角田光代のレビュー一覧
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「ピンクバス」
働いて、結婚して、子供を生んで、幸せに暮らしましたとさ。
というような言葉はたくさん目にするけど、
本当は、その単純なパターンの中に、たくさんの葛藤と矛盾がある。
複雑な心境を書き出すの、本当に上手だと思う。角田さん。
「昨日はたくさん夢を見た」
私の好きな、放浪旅行系♪
インドに旅行にいった彼氏と、日本で相変わらずだらだら過ごす自分。
変わりたいけど、変わらない。
世の中には、自分が変われば、世界は変わるって言う人がいるけど、
どうしようもない、もやもやから抜け出せない人もいる。
生きるって何?
みたいなことを一緒に悩んでくれるような作品。
答えは -
Posted by ブクログ
歳を重ねるにつれて、同じ箱に入って同じ方向を見ていた(ような気がしてた)あの頃と違って、抱えている事情や置かれている環境が大きく変わってくる。同じ状況でないと分からないとシャットダウンしてしまったこともされたこともあるし、今大事なものだけ守れればいいと新しい縁に消極的になることにも、とてもとても身に覚えがある。気がつけば周りには自分と似た環境の人ばかりいて、似たような愚痴をこぼしたりしている。だけど、自分をここではないどこかへ連れて行ってくれる(森絵都さんの言葉をお借りするなら熱源になるような)出会いは、自分がシャットダウンした先にあるかもしれない。理解し合えないことで苛つくことも、傷つくこと
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Posted by ブクログ
ネタバレ空中庭園を読んで、巻末解説でぜひ対岸の彼女を読んでみてほしいと書いてあったので、手に取ってみた。とても良い物語だった。
おもに小夜子視点から綴られる現在の話と、葵の過去話でストーリーが展開されていく。僕は後者の、葵とナナコの物語に惹きつけられてページをめくっていたので、終盤に会社からどんどん人が離れ、小夜子にもあんなことを言われ去られてしまった葵に心が痛み、なんとか救われてほしいと思ったので、結末まで読んで少しほっとした。小夜子と葵のすれ違いは、ただお互いがその時々に考えていたことや立場が違ったことからくるもので、もちろんそれぞれに悪いところはあるのだけれども、それよりはタイミングや環境の違 -
Posted by ブクログ
2026.08.24
「昔の私」がテルコの中にたくさん散らばっていて、なんとも言えない感情で心がいっぱいになった。
会えるわけではないのに会えそうかも、の見切り発車で好きな人を無謀にも待とうとしたり。
終電も終わった夜、反対方向にいるのに、あたかもそこに行く予定だったと嘘をついて何千円も払ってタクシーで速攻かけつけたり。
テルコの中に何度も過去の私が垣間見えた。
「都合のいい女」に成り下がってることはわかりつつ、「都合のいい女」でいなきゃ繋ぎ止めて置けない関係もある。他人に何を言われようがこうしてたいんだと思える独りよがりな恋愛だった。
苦しいことのほうがたくさんあったけど、そういう恋 -
Posted by ブクログ
ネタバレ続きが気になってどんどん読み進めてしまった。全体的に世の中のネガティブが詰め込まれたような話のようで、他人を信じ、出会いも別れも肯定する内容だったようにも思える。葵さんは、社長になって自分の中にいるナナコをずっと演じているという理解であってる?ナナコが一番可哀想なのに、結局その後どうしているかが全く分からないのがもどかしい。でも家族から離れて親戚の元へ行けたのだから幸せに近づいていると思いたい。小夜子さんみたいに、大人になってから「この人は私を変えてくれるかも」って思える人に出会うの羨ましいなと思いつつ、すごく切実に変わりたい、誰かに変えてほしい、きっかけがほしい、と思いながら過ごさないと、人
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Posted by ブクログ
山にまつわるエッセイアンソロジー
誰のページから読もうかとワクワクして買った
まずは、東出昌大さんからに決めた!
次は松永K三蔵さん
続いて角幡唯介さんに長瀬ほのかさん
大好きな作家さん目白押しである
もちろん初読みの作家さんもいて
みなさん面白かった...が
やはり自分に合わない書き手の方はいるもので
古賀及子さんはいままで出たエッセイが苦手で合わないな~と思っていたが、この本でも彼女だけはクソおもろなくて1ページも読めなかった
古賀及子のターンが無かったら★5つなのにな
たぶん前世で親でも殺されたのかもしれん
山なら私も言いたいことはある
きっと全ての人がなにかしらエピソードを持ってい