角田光代のレビュー一覧

  • キッドナップ・ツアー

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    二ヶ月間家に帰って来なかった好きでも嫌いでもない父親がユーカイという名目の下、小学生の主人公と色々旅をして絆を確かめ、深めていくハートウォーミングストーリー。主人公のマセた部分とまだまだ子供の部分がなんとも可愛く描写されてます。
    定期的にジーンとするようなシーンが散りばめられてて最後まで飽きない作品です。是非一度読まれてはどうかと。
    個人的には母親と何を電話で話していたかを明かしてほしかったけど、もしや電話をするふりして実は母親とは何も話してなかったとか??

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    2022年01月06日
  • 三月の招待状

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    大学時代のなかよしグループが30代になって離婚や同棲や不倫や失踪などの日々を過ごしながら学生当時を振り返る青春ノスタルジー小説。作者が最も得意とするジャンルでは?あからさまな品のなさが心地いい。

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    2021年12月28日
  • 100万分の1回のねこ

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    その絵本の内容を忘れてしまったが、
    これだけの作家達に、これだけのお話を作らせるんだから、すごい絵本なんだな、と思う。

    大人になって楽しむ本があることに、幸せを感じる。

    挿絵を描いていたという方の話が、一番、絵本に近いんだろうな、という予感。

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    2021年12月26日
  • 平凡(新潮文庫)

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    もう、何度も何度も考えたことのある「もしもあの時こうしていたら」、「もしもあの時もう一方を選んでいたら」をテーマにした短編集。登場人物達は当たり前だけど全然違う性格で、人生も、選択も違うけど全員がふとした瞬間にもしもを考えて、自分の選択を振り返りながら何かに気づき、後悔し、諦め、悩み、受け入れて生きていた。

    私も読みながら、ひとつでも欠けていたら今がない。ああ、本当にそうだな、辛くて二度と経験したくない、出来ればしたくなかったあの出来事があったから今がある。と思ったかと思えば、いや、あれがなくても結局こうなってたんじゃないのか。と、思ったり。
    読みながら自分も振り返っていたので勝手に忙しかっ

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    2021年12月25日
  • 笹の舟で海をわたる

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    ネタバレ

    心がえぐられる気分で読んだ。

    ずっと、どこか不幸な空気が漂う小説だった。短い間で読んだので、読み終わった今は1人分の人生を体験した気分。

    選択肢が今よりずっと少なかった頃の時代の話。きっと、似た人生を過ごした人がいたんじゃないかなと思う。

    娘のことを好きになれなくて、でもそれを見栄のために隠そうとして、自分も将来母親になったらそうなるんじゃないかとゾッとした。子供を愛せなかったらどうしよう。

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    2021年12月19日
  • ご本、出しときますね?

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    その人特有の変な癖や、趣味趣向×本
    という、私の好きなものが詰まってた。

    おもしろくない訳がないじゃないか!

    好きな作家さんもで出て、その人となりが知れたのが興味深かった。

    尾崎世界観×光浦靖子の歪んでるけど、
    優しくて、不完全な感じがよき。


    あぁ、もっと力を抜いていいんだなー

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    2021年12月18日
  • 世界中で迷子になって

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    エッセイってあまり読まなかったけど、なかなか面白いなと思わされた一冊でした。
    あるある分かる分かると頷いたりして、あっという間に読み終えました。

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    2021年12月18日
  • 笹の舟で海をわたる

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    左織に全然感情移入ができず、途中イライラしながら読み進めた。ただきっと、左織はあの時代の中の「普通」の人で、いつのまにか周りに置いてきぼりにされ、「普通」をアップデートできないまま、ずっと鬱屈していってしまう人もたくさんいるんだろうな…と思った。
    風美子のことを「主人公」にするのではなく、左織のような市政の人を「主人公」にすることで、より物語に没入しやすく、心がひりついた。

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    2021年12月17日
  • 太陽と毒ぐも

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    ネタバレ

    お風呂に何日もはいらない女性、盗み癖がある女性、異常なほど物を買い込む男性、あらゆる迷信を信じて実行を強要する女性、スナック菓子を主食とする女性、半端なくお酒を飲む女性、言っていいことか否か判断できずなんでも(噂話し的な)言ってしまう女性、
    いろんな性癖を持った男女の短編小説。
    これが、めっぽう面白かった。
    そんな奴、おるんかいな(特にお風呂に入らないレベルがまるでホームレス並み)と思うけど、著者の手にかかればいかにもいそうなのよ。
    それぞれの性癖を相方の彼、彼女らは付き合い始めは美点にさえ見えているのよ、それ意外の相性は一緒に暮らすほどいいんだもの。
    でも、それがだんだんもやもやしてきて、許

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    2021年12月13日
  • 100万分の1回のねこ

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    絵本「100万回生きたねこ」のアンソロジー本。途中、あれ?猫出てきたっけ?っていう作品もあったけど、基本、要所要所に猫が登場。でも、猫飼い的に胸が痛くなるような描かれ方もあって、さすが100万回生きたねこだな。
    そういえば、100万回生きたねこは幸せなのかどうかって論争もありましたね。きっと、そんな流れから出てきた本なんだろうけど。これ。

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    2021年12月10日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    心がほっこりするエッセイ集。
    作家と猫の関係性をいろんな所から掘り下げた作品。
    猫は犬と違い、自由気ままな性格が多い。それが作家の心の癒しになるのだ。
    また、原稿で行き詰まった時に猫を愛でてパワーチャージする。そんなところも形はどうであれみんな同じなんだと思った。

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    2021年12月04日
  • ドラママチ

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    ゴールマチ
    大好きなドラマ、「大豆田とわこと3人の元夫」の、大好きなキャラクターかごめちゃん。この話のキクヨとチエちゃんは、とわことかごめちゃんみたいだなって思った。
    かごめちゃんが昔から横断歩道のない道路を渡れなくて、とわこが喧嘩した時も一緒に手を繋いで渡ってあげてたのがとても印象的で、喧嘩ができて自分の恥ずかしいところをさらけ出して叱りあえる同性の幼馴染に憧れができたのだけれど、ゴールマチのふたりもそうだった。恋にゴールを見出せなくたって、何年経っても居心地の良い場所だとお互いに思っていられるような、そんな友人がいたら、まさにそこがゴールじゃないかって。

    ドラママチ
    これまでの話で一番自

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    2021年12月17日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    『しあわせのねだん』がとても好きだったので、角田さんのエッセイを手に取った。 後書きに、お酒を飲みながら、お茶を飲みながら楽しんでいただけたら、と書いてあるように、とてもリラックスして読める。ほっこり癒された。

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    2021年11月14日
  • なんでわざわざ中年体育

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    定期的に走りたくなるし、走ってはやっぱり無理だったとなる。そしてまたこの本を読み走りたくなった。トレラン、ナイトハイクいいなぁ〜。

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    2021年10月11日
  • Presents

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    贈り物がテーマの短編集

    贈り物は物品だけでなく、名前、体験、経験、記憶などの場合も

    両親がつけた自分の名前、ランドセルの象徴するもの、引っ越しのときに母親が買ってくれた鍋セット、友人たちの手作りヴェール、子供の書いた絵、家族の作ってくれた料理 等々

    贈り物の他にも、親子や夫婦など家族も共通点なのか?と思ったけど、「女性が一生の中で贈られるもの」がテーマらしい
    言われてみればさもありなん

    短編の構成として、生まれてはじめての両親からのプレゼントとしての名前で始まり、人生の最後にも残るものとしての名前で終わる構成は好き
    全体の大きな流れとして、人生のステージの順になっているようにも思える

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    2021年10月11日
  • 庭の桜、隣の犬

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    「終わった人」と並行して読んでたんです。だもんで、落差というか格差というか、寄りかかるべき価値観、よって立つものがない世代の人々の悲哀をモロに感じました。悲哀、でも底抜けの気安さとでもいいたい安逸さもあるわけです。

    子どもできない、夫婦仲そこそこ、半ば別居状態、でも嫌いじゃないし、
    どの類型にもあてはまらない、将来の展望もない、でも不幸を感じてない
    なら、いいじゃん。でも、将来は???

    これって、無間地獄ってやつなんじゃないか。

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    2021年09月25日
  • 字のないはがき

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    大人が泣く。疎開した妹さんのために、かぼちゃをとる場面から、ポロポロきて、お父さん号泣のシーンでは、私も号泣。
    子供からは、お母さん、よだれが垂れてるよって言われた。ちがう!涙!

    子供には、ピンとこないのかな?
    今は、そうであっても、記憶の片隅に入れておいて、成長してから、検索して欲しい一冊。

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    2021年09月22日
  • わたしの容れもの

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    加齢に対してリアルに書かれており、覚悟ができた。

    願わくばそうなりたくないが、皆に等しくおとずれる加齢。しかも千差万別。
    少しでも楽に歳を取りたいなんて、欲深く思うものです。

    下品すぎないが、所々言葉遣いにくすっと笑えるユーモアがあり、この方と直接お酒を呑んで話すと面白いだろうと思った。

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    2021年09月18日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    かわいいくて儚くて切なくて、誰もが経験するような、どこにでもあるような恋愛を詰め込んだ短編集。
    「お前じゃなきゃだめなんだ」
    「消えない光」
    の2つが特に良かった。
    これから結婚しようとしているカップル、離婚の準備を進めている夫婦、客観的に見たらそれまでだけど、それぞれ思うところがあって、やっぱり恋愛は人生を彩り、豊かにするんだなと感じた。
    好きな人を好きでい続けられることは奇跡!
    好きな人にずっと好きでいてもらえることはもっと奇跡!

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    2021年09月16日
  • おまえじゃなきゃだめなんだ

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    角田光代のおまえじゃなきゃだめなんだを読みました。

    平凡な人生の中できらりと光る瞬間を描いた恋愛短編集でした。
    最初と最後にジュエリーをテーマにした短編が配置されています。

    「おまえじゃなきゃだめなんだ」は若い時期にバブルを経験した女性のお話でした。
    浮かれていた頃には見えなかった大事な事が、経験を重ねると見えてくる。
    まだ間に合う、これからが本番だ。というメッセージが力強く感じました。

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    2021年09月10日