角田光代のレビュー一覧

  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ラロリー!
    ありそうでなさそうな、なさそうでありそうな、そんな現実と架空の世界のあいだを描く、角田さんワールドが冴えてます。
    復讐とは、得たのと同等のダメージを相手に負わせることなのか? 立ち止まらせてくれる物語。
    じゅくじゅくした傷を抱えているときに読む本。

    0
    2016年02月24日
  • 予定日はジミー・ペイジ

    Posted by ブクログ

    はじめての妊娠を喜べない妊婦の10ヶ月の物語。
    喜べない自分、完璧でない自分を責めてしまう気持ち、とまどい、すごくよく分かる気がした。旦那さんがすごく優しくてほほえましい。何気ない日常や、食べ物描写がすごく上手で角田さんの描く物語やっぱり好きだなと再実感した!

    0
    2016年01月24日
  • ロック母

    Posted by ブクログ

    訳もよくわからず、当たりどころのない怒りみたいな懐かしい感情を思い出した。普通になったカンジを目の前にしたときのマリコがなんか気持ち良かった。ホントなら褒めてあげることなのかもしれない。でも、大人じゃないマリコだからできることなんだと思う。角田光代に「ロックだねぇ」って言ってやりたい。この短編の中には、不器用に恥かしげもなく思ったままにしか表現することができないロックな奴がたくさんいたように思う。何が言いたいのかよくわからないし、何でここで終わりなのとか思う部分もあるけど。マリコも、キヨちゃんもロックなおばさんになってほしいな。

    0
    2016年01月21日
  • 異性

    Posted by ブクログ

    角田光代、穂村弘が交代で異性について語った恋愛エッセイ。それぞれが独特の感覚でつながってゆく論点が、面白くでも感性豊かに紡がれているところが好感がもてる良書。

    0
    2015年12月29日
  • ちいさな幸福 All Small Things

    Posted by ブクログ

    15/12/18
    「ちがいますよ、顔がほころんじゃうデートですよ。たとえそれがすっごくつまんなくても、最低でも」(P54)

    あー角田さんすき。
    これ、表紙がちょっとざんねん賞。

    P76-77
     奇跡なんて、ほんと、毎日飽きるほどあるんだよ、と、耕太は天井を眺め、心のなかで妹につぶやく。(中略)
    亜紀、おまえにも早く、十円拾っても奇跡と思えるような毎日がくるといいな。飽きるほどあっても、絶対飽きないからさ。

    0
    2015年12月18日
  • くまちゃん

    Posted by ブクログ

    角田光代の小説は面白い。著者48歳、独身女性って・・・本作品をよんで身につまされるわけである。女性ではない既婚男性のわたしが読んでも納得させる筆力はすごい。独身女のさみしい独り言っていう括りで終わらないのが角田光代小説である。現在適齢期の男女におすすめの一冊。

    0
    2025年11月21日
  • 幾千の夜、昨日の月

    Posted by ブクログ

    8割方、旅先の「夜」について書かれたエッセイ。ちょうど旅行中に読めたのがうれしい。知らない土地でしか感じられない夜って確かにある。いろいろな夜が丁寧に鮮明に再現されている。

    0
    2016年03月21日
  • なくしたものたちの国

    Posted by ブクログ

    主人公の心の人生をともに辿る小説。なくしたもの、得たもの、いろいろあるけれど、本当はずっと蓄積されているんだなと。

    0
    2015年11月09日
  • 予定日はジミー・ペイジ

    Posted by ブクログ

    妊娠がわかった、けどあまりうれしいと感じない。私って、異常なのかな…。

    そんな思いを持つ妊婦が、夫や同じく胎児を持つ女性と触れあいながら心情の変化を日記風に綴っていく小説。
    自分はこどもがまだいないし、男性だけど、同じ状況となった時に自分はどう感じるだろうかと、心情を主人公に寄せながら読んでいける物語。軽くすらすらと読める、けど、感情移入もしてしまう。

    0
    2015年11月07日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

    Posted by ブクログ

    対談形式なので読みやすい。母と娘は身体的同一化しやすい関係であるため、こじれやすいと。母にとって娘は自分の生き直して捉えるために抑圧的になるという解釈は面白く。確かに息子の方が親に対してはドライかもね。

    0
    2015年08月26日
  • ちいさな幸福 All Small Things

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「今まで一番印象に残っているデート」
    「もっともデートとはいえないようなデート」
    「恋愛のさなかで、一番幸福だと思ったのはどんなときか。」
    などなど、恋やデートに関するテーマについてのリレー式短編集。

    (ギリシャ行きの話以外)どのお話も地味だけどドラマになっている。
    逆に彼女に会いにギリシャに行きまくった彼の話もこの中にあると
    地味なありきたりのことに思えて少し不思議。

    心ときめくデートの数々、ほのぼのしちゃいました。

    0
    2015年05月30日
  • なくしたものたちの国

    Posted by ブクログ

    ナリコの少女から年老いるまで。
    彼女を取り巻く不思議なこと。
    その不思議は切なくて甘酸っぱくてほろ苦い。
    それらは、もしかしたら私も経験していたかもしれない。
    そして、忘れてしまったのかも?
    そんな風に話の世界に浸ってしまうのが、心地よい。

    2015.5.13

    0
    2015年05月14日
  • 今日もごちそうさまでした

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初角田光代エッセイ。小説から受ける印象と全然違っていて少し驚いた。
    「うまい、うまーい!」と連呼する人だったとは。。文章も文末が「~だわな。」とか。

    私は肉派ではないのでお肉については共感できない部分も多々あったけど
    ホワイトアスパラガスがとっても美味しそう!デパートには売ってるのかなぁ。

    0
    2015年05月09日
  • なくしたものたちの国

    Posted by ブクログ

    子供向けかと思ったら、深いお話。どんどん深くなっていく。読むごとに深みが理解できるであろう本。角田光代さん、やはり凄いなぁ・・と改めてしみじみと。。

    0
    2015年04月11日
  • 異性

    Posted by ブクログ

    「異性」に関するお二人のリレー形式のエッセイ。オトコノコの不思議、オンナノコの不思議。共感できるところたくさん。お二人の鋭い切り口、考察に目から鱗。結局わからないところがあるから異性に魅かれるのでしょうかね。あのセリフの裏側に隠された真意とかなー。参考になります、穂村さん。2013/200

    0
    2015年04月09日
  • 異性

    Posted by ブクログ

    角田さんと穂村さん、それぞれの綴った文章から男女のことについて実際にあったことを踏まえながらやりとりしていく。
    このやりとり自体も読んでいて楽しかったのだが、お互いが綴っている内容も大変興味深く思わず納得させられることが多かった。

    そのうちのひとつ…

    たぶん、女性の脳は圧倒的に現在優位なんだろう。そう考えることで、私はこの現象を自分自身に納得させてきた。女性にとって「今」が全て。だから、そこまでの経緯がおごりか割り勘かは、「今」となっては問題にならない。
    一方、男性たちは過去から「今」までを連続的に捉える傾向がある。過去の女性たちとの思い出を或る種の資産のように思ってみたり、「戦国武将でい

    0
    2015年03月16日
  • 幾千の夜、昨日の月

    Posted by ブクログ

    このエッセイは「夜」をテーマにして書いてあるが、夜というのは特別な時間だと思う。夜更かししているとなぜか気分が高揚してしまうし、気分が高揚しているからか、大胆なことも言えたり、面白い(というより変?)考えが生まれたりもする。(俗に言う深夜ノリというやつか?)夜ってなんなんだろう。まあ、夜と言っても、人間が勝手に夜だと位置付けているだけだけれども。

    私は角田さんと似ている箇所が多少あると思っていたけれど、西加奈子さんの解説を読んで、全くそんなことはないだろうと思ってしまった。角田さんは、西さんによれば、「剥き出しの人だ」とのこと。私は、真正面から人とぶつかったこともない(と思う)し、誰に対して

    0
    2015年03月12日
  • マザコン

    Posted by ブクログ

    角田さんの描く人物像は、
    ほんとにいいラインを醸し出すな〜と。

    ここに出てくる『マザコン』は、
    いわゆる、一般的なママ〜ママ〜!とか、
    お母さん!お母さん!!というキャラではなく、
    なんとなく逆に救いようのない湿り気を持った
    母親に囚われたキャラ達ばかり。

    読後感的にスッキリ!とかはないのだけれど、
    ねっとり強い印象を残す短編集だった。

    小説としては、それはそれで好きです。

    母親と子供の関係性は、実は定義やルールが
    確定できたり、解明できたりしないものと
    私自身も感じていて、
    その曖昧模糊な感覚に刺激をもらえたようにも思う。

    0
    2015年03月01日
  • 幾千の夜、昨日の月

    Posted by ブクログ

    うん、うん、と頷きながら読み終わった。
    私は一人旅は二回しか行ったことがないけれど、その夜はどこか特別だったような気がする。
    そして、旅先で見るものは何故か、同じものでも違って見える。本当に不思議だ。

    0
    2015年02月10日
  • 異性

    Posted by ブクログ

    穂村さん、角田さんという
    好きな作家さんのリレー式エッセイ。

    異性も恋愛も形なし。
    だから頭で考えようとする。
    感情だけでは覚束なくて
    足元がふらつくときもあるから。

    そう思っている私には
    本一冊を脳内に入れて
    辞書化したい一冊でした。

    相容れないんだよなあ
    そして好きになったら
    頭はどこかで考えることを停止させようとする。

    ブレーキとギアの繰り返しでした。

    0
    2015年01月31日