角田光代のレビュー一覧

  • かなたの子

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    平成24年 泉鏡花文学賞受賞作品。巻末の安藤礼二さんの解説で「『かなたの子』は、ラフカディオ・ハーンの「子供たちの死霊の岩屋で」を読み直し、書き直すことで可能となった作品である」とありました。この「かなたの子」をはじめ、ここには 8つの短編が収められています。どれも暗闇の中で 命と死が入り混じり、前世と現実、 罪と罰を背負って生きる女たちの(或いは男たちの)荒く湿った 息遣いが聞こえるような作品群です。「おみちゆき」では、田舎に伝わる即身成仏した和尚の声に、「闇の梯子」では、わけのわからない言葉を呟くようになった妻に、ゾワリとした怖さを感じました。

    ミステリー小説でもオカルト小説でもないのに

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    2025年01月19日
  • 愛がなんだ

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    『それもまたちいさな光』に続いて角田さん作品を。多分なにも邪念(?)なく読めたらすごくいいのかもしれない!でもだめだ、どうしても成田凌が浮かんでくる。実写化されたものはそのイメージに引っ張られてしまうなあと思ったのでした。

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    2025年01月20日
  • Presents

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    ネタバレ

    教科書に採用された「ランドセル」が収録された短編集ということで、古書店で購入。初版は17年前。

    夫や恋人に裏切られる女性の葛藤、女性から見た男性の狡さ、その描き方が上手いと感じた。大切な誰かに裏切られることは、つらい。それは自分でなくてもよいのだということを突きつけられ、自尊心を損なうことだから。
    そう思うと、自分のことだけを大事にし続けてくれることは、何よりのプレゼントなのだと改めて気づく。夫に感謝。

    最初のプレゼントは名前、最後は涙。

    ライフステージによって感動するポイントがかわる短編だと思った。
    男女関係がテーマの短編より、親子関係の短編が個人的には好みだった。

    子供がプレゼント

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    2025年01月16日
  • それもまたちいさな光

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    あまり内容が入ってこないなと思いながら読み進めて、5章あたりからどんどん引き込まれていった。とくに何かが起こるわけではない、人々の生活の中にある出来事、「それもまたちいさな光」、タイトルが表すとおりの物語だと思った。

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    2025年01月15日
  • 今日も一日きみを見てた

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    『明日も一日きみを見てる』を読んでから、気になって前作(本作品)を読みました。

    トトちゃん、猫初心者の角田さんに飼われるべく来た子だなと思った。普通なら怒りそうなことも受け入れる性格、メス猫だからかな。

    BC(Before Cat)期、AC(After Cat)期って考え方、面白いなぁ~と思った。私も"猫"とタイトルに付いたり、猫が出てくる作品を読みたくなる。

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    2025年01月13日
  • 今日も一日きみを見てた

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    6年前くらいに、買ってもらった本。
    なんでか、読まずにいた。
    読み始めたら、一気に読んじゃった。
    角田さんが飼ってる猫のこと。
    と、最後に猫視点の小説がある。
    猫視点の小説、良いなぁ。

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    2025年01月12日
  • 森に眠る魚

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    小学校受験をさせる母親たちの冷戦、葛藤を描いた物語。
    私はまだ子育てを経験していないため、ママ友の存在の大きさを知らない。ただ、前半では気楽な仲間だったが後半になるにつれ、依存しされる憎き相手に変わっていく様子を見て、ママ友の影響力の大きさを感じたし、違う形であれ私も登場人物のようになり得ると鳥肌がたった。
    他人は他人と割り切ることは必要だと思ってもなかなかできない、そんな人におすすめしたい。

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    2025年01月11日
  • 今日も一日きみを見てた

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    猫を飼ったことはないけれど最近猫と触れ合う機会があったからかつい手に取った本。トトちゃん、かわいい。角田さんの性格が伝わってきてつい笑ってしまう箇所がいくつかあった。反面、飼っていた犬のこと、いくつもの小さな命との別れ、直近の祖父の死のことなど色々な出来事を思い出して涙を流しもした。

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    2025年01月09日
  • いつか、アジアの街角で

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    *あの街の空気が呼びおこす遠い記憶と、かすかな希望、そして――
    人気女性作家6人による、心に染みる珠玉のアジア・アンソロジー*

    どの作家さんのお話もそれぞれの特徴が良く出てるけど、
    全編一様にアジア調の空気が漂っているので統一感もありつつ、
    独特な浮遊感も楽しめる不思議な短編集。

    特に良かったのは、中島京子さんの「隣に座るという運命について」。
    ふわふわと柔らかくて、キュートな登場人物たちと優しい読後感が好き。

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    2025年01月06日
  • それもまたちいさな光

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    読み終わって知ったけど、TBS開局60周年を記念したコラボレーション企画ということで、ラジオが裏テーマになっていた。
    最近ラジオ聴き始めたけど、確かに色んな人が同じ電波を違う場所で聴いているという同時性と、パーソナリティが視聴者のすぐ近くに感じられる親密さがあって、不思議な一体感が得られるのは感じていた。
    この物語でも、ラジオが登場人物が違う場所の違うシチュエーションで寄り添っていて、温かい存在だなと思った。

    我を忘れさせてしまうような刺激より、ささいな日常を確実に紡いでいくことにしあわせを見出していこうとした雄大と仁絵。共感できる選択だし、二人がそういう選択に至るまでの心境の変化の理由も納

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    2025年01月05日
  • 月夜の散歩(新潮文庫)

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    4つの章それぞれで感じたことは...。
    「食」について。世の中は少食仕様にはなっていないと実感しています。年齢を重ねてあまり沢山食べられなくなったのもありますが、外食の際に出していただく量が多いと感じる。
    「人」について。考え事をする時、どちらかというとネガティブなほう、余計な心配をすることあります。 「暮らし」では、あまり親しくない人との会話は苦手。 「時代」での あれ、とか あの人、など固有名詞や人名が出てこないことは度々あります。(笑)

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    2025年01月04日
  • 源氏物語 4

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    玉鬘に言い寄る光君。笑えるけどだんだんイラついてきた。
    挙句、しょうもない男に嫁入りさせちゃうし。

    近江の君はバカにされ過ぎてて可哀想になってくる。
    末摘花といい、貶され役には容赦なくてひく。

    40にしてそろそろ出家を考えている様子の光君。
    あと4巻あるのにどーなんの?

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    2025年01月03日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    全国3ヵ所の帝国ホテルを舞台に描かれたショートショート。ひとつの物語が5~6ページなので、細切れ時間に読むのにぴったりでした。11年にわたって帝国ホテル発行の会報誌に連載された物語の数々は、様々な思いを感じさせてくれました。角田光代さんの引き出しの多さに作家の凄さを感じました。

    42の物語のなかで、私のお気に入りは『しあわせは······』と『私のはじまり』です。
    「変わらないしあわせは、ささやかなものだ」という言葉を切に感じたことがあったのと、「新しく生きようとした決意」に触れたことがあったからだと思います。

    2024年もあと1日。今年は多くの本と巡りあえて楽しかったです。来年も引き続き

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    2024年12月30日
  • それもまたちいさな光

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    ごめんなさい。漫画だと大丈夫なのに、やっぱり本になると恋愛系は苦手でした。
    なんですかね。恋人が病気になりがちな感じが…

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    2024年12月29日
  • いつか、アジアの街角で

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    6人の作家さんによるアンソロジー
    アンソロジーは買ったことがなかったのですが装丁のマンゴーかき氷に心奪われて手に取りました。

    「停止する春」心に刺さる。また読み返したい
    「チャーチャンテン」読んでいてワクワクした
    「猫はじっとしていない」蜃気楼のような空気感のある話

    私はこの3つがとても好みでした。台湾、香港旅行好きな方におすすめです。
    なんとなく敬遠していたアンソロジーでしたが読んだことのない作家さんの魅力を知るきっかけになってたまにはこうやって新しく本を開拓していくのもいいなと思いました。

    台湾で食べたマンゴーかき氷はほんとうにおいしかった。。また行きたいなぁ

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    2025年01月28日
  • Presents

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    ネタバレ

    温かい気持ちになったり、共感したり、素敵な価値観に出会ったり…。
    「プレゼント」っていうと、どうしても形あるものを想像してしまうけど、言葉とか行為とか、後に形として残らないものも立派な「プレゼント」なんだよね。
    だから、もっともっともらった「プレゼント」1つ1つを大切にしたいと思った。
    あとがきの角田さん、松尾さんの文章も素敵。

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    2024年12月21日
  • いつか、アジアの街角で

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    6作家の短編集。

    どの作品も作家さんならではの内容でした。

    大島真寿美のチャーチャンテンがいちばんテーマにも合って良かったな。著者作、最近見かけないな、そろそろかしら。

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    2024年12月18日
  • 源氏物語 2

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    大河ドラマ『光る君へ』の最終回を終え…
    ロスになっています

    源氏物語で登場したシーンやセリフなど
    大河ドラマの『光る君へ』にも随所に
    散りばめられており…
    そのピースをはめていくことにハマっていました

    大河ドラマは終わってしまいましたが
    これからも源氏物語を読んで
    録画した大河ドラマを観ながら
    余韻を楽しみたいと思います♡



    源氏物語第2弾は
    名場面が描かれていました

    藤壺と光る君との不義の子の出産や
    正妻の葵の上は 光る君との子の出産の後に
    死去します

    ようやく光る君と葵の上と
    心が通い始めたかと思った矢先に
    世を去らなければならないシーンは
    心揺さぶられました…



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    2024年12月16日
  • タラント

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    ネタバレ

    終始みのりの逆転?復活?に期待してしまったが、そういう話ではなかったかな
    全く接点のない世界や考え方だったから、そういうのもあるのか〜と思った。知らない人生を知れるのはいいことですよね

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    2024年12月14日
  • 源氏物語 4

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    揺るぎない地位を築いた光源氏は、夕顔の忘れ形見である玉鬘を引き取り、男たちの恋のさや当てを楽しむが、自身も美しい玉鬘への恋慕が諦めずにいた。苦悩しながらも懸想するが、それを受け入れまいとする若い玉鬘。やがて思いも寄らない結末を迎えることになる・・・。

    光源氏の庇護力は確かにこの時代はもてはやされるべき美徳なんだろうけれど、さすがに自分の娘みたいな人にまで言い寄ってるのは現代人からするとドン引き。時代が違うとは言え、紫の上みたいな素晴らしい奥方がいる中でもこんなあちこちに言い寄って落ち着きがないって本当に病気なんじゃないか・・・。玉鬘だってこんな中途半端に囲われて、面倒見てもらってる中で断るの

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    2024年12月13日