角田光代のレビュー一覧

  • 予定日はジミー・ペイジ

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    妊娠がわかった、けどあまりうれしいと感じない。私って、異常なのかな…。

    そんな思いを持つ妊婦が、夫や同じく胎児を持つ女性と触れあいながら心情の変化を日記風に綴っていく小説。
    自分はこどもがまだいないし、男性だけど、同じ状況となった時に自分はどう感じるだろうかと、心情を主人公に寄せながら読んでいける物語。軽くすらすらと読める、けど、感情移入もしてしまう。

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    2015年11月07日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    対談形式なので読みやすい。母と娘は身体的同一化しやすい関係であるため、こじれやすいと。母にとって娘は自分の生き直して捉えるために抑圧的になるという解釈は面白く。確かに息子の方が親に対してはドライかもね。

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    2015年08月26日
  • ちいさな幸福 All Small Things

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    ネタバレ

    「今まで一番印象に残っているデート」
    「もっともデートとはいえないようなデート」
    「恋愛のさなかで、一番幸福だと思ったのはどんなときか。」
    などなど、恋やデートに関するテーマについてのリレー式短編集。

    (ギリシャ行きの話以外)どのお話も地味だけどドラマになっている。
    逆に彼女に会いにギリシャに行きまくった彼の話もこの中にあると
    地味なありきたりのことに思えて少し不思議。

    心ときめくデートの数々、ほのぼのしちゃいました。

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    2015年05月30日
  • なくしたものたちの国

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    ナリコの少女から年老いるまで。
    彼女を取り巻く不思議なこと。
    その不思議は切なくて甘酸っぱくてほろ苦い。
    それらは、もしかしたら私も経験していたかもしれない。
    そして、忘れてしまったのかも?
    そんな風に話の世界に浸ってしまうのが、心地よい。

    2015.5.13

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    2015年05月14日
  • 今日もごちそうさまでした

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    ネタバレ

    初角田光代エッセイ。小説から受ける印象と全然違っていて少し驚いた。
    「うまい、うまーい!」と連呼する人だったとは。。文章も文末が「~だわな。」とか。

    私は肉派ではないのでお肉については共感できない部分も多々あったけど
    ホワイトアスパラガスがとっても美味しそう!デパートには売ってるのかなぁ。

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    2015年05月09日
  • 異性

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    「異性」に関するお二人のリレー形式のエッセイ。オトコノコの不思議、オンナノコの不思議。共感できるところたくさん。お二人の鋭い切り口、考察に目から鱗。結局わからないところがあるから異性に魅かれるのでしょうかね。あのセリフの裏側に隠された真意とかなー。参考になります、穂村さん。2013/200

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    2015年04月09日
  • 異性

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    角田さんと穂村さん、それぞれの綴った文章から男女のことについて実際にあったことを踏まえながらやりとりしていく。
    このやりとり自体も読んでいて楽しかったのだが、お互いが綴っている内容も大変興味深く思わず納得させられることが多かった。

    そのうちのひとつ…

    たぶん、女性の脳は圧倒的に現在優位なんだろう。そう考えることで、私はこの現象を自分自身に納得させてきた。女性にとって「今」が全て。だから、そこまでの経緯がおごりか割り勘かは、「今」となっては問題にならない。
    一方、男性たちは過去から「今」までを連続的に捉える傾向がある。過去の女性たちとの思い出を或る種の資産のように思ってみたり、「戦国武将でい

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    2015年03月16日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    このエッセイは「夜」をテーマにして書いてあるが、夜というのは特別な時間だと思う。夜更かししているとなぜか気分が高揚してしまうし、気分が高揚しているからか、大胆なことも言えたり、面白い(というより変?)考えが生まれたりもする。(俗に言う深夜ノリというやつか?)夜ってなんなんだろう。まあ、夜と言っても、人間が勝手に夜だと位置付けているだけだけれども。

    私は角田さんと似ている箇所が多少あると思っていたけれど、西加奈子さんの解説を読んで、全くそんなことはないだろうと思ってしまった。角田さんは、西さんによれば、「剥き出しの人だ」とのこと。私は、真正面から人とぶつかったこともない(と思う)し、誰に対して

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    2015年03月12日
  • マザコン

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    角田さんの描く人物像は、
    ほんとにいいラインを醸し出すな〜と。

    ここに出てくる『マザコン』は、
    いわゆる、一般的なママ〜ママ〜!とか、
    お母さん!お母さん!!というキャラではなく、
    なんとなく逆に救いようのない湿り気を持った
    母親に囚われたキャラ達ばかり。

    読後感的にスッキリ!とかはないのだけれど、
    ねっとり強い印象を残す短編集だった。

    小説としては、それはそれで好きです。

    母親と子供の関係性は、実は定義やルールが
    確定できたり、解明できたりしないものと
    私自身も感じていて、
    その曖昧模糊な感覚に刺激をもらえたようにも思う。

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    2015年03月01日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    うん、うん、と頷きながら読み終わった。
    私は一人旅は二回しか行ったことがないけれど、その夜はどこか特別だったような気がする。
    そして、旅先で見るものは何故か、同じものでも違って見える。本当に不思議だ。

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    2015年02月10日
  • 異性

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    穂村さん、角田さんという
    好きな作家さんのリレー式エッセイ。

    異性も恋愛も形なし。
    だから頭で考えようとする。
    感情だけでは覚束なくて
    足元がふらつくときもあるから。

    そう思っている私には
    本一冊を脳内に入れて
    辞書化したい一冊でした。

    相容れないんだよなあ
    そして好きになったら
    頭はどこかで考えることを停止させようとする。

    ブレーキとギアの繰り返しでした。

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    2015年01月31日
  • 異性

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    異性についてふたりが文通しているみたいなエッセイ。
    名前の通り角ばった角(つの)を食い込ませてくる角田さんと、ただでさえ掴めない輪郭をさらにほわほわと滲ませてくるほむほむ。
    大人の男女が触れる異性の真理は、核心をつきすぎている!

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    2015年01月23日
  • 夜かかる虹

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    表題作と『草の巣』の二篇。どちらも、誰しも持っているけれど普通は誰にも隠している暗い部分をさらけ出してしまう女性が主人公。ああ何でそうしちゃうかなぁという方向に、角田光代の描く女たちはふらふらと行ってしまう。

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    2015年01月19日
  • 空の拳

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    すらすら読み終える。
    やはり角田さんの文体はしなやかで違和感がありません。
    ボクシングを題材にした点でいえば
    男性作家が書く方が迫力があるように思いました。

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    2015年01月14日
  • Because I am a Girl ― わたしは女の子だから

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    いろんな作家の視点から日本では想像できない発展途上国の女の子の話を展開。心が重くなる。が、そんな現状を知ることが第一歩だと思う。知ることができるきっかけとなる本。

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    2015年01月10日
  • 三月の招待状

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    学生時代から大人へ今一歩踏み出せない、30代の男女5人の物語。
    過去を振り返っても、今ここで再会しても、思いはいつも一方通行で、変わることはない現実。
    自分は自分以外の何者でもないという現実。
    大人になるって、いろんな現実を受け入れることなんじゃないかなって思った。

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    2014年12月29日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    ネタバレ

    過去の人や妄想上の人がきっかけで、
    行動してしまうのに、その人達はでてこない。
    それでもつきささる重さ、ざわざわ感。おもしろい。

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    2014年12月27日
  • 幸福な遊戯

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    ネタバレ

    2014年の67冊目です。
    3つの短編が収められています。
    1つ目の「幸福な遊戯」は、女子大学生の主人公が、男性2人と、家賃の倹約の為シェアハウス生活を始めます。そこでのルールは「同居人同士の不純異性交遊」禁止です。自分自身の家族から得られなかった”居心地の良さ”を3人の生活の中に見出した主人公。でも、自分より”生きる目的”を未だに見出していないと思っていた、彼らが、追い求めることを見つけて家を出ていきます。取り残された寂しさや焦燥感にさいなまれながら、前に進むことができない若い女性の心情が描かれています。私の年齢では考えられない「不純異性交遊禁止」付の男女一緒のシェアハウス。でも、そこにしか

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    2014年12月07日
  • 異性

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    往復エッセイだけれども
    表現巧者の2人だから
    男女の違いについて
    なんだかとてもすごい高みに上っていく気がする

    何か所も引用しておきたくなる本

    ずっと往復していくことが
    可能じゃないか
    と思わせる終わり方

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    2014年12月01日
  • マザコン

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    短編集。それぞれ別な話ですが、だいたい語り手が30代から40代、そのお母さんは60代から70代。
    病気で入院していたり、第二の人生を始めようとしていたり。
    わたしも最近身近に感じはじめていた漠とした不安や戸惑い、この年で読むからより理解深まる感じ。

    最後の話が一番かわいらしかったな。お嫁さんが特にいい。

    この本のマザコンて、決して冬彦さんじゃない、いろいろなお母さんとの関係が描かれてる。

    お母さん。振り返ると、子どものころ、読めない字をすぐ聞きにいき、意味のわからない言葉もそう。それから、学校であった嫌なこと、不思議なこと、身の回りのあらゆる世間話。すぐいつも居た母に話してた。そこで母の

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    2014年10月20日