角田光代のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
学生時代の仲良しの仲間たちが卒業後年月を重ねて、お互いに付き合ったり結婚したり別れたり不倫したりしながら十数年も付かず離れずの付き合いを(言うなればだらだらと)続けていくという、なんともバブル時代の鎌田敏夫的ドラマを連想させるような長編。
学生時代はまさに文字通り暗く寒い暗黒時代だったワタシには、今一つ大学生の頃の仲間とその後もずっと付き合い続けるというイメージはリアリティがないのだけれど。
なんとなく昔は良かった、昔に戻りたい、もしもう一度あの頃に戻れたらやっぱり同じように云々・・・という、過去の栄光とか、そのころは感じられた未来への輝かしい可能性なんかを引きずって、今現在の自分を認 -
Posted by ブクログ
角田光代 著
最近は、作家さんの名前は知っているし、
原作を映画で観たことあるけど、殆ど読んだことのない作家さんの作品を色々読んだりしています。
へぇ〜こんな作風なんだ…とか
面白い着眼点だなぁとか、新たな才能を知った喜びであるなど新鮮な気持ちで小説を読んだりもしていますが、やはり、自分の好みの路線はあるので、色んな方向性から物事を眺め見るのも、ちょっと苦痛に感じることやら、新たな体験を面白く覗くような気分。
角田光代さんに関しては、名前は知ってるし映画作品観たこともあるけど、本は読んだことなかったように思う…?
「三月の招待状」この作品は、短編集かと思えば、ここに登場する学生時代からの -
Posted by ブクログ
2021年読みはじめ。
初回封入限定の源氏かおり袋付き。
なんか匂いと一緒に読めるって素敵よねー!
角田光代が読みやすさを心掛けて書いたとあって、本当にするする読めて、面白い。
しかし、それでも分厚くてなかなか大変。
上巻は桐壺〜少女巻まで。
あらためて読みながら思うのは、光源氏めっちゃ泣くやん!(笑)とにかく恋に落ちては泣き、相手にされずに泣き、秘密に泣き、もちろん大切な人の死には嘆き悲しむ。
他の人も大概泣くけど、時代で感情表現の在り方ってどう変わるんだろうか。
分からんなーと思うのは、藤壺や夕顔、紫の上とは結構強引に逢瀬を持っちゃって、最初は光源氏を恨みがましく思う。でも、いつの間 -
-
Posted by ブクログ
これまでの作品よりも「角田光代らしさ」が際立っている。
もやもや感が強く、イライラもするくらい。
それがまた彼女の作風のいいところでもあるのだけれど。
現実ってほとんどいつもそんな感じだから。
ただ、もうちょっと何とかできたんじゃないか??
祖母をめぐるミステリーはあまり興味深い展開を見せず、イヤミな彼氏もただイヤミなだけで…深みを感じない。
知らぬ間に自分を縛りつけ抑え込む彼らを、主人公が心理的に乗り越えていく過程にあんまりリアリティがないなぁと感じて、共感できなかった。
作者の自伝みたいな感じなのかな?
秘境を旅する展開なんかは本人の体験を元にしているっぽい気がする。
角田光代に低評価