角田光代のレビュー一覧
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角田さんと穂村さん、それぞれの綴った文章から男女のことについて実際にあったことを踏まえながらやりとりしていく。
このやりとり自体も読んでいて楽しかったのだが、お互いが綴っている内容も大変興味深く思わず納得させられることが多かった。
そのうちのひとつ…
たぶん、女性の脳は圧倒的に現在優位なんだろう。そう考えることで、私はこの現象を自分自身に納得させてきた。女性にとって「今」が全て。だから、そこまでの経緯がおごりか割り勘かは、「今」となっては問題にならない。
一方、男性たちは過去から「今」までを連続的に捉える傾向がある。過去の女性たちとの思い出を或る種の資産のように思ってみたり、「戦国武将でい -
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このエッセイは「夜」をテーマにして書いてあるが、夜というのは特別な時間だと思う。夜更かししているとなぜか気分が高揚してしまうし、気分が高揚しているからか、大胆なことも言えたり、面白い(というより変?)考えが生まれたりもする。(俗に言う深夜ノリというやつか?)夜ってなんなんだろう。まあ、夜と言っても、人間が勝手に夜だと位置付けているだけだけれども。
私は角田さんと似ている箇所が多少あると思っていたけれど、西加奈子さんの解説を読んで、全くそんなことはないだろうと思ってしまった。角田さんは、西さんによれば、「剥き出しの人だ」とのこと。私は、真正面から人とぶつかったこともない(と思う)し、誰に対して -
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ネタバレ2014年の67冊目です。
3つの短編が収められています。
1つ目の「幸福な遊戯」は、女子大学生の主人公が、男性2人と、家賃の倹約の為シェアハウス生活を始めます。そこでのルールは「同居人同士の不純異性交遊」禁止です。自分自身の家族から得られなかった”居心地の良さ”を3人の生活の中に見出した主人公。でも、自分より”生きる目的”を未だに見出していないと思っていた、彼らが、追い求めることを見つけて家を出ていきます。取り残された寂しさや焦燥感にさいなまれながら、前に進むことができない若い女性の心情が描かれています。私の年齢では考えられない「不純異性交遊禁止」付の男女一緒のシェアハウス。でも、そこにしか -
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短編集。それぞれ別な話ですが、だいたい語り手が30代から40代、そのお母さんは60代から70代。
病気で入院していたり、第二の人生を始めようとしていたり。
わたしも最近身近に感じはじめていた漠とした不安や戸惑い、この年で読むからより理解深まる感じ。
最後の話が一番かわいらしかったな。お嫁さんが特にいい。
この本のマザコンて、決して冬彦さんじゃない、いろいろなお母さんとの関係が描かれてる。
お母さん。振り返ると、子どものころ、読めない字をすぐ聞きにいき、意味のわからない言葉もそう。それから、学校であった嫌なこと、不思議なこと、身の回りのあらゆる世間話。すぐいつも居た母に話してた。そこで母の