角田光代のレビュー一覧

  • ちいさな幸福 All Small Things

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    最初の2〜3行から面白くて一気に読みました。
    ものすごく面白かったです!
    人の幸せを覗き見しているような感じでした。
    こういうリアルで普通な何事もないお話が私は好きですね。

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    2011年03月21日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    親子と友情のカタチを時代を行き来しながら描いていく物語だった。
    情景が浮かぶような角田さんの繊細な表現力。
    とくに友情を描いたシーンでは、3人の関係性にとあるスパイスを加えただけで、どこにでもいる3人組が私の中で一気にこの物語の主役に躍り出た。
    主人公の思春期ならではの気持ちの揺れに対する描写も素晴らしかった。
    そして、読み終えて今しみじみと思うのは、主人公はとても良い子だったということ。
    こんな良い子に育ってほしいよ、うちも。

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    2026年07月06日
  • 最後の晩餐

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    「最後の晩餐」をテーマにしたアンソロジー。江國香織さんが好きで手に取ってみたが、他の作家さんの短編も面白くて、他の作品も読んでみようと思う方に出会えたのがうれしい。作家さんによって、好き嫌いがはっきり分かれて面白かった。

    「最後の鰻」角田光代
    父が亡くなる前のことを思い出した。鰻が好きだった父。命日に家族で鰻を食べようかな。

    「小曾根幸子の送別会」寺地はるな
    小曾根さんが爽快!好き。

    「もうひとりのねえちゃん」藤野千夜
    なんかこの話面白いな…と思うと藤野さんの短編だった。人間関係がちょうどいい感じで素敵。

    「本当の話」井上荒野
    女三世代の感じが好き。

    金原ひとみさんの短編に出てくるカ

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    2026年07月05日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    これは母と息子の大事な物語。辛くて悲しいけど。残されてしまったのだから生きていくしかない。

    そして、あらたの友情物語でもある。お母さんに時生が居たように、あらたにもバンド仲間が居る。明日もあたらしい歌をうたおう!ガンバレ、あらた!

    (関係ないが、昨年の文化祭では息子のバンドデビューが見られて楽しかった。ついでに映画マイケルも良かった。アメリカを思い出した。コンサート行きたかったなぁ)

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    2026年07月04日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    ネタバレ

    きれいごとじゃない、真っ直ぐな想いたちが
    胸にスゥーっと染みてきた。
    決して幸せな話ではない。でも必死に幸せを探そうとする人たちの物語。歌が紡ぐ家族の物語。

    主人公あらたには父親がいない。母くすかによると、父親はあの有名で今は亡きバンドマンらしい…
    そんな父の面影を追うように仲間ととともに、ギターを始めるあらた。章が変わると、くすかと亡き夫時生の出会いや別れが描写されており、その話があらたの今とリンクしてきて…。

    特に好きなシーンはラストシーン。
    くすかの長文にわたる真っ直ぐな時生への想いを聞いたのあらた。彼は弱い自分と決別しラストシーンではギターを弾く。そんな自分への決別と、くすかと時生

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    2026年07月04日
  • 方舟を燃やす

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    昭和から令和までの出来事を2人の主人公をもとに信条、ライフスタイルを描いたストーリー。
    展開はそんなに起伏はないが、事件、出来事など懐かしく読める。
    昭和も平成も令和も文明科学は変化しているが、大なり小なり同じようなことを思い、感じでいるなと思った。

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    2026年07月03日
  • 森に眠る魚

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    悪人はいない。しかし、自分中心に考え、行動すると不安や疑心が膨らみ行動がエスカレートしてしまう。昨日まで好意を持っていた友人がなにかをきっかけに急に嫌悪してしまう。誰でも、いつでも起きてしまうことではあるが、子供を持ったママ友ってこわいです…

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    2026年07月03日
  • しあわせのねだん

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    角田光代さんのエッセイを読むたびに思うけど、彼女は「普通の日常」を面白くする天才なんだと思う。

    朝から仕事をしながら、お昼ご飯のことばかり考えていたり。見知らぬおばさんにお金をせびられて、その人の人生を勝手に想像して結局お金を渡してしまったり。ちょっと自虐的で、決して自分を大きく見せようとしない。そんな肩の力の抜けたユーモアは、どこかさくらももこさんを思い出させる。

    ページをめくるたびに「次はどんな話なんだろう」と思えて、読み終わる頃には「ああ、まだ終わらないでほしい」と思った。

    「しあわせ」の値段なんて人それぞれだけれど、こんなふうに日常を面白がれる人は、それだけでとても豊かなんだろう

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    2026年07月03日
  • 今日もごちそうさまでした

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    これまで読んだ角田光代さんのエッセイはどれも好きなのだけど、中でもこの本はわたしの大好物「食べ物エッセイ」×「角田光代さん」の組み合わせが最高だった。

    野菜全般(特にキノコ類)、青魚、珍味類が大嫌いな偏食児だった角田さんが、30代での食大改革を経て、さまざまな食材に開眼し、その思い出を語ってくれる食好きにはたまらないエッセイ。

    言葉のひとつひとつが絶妙に面白くて、でも無理に面白いこと言ってやろうという気合いが感じられなくて、ナチュラルにこんな面白い文章が書けるってやっぱり才能だよなーなんて思いながら、ときどきふふっと笑いながら読んだ。

    肉と油が好きという角田さんと、幼児の頃から野菜ばかり

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    2026年07月03日
  • 空中庭園

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    大好きな角田光代さん作品。

    読めば読むほどだんだん怖くなってくる。表面上はどこにでもありそうな4人家族のお話なのに、家族のそれぞれが隠しているというか、表に出さない、きっと永遠に明らかにしないことがそれぞれにあって、それがいつか露呈してしまったらどうなるんだろう?と考えると怖くて仕方のない作品。

    私の家族にも思い当たることは多少ある。
    家族というだけで何でも分かり合える、話せばわかる、と考えるのは傲慢なんじゃないかと言われているような気がする。親しき仲にも礼儀ありみたいに、家族というのはそういうちょっとお互い触れられたくないことや、隠しておきたいことをお互いに持ちながらも家族という集団とし

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    2026年07月03日
  • 平凡(新潮文庫)

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    面白かった。

    死ぬときは絶対幸せにならざるを得ないというか、 自らのこれまでを受容せざるを得ないはずで。
    死ぬ瞬間はきっと平穏が訪れるであろう、という確信のようなものをぼんやり抱えながら生きている私は自分の選択に疑いを持ったことが少ない。
    こう書くと自信過剰っぽくて我ながらすごく嫌な感じだけど、この考えは自分の人生経験の浅さや思考の幼さからくるものだと思う。

    本書は短編集であり、その登場人物どれもが成熟した大人である。
    様々な分岐点を経て、当人なりの"平凡"に辿り着いた人間が過去を振り返るとき、それぞれの物語、そして新たな発見が生まれるのが面白かった。

    あのとき、ああ

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    2026年07月01日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    不器用で、けれどどこまでも切実な親子の絆がある。読後にじんわりと心が温かくなった。

    どうにもならない現実に直面しながらも、自分自身を納得させるために必死に動き、音楽に居場所を見出していくくすかの姿には、強烈な共感と愛おしさを覚えた。
    そして息子の新が、父親にまつわる重い真実を受け止めつつも、決して孤独にならず「仲間がいる」という確かな繋がりのなかで自分の歌(人生)を紡いでいくプロセスが本当に良かった。

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    2026年06月30日
  • しあわせのねだん

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    家計簿の話が面白かった。
    私はよく旅行に行ったり、へんなお買い物をして、無駄づかいしちゃったとしょんぼりすることがあるけど、そのお買い物によって人生エピソードが一個増えるとなるとお得かもと思えてきたかも?

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    2026年06月27日
  • 森に眠る魚

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    ママ友同士の人間関係のお話。

    子供達の受験や各家庭の生活レベルの違いなど、他人と自分を比較する事によって起こる悲劇が最大のテーマとなっている。

    とはいえ、人は自分と他人を比較しないことなど出来るのだろうか。
    千花、瞳、容子、繭子、ユリは私自身なのかもしれない。

    例え他人と自分を比較することをやめられなかったとしても、
    自分の生活の中のささやかな幸せをしっかりと受け止めることが出来てさえいれば、このような悲劇は起こらなかったのではないだろうか。



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    2026年06月27日
  • 紙の月

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    共感できそうでできないお話。
    規模は違えど、 のめり込んで自分が違う自分になってしまう感じが理解できて、見てて苦しかった。最初の方あんまり手が進まんかったけど最後の方どんどん読めた。
    角田光代さんっぽかった。対岸の彼女の方が好きだったな。

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    2026年06月27日
  • いつも旅のなか

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    ネタバレ

    キューバのヘミングウェイの体験と重なる日常風景を綴った内容が個人的な興味と重なり覚えておきたいと思った。

    角田さんがそのまま現れているような、エッセイだった。

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    2026年06月26日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    なぜこんなに沁みるのだろう。。単に自分が感傷的なオッサンだからなのか、それとも、万人ウケするテーマを極上の料理に仕上げた角田さんが凄すぎるのか。。

    実際、自分が高校とか大学の時にこれを読んでもあまり響かなかったかもしれないなあ。いまの子たちはどうなんだろう。。

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    2026年06月25日
  • 最後の晩餐

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    豪華メンバーの女性作家によるアンソロジー。
    バリエーションの豊かさで、飽きることなく読めた。
    特に気に入ったのは角田光代さんの「最後の鰻」。
    危篤状態なのに、集まった家族のやり取りがどこかユーモラスで温かくて…こんな雰囲気の中で旅立てたら幸せだなと思いながら読んだ。
    この本を読み終えた人の多くは、自分なら最後の晩餐は何にしようか考えると思う。私も考えてみたけどこれは難しい。いつが最後になるかとか、その時元気かなんてわからないし。思わず大まじめに考えてしまうくらい、それぞれの「最後の晩餐」を楽しめた。

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    2026年06月24日
  • 対岸の彼女

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    あゝ、女性の友情ってこういうものかも…と思わされました。エンディングに希望を感じられて救われた気持ちになりました。

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    2026年06月24日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    家族の秘密を描いているという点では、大好きな『空中庭園』に似ているのかなと思ったりもした。

    けれど、この作品は秘密そのものではなく、その先にある人生や、人と人とのつながりにフォーカスしている。

    こわれたり、つながったり、立ち止まったり、また歩き出したり。人生は思い通りにはならないし、理不尽なこともいっばいあるし、ひどいこともいっぱい起こる。

    それでも人は前を向いて歩き出す。誰かとつながることを諦めない。誰かを思い遣って生きることをやめない。

    人生って悪くない、って思わせてくれるあったかい小説。読めてよかった。
    RCサクセション好きなので、そこもよかったです笑

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    2026年06月23日