角田光代のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレオーディブルで聴いた。
面白かった。
戦時中に満州に行った人の小説は初めて読んで、今でいう海外留学みたいな感じで、新しい環境に身を置いたら何か変わるのかも!みたいな期待を胸に満州に渡っていったのかなと思った。
八重は、満州から引き上げてくるときや、戦後の貧しい中で、よくそんなにたくさん子供が産めるなと思った。昔は避妊具なかったのか?私ならそんなときに子育てしてる自信ないから絶対に子供産まないと思う。
今だと両親共働きだと子供は保育園に預けるのが当たり前だけど、戦後まもなくだと保育園にも預けなかったのかーとか、色々すごいなと思った。
簡易宿泊所みたいな家、私は色々縛られなくていいなと思うけど、 -
Posted by ブクログ
ネタバレお金にまつわる諸々を書いたエッセイ。庶民的なエピソードが多く、少し意外だった。その中でも印象に残ったのが、著者が財布に入れている現金が少なすぎて出先で困るエピソードである。私自身も同じことになることが多く、(危機感がないところも一緒!)とても面白かった。友人が著者に「年齢を四捨五入して×1000円を財布に入れると良い」と助言するが、当時ミドサーの著者だと4万円となる。私にとって4万円は中々の大金で気軽に財布に入るものではない。この感覚の差は時代の豊かさか、キャッシュレスの進化か、業界の華やかさか気になった。またお金の使い方について「何も使わず貯金だけが増えることが1番怖い」と語る部分に共感した
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
ひとりの、二人の、家族の、ささやかであたたかい11の食卓の記憶
2020年6月から『オレンジページ』に掲載された「ゆうべの食卓」。新型コロナに翻弄されながら離婚を決意する女性。恋人にふられたのをきっかけに料理に目覚めるサラリーマン。実家を売却することになった兄弟のささやかな宴会。さまざまな人生のひとコマを「食卓」というキーワードで紡いだ、直木賞作家・角田光代氏の短編集。
■明日の家族
明日の家族/二十歳の新年
私たちのお弁当
■パパ飯ママ飯
パパ飯ママ飯/あたらしい家族
新ユニット結成
■グラタンバトン
グラタンバトン/彼女のお弁当
あの日の先
■それぞれの夢
それ -
Posted by ブクログ
誰かにお勧めしたいわけではないけど、確実に私の心にぐにゃりと何かを残したので、⭐︎4
先が気になるのに、なかなか読み進めるのがしんどい。展開が気になる、とは違って、この主人公の気持ちがどこまでどう変化して、それが言葉になって私に伝わってくるんだろうと言う興味。
これ、主人公の心の中の気持ちが重すぎるくらい詰まってるんだけど、こんなの自分自身ですら日記にしたとしてこんなふうに言語化できないよ…
角田光代さんの、気持ちを文字にする力に、ただただ驚くばかりです。
もう何が本当なのか、どの気持ちが本当の自分なのか、感じたことが全て自分の本心なのか、行動にまで移したことが自分自身の思いなのか
-
Posted by ブクログ
何を信じるかということがテーマの本なのだけれど、「信じる」という言葉よりも「信仰」かな。
不三子は、添加物や着色料、肉などを使わない料理法に出会い、それに強く傾倒していく。幼少期に母親に十分に構われなかった辛い記憶を反面教師にするように、彼女は過保護な親になる。ただし不三子にとっての子育ての成功とは、娘や息子が自分の価値観の範疇に収まっていることだった。
そのため、親へ反発し家を離れ、再会した際には山奥で社会との関わりを断ち共同生活を送る新興宗教の信者となっていた娘・湖都の生き方や、結婚した息子が嫁を優先することを、不三子はまったく理解できない。結果として「自分は子育てを間違えたのではない