角田光代のレビュー一覧

  • 坂の途中の家

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    現実の捉え方は人により異なり、その人の主観が強く作用する。乳幼児虐待死についての裁判員裁判を通して、それがリアリティを持って描かれている作品。

    どの被告やその親族、陪審員どの視点も理解できる一方で、少数派の意見は通りずらい?と陪審員裁判の課題のようなものも感じた。

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    2025年09月11日
  • ママ友だった女たち ~森に眠る魚~ : 1

    ネタバレ 無料版購入済み

    ママ友1

    過去形『だった』とは、う~ん。なにやら不穏で意味深なタイトルですね~。う~ん。ママ友というテーマが、そもそも難しいイメージですしね~。それにしても、やっぱり、お洒落で美しい絵のタッチですね~♪

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    2025年09月10日
  • それもまたちいさな光

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    途中までそこまで好みじゃないかもなあ、と思っていたけど、読み終わってみるといろんな情景が思い浮かんだり、そこから派生してぐるぐる考え事ができたりして、あれ、思いの外好きかも?となった

    小さい頃に観た三谷幸喜の「ラヂオの時間」という映画の中に、登場人物の誰かの台詞で「映像だったら作り込まないといけないけど、ラジオだったらナレーションで「ここは宇宙!」と言った瞬間そこが宇宙になる」みたいな内容のものがあって、それが強く印象に残っていたことをふと思い出した

    ささやかでなんてことのない生活にこそ、ちゃんときらきら光るものを見続けられる人間でありたい!
    よしもとばななの好きポイントはそこ!

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    2025年09月10日
  • タラント

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    久しぶりに元気になる、頑張ろうと思える小説を読んだ!
    長いけど、それぞれの登場人物の過去が少しずつ明かされて、飽きずに読める。

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    2025年09月03日
  • それもまたちいさな光

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    高校生の頃深夜ラジオにハマっていたことを思い出しました。同じ時間を、全く知らない、多分今後も出会うことのない人達で共有してたんだなぁと思うと、この世界が、少しだけ住みやすくなった気がしました。

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    2025年08月25日
  • 森に眠る魚

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    お受験のママ達が何故ここまで疑心暗鬼になるのかと読み進めたが、定員について書かれている部分で一気に理解が進んだ。
    我が子を比較し合うことに加えて、定員が決まってるならライバルは増やしたくないよね……

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    2025年08月21日
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

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    角田光代さんのエッセイは初読み。
    勝手に持っていたイメージが覆された。
    いい意味でゆるっとしていて、でも軸はぶれない強さもあって。自然体なところがいいなと思った。
    あとがきで「年齢だけは重ねたが、大人になった実感もなく、賢くなった気配はない」は、私もそう。
    気分は昔と全然変わってないのは一緒だな。
    友達と飲みながら話しているような楽しいエッセイだった。

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    2025年08月20日
  • くまちゃん

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    自分はあまり経験しなかったタイプの大学時代とか夢追い人との関係とか、擬似体験できておもしろい。ちょっとでも自分の経験に重なるところのある人にはもっと刺さるんだろうなと思った。
    大人のある意味きらきらした青春って感じがした。

    短編だけど登場人物が繋がってるところが好き。また読み返すと発見がありそう。

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    2025年08月18日
  • 愛がなんだ

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    映画を先に見ていたため、内容がすっと入ってきた。
    テルちゃんの気持ちは痛いほどよく分かるし、それをよく思わない恋愛もあることはよく理解できる。
    痛い思いをするか、盲信してついていく、あきらめるしかないのかな〜。
    心情の変化がありありと見てるし、説明的文章がなくて読みやすい。

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    2025年08月16日
  • 森に眠る魚

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    ネタバレ

    何故自分の夫を頼らない?とか。
    子供のお受験で家庭崩壊させてどうすんの?とか。
    いろいろ思うことはあるけど……めっちゃ面白かったんだよね。
    ママ友同士でここまで拗れるかってくらい悪い方へ転がっていく。
    最初らへんは微笑ましい気持ちで読めたのに、中盤以降の展開は本当に怖い。
    「ああもうこれは絶対にマズイ展開になるぞ…」という心のざわつき具合が半端じゃない。
    嫌な汗が出そうなのに、彼女達の今後が気になって頁を捲る手も止まらなかった。
    フィクションだと分かっていてもゾッとした。
    それなのに、面白いと思ってしまうから戸惑う。

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    2025年08月13日
  • 空中庭園

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    どこにでもあるような家族、関係者それぞれの視点の脆く儚い秘密が明かされていく過程が楽しめる。人間特有の弱さからかその秘密に対する妙なすれ違いがたまらない。この不安定さを面白おかしく表現してくれる角田さんの物語にはいつも惹き込まれる。

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    2025年08月12日
  • しあわせのねだん

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    エッセイ初めて読んで、退屈に感じたけど
    最後の、「一日(1995年の、たとえば11月9日)5964円」を読んで、いいなあって思った
    あとがきや終末の文章、すごく共感してしまった
    私の中にあることを文章化してくれた感じがした

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    2025年08月07日
  • 物語の海を泳いで

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    角田さんの本が好きで、角田さんの文章が好きな私からしたら、その角田さんが書く読書案内に心が躍らないわけがない。以前にも同じような本を手にとって、必死に読みたい本をメモしたが、また今回もすごいことになった。なんと言っても、読書量と幅広さ。普段出会えないような本を角田さんは教えてくれる。
    そしてこんな風に適切な言葉で、読んだ感想を伝えられたらなーと切実に思う!

    そんな中、自分のレビューを読み返すと、どんだけ角田さんと言うんだ、と思ったけれど、推してる感は伝わった気がするから、これはこれでよしとする。
    背伸びはしないことだ。

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    2025年08月05日
  • 世界中で迷子になって

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    20代と30代で旅に求めるもの、旅の仕方が変わったなあと思うのは自然なこと。
    また40代になっても読み返したい。

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    2025年08月03日
  • 源氏物語 1

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    角田さんの訳文は、簡潔で清々しく、客観的でもあり、物語の面白さが掴みやすい。しかし、ひどい男だなあー。

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    2025年08月01日
  • 平凡(新潮文庫)

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    生きてるとどうしても、他人の人生が羨ましく思えたり、憎んだ相手の不幸を願ってしまったりする。

    他人の人生ばかり気にして、目の前にある自分の人生を疎かにしてないだろうか。

    もしあの時、違う道を選んでいたら、自分の人生はどうなっていたか……なんて、もしもの人生に縋っていないだろうか。

    でも、自分にあるのは、自分の人生だけ。
    そんな当たり前だけど忘れてしまいがちなことを教えてくれた本でした。
    自分の人生をしっかりと歩んでいこう。

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    2025年07月30日
  • 笹の舟で海をわたる

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    ネタバレ

    ああやだなぁ分かる分かる、と凡庸で主張のない自分に重ねて読んでしまった。加えて昭和が古い時代になっていく感覚や戦争時のこどもたちが受けた凄惨な体験の記憶。全部混ざって読んでてつらかった。
    左織の人生の終盤での風美子の受け入れ方も納得。人生がここまできたら、諦めと悟りで心穏やかになるよなと思う。凡庸というか、素直な人間なら尚更。

    風美子については、10歳にも満たない小さな女の子がいじめと虐待を受けて、選んだ未来が人生に勝つことって、そりゃ輝いて見えるよなぁと。強い。そして、左織の猜疑心のフィルターをはずすと、彼女はとても優しい。
    でも、わたしもまんまと後半まで猜疑心を持って彼女を見ていました。

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    2025年07月30日
  • くまちゃん

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    一つ一つの話が短くて読みやすい上に、繋がりがあった。失恋させる側もする側も経験してる登場人物が多くて、リアルだなと感じた。

    「勝負恋愛」のゆりえの、相手に熱中してるからこそ気持ちを伝えるのを諦めてしまう気持ちが痛いほど分かった。私も、自分たちの関係性が壊れるかもしれないと少しでも思うと恋人に本音が伝えられなくなる。あとは自分の求めてる答えが返ってくるまで質問したくなってしまう気持ちにも共感した。その後の「こうもり」の話で槙仁がさよりとの会話を通して、ゆりえの寂しそうな様子に気づく描写が良かった。

    「成功する時は周りの人間をこき下ろす気にならないくらい他人が気にならない」という言葉が心に刺さ

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    2025年07月28日
  • 源氏物語 5

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    角田光代さん訳『源氏物語』5巻。「若菜 上」、「若菜 下」、「柏木」、「横笛」、「鈴虫」の5帖が収録されています。

    朱雀院出家。光君40歳の祝賀。朱雀院の姫君女三の宮が光君と結婚、六条院へ入る。光君、二条の宮に移り住んだ尚侍の君(朧月夜)を訪ねる。明石の女御、男の子を出産。明石の入道が命尽きるまで勤行すると決め山に入ったことを、明石の御方、娘女御、尼君、そして光君も、手紙で知る。督の君(柏木)、蹴鞠に興じていたとき、唐猫のせいでめくれた几帳の奥に、昔から心惹かれていた姫宮(女三の宮)の姿を見て思いを募らせる。冷泉帝退位、東宮が即位。太政大臣は辞職、左大将(鬚黒)は右大臣に昇進、明石の女御の産

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    2025年07月28日
  • あしたはうんと遠くへいこう

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    1人の女性が、どのように恋をしてきて、その恋がどのように女性を形作っていったのか。(またはこの女性だから、こういう恋の形になったのか)
    正直、共感できる部分は多くなかったけど、良い意味で恋人があってこそ形作られる人生物語、面白かった。

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    2025年07月24日