角田光代のレビュー一覧
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いろいろな事情があって神さまにお願いごとをかなえてもらいに行く話。
スリランカ、ミャンマー、香港、スペイン、インド、モンゴル、パリ、京都などを巡る八編からなる短編集。
日本以外はかなり行きにくい場所、遠い場所にあるので、登場人物たちの行動力がすごい。抱えている事情も重い。
主人公たちは自分も周りの状況もかなり客観的に見れているのに(いやだからこそ?)、外からは簡単にはわからない、神さまに救いを求めずにはいられない、厳しい現状を抱えていかなければいけないのが読んでいても苦しい。
さらっと書かれているのでサクサク読めるのだけど。
信仰心の強さは人によって違うけど、神に祈るって自分との対話という面も -
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期待値高くしすぎたのか、序盤はあまり気持ちが乗らずノロノロ読んでいた。中盤からは、葵とナナコの展開が気になってペースがかなり上がった。
JKの頃の、ちっさい世界で右往左往して親友って呼べる存在に拘ってた時期を思い出して、懐かしくて愛おしい気持ちになった。カラッとしてて疾走感あって、でもそれと引替えみたいに心のどっかが抜け落ちてしまってるナナコみたいな人、好きだな、、。このひとと居たらなんか知らない世界見せてくれそう‼️みたいな感覚をたまに女友達に抱くことがあって、その子たちを思い出しながら読んでいた。
あとは、人との向き合い方について考えさせられた。22にもなると自分のペースとか考え方を崩され -
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神さまに願いたい思いがある。
誰にも言えない思いを…。
それは単に幸せになりたいという思いではなく、救われたいとか、縁切りであったり、悪しき願いであったりとさまざまである。
世界各国の神さまに会いに行く。8話の短編集。
「神さまに会いに行く」〜スリランカへ行き、父親を殺してくれと。
「落ちない岩」〜ミャンマーのいちばんの聖地で何を祈る?
「弾丸祈願旅行」〜香港で願うのは…
「にせ巡礼」〜サンティアゴのツアーで讃美歌。
「聖なる濁った川」〜インドのガンジス川に浸かる夫。
「モンゴルの蓋」〜20年前に離婚した元妻が亡くなり、思い出したこと。
「神さまショッピング」〜パリの教会で、吉乃はシンポジウ -
Posted by ブクログ
若菜、ずっと催し物だったりみんなの着てる服とか調度品の話とかでめちゃくちゃ退屈だな…本当にドラマチックな章なのか…?と思ってたら柏木が暴走するあたりでめちゃくちゃ面白くなった
平安時代の読者も意趣返し好きだったりするのかな。光君、ざまあ。と思ったりしたのかな。私は思ったよ
自分がしたことが返ってきたのに、いやむしろ自分の方がやばいことしてるのに、柏木と三の宮にキレてるのなんなんだよ笑
光君、本当不遜で鼻につくわぁ〜いくら美しくたってもう40超えたおじのくせに……‼️
若菜(下)で、光君が過去の女の悪口を紫の上に話し出して嫌だな〜と思ってたら御息所でてきて「だよなあ!」となった。想定の上で書い -
Posted by ブクログ
どこか苛立ちを感じながら読み始めました。それは私と重なるものがあるかもしれない。
私は外国までは行ったりはしてないけど神社仏閣は好きで巡ったりしました。手を合わせお願いするけれどする段階にやり、はて?私は何をお願いしたいのだろう。何を叶えたいのだろうとなること度々。
なのに雑誌やTVでここはすごいパワーを感じるとか願い事が叶うとか運気上昇などと聞くと行きたくなる。
行ってもそんな能力などない私はパワーなど感じた事ないのですけどね。
8篇の短編集。それぞれが抱える悩み、願い。自分で重なるものもあり、素直に楽しく読みましたとはいえない気分ですが読んでよかった。自分とまた少し向き合うキッカケになっ