角田光代のレビュー一覧

  • 晴れの日散歩

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    オレンジページで連載しているエッセイをまとめたもの。角田さんの書くエッセイは、こちらは読んでるだけなのにおしゃべりしてる感覚で読めるのでとても癒やされるしたのしい。

    たまごサンドの話を3話に渡って書いているのだけど、京都で食べたたまごサンドになかなか出会えないだけなのにそれが笑える。

    「明日には忘れてしまう、どうでもいい話を書き続ける」、と角田さんは言っていたけれど、こうやって「書く」ことで何気ないことが特別に感じられるんだなぁと思った。

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    2021年01月03日
  • 100万分の1回のねこ

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    初読み作家さんばかりで、新しい作家さんに出会えた。角田光代さん、綿谷りささん、川上弘美さんのが好き。
    それにしても凄く豪華。

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    2020年12月29日
  • 私のなかの彼女

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    これまでの作品よりも「角田光代らしさ」が際立っている。
    もやもや感が強く、イライラもするくらい。
    それがまた彼女の作風のいいところでもあるのだけれど。
    現実ってほとんどいつもそんな感じだから。

    ただ、もうちょっと何とかできたんじゃないか??
    祖母をめぐるミステリーはあまり興味深い展開を見せず、イヤミな彼氏もただイヤミなだけで…深みを感じない。
    知らぬ間に自分を縛りつけ抑え込む彼らを、主人公が心理的に乗り越えていく過程にあんまりリアリティがないなぁと感じて、共感できなかった。
    作者の自伝みたいな感じなのかな?
    秘境を旅する展開なんかは本人の体験を元にしているっぽい気がする。

    角田光代に低評価

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    2020年12月22日
  • 私はあなたの記憶のなかに

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    短編それぞれの主人公の記憶の中を遡る感じで、今だからわかること感じることがあって、決して過去の感傷をするものでもないところが良かったです。

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    2020年12月20日
  • 人生ベストテン

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    女性ならではの感性の豊かさを感じました。
    感情や状況の説明が事細かで、正直読みながら著者の思考を感じながら読みました。
    人生ベストテンは若干のミステリー性があって面白かったです。

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    2020年11月30日
  • 物語の海を泳いで

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    読書の醍醐味を凝縮した内容で、今すぐにでも手にとって読みたい本が続出。あらすじや感想が的確に言語化されており、思考を深めることができた。

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    2020年11月25日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    暗いというかネガティブというかダークというか、そういうものを抱えた女の人たちの短編小説。

    題名にもなった「おやすみ、こわい夢を見ないように」が1番好き。

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    2020年11月13日
  • 源氏物語 中

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    若菜(上・下)を経て、物語が大きくうごいた中巻。
    源氏のこと好きじゃなかったけど、40歳をこえて次第に老いゆく自虐的な姿、柏木に三の宮を寝取られる場面等はなんとも哀愁を誘うようで憎めなかった。
    密通の因果応報、っていうフレーズ面白いな。登場人物のほとんどみんな、世の無情を嘆いて出家したがってるの凄い。
    「現世だけのことなら、なんということはない。とりたててどうということもないのです。ただ、来世の成仏の妨げになるようなことがあれば、その罪はまことに重いのです」
    まだ幼い女三の宮にそう話す源氏の言葉が、宿世の縁に重きを置く時代そのものを改めて感じさせてくれる。

    ほかにも、幼馴染みとして純愛を育み

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    2020年11月08日
  • 物語の海を泳いで

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    こういうのって普通、巻末に本の索引とかあるもんなんじゃないのかね。角田さんではなく小学館の怠慢。「世界から猫が消えたなら」を角田さんが評価してるのは意外。

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    2020年10月29日
  • 物語の海を泳いで

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    角田さんでさえ読みたい本が沢山あり、読みきれてないんだから、私も無理せずその時々に出会った本と向き合っていこう。
    果てしなく続く読書人生。
    こちらで紹介された本も参考に。

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    2020年10月16日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    共感できる部分が多かったり
    飲み会を開いて貰っているような気分で
    テンポ良く読み進められるエッセイ。

    個人的に印象に残っているのは
    「アミノバイタル乾杯いきいき」。笑
    調べたら2006年2月に生産終了してしまったとか。

    このエッセイももう15〜17年前のものになり
    時代のギャップは感じるけれども
    角田光代さんの軽口な文章を楽しめた。

    次回はエッセイではなく、ぜひ小説も読みたい。

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    2020年10月10日
  • 字のないはがき

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    教科書にも掲載されている向田邦子のエッセイを、西加奈子と角田光代によって絵本化したものだとのことで興味が湧き読んでみました。

    一人で疎開してゆく小さな妹の心細さを思い、家族が心を尽くして愛情を注ぐ様が伝わりました。
    これが向田邦子の実話エピソードだと思うと心に迫るものがあります。

    妹ちゃん、生きててよかったよ。ドキドキしました。

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    2020年09月28日
  • 物語の海を泳いで

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    角田さんの読まれている本がわたしの読書遍歴と遠くないものがあって親近感が湧いたのと、わたしが忘れてしまった本たちをすごく面白そうに感想を書かれているものだからまた読みたくなる。
    藤野千夜さんの本久しぶりに読みたくなった。

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    2020年09月19日
  • 世界中で迷子になって

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    角田光代さんのエッセイは安定して面白く、読みやすく、癒される。

    本書はテーマがはっきりしていて、前半部分は「旅」、後半部分は「買い物」に関するエッセイで構成されている。
    まず前半部分。自分自身は海外にはほとんど行ったことがなく、ひとり旅の経験もないので、知らない土地に宿も取らずにとりあえず行ってみることのできる人を心から尊敬する。トイレや値段設定のお話なんかは読んでいるだけで恐ろしく、怖じ気づいてしまった。私なら即、日本に帰りたくなるだろう。そういう意味で本書の「旅」の部分は、未知の世界を教えてくれた気がする。読んでいて行ってみたくなったのは台湾とエジプト。行ける日はいつか来るのだろうか。

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    2020年09月18日
  • 薄闇シルエット

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    ハナちゃん。37歳独身。古着屋経営で恋人とも別れてしまった。
    応援したくなるところだけど、なんかそんな気分にもならなかったのは、私のなかに「ちゃんと就職して安定したお給料をもらう生活にした方がいい」っていう考えがあるからだろう。
    夢があるとかやりたくないことはしたくないって言ってるけど、生活が成り立たないのではどうもならない。
    タケダくんのように、ある程度で見切りをつけて身の丈に合った幸せをつかむのはある意味正解だと思う。

    でもそんなハナちゃんも、いい人に巡り会えたら案外すんなり結婚しちゃうんじゃないかな、チーちゃんのように。

    キリエたちやり手との飲み会でハナちゃんが気後れする気持ち、とっ

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    2020年10月08日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    高校生からの栗原泉の15年の男性遍歴。
    恋愛してるときの泉の「だれかを好きだという気持ちの出所はいったいどこだ。嫌いな点や食い違っている点を幾つあげても嫌いになれないのはなぜだ。」とか、最後の彼氏山口の「仕事はそれなりに順調で、お金にも困ってない、でもそれだけなんだ。そのバランスを崩さないために毎日同じことをくりかえしているだけって気かしちゃうんだ。」とかすき。
    恋愛の相手関係なく、自分がしあわせって感じられるようになってほしい。

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    2020年08月19日
  • 私たちには物語がある

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    書き手なだけあって、物語が本当に好きなのが伝わってくる書評集。冒頭の『交際履歴』にある、本は人を呼ぶというのはなんとなく通ずるところがあって、人も本も出会いにかわりはないし、世界の全ての人にも本にも出会うことはできない。そんななかで偶然であってしまった素敵な本に運命さえ感じたりもする。
    紹介されていた本は、未読の本も多かったので気になったものは是非読もうと思う。これも出会いだ。

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    2020年08月07日
  • 幸福な遊戯

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    表題作読んだら、アジカンのソラニン聴きたくなった。角田さんの他の作品と同じく、周りに置いて行かれる感じもある。
    『無愁天使』は、母親の病と死で買い物狂になって切ない。『銭湯』は、就職せずに劇団役者をする理想の自分(ヤエコ)になれない八重子。

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    2020年08月06日
  • ボクシング日和

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    ボクシング試合の観戦記。試合を見る、実際はもちろんテレビでもほとんど見たことがない。息子が買って来る「はじめの一歩」は読んでいるので、そのイメージを思い出しながら読んだ。
    作者が試合を楽しんでいるのはよく分かった。

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    2020年08月02日
  • 晴れの日散歩

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    平日の日中ごくごく普通に綺麗な女性が歩いていた。ところが彼女の履いていたミニスカートの裾の一部がパンツの中にたくしこまれていた。さらにそこからトイレットペーパーが1メートルほどたなびいている。磁場がぐにゃりと曲がったようなシュールすぎて夢を見ているような目の前の現実・・・・。本書はオレンジページに掲載されたエッセイ集。もう第4集くらいだから相当長く続いている。本当かと耳を疑う。料理と全然関係ないテーマも結構多く誰でも楽しめる。

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    2020年07月25日