角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最初は少年たちのバンド青春物語かと思って読み始めたが、少年や母親の過去が明かされるにつれ、深みのある人間ドラマへと発展していく作品だった。物語は少年視点から、次第に母親視点へと切り替わっていく。
少年は優秀なバンドメンバーと自分を比べ、「自分には何の才能がない」と心を閉ざす。だが彼が闇を抱えていたように、母親もまた暗い過去を抱えていた。少年の父親となる男性に救われたが、その父親は他人を助けて、不慮の事故で命を落としていた。
終盤、母親が、父親の真実を語るシーンに胸を打たれた。他人を助けて死んだ父親について、「自己中心に生きて欲しかった、でもそれが父親なんだ」と伝える。何よりも自分自身の人 -
Posted by ブクログ
あまり話の内容は入れずに読み始めて、
音楽が前面に出て来るようなお話なのかなと思ったけど、どちらかというと背骨のような…音楽は支える側のお話で、家族のお話だった。
音楽をのめり込むように聴いてた学生時代、
初めて大好きなバンドのライブに行けた日、
ギターの練習とかスタジオとかライブとか
なんだか色々思い出して、あああ音楽って好きだったなぁぁぁとなった
あらたの今のお話をもう少し深掘って欲しかった気もする。
くすかさんと時生のは、かなり痛ましいなーと思いながら読んでいたけど、学生時代の話はあ、これ音楽好き学生にありがちなね?という気持ちになってちょっとだけ熱が冷めた。
でも、全体的に明るく、良い -
Posted by ブクログ
ネタバレいい!角田光代は絶対性格いい!
それが随所に感じられるエッセイ。
そうか、食いしん坊の人は目に入っ食べ物の名前を口に出して読み上げずにはいられないのか。
私も車に助手席で言ってるらしく”なんで見たもの声に出して言うの?”とよく夫に言われるわ。
外食と飲みにいくことが多い著者。
でもだいぶ少食なんだとか。
ピザはせいぜい2切れって、だからラーメンにサービスでライスがつく場合も断るんだとか、ラーメン1人前ですらあやしいらしい。
さすがに私もライスはいらないけど健啖家で良かったよ。
だって美味しいものはいっぱい食べたいものね。
天狗納豆、今度成城石井で買ってみよう。
トトの写真(モノクローム)がたく -
Posted by ブクログ
豪華執筆陣にワクワクして購入し、期待通りの素晴らしいアンソロジーだった。
どのお話にも違った良さがあってどれが1番好きか決めきれないが、今いちばん思い出すのは金原ひとみの『ラストサパーフォーエバー』。
彼氏と別れて死にたいくらいつらいクズハの元に女友達3人が最後の晩餐に食べたいものを持ち寄る。死にたいクズハ本人ではなくその友人たちが選んだものなので理性が働いていて面白い。特に未来のことを心配しなくて良いから痛風鍋、という選択肢はあまりにも理性。自分にはその視点と選択肢が存在してなかったのですごく良いなと思った。本能のままに手を伸ばし食べまくる描写に活力が湧いてくる。
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Posted by ブクログ
フラレる人たちの連作短編小説
NHKの番組「理想的本箱 君だけのブックガイド」の「ひどい失恋をした時に読む本」回で紹介された本の一冊
「ふられ」の数珠つなぎ
中には振っているようなものもあるけど、実質的には振られている
登場人物たちは恋することで人生の転機を迎える
フリーターがまともな職に就こうとしたり、夢を諦めたり、自分の性的指向を認識したり
そこで人生を変えるような行動するが、失恋と共に失敗するという展開を迎える
自分にとっては運命の相手と思っていても、相手にとってはありふれた、場合によってはどうでもいい相手だったりといった恋愛感情の偏りをまざまざと見せつけられる
好きな方の立 -
Posted by ブクログ
映画が出た当初、割とすぐに観たのだけれど断片的にしか覚えていないのもあり
こんな感じのストーリーと雰囲気だったっけ...?っという印象、悪い意味ではなく。
映画は映画で好きだったことは覚えているし
原作も原作で好きだなぁっと。
"恋は盲目"っという言葉があるけれど
片思いでも両思いでも経験をしたことがある人は少なくはないと思う。
そしてどれだけ好いて尽くしても愛は返って来ず
"それでもそばにいられるなら..."っと
テルちゃんのように都合の良い存在へと成り下がってしまう経験をしたことがある人。
どちらかの経験をしたことがある人には共感性が高く
現実味を帯