角田光代のレビュー一覧

  • 晴れの日散歩

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    テーマもちゃんとおもしろいし、なにより上手な文章は読んでいて心地よい。こういうしっかりしたエッセイを久しぶりに読んだ気がする。

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    2022年06月22日
  • 月と雷

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    何と比べて“普通”なのか。大なり小なり他者とは違うものが内在するのであるが、そのことに違和感を覚えるのか、あぁそうなのね、と感じ入るのか...。ただ、そこにある。そして死んでいく...。
    ○○のターンが唐突に、それでいてそこにしかスッポリとハマらないのではないかという絶妙な配置...。流石です。

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    2022年06月18日
  • キッドナップ・ツアー

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    父と娘のひと夏のロードームービー。児童向けだが、父親視点で読むと深く感じ入る物語。人の世の不条理や不平等、誰のせいでもない縁と運...。それでも繋がっているもの...。読後はちょっと切ないが、心穏やかになる一冊。ドラマ化も気になる。見てみたい。

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    2022年06月15日
  • エコノミカル・パレス

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    おもしろかった
    カツカツの中無職のくせにタマシイのない仕事はしたくないとか語るときだけは偉そうな主人公の彼氏にイライラした

    大きな事件が起こるわけでもなくありふれた日常なのにスラスラ続きが気になりながら最後まで読めるのがすごい

    たまに好みじゃない作品もあるけど今回買った人生のベストテン、愛がなんだ、エコノミカルパレスの3個すごい好みだった!!

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    2022年06月10日
  • 降り積もる光の粒

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    いつもの大好きな角田さんの楽しい旅エッセイ♪♪とウキウキ読んでいました、、途中までは。
    後半からのカルチャーショックな題材にとんでもない世界があった事を知り心が張り裂けそうになったと共に無知だった自分を恥じてしまった。

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    2022年05月27日
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)

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    読後もすっきりせず、自分にも起こりうるような現実的でネガティブな話。現実的だからこそ内容に引き込まれて面白かった。

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    2022年05月26日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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     NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も」を単行本化したもの。先日、SF作家の神林長平さんとビタニャ編を見て、読んでみることにした。

     猫好きの「物書きさん」6名が猫との暮らしを語っている。村山由佳さんともみじ、養老孟司さんとまるなどは、本も出ているし有名だな。自分も猫と暮らしているので、うんうんと頷くことしきりでした。
     あと登場した6名の皆さんの短編やエッセイが載っています。

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    2022年05月24日
  • なくしたものたちの国

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    主人公ナリコの一生が、5つの短編で描かれている。

    不思議で甘酸っぱくてやさしい世界感でありながら、『死』というものを考えさせられた。

    命あるものはいつか死ぬ。そしてまた生まれる?
    『いま』を大切に生きよう、愛そうと思えた。

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    2022年05月22日
  • 薄闇シルエット

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    37歳、独身、古着屋を友人と共同経営しているハナが恋愛や結婚、仕事を通して生きることを模索し、生きる作品。

    ハナの気持ちがわかる。
    やりたいことよりも、やりたくないことや否定から入っては自分を肯定する。
    そして、自分が傷つかないように挑戦せず
    無意識のうちに癖のように、人と自分を比較しては自分のないモノの数を数えて過ごす。
    過去の自分を見ているようで、誰しもあること。

    輪郭を得ないようなストーリーだけれど、このモヤモヤした女性の感情を描けている筆者に拍手。

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    2022年05月13日
  • キッドナップ・ツアー

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    紙の月が面白くて角田光代さんの本二冊目。
    紙の月もそうだが、文章での具体的な説明がなくても見えて来る。
    重要な事柄でも説明をしない。
    それでも内容は成り立ち、説明がない分、余計にほかの部分が重要に見える。
    父と母は何を取引していたのか、今後はどうなるのか、結婚から離婚まで呑み話や叔母さんの話など具体的に説明しないが、空白の事柄が父と子供の関係性を深く見せてくれる。
    角田光代さんは空白を楽しんでいるのか。
    最後は両親が再婚してハッピーエンドになるかと思った読者も多いのでは

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    2022年05月07日
  • 源氏物語 下

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    中巻を読んでから約一年半。感慨深くもやっと読み終わりました。
    雲隠で光源氏を喪ったあと、子孫たちによる貴族社会が描かれ、有名な「宇治十帖」が続くのもここから。
    それにしても、”光源氏”という圧倒的なカリスマがいない下巻では、登場人物がみな泥臭い。匂宮と薫がすごく高貴ではあるんだけど、うまくいかずに翻弄され続ける感じが不器用で人間らしい。
    辻斬りのように女遊びしまくっていた光源氏とは雲泥の差といっても過言ではないと思う。
    大君と中の君の姉妹をめぐり、そこに浮舟が加わってますます混迷を極める複雑な恋愛模様が面白くて、だから夢浮橋まで読んだ後の「えーっ!ここで終わり!?」の驚きとガッカリをみんなにも

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    2022年05月01日
  • 坂の途中の家

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    母親による虐待死事件を巡る裁判員裁判。
    被告人の母親と、裁判員(補充)として選ばれた母親の違いなんてほとんどない。
    一歩間違えれば、自分が逆の立場になっていたかもしれない。それは子育てを一身に引き受けている母親の大半がそうじゃないだろうか。
    母乳神話、成長線に沿った成長、離乳食のペース、排泄の処理、予防接種、乳児湿疹、突発性発疹、夜泣きや卒乳、発達障害の不安…医療従事者でもない、助産師でもない、保健師でもない素人の女性達が、子供を産んだ瞬間に「母親」となる。育児書やネットで調べても理想の子育てしか書いていないし、周囲に相談しても現実的に助けになるわけでもない。他の赤ちゃんとの発達の違いに打ちの

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    2022年04月30日
  • 平凡(新潮文庫)

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    naonaonao16gさんのレビューを拝見して、気になった本。

    誰しも、人生の岐路がある。そこで、もし選んでいたら
    歩んでいたであろうもう一つの人生。
    その「もう一つの人生」を想像する人々を描いた6つの短編。

    今の自分が辛かったり不満だったりすれば、「もう一つの人生」を羨むのだろう。
    僕にもそんな時期があったな…と。
    (決して、今の結婚生活に不満があるわけではありません…念のため。)

    ただ、この小説を読んで思った。
    もう一つの人生を歩む、もう1人の自分と今の自分はきっと必ずどこかで出会う。
    その時、もう1人の自分を祝福できるようになれば素敵だな、と。
    さらに言えば、もう1人の自分に羨ま

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    2022年04月30日
  • ドラママチ

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    角田さんは何気ない日常を描くのが本当にうまい。そしてどの物語にも喫茶店がうまく絡んでいて、そこを通した人間模様もありありと光景が浮かんできた。1番最後に読んだからかもしれないけど、寿美子の好きな喫茶店での家族の風景が1番印象に残っている。あと、途中の占い師の言葉「あんたたちに共通してるのは、ケーキの食べ放題にのりこんだ欲張りなお嬢さんってことだよ。何から食べようか、どうすれば元が取れるか、考えてるうちに時間制限が終わっちゃう。」は胸に刻んでおこうと思う。

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    2022年04月29日
  • 人生ベストテン

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    評価は微妙であるが、個人的には好きな短編集だった

    特に、最後の2つ
    人生ベストテンと、貸出デート


    不幸話、驚くべき話、モヤモヤするような話をまるで、知人から聞かされる愚痴の様な感覚で読んでいた
    とても親近感のあるストーリーで、心地よかった

    角田光代先生のエッセイ風な作品好きなのかも知れない

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    2022年04月22日
  • 笹の舟で海をわたる

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    若い頃ならこの作品、最後まで読みきれなかったと思います。女性の一生、時代や価値観が目まぐるしく変わっていくなかで根本の心根は変わらない、だけど変わった方がいいこともあると痛感しながら読み進めました。

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    2022年04月22日
  • だれかのいとしいひと

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    8編の恋愛の模様を綴った短編小説集。
    それぞれに実に角田さんらしい、なんとも一筋縄ではいかない難儀な性格の女性(男の子が主人公のお話も1つだけあった)が、なんとも難しくやっかいな状況下で、ややこしい考え方をして生き難い人生をな尚の事生き難くしている感じ。
    それがなんとも読んでいて心地いい。このあたりは作者の雰囲気作りというかひとつひとつ、細かい描写のうまさが素晴らしいなぁと思う。大好きです。

    なかでも「誕生日休暇」は最高に好き。
    この非日常性、というかハワイまで行ってこの心もとなさ、退屈さと時間の持て余し気味はどういうこと?というところで登場する意外なストーリー。素敵ですねぇ。
    「地獄の自己

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    2022年04月18日
  • 私のなかの彼女

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    ネタバレ

    面白かった…!

    何がとか、どう、とか問われると難しいのだけど
    本田和歌の祖母タエは何者なのか
    恋人の仙太郎は何者なのか
    そもそも本田和歌は何者なのか

    何かが隠されているようで
    入り込んでしまう何かがあった

    そんなことはっきりとは分からないままで、
    それが人生だよなと
    なんとなく思わされた


    有川浩さんのストーリーセラーを読んだ後に
    読んだから書く側の人間の作品が続いてソワソワする。
    いや、まぁ、書けないのだけれども。

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    2022年04月10日
  • ご本、出しときますね?

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    ネタバレ

    作家さんの生の声というか、フィクションではない部分を知る機会ってあまりないので、こういう対談集で人となりを知るのはとても興味深い。ますます好きになったり、まだ読んだことのない作品を読みたくなったり。
    知らなかった作家さんも、まずこんな人なんだということがわかってから読んでみたい!と思うのも新鮮。

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    2022年04月06日
  • 笹の舟で海をわたる

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    一気に読み終えました。
    主人公と長女の取り返しのつかない親子関係は我が家であっても十分に起こり得る事。

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    2022年03月29日