角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
老いに向かって変化するわたしの容れもの(からだ)についての
変化やつきあい方、あれこれ。
折々、クスッと笑えるのが角田さんのエッセイの大好きなところ。
今回は、
「何かたいへんなことがあったのではないか(ホセとの試合のような)」
にハマる。
いろんな変化にそうそう! と頷きながら、それもまぁ
悪いことじゃないよね、と思わせてくれるのも角田さんの
エッセイならでは。好きだなぁ。
あと、
「読書体力を子どもの頃にまるで使わなかった人は、その体力が落ちる三十代、四十代になって、さて読むぞと本を開いても、よほど興味のある本でない限り、読めないのではないか。
長く運動してきた人の持っている「勘」みたいなものが皆無なのだ。」
と言う件も心に響いた。
何の役にも立たなかった読書体験…と思ったことも、そうやって筋力を
鍛えて、さらにさらに読む経験を積んで、体験から感じたことが
何か素晴らしいものを与えてくれる…そんな気がした。 -
Posted by ブクログ
「だれかを好きになるという、ささやかな、無邪気で罪のない、こどもみたいにまっすぐで役たたずの感情が、突然私たちの日々に入りこんできて、信じがたい腕力でいくべき方向を捩じ曲げる。」
あーーー、よくわかる。
その時はどうしようもなく楽しいんたけど、やめたい。けど、離れようと思った辛くなる。
誰にも相談できなくて苦しかったなぁ。
あの頃のどうしようもない気持ちを思い出して、やるせない気持ちになると同時に、今の穏やかで幸せな暮らしを愛おしく思えた。
音楽を聴きながら移動するのが大好きだったから、MDと最低限の荷物だけ持って旅に出る最後のシーンがとても好き。
作中に出てくる曲でプレイリスト作りたいなー。 -
Posted by ブクログ
面白かった!
母と子の話
大人になってからの母との思い出、母の見え方とかがリアルですごい
短編集だけど、どの話も面白かった
初恋旅行で息子が母が母じゃなくなった感じ(息子たちとの時間より初恋の人に会うために張り切ったり、夫が亡くなって塞ぎ込んでると思いきや初恋のことを探偵を使ったりして調べてたことを知ったり)をみて不機嫌になる息子をその嫁がなんだか母親になったように愛おしく感じたりするのよかった
嫁姑はギクシャクしがちだけど、この話は実の母より姑の方が好きってなんかそれはそれでこれから家族になる人達はみんな幸せでいいねと思った
あと温泉とパセリもよかった
言語化むず、、
でもパセリは使いまわしてて汚いから絶対食べちゃダメと言われて育った娘が無意識に残そうとしたときにそのことを思い出してこれも一種の洗脳だなと思い食べてみたりするシーン印象的
こういうのの積み重ねで価値観とか当たり前とかが生まれるからね
とにかくこの本を読んで1人の人間の親になる難しさを痛感した
子供にとっての親ってすごい存在だけど、親になる人達って親として生まれてきた訳でもなくそういう風に教育されたこともない人間が人間を育てるんだからすごい
そりゃうまくいかない親子と多々いるんだろうなと容易に想像できて親が好きな自分は恵まれてるなと改めて実感した