角田光代のレビュー一覧

  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    特に信田さん、水無田さんとの対談が勉強になった。

     女であることと人間であることの違いが大きすぎた
     第二次性徴の身体的感覚の違い、
     女装してる 服は脱げても体は脱げない
     良妻賢母は明治に作られた

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    2019年05月14日
  • 対岸の彼女

    女のリアルな部分がぎゅっとつめこまれているので、同じく女の私は読みながらぐんぐん引き込まれました。もっと早くこの本に出会えていれば若かりし私はもっと違う考え方で生きていけたのかな、、とも思う反面、今読んだからこそ理解出来たり共感できる部分があるのかもしれないなとも思います。
    角田さんの作品は読み終わった後のこの何とも言えない余韻も大好きです。

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    2019年05月06日
  • わたしの容れもの

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    エッセイ32編、2016刊の文庫化。「私」の年齢の重ね方と「私の容れもの」の使用年数のあいだには、ギャップがあると最近身をもってわかった。私自身の意識としては、そんなに古びていないのに、容れものは勝手に軽々と年数を受け入れていくのである。

    容れものって、所有するでも、コントロールするでもない、絶妙な表現での距離の取り方ですね。

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    2019年04月14日
  • マザコン

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    マザコンと聞いて思い浮かべるイメージとはちょっと違った内容だった。
    でも子どもはみんな良くも悪くも母親の影響を受けているんだな。

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    2019年02月28日
  • 笹の舟で海をわたる

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    冴えない主婦の、ささやかな幸せさえも常に横取りされるのではないかと懐疑する心。そして実際に指の間から抜け落ちるように、その僅かな幸せの要素一個一個が去っていく様。それは疎開という異様な原体験のせいなのか。忘れられないいじめが発端なのか。風美子という強い女性の存在感のせいなのか。

    私には、この本の根底には、疎開先だろうが戦後だろうが、時代を超えて存在する「女子」特有の心情の駆け引きが全編を通して蔦のように絡まっており、主人公がその蔦に絡まって身動きとれなくなっていくようで、読んでいて疲れ果てた。一度読み出した本を放棄したくないから読み続けたが、もうこれ以上読みたくない、あと何ページで終わってく

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    2019年02月10日
  • 菊葉荘の幽霊たち

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    友人の家探しで目をつけた木造アパートはあいにく満室。住人を一人追い出そうとするが、六人の住人は不思議な人間たちばかり。奇怪な人間模様を通じて、人々の居場所はどこにあるかを描く長編小説。
    何気なく街を歩く人々も、住まいという居住空間に戻ればその性質を剥き出しにする。だからこそ、住む場所は自分のアイデンティティーを守る重要なエリアである。根なし草のような彼らが、絶対的に死守したかった場所の物語。

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    2019年01月22日
  • ちいさな幸福 All Small Things

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    色んな人の思い出に残るデートが綴られている本。
    素朴な日常こそが印象に残っていたりする。
    みんなそれぞれそういう思い出を持っていて、ちいさな出来事の中に最高の幸せが詰まってる。
    とてもほっこりできる本。

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    2019年01月01日
  • 三月の招待状

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    大学の同級生たちの、揃いも揃ってなんとも冴えない恋愛と結婚の話。でもその冴えなさはやけにリアル。気付いたら私昔のままじゃん、って思いながら、現状をどうしたら打破できるのかよく分からず、なんとなく一歩進もうともがくけどそれって他人から見ると大したことなかったりして。もがくから誠実じゃなくなる、他の道が、可能性が自分にもあったんだと思いたくなる。でもそういうのにフラついたところでやっぱり大したもん得られるわけじゃない。結婚ってなんだろうね~。

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    2018年12月15日
  • 異性

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    男女交互の文通のようなエッセイから男女の主に恋愛に関する共通点と相違点がわかる
    モテない人間がどのような誤解を持っているのかなどが読み取れて興味深い

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    2018年11月23日
  • 福袋

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    当たりもあればハズレもあり。自分の人生のブラックボックスを思わず開けてしまった人々を描く、八つの短編小説集。
    人は起きてから寝るまでに、九千回の選択をするという。そんな諸々の選択肢の中で、人生を決定的に左右するチョイスが起こったらという、一種のifモノ。角田さんらしい設定と登場人物たちが、いかにもの行動をとるのが面白い。

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    2018年11月22日
  • マザコン

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    親が親でなくなる瞬間てこわいです。
    そして自分が母になって、自分の子どもにそういう風に思われる日が来ると思うとこわいです。

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    2018年11月16日
  • マザコン

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    ネタバレ

    集英社文庫「ナツイチ」の一冊。
    多くは母と娘との物語。8つの短編の中に、自分と母の類似系があるかも、と思って読み始めたものの、すぐにそれはあり得ないことだと気づいた。
    好きなのは、息子と、息子を高校生のときに置いて家を出た母を題材とした『クライ、ベイビイ、クライ』。
    自費出版詐欺?みたいなのに引っかかって会社を辞めた男が、高校生の時に家を出た母に「オレオレ詐欺」電話をかける。
    あからさまに「オレオレ」風の電話なのに、母はお金を振り込むといって口座番号をメモに取る。電話を切った男は、世間に対しても、自分の未来に対しても、出ていってしまった妻に対しても、「いろんなことがいい方向へ転がり始めた」と感

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    2018年11月15日
  • 菊葉荘の幽霊たち

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    一気に読んだ。
    自分の気持ちとか考えていることってこんなにもわからず迷ったり、他人のことがこんなに理解できなかったり無関心になることってあるのか?
    というところで置いてけぼりになってでもなんか面白くてずっと読んでしまうといういつも通りのやつでした。

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    2018年11月08日
  • マザコン

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    2016年42冊目
    母と息子であったり、母と娘の関係性を物語りにした8つの短編集
    それぞれ登場する母親にはやや問題がある。
    その母との関係性や性格を子供の頃から大人になるまで引きずっている登場人物たち。
    ちょっとほろ苦い物語ばかりです。

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    2018年10月28日
  • マザコン

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    母が母を放棄したとき、に感じる切なさとか寂しい気持ちに共感。
    子どもの頃に当たり前のようにそばに母がいて、一緒に暮らした頃の記憶をたどって懐かしく思うことがあるけれど、もうあの頃には完全には戻れない、母も一人の女であって、母には自分の人生がある、そんなことを改めて考えさせてくれる一冊でした。
    母が自分の人生を満喫していたり、新しいことを始めたり好きになったりすると、ちょっと寂しくなって、不機嫌になってしまうのわかるなぁ。いつまでもきっと、自分のことを心配して見ていてくれる存在でいてほしい。

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    2018年10月25日
  • ピンク・バス

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    突然居候するようになった夫の姉にかき乱される、過去にホームレス体験をした妊婦のサエコも、かつてピアノの天才だったカオルの友人たちとの日常も、親近感はない。ぬるい水に浸かり粘着質な空気を纏うような気だるげな倦怠感。各登場人物にとってのリアルという具体的で確固とした不思議な説得力。芯を掴むには少し難解。

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    2018年10月14日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    海外好きには面白いエッセイだと思う。
    私は海外旅行も頻繁にするわけではないし、そこまで海外に興味がないので、海外での話が多く少し飽きた。
    日本での何気ない夜の話が印象的である。

    「出会うのは夜」
    言葉を交わすことで人と出会うことがあると、十七歳の夏に私ははじめて知った。

    「魂が旅する夜」

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    2018年10月06日
  • ドラママチ

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    最初、街の物語かと思った。
    架空の街だけど、人物や出来事になにか象徴的な意味を与えるような。
    いわば隠れた主役が街というか。
    ところが、短編集の一作目、冒頭で、違っていたと気づいた。
    「待ち」の物語だったのか!

    夫に浮気され、その浮気相手を尾行せずにはいられない女性。
    不倫の関係で、相手が関係を清算しないのでいつまでも結婚できず、ただ意地悪になっていく女性。
    昔の栄光を忘れられず、自分はこれで終わるはずじゃない、と思い続けるくすぶっているモデル。
    姑にいびり続けられ、認知症になった姑を施設に送り出して複雑な感慨を持つ兼業主婦。

    最初はいろんな境遇の女性の鬱屈をよく取り上げるものだなあ、と思

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    2018年09月04日
  • ぼくとネモ号と彼女たち

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    中古で購入したシビック『ネモ号』に乗って、当てもなく走る高校生のぼく。行き先は同乗した三人の女性次第という青春ロード・ノベル。
    若いときの時間は有り余る。何かに打ち込むことも必要だが、誰かに依存することで自分を発見することもある。一見、無駄に思われることから生まれる何かを描かせたら、角田さんの右にでる者なし。

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    2018年08月26日
  • 福袋

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    特別すごい訳ではないけれど、どこかひっかかる日常の短編集。色んな立場の人が登場するので、どこかしら共感するところはあると思う。オチが割とあっけないというか、え?!それだけ?!みたいなものばかりなんだけど、それがまた日常なんだろうなぁと思わされる。でも、それだから福袋っていう題名の短編集なのか!と気づいた時は、やられた〜という気持ちになったけどね。

    個人的には、母親が亡くなった後の相続で揉める兄弟の話が面白かった。今まで読んだ小説には、あまり出くわさない場面だったからかもしれない。

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    2018年08月24日