角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
結婚して家庭に入りたくはないけど、仕事をバリバリしたいわけでもない、ずっと今のままでいたい37歳ハナのまわりの変化と、変化を求めてくる社会への苛立ち
ずっとこのままでいたいと思ってるわたしにとってハナの心情行動すべてが身につまされた
あまりにも心情が一致していたので、後半からはハナの身の振り方に
なにも決めたくないわたしの人生の救いを見出し始めしまったので、
『まだ始まっていない希望にむかって恐れず頑張っていきましょう』と終わらせたのが、足バタで地団駄踏むくらいいやだったな
ずっとこのままでいたい誰にも迷惑かけてるわけでもないしちゃんと毎日働いてるのになんで結婚とか仕事とか決断をもとめら -
Posted by ブクログ
主人公のハナは無意識の内に他人を見下しているのだなと思った。
友人・家族・恋人など自分の周りにいるあらゆる人を俯瞰で見て、くだらない人生だと冷めた目でみていたのではないか。
ただ、決して他人と自分と比較して自分の方が優れていると思っているわけではなく、あんな風になるくらいなら今のままでいる方がマシ!と思い込むことで自尊心を保っているようにみえた。
だからハナの周りには「仕事はきちんとしてるがいい歳した独身の女性」ばかり集まるのだと思った。まさしく類は友を呼ぶとはこのことだと痛感した。
自分もそうならないように常に他人へのリスペクトと感謝の気持ちを忘れないようにしたい。 -
Posted by ブクログ
つまんない。
なんか急にしらける。
そんな時は、とにかくやる理由がないし、しらける理由はたくさんあるし、それに何も困ってないし、居心地いいし。
なのに何故かとても切なくなる。
やりたいことをやる。
大人につれて、それは非現実的で、つらいこと、そしてこうあるべきという型にはめられた世界に飲み込まれていく。
ハナの価値観は、やることの意味ではなく、やりたい気持ちに対してまっすぐであること。眩しい!
でも本人は猪突猛進ではなく、居心地の良かった過去や見えすぎている未来に囚われて、進めない。
同じことをはじめても、そこで求める価値観によって、人それぞれ違う形になっていく。古着ではチサト、布絵 -
Posted by ブクログ
ネタバレ良い。良いんだなあ。いつの間に、角田光代さんはこんなにもしなやかに強くなったんだろう?と、いつも驚く。この作品も、見事に強かった。美しかった。正しく、誰かを勇気づける作品だな、とね、思いましたね。いやあ。良い。
だがしかし、誰かを勇気づけない、惑わすだけの角田さんの作品も、間違いなく知っている。だからこそ、尚の事、この作品の角田さんが好きになる、という感じ。うーむ。この思いを、誰かに伝えたいんだけど、伝わるのかなあ?どうかなあ?わからないなあ。
「あの時、ああしなければ。あの時、ああしていれば。今の私の人生は、もっと別の(より良い)ものになっていたはずなのに」
ってね、思わない人は、いない -
上手くいったり、いかなかったり、幸せだったり、そうじゃなかったり、過去だったり、現在だったり、甘かったり、辛かったりの恋愛小説。ジュエリーショップで個々の話が交差するのが面白い。