角田光代のレビュー一覧

  • 三面記事小説

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    すごいリアルです。
    すごい悲しい気持ちになります。

    人間が持つ特殊なエネルギーが、人間自身を錯乱させることもあるんですかね。とか、思いながら、読む。そんな本でした。

    そして解説を読んであっと気付かされましたが、
    人間の持つ特殊なエネルギーは愛情なんですかね。

    愛情っていうのはすごいエネルギーが強くって時には人を心から蝕んでいく。そうかー。そうだなー。って理解して。私はスッキリ感ありました。

    人間のリアルとそのダークな部分を書いた本で、それは私には悲しいなーという感想でした。

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    2026年05月21日
  • キッドナップ・ツアー

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    小学生の女の子が不器用なりに父親との旅を楽しみながら成長していく物語。
    無言でも一緒に過ごせるのが家族。
    最後に全ては自分の意思が大切ということを教えてくれる父親。他人のせいにするのでなく、自己責任だと

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    2026年05月18日
  • 異性

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    男と女について
    その通りだ、と
    どちらサイドの意見にも同意できた
    自分が不思議である
    分かり合えないところが面白いんだよなあ

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    2026年05月18日
  • さがしもの

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    解説にあった「本そのものの魅力がつまった本」というのがしっくりくる短編集だった。

    どの話にも、本がただの「物」ではなく、その人の記憶や人生、誰かとの関係と強く結びついている。
    本は必要なときに巡り合ったり、人と人を繋いだり、ときには誰かを変えるきっかけにもなる。
    そんな本好きなら思わず「あるある」と頷いてしまう不思議な力が、静かに描かれていた。

    特別大きな感動がある作品というより、本好き同士で読書についておしゃべりしたあとのような心地よさが残る1冊だった。
    作中の人物たちや作者自身からも、「本が好き」という気持ちが自然に伝わってきて、読んでいて親しみを感じた。

    あとがきを読むと、短編の主人公たちに作者自身の姿も重なって見えた。
    数々の賞を受賞している作家でありながら、ひとりの読者として本を愛している感覚は、自分たちと変わらないんだなと少し身近に感じられた。

    読み終えて改めて、「本っていいな」と思わせてくれる作品だった。

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    2026年05月18日
  • いつか、アジアの街角で

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    女性作家6人によるアンソロジー。香港返還前、中国人歌手による『私の1997』という曲がヒットしたのを思い出した。香港側の思いは複雑だったと思うけれど、今のような状態を予測した人はいたのだろうか。台湾にはまた行きたいし、香港を見るにつけ、今のままでいてほしいと思う。

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    2026年05月16日
  • 明日も一日きみを見てる

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    トトさん可愛い

    ただ、トトさんには申し訳ないが
    文中にあった猫のからくり貯金箱の事が気になって調べてみたら
    そっちにめちゃくちゃ心惹かれてしまった

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    2026年05月14日
  • ひそやかな花園

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    ネタバレ

    面白かった。
    子どもの時の朧げな記憶の共有ができる相手は貴重だと思うし、見事に再会を果たせたのもすごい。
    それぞれの視点で今を生きてて、最後自分の出自が分からないままなのもリアルで良かった。小説だから全員兄弟だったとか少し期待したけど。
    なんとなく誰と誰は兄弟なんだろうなみたいなのは匂ってた気もする。

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    2026年05月14日
  • 神さまショッピング

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    表からは見えないそれぞれの事情。
    父親の死を神様に願う娘から始まり、息子との縁切りを神様に願う母親で締める神頼みの短編集。

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    2026年05月12日
  • 源氏物語 7

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    全体を通してですが、各章の始めに、タイトルと共に結構大きなネタバレされるのがちょっとなぁ、と思います。

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    2026年05月11日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    扉を開けるたび、誰かの「大切な記憶」に出会う

    東京、大阪、上高地の3つの帝国ホテルを
    舞台にした42のショートストーリー



    母に教わった「バーの味」や
    夫婦で訪れた憧れの上高地など
    誰の人生にもある「特別な一日」や
    「忘れられない光景」が
    角田さんの手によって丁寧に
    瑞々しく描かれている…

    1話がわずか5ページという短編ながら
    その一編一編が驚くほど濃密!!



    幻想的な夢のような世界もあれば
    現実の夫婦の何気ない会話にクスリと笑ったり
    過去と現在を行き来する物語に
    ふと涙がこぼれたり…

    42編すべて趣向が異なり
    角田光代さんの作家としての人を
    見つめる眼差しが
    とても温かくてほっこりしました…



    ホテルという場所は、人生の交差点のようだ…

    そこにはこれから始まる物語への期待や
    過ぎ去った日々への慈しみが満ちている

    ページをめくることは…
    ホテルの部屋の扉を一つひとつ開けていくこと!
    その向こう側で待っている誰かの喜びや
    悲しみに触れるたび
    自分の心の中にある「いつかの記憶」の扉も
    そっと開いていくような感覚を覚えました♪

    忙しい日常の中で
    自分を見失いそうになったとき…
    この本を開けば、いつでも「温かな記憶」が
    待っていてくれる!
    そんな安心感を与えてくれる
    お守りのような作品でした♡

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    2026年05月09日
  • 愛がなんだ

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    誰かを好きになると、
    自分が見えなくなり、
    なのに、かっこ悪くなりたくもなく。
    バカだとわかっているのに、
    バカなことがやめられない。
    好きでいることの方が苦しいのに、
    好きという舞台から降りられない。

    そんな苦しさを、
    魅力的な登場人物たちに乗せて
    抉るように見せてくれる。

    あぁ、角田さんだなあ。
    どうなるの? どうするの?

    読み終えてなお、物語は終わらない。

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    2026年05月08日
  • 愛がなんだ

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    自分には分からない価値観だったけど、人の立場だったり、心情表現がわかりやすかった。なんとなく人を分類するように読んでしまったけど、そういう描写だったからしょうがないと思った。

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    2026年05月07日
  • 100万分の1回のねこ

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    『100万回生きたねこ』にちなんで13人の作家が綴った短篇集。角田光代と綿矢りさの作品が光って見えた。もちろん佐野洋子の絵本も読んだ。

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    2026年05月07日
  • 方舟を燃やす

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    ネタバレ

    どの情報を信じるのか。
    その情報は真実なのか。
    病院でおばさんの会話を鵜呑みにした飛馬、マクロビオティック料理を信じた不三子。
    そのせいで2人共、大切なモノを無くしてしまう。代償が大き過ぎた。

    情報に振り回されるのは昭和も平成も令和も変わっていない。戦時思想も口裂け女も反ワクもある意味、同じなのかもしれない。(ノストラダムスの大予言も信じてたなぁ。)
    自分が信じて行って来た事は果たして良かった事なのか。家族が離れてしまって自問自答する不三子に、胸が苦しくなった。
    情報が氾濫する今日、真実の見極めはより難しくなっている。冷静に考えて行動しないといけない、と感じた。

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    2026年04月29日
  • さがしもの

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    本に関わる短編集。

    中でも心に残った作品は、「旅する本」「不幸の種」「ミツザワ書店」
    ちょっと不思議な物語でもあった。

    自分だけの大切な本がこれからも増えるといいなぁ、と思えた。

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    2026年04月28日
  • しあわせのねだん

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    角田光代さん、という作家はもちろん知っていた。しかしエッセイは初めて。平成17年のものらしい。いまの彼女がどういう感じ方をしているのか、私にはわからない。
    難儀なひとだなぁ、というのが第一印象であった。興味関心と口に出ていることが時に裏腹で、矛盾があって、人間だなぁーと思えた。お母様との旅行の話、最後の家計簿の話がいちばん心に響きました。するする気持ちよく読めました。

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    2026年04月28日
  • 八日目の蝉 新装版

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    不倫相手の赤ちゃんを誘拐して逃亡生活を送る話し。ホテルの住み込みや宗教施設、小豆島などを転々とする。移住先での緊迫感や焦りのなか、子供を育てていく。子供への愛情が原動力なのが伝わってくる。子供が大学生になり、子を授かり、実親への向き合い方を顧みる場面は感慨深かかった。

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    2026年04月27日
  • 庭の桜、隣の犬

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    なんとなくわかる、こういう感じ。

    結婚しても子供がいなくて、できないとかじゃなくて子供を持つ予定をしていなくて、そうすると全然大人にならないというか、ならなくていいというか。だから側から見ると、すごく自由で、むしろ自由すぎる感じ。

    私が房子と同じような状況だからか、なんとなく言葉に表せない「なんで私たちって一緒にいるんだろう?」とかこの先どうなっていくんだろう?目標は?ビジョンはあるか?とか考えちゃう。

    角田光代さんってなんでも書けるんだなー。

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    2026年04月26日
  • 今日もごちそうさまでした

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    ネタバレ

    飯テロになりそうなのに、私にとっては飯テロとはならない。なぜなら、私は大の偏食家だからだ。というわけで、角田さんの引き出しの多さに圧倒されはしましたが、食欲はなんとか抑えられました。いやぁー、肉レシピばかりで戦われたら負けていましたが、圧倒的に肉以外のレシピが多くて、安心しました。角田さんの食べ物への愛とこだわりを思う存分堪能できる上、「こんな食べ物があるんだー、へぇー」って思えます。〇〇は✕✕歳に克服したなんて、ちゃんと覚えているなんて、角田さんの記憶力はすごいです。私も野菜と魚、食べないとなー。

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    2026年04月26日
  • ゆうべの食卓

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    ずいぶん久し振りに角田さんの本を読みました。
    料理や食べ物を縦軸にして、それぞれの家族の話が全部で11。ひとつの話が20ページほどでとても読みやすい本でした。
    ひとつひとつが、何か気持ちを暖かくしたり、歳を重ねて過ぎた日々が少し悲しく思い出せたり。短い中にきちんといろいろな気持ちが込められていてよい本でした。

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    2026年04月26日