角田光代のレビュー一覧

  • それもまたちいさな光

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    ネタバレ

    読後感がじんわり幸せになる本でした。
    100人に反対されてもやめられないのが本当の恋というワードはうーん、と思いました。
    不倫をする友達を応援したりするのも共感出来ないかも。
    でも友人の幸せのために行動したり、ときめきは無いけど安心する幼馴染となんだかんだで結婚したり。本のタイトル通りそれもまた小さな光。

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    2025年02月24日
  • 空中庭園

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    家族同士隠していることはひとつはあるであろう。窓越しに映る母親の描写が印象的だった。どんな家庭にでもお互いへの隠し事、そして母娘はとことんズレが生じやすい関係性なのかなと思った。テーマはすきだけど、なんとなく読みにくい、ずっと明るいのにくらい印象の本

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    2025年02月24日
  • 笹の舟で海をわたる

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    盛り上がるわけではなく、途中で止めそうになったけど、最後まで読んで良かった。50代だから読み切れたかも。
    親しい人や近しい人に感じてしまう嫉妬や羨望は、自分でも認めたくない感情だが逃れられない。でも、この年齢になってそういう気持ちが薄れて、楽になってきた気がして、左織の決断がわかる気がした。左織も風美子も懸命に生きてきたからこそ、穏やかで幸せな日を願う。

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    2025年02月23日
  • 空中庭園

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    一見、ごく普通の家庭を営んでいる京橋家。
    ただ一つ、特異なのは家族間で隠し事をしないルールがある。
    この作品は登場人物6名の視点を各章で描かれている。各視点から読み進みていくと現実的な真実が浮き彫りとなって現れてくるのが面白かった。

    物事は表裏一体であって、隠し事を一切無くすことは難しいと感じた。

    性的要素が多く少し疲れてしまった。
    作中でも紹介されている『対岸の彼女』が光であるならこれは影の作品。
    私は光の方が好きかも。

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    2025年02月16日
  • 銀の夜

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    ちょこちょこ読んでたから、長いことかかった。
    学生時代にアイドルバンドグループを組んでた3人の女性のその後。
    それぞれの心の描写や誰の中にもあるいろんな思いの表し方が上手かった。
    誰の心の中にもある諸々をながすのではなく、言語化する。そして、それに共感することで気づく。
    それってどうやって鍛えていくのかなって思った。日々の暮らしの中を色んな視点でみて、自分なりに砕いていくのかな。

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    2025年02月16日
  • 愛がなんだ

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    バレンタインデーである。
    1年に1回くらい「愛」とは何か考えてみてもよいのかもしれない。
    2月8日の日経新聞プラス1で「人生で大切にしたい愛の言葉」ベスト10が掲載されていた。
    どれも深い感慨のある、よく噛み締めたい言葉だったが、サルトルの言葉が最も突き刺さった。
    曰く「『愛する』とは、その本質において、『愛してもらおうとする企て』である」

    この小説はテルコのマモちゃんへの愛が詰まっている。つまりテルコのマモちゃんから「愛してもらおうとする企て」の書だ。思い切り空回りしていて、最後までとんでもない方向に突き進んでいく。

    とてもステキで美しい。

    ♫やさしさで溢れるように/JUJU(2009

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    2025年02月14日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    久しぶりの角田さん(*´◒`*)
    3つの帝国ホテルを巡る短編集。1話あたり5ページくらいなのに、ちょっと読むだけでお腹いっぱいになっちゃう。
    特別な日に特別なホテルで過ごす時間。それぞれの想いや、スタッフの気持ちがいっぱい詰まってるんだなぁ。


    とここまでは良いだけれど、個人的には上高地の話がなんだか読んでいて苦しかった。東京、大阪、上高地でそれぞれ同じ話数になっているっぽいけど、上高地少なめでも良かったのでは…
    私の中の角田さんの作品は「都会の人々」のイメージで、都会のオフィスや下町で暮らす人などグラデーションはあれど、山の中のイメージはないのだ。上高地の描写はどれもステキだったのに、なぜ

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    2025年02月14日
  • ひそやかな花園

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    ネタバレ

    前半は出生の秘密についての流れだったからすごく前のめりに読めてたけれど、後半に行くに連れ面白かったけれどちょっと失速してしまった。なんでだろう。

    ただ7人の子ども達の視点から書かれる自身の出生の秘密を知りたいという望みと知った後の葛藤は考えさせられるものだった気がします。

    ふと思ったのが、男性を選別する時に、自分よりも良いように良いようにと考えることが否定的とまではいかないかもだけれど、あまり良いようにとらえらえていない印象だったが、子どものために考えるそれも立派な愛で間違いではないのではないかなと考えた。

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    2025年02月11日
  • 愛がなんだ

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    2021.1.23
    エネルギー消費率、好きになった人:それ以外=100:0なテルコちゃん。好きになったマモちゃんに全力を尽くしても全然付き合えないテルコちゃんが選ぶ道はいかに?っていうおはなし。

    女の子って怖いってなるときあるけど、今まで感じたその怖いとはまったく違う種類の怖さを主人公テルコちゃんから感じた。そんなテルコちゃん、私からすると狂人すぎて自分と重なる「行動」はなかった。なかったんだけど、でも恋愛にかけるウェイトとか行動力の度合いが違うだけで、私も一般的にもそういうものの断片ならあるかもって思ったのも事実。もうとにかくがむしゃらに好きだった人ってパチンってその人の記憶消せるわけじゃ

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    2025年02月10日
  • いつか、アジアの街角で

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    好きな感じの短編集だった。
    特に好きだなと思ったのは、宮下奈都の「石を拾う」と角田光代の「猫はじっとしていない」だった。
    心の底から突き上げてくる怒りをマグマと表現していたり、喪失感からくる寂しさを埋める旅をしてみたり、心の模様を石や猫をモチーフにして上手に描いているところが良かった。
    好きになった作者の他の作品も読んでみたいと思った。

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    2025年02月07日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    ネタバレ

    離婚を決めた2人が別れた後に何も残らないと離婚指輪を選ぶ「消えない光」、残したい相手なら別れなくても、と思ってしまう。読んでからずっと考えてる。

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    2025年02月04日
  • 源氏物語 1

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    登場人物が多いので何回も家系図と照らし合わせながら読みました。思ってたよりも読みやすかったので、びっくり!頑張って読み続けたい。登場人物を自分なりにまとめてから2巻に挑戦したいと思います。

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    2025年02月03日
  • しあわせのねだん

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    ネタバレ

    角田さんは酒飲みなので、所々に出てくるお酒に関しての言葉に全て共感した。私も20代の頃はどこだろうと気にせず飲みに行っていたなぁ…
    ご飯派とお酒派の話も、完全に同意。
    自分が20代の頃どのようにお金を使ったかと考えると、やはり飲み代だったと思う。

    怒りが涙になってしまうことも一緒で、わかる〜と思いながら読んだ。秋刀魚の話を読んだだけで私も子供にイライラした。笑
    精神状態が良くない時に衝動的にお金を使ってしまうというのもよくわかる。
    お金は貯めたいけど、それだけじゃなく、豊かに生きていきたいなぁ。

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    2025年02月01日
  • ひそやかな花園

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    テーマ自体は興味深く、面白かった。
    前半のドキドキ感は好きだったんだけど、後半の謎が解けてからあんまり読み進められなくなってしまった。なんでだろ。
    描写や言葉選びは素敵な部分も多かったが、若干の消化不良感

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    2025年01月29日
  • 今日も一日きみを見てた

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    今日も一日きみを見てた

    私も一日中きみを見てる日がある
    お休みで一日家に居られる日
    至福の時間
    家事とかやる事はあるのに
    ずっと見てる
    ずっと見てたい。
    飼い猫2匹。
    どんな仕草も愛おしくて飽きないの。

    このタイトルを知り
    絶対読みたくて探した。
    猫愛に溢れた日々のお話。

    猫愛ってなんだろう
    ペット愛ってなんだろう
    言葉にするのは難しいけど
    一緒に過ごす時間が
    何気ない日常が
    その一分一秒が愛おしくて。
    それだけで幸せ。

    favorite sentence

    ・撮り手の愛する、あるいはかつて愛した、言葉を交わさずともに過ごしたちいさな生きものがちらちらと見え隠れして、眺めているうちに泣

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    2025年01月29日
  • あなたを待ついくつもの部屋

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    ホテルを巡る様々な掌編。ホテルの中に様々な人生模様がある。1人になって、夫婦で、家族で、人生を思い返す。ささくれた気持ちをリセットする。若い頃は敷居が高くて、今も贅沢に思えるけど、たまには自分の為にゆっくりするホテル時間もいいな。ホントに独りぼっちになった時にやりたい事に加えた。

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    2025年01月28日
  • 紙の月

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    最初は「真面目な主婦が、ちょっとした好意からお金を使ってしまう」という小さなほころびから始まります。しかしその一歩が、次第に感覚を麻痺させ、最後には**「自分は誰かのためにお金を使っている」「幸せになるためだから大丈夫」**という自己正当化へとつながっていきます。

    主人公・梅澤梨花は、ごく普通の女性。結婚し、銀行でパートとして働き、何不自由ない暮らしをしているはずだった彼女が、若い男に出会い、少しずつ、しかし確実に崩れていく姿は、決して他人事ではないリアルさがあります。

    角田光代は、この「日常が崩れていく過程」を実に繊細かつ冷徹に描きます。梨花の心理描写はとてもリアルで、彼女がなぜそうして

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    2025年12月23日
  • トリップ

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    東京近郊の町で、お互い何の関係もないが、知らないところで繋がっているという10のストーリー。読み進めていくうちに文面に引き込まれ、最後まで一気に読めた。

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    2025年01月22日
  • 三面記事小説

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    題名の通り三面記事になっていそうなネタが深掘りされて短編の小説になっていた。角田さん特有というかさすがに短編であっても読ませる内容になっているところがさすがという感じだった。新聞を日常的に読まなくなって久しいけれど小説になるようなネタは新聞は宝庫だろうなぁ。そこから小説にするのは凡人にはムリだけれど。

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    2025年01月22日
  • それもまたちいさな光

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    ラジオドラマの原作との事で、大事なポイントをラジオが占めている様な物語でした。新鮮で面白かったです^^
    出てくる人達にはあんまり共感出来なかったですけど…^^;

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    2025年01月25日