角田光代のレビュー一覧
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娘のことをあんた、と呼ぶ父タカシ
心での言葉はたくさん浮かぶのに、色々考えて口に出ない、娘ハル
父のことを熟知して呆れながらも応対する、母キョウコ
別居中の破天荒な実の父タカシに誘拐されるハル。
思春期の女子特有の心情の変化が細かく描かれていて、
心情描写や喩えていう幅が広いなと感じた一冊。
単純な嬉しい、楽しいという表現ではない感情を擬似体験するにはとても良い作品。
受験でも取り上げられる作品だということに納得。
最後のハルのセリフ「私は、あそこに立っている、いつまでもばかみたいに手をふり続けている男の人が大好きだと思った。」約2週間の旅で父のカッコ悪いところ、ケチなところ、調子のいい -
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母くすかに著名なバンドマンを父と教えられて育ったあらた少年。くすかは息子に、父に関することを何一つ伝えていなかったが、あらたは自ら知ろうとして父のことを知ってゆく。
あらたが出会ったのは、父と教えられていたバンドマンの音楽。彼の音楽は、父母の出会いにもあらた少年の青春にも共通して、人生の力となり支えとなる。くすかもあらたも自己評価が低く、大切な友人を自ら遠ざけるが、やがて再会しその関係を取り戻す。母と息子の思考回路は良く似ているようだ。
くすかの両親が一体何だったのかは最後まで言及されず。庭田さん、理津子さん、匠人、陽菜、彼らに関わる人たちは皆良い人だ。何となく瀬尾まいこさん作品を読んでいるよ -
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ネタバレもうすぐ3歳になる子を持つ里沙子が
8か月の我が子をお風呂に落として死なせてしまった事件の裁判員制度で選ばれてしまった小説
正解のない育児に自分はどうだろだっただろうか?
と考えながら読んだ。
意固地になる里沙子の気持ちもわかる。子供の年齢が近かったら影響も大きいだろう‥
意見が食い違うと『きみおかしいよ』と里沙子の夫言う台詞がとても気になった。
私も言われたなぁー
私の場合は心の中で
『環境の違う者同士が一つの家庭を作ろうとするのに普通って何だよ何様だよ!バーカ!』
と思ってた(-.-;)
今でも思ってる。
元気そうな旦那の親に来てもらう選択肢は無かったのかな!?
そんな状況じゃ無かっ -
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ネタバレなんと抑揚のない………
でも凄くリアルな話だった
最初に母が亡くなってウルっときて、途中に不三子が他人からご飯の事で頼られ嬉しがれたときウルっときた。母親って凄いよな。
不三子はちょっとやり過ぎだけど。
あとコロナワクチンね。
あの頃はきつかったなー、私が打ってないと知ると、「え?うそやろ?」みたいな反応で。いやいやそれはこっちのセリフ!って言葉を飲み込んだ。今後も自分で意志で決めよう。とにかく、抑揚はあまりないけどリアルな二人の人生の話だった。飛馬の考えも凄くよくわかる、無意識に人との予防線ができるように自分でいいように解釈したり、そういうところが人を遠ざけてしまっている。身に覚えがあるから -
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依存と執着。ただれた人間関係の物語
いやあ、これはきつい笑
ジャンルとしては間違いなく恋愛小説なのだが、方向性が斜め上で見てられない。
主人公のテルコは、好きな相手に徹底的に尽くすタイプ。というか、都合のいい女。
今はマモちゃんにぞっこんすぎて、仕事も何もかも投げ出してしまう。もう社会人として終わってる。
一方でマモちゃんもめちゃくちゃだ。テルコのことが特に好きではないものの、便利な友人としてすっかり甘えている。おかげで、支払いやら買い出しやらで、何の遠慮もなくテルコのことをパシリとして使ってしまう。
そして気まぐれに抱く。死ねばいいのに笑
ところが、テルコはそんな生活に満足しているの -
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誰もが一度は妄想したことのある
「人生の最後に何を食べたいか」という問い…
一線で活躍する7人の作家たちが紡ぎ出す答えは
決して豪華絢爛なご馳走ばかりではなく
日常の片隅にあるささやかな味や
記憶の底に眠る思い出の味が
それぞれの登場人物の人生の愛おしさと共に
鮮やかに描き出されます
江國さんの淡い情緒
金原さんのひりつくような熱量
寺地さんの静かな優しさ…
一話一話の味わいが全く異なり
まるで極上のフルコースを少しずつ
味わっているかのような贅沢な読書時間でした♡
漆黒の背景に浮かび上がる
このミステリアスで耽美な表紙に一目惚れ!!
「食べる」という営みは、私たちが生きる