角田光代のレビュー一覧

  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    30代の話だったから、私にはまだそこまで登場人物たちの気持ちに入り込むことは出来なかった。
    けど、社会人になってからそれぞれ働く環境や、関わる人たちが全く違うし、学生の頃よりも会える頻度が減ったから、分かり合えていないなと思う瞬間も増えた気がしている。人の立場に立って物を考えるって難しい、どうしても自分の意見や、自分が置かれている狭い世界がいつでも正しいって思ってしまう。
    わたしもいつかは友達たちと決定的に立場が違ってくる時(結婚や出産)が来るかもしれない。その時に、友達を失わないように、自分も見失わないように、自分を大切にしながら相手のことも考えられる人でありたいと思った。

    職場の人間関係

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    2026年06月17日
  • なんでわざわざ中年体育

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    購入本。角田光代さんの中年運動体験記エッセイ。

    中年になり年齢と精神と肉体がどんどんアンバランスになっていくというのは、今まさに私も実感している。角田さんのようにマラソンするほどの気力はないが、私も体調を崩してからは運動するようになりました。

    私も登ったことのある大菩薩嶺と棒ノ折山が出てきたのは嬉しかったな。どちらもとても良い山だった。このエッセイをよんだらマラソンやトレランにもちょっと興味が出てきました。

    最後に書いてある中年体育心得8ヶ条。そうそうと思う所がいくつかあった。私は、中年だと自覚する、高い志を持たない、ごうつくばらない、褒美を与える、他人と競わないは実践できてるかな。

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    2026年06月15日
  • 100万分の1回のねこ

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    吾輩も猫である と同じように、百万回生きた猫を受けて著名作家さんがそれぞれ短編小説を書いたものを編纂した本です。
    広瀬弦さんの博士と猫がゾワっとしました。1番原作の意図に近しいものを感じました。

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    2026年06月15日
  • 八日目の蝉 新装版

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    有名な作品なので読んでみたが、なぜこのタイトルにしたのかピンと来なかった。
    特にストーリーを想像していたわけではないが、このような話だったのかと多少のガッカリ感が残った。

    この作品は女性中心の話で、出てくる男はダメ人間の象徴として描かれている。
    主人公は2人の女性か?
    誘拐犯の女性と、その女性に生後6か月の時に誘拐された女性。
    この2人の女性は、どちらも妻子のあるダメ男に惚れてしまう。

    誘拐犯の女性が生きるために選んだのがカルト集団。
    当然のことだが誘拐された女性もカルト集団によるマインドコントロールを受けることになる。

    どちらの女性もこの先の人生に明るい未来は見えていない。
    この物語は

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    2026年06月13日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    「わかる〜」と、「なるほど〜」が詰まっていた。
    自分がなぜそう思ったのか、感じたのかを深掘りすると、自分の考えがクッキリしてくるんだと思った。
    自分は好ましいと思ってないものを、他の多数の人が好ましいと思っていると、自分がその良さを知らないから頑張って知ってみようと努力する。だけど、結局良さがわからない時ってあるあるだなと思う。
    みんなそういうことがあるんだと思うと少し気が楽になるなぁ。

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    2026年06月12日
  • 最後の晩餐

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    7名の作家さんが同じテーマで描き、それぞれの個性が出ており楽しめました。私的に好きなのは一番短い内容だった角田光代さん。自分の最後も皆が美味しく食事をし笑いに満ち溢れたら良いな、と思いました。

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    2026年06月12日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    いちばん共感した部分は、葵にとって誰かと親しくなることは加算ではなく喪失だった、という部分。本当に最近よく考えていたことで、誰かに自分という人間を知ってもらう、その関係を継続していくということは自分には境界線の喪失に近いと感じる気持ちが強い。人間と人間の関係性において失敗したくないという気持ちが強いのだと思う。うまく関わっていきたい、いい関係を築いていきたいと思う気持ちもある分、失いたくないという気持ちも強い。そうなった時に自分の何処かにそこに至った所以を結論づける性格であるから過剰に自己を開示し過ぎないように安全な距離感を取ろうとしてしまうのだと思う。
    愛は境界線の喪失だしな、と改めて思うな

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    2026年06月12日
  • ひそやかな花園

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    文体は好きだし色んなことを考えさせられるけど、、
    あまり共感できるものではなかったからもう読まなくてもいいのかなぁ
    結論ももやっとしてるし
    まぁ前向きにやりましょう!人のせいにした人生じゃなくてさ
    ってことなんだけど。
    角田光代さんの文章はリアルに情景が思い浮かぶので好きです

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    2026年06月10日
  • 対岸の彼女

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    なかなか没頭するには難しい本だった。でも、仲間に入れないでさみしい気持ちや、逆にそれでいいと思う気持ちは誰しも持っている気がする。
    ふわふわしているようで一貫性がある。みんなそんな人なのかも。私自身も。自分の一貫性に気づけないのはたぶん怖いからなんだろうな。

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    2026年06月08日
  • 対岸の彼女

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    過去がどんなに酷いものでも心に穴が開いたとしても、また人と出会い生きることで新たな生きる意味を見出せると思った。
    そして心に空いた穴が、いつしか原動力になる。
    対岸の川のようにお互い異なる者同士だけど、こうやって寄り添うストーリーは素敵。前向きにもなれる内容だった。

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    2026年06月08日
  • 最後の晩餐

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    よく読む作家の名前がずらりと並んでいるので期待していたけど、正直それほどだった。
    最後の晩餐、よく話題にのぼるテーマではあると思うけれど、実際にその状況になったら何を選ぶだろう。
    結局最後は塩おにぎりでいいとか、母親のつくった家庭料理とか、そういう素朴な路線もあるけれど、私はまだまだ寿司とかウニ丼とか食べたいけどな。

    金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」に出てきた、
    〈私はまだ、最後の晩餐の最適解を見出せていない。それは私がまだ自分の人生を見通せていないってことなんだろうか。〉
    という文章にその通りだと頷きながら読んでいたけれど、作中にでてきた、あん肝白子牡蠣雲丹海老がぎっしり詰め込まれた

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    2026年06月07日
  • 三面記事小説

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    友人から勧められての購入

    読んでいてつらくなった。6章立て、全て独立していて横のつながりは無し
    主人公たちが狂気に飲まれていくのがわかる。そこにゾクゾクしている自分がいた。狂気は日ごろから内在しているわけではなくて、これまでの積み重ねや立場などの積み重ねでふっと飲み込まれ、包み込まれ、爆発してしまう。そんな話が多い。

    以前、伊与原新先生の「海まで3キロ」などで、ふっと気持ちが軽くなって頑張ろうってなる瞬間の人が見れる小説だ。みたいなことを書いた。この本は逆で人間がふっと狂気に飲み込まれる瞬間を見ることができる。もうそこに行き着くまでの流れがなかなかにつらい。本当にどうしようもない社会の問題

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    2026年06月03日
  • ちょっと角の酒屋まで

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    角田光代さんの食べ物エッセイ。
    共感できるところ、ちょっとそれどうなの?と思うところ多々あれども、すいすい読めてしまうのはさすが人気作家さんといったところ。
    しかし、お店の閉店時間は守った方がいいと思うんですよね。そこは強心臓のお友だちに強く言ったらいいんじゃないですかね…。

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    2026年06月01日
  • 対岸の彼女

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    誰かと一体になろうとしたり、完全に理解してもらおうと期待しすぎない。
    相手は相手の、私は私の人生と割り切る。
    小夜子のように日常の些細なことに迷いながらも、あおいのように自分の責任で歩み続ける。
    どこにも行けないと思っていたけれど、どこにだっていける。

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    2026年05月31日
  • 対岸の彼女

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    女性特有の陰湿で嫌な感じが表現できてる。けど友情の部分もちゃんと描かれてた。高校の気心知れた女友達とキャッキャ言いながら話すのって楽しかったよね。個人的には最後のシーンが(ネタバレなのであまり言えないけど)好きです。

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    2026年05月31日
  • 最後の晩餐

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    七人の人気作家が“最後の晩餐”をテーマに描いた短編集。

    「コインランドリーの夜/江國香織」
    「ラストサパーフォーエバー/金原ひとみ」
    「最後の鰻/角田光代」
    「小曾根幸子の送別会/寺地はるな」
    「最後に、何を食べたの?/原田ひ香」
    「もうひとりのねえちゃん/藤野千夜」
    「本当の話/井上荒野」

    お気に入りは江國さんの物語。
    離婚を経て一人暮らしを始めた女性がコインランドリーで過ごす短い時間。
    その場面が脳内映像で流れ柔らかな余韻を残す。

    角田さんが描く病室での最後の晩餐は、切なさと可笑しさが共存し泣き笑いしてしまう温かさがある。

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    2026年05月31日
  • 森に眠る魚

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    ネタバレ

    5人のママの出会う流れ、私にはそれぞれが距離なし女に見えて序盤から不穏に感じた。急速に仲良くなる関係は壊れるのも早い。物語り進めるためには仕方ないんだろうけど。

    私は繭子が終始不快だった。繭子は現代だとグレーか黒と分類されてそう。茜預かるあたりの流れは読んでいてグロくて辛すぎた。
    なんで瞳もあれを頼ったのだろう、見えてる地雷を次々踏んでく母親達にイライラしてしまった。

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    2026年05月31日
  • 月と雷

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    2017年 映画化
    作者は過去のインタビューで「執筆中は登場人物全員が嫌いで、自分の人生に関わってほしくない人たちだった」と語っています。嫌な人を書く時も糾弾はせず、どこか自分にも同じ部分を見出して共感しつつも、距離をとって描いたと明かしています。

    ここに登場するのは、自分の身近にいたら「ちょっと面倒くさい」人々。

    男たちに次々に寄生する母親、定職につかずフラフラしてる息子、子ども時代に裸で男の子と遊んでいた女性‥

    まっとうではない人物を描きながら、作品全体をおおっている文学性。リアルな内面描写は見事です。だから、登場人物に共感はできないけど惹き込まれ、ページが進みました。そこが角田さん

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    2026年05月31日
  • 神さまショッピング

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    短編のうち、聖なる濁った川、絶望退治の2編が特に印象に残った。が、しかし、現在の精神状態には、ちょっと重めでした。また別の機会に読みたい。

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    2026年05月30日
  • 人生ベストテン

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    自分の「人生ベストテン」を考えてみても結婚、出産以外にとくに何も浮かばない。大きな決断や行動を避けてただただ怠慢に過ごして今があるような…
    こんなものなのかなぁ〜人生って。

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    2026年05月30日