられないのが本当の恋というワードはうーん、と思いました。
    不倫をする友達を応援したりするのも共感出来ないかも。
    でも友人の幸せのために行動したり、ときめきは無いけど安心する幼馴染となんだかんだで結婚したり。本のタイトル通りそれもまた小さな光。

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    2025年02月24日
  • 空中庭園

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    家族同士隠していることはひとつはあるであろう。窓越しに映る母親の描写が印象的だった。どんな家庭にでもお互いへの隠し事、そして母娘はとことんズレが生じやすい関係性なのかなと思った。テーマはすきだけど、なんとなく読みにくい、ずっと明るいのにくらい印象の本

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    2025年02月24日
  • 笹の舟で海をわたる

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    盛り上がるわけではなく、途中で止めそうになったけど、最後まで読んで良かった。50代だから読み切れたかも。
    親しい人や近しい人に感じてしまう嫉妬や羨望は、自分でも認めたくない感情だが逃れられない。でも、この年齢になってそういう気持ちが薄れて、楽になってきた気がして、左織の決断がわかる気がした。左織も風美子も懸命に生きてきたからこそ、穏やかで幸せな日を願う。

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    2025年02月23日
  • 空中庭園

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    一見、ごく普通の家庭を営んでいる京橋家。
    ただ一つ、特異なのは家族間で隠し事をしないルールがある。
    この作品は登場人物6名の視点を各章で描かれている。各視点から読み進みていくと現実的な真実が浮き彫りとなって現れてくるのが面白かった。

    物事は表裏一体であって、隠し事を一切無くすことは難しいと感じた。

    性的要素が多く少し疲れてしまった。
    作中でも紹介されている『対岸の彼女』が光であるならこれは影の作品。
    私は光の方が好きかも。

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    2025年02月16日
  • 銀の夜

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    ちょこちょこ読んでたから、長いことかかった。
    学生時代にアイドルバンドグループを組んでた3人の女性のその後。
    それぞれの心の描写や誰の中にもあるいろんな思いの表し方が上手かった。
    誰の心の中にもある諸々をながすのではなく、言語化する。そして、それに共感することで気づく。
    それってどうやって鍛えていくのかなって思った。日々の暮らしの中を色んな視点でみて、自分なりに砕いていくのかな。

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    2025年02月16日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    久しぶりの角田さん(*´◒`*)
    3つの帝国ホテルを巡る短編集。1話あたり5ページくらいなのに、ちょっと読むだけでお腹いっぱいになっちゃう。
    特別な日に特別なホテルで過ごす時間。それぞれの想いや、スタッフの気持ちがいっぱい詰まってるんだなぁ。


    とここまでは良いだけれど、個人的には上高地の話がなんだか読んでいて苦しかった。東京、大阪、上高地でそれぞれ同じ話数になっているっぽいけど、上高地少なめでも良かったのでは…
    私の中の角田さんの作品は「都会の人々」のイメージで、都会のオフィスや下町で暮らす人などグラデーションはあれど、山の中のイメージはないのだ。上高地の描写はどれもステキだったのに、なぜか「ああ、また上高地の話が出てきた…」と毎回残念になるのが我ながら不思議だった。

    「東京帝国ホテルを訪れるいろいろな人」の話を無意識に期待していたのだと思う。赤い屋根の山の中のホテルの話は別の作家さんで読みたかったのかもしれない。東京と大阪は縁がなさそうでも、上高地だけは「いつか行きたい」の気持ちがあるからかなぁ。

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    2025年02月14日
  • ひそやかな花園

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    ネタバレ

    前半は出生の秘密についての流れだったからすごく前のめりに読めてたけれど、後半に行くに連れ面白かったけれどちょっと失速してしまった。なんでだろう。

    ただ7人の子ども達の視点から書かれる自身の出生の秘密を知りたいという望みと知った後の葛藤は考えさせられるものだった気がします。

    ふと思ったのが、男性を選別する時に、自分よりも良いように良いようにと考えることが否定的とまではいかないかもだけれど、あまり良いようにとらえらえていない印象だったが、子どものために考えるそれも立派な愛で間違いではないのではないかなと考えた。

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    2025年02月11日