角田光代のレビュー一覧

  • ピンク・バス

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    「ピンクバス」

    働いて、結婚して、子供を生んで、幸せに暮らしましたとさ。

    というような言葉はたくさん目にするけど、

    本当は、その単純なパターンの中に、たくさんの葛藤と矛盾がある。

    複雑な心境を書き出すの、本当に上手だと思う。角田さん。


    「昨日はたくさん夢を見た」

    私の好きな、放浪旅行系♪

    インドに旅行にいった彼氏と、日本で相変わらずだらだら過ごす自分。

    変わりたいけど、変わらない。

    世の中には、自分が変われば、世界は変わるって言う人がいるけど、

    どうしようもない、もやもやから抜け出せない人もいる。

    生きるって何?

    みたいなことを一緒に悩んでくれるような作品。

    答えは

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    2009年10月04日
  • 真昼の花

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    この本の表題作の「真昼の花」はすごく好きな作品。

    アジアを旅行しているときの描写が、単なる観光旅行ではなく、さまざまな矛盾をそのままさらけ出していて、深い。

    貧困の描写、自分の居場所、何のために生きているのか、など、大きなテーマだけど、

    それらをさらっと本の中に登場させている。

    若者の放浪旅行というありがちなパターンではなく、終始漂う空虚な感じがおもしろいと思う。

    ラストも「え!?」って感じ。

    「自由になりたいから、旅に出たい」と考える人は多いかもしれないけど、

    現実的に考えると、旅に出たから自由になれるわけではない。

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    2009年10月04日
  • 東京ゲスト・ハウス

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    旅の途中のゲストハウスのような空間で繰り広げられるドタバタは、あの名作、谷恒生の『バンコク楽宮ホテル』や続編『カルカッタ大真珠ホテル』を彷彿とさせる退廃感が溢れていました。

    帰国しながらも、旅の終わりを探し続けるどことなく物悲しい主人公の心情には、小林紀晴や本樹文生の世界観もだぶりつつ、僕は実は共感する部分が多いのです。

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    2009年10月04日
  • みどりの月

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    角田光代の本を始めて読みました。
    現代っ子の孤独やら喪失感やらなんやらかんやが、ぎっしりと冷たくつまっている本です。

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    2009年10月04日
  • ちいさな幸福 All Small Things

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    最初の2〜3行から面白くて一気に読みました。
    ものすごく面白かったです!
    人の幸せを覗き見しているような感じでした。
    こういうリアルで普通な何事もないお話が私は好きですね。

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    2011年03月21日
  • 泥酔懺悔

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    下戸の人の感覚を知ることができた一冊。
    私は飲める方だから、酔って泥酔までしても懺悔するほどの失態は今のところない。
    強いて言えば、二次会で食べきれなかったおつまみのベイクドガーリックをアルミホイルに包んでバッグに突っ込み、お持ち帰りしてきたことかなあ。
    バッグの中から出したときの母の顔は忘れられないし、次の日焼き直して食べたときの意外なおいしさも記憶に濃い。
    お酒は楽しいな。私、やっぱり好きだな。

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    2025年12月28日
  • 源氏物語 上

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    ネタバレ

    源氏物語は古典の授業で読んだくらいで登場人物もよく分からない状態で一念発起して読み始めたけど、章ごとに相関図がついていたりして、文章も易しくてすらすらと読める。
    あとがきで訳の角田光代さんが「物語世界を駆け抜けるみたいに」とおっしゃっているが、まさにそんな感じで読める訳になっていてすごかった。註がついていないので当時の風俗や役職の事がよくわからなかったりするのだが、それも「駆け抜ける」ためにあえてそうしているのだろう。とにかく先に進みたいので、調べることもあまりせずに読み進めてしまった。

    しかし、なんだかんだと言いつつ誘拐から強姦までやりたい放題の光君、しかしイケメンで仕事も芸も歌もできるの

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    2025年12月28日
  • 対岸の彼女

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    特別なストーリー展開があるわけではないが、人間の心情を巧みに描いており、心に沁みる1冊だった。人は皆様々なバックグラウンドで育ち、異なる経験をし、物事の見え方や感じ方も違っている。今まで経験したことだけでなく、今置かれている環境や状況によっても、1つの事の捉え方や感じ方は違ってくる。自分の経験した範囲で、想像のできる範囲で相手の考えている事や感じていることを想像する。この本を読んでいて、人のすれ違いが起きるのは、自分を守ろうとし過ぎたときと、物事の捉え方が人によって様々であるからなんだと思った。そういう意味でも、いろいろな考え方に触れて、色々な事に共感する機会を増やすことが大切なんだなと感じた

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    2025年12月27日
  • 対岸の彼女

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    角田光代さんの「八日目の蝉」が大好きで、同作者さんの2冊目の読書でした。女友達の付き合いの複雑さ、素晴らしさ、切なさ、すれ違い…
    自分も学生時代から、今は子を持つ母として、様々なライフステージで友情の形が変わることを経験してるので、共感できました。
    そして自分がこの物語に入り込んだような、臨場感ある描写。彼女達と一緒に冒険している気分になります。

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    2025年12月26日
  • 源氏物語 1

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    わかるかなぁ、難しいかなぁ…と少し心配ではありましたが、大変わかりやすかったです。

    子供の学校副教材の国語便覧に、とても詳しく載っていたので、それを参考にしながら読みすすめました。

    しかし…。
    光源氏よ、プレイボーイ過ぎやしないか?

    まだまだ先はあるので、少しずつ読んでいきます。

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    2025年12月25日
  • 源氏物語 1

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    読みやすいのに、日本語の美しさは損なわれない訳で、とても楽しく読むことができました。
    平安時代とは生活や習慣が異なるため理解が難しい部分もありますが、現代と似たような思考も出てきます。1000年経っても変わらない部分を見ることができて面白いです。

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    2025年12月24日
  • わたしの容れもの

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    エッセイを集中的に読んでおり、手に取る。
    長らく作家業をしている角田氏によるエッセイ。
    加齢による身体の変化と、それについての受け止めを軽やかな文体で描いている。
    凸凸と話しているような書き方は、視点が純朴で面白い。
    体はしっかりと高齢者に入りつつあることを描いているが、心理は純粋な子どものような。
    後半につれ、そんな親しみすら覚える。
    読んでいて楽しいエッセイだった。

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    2025年12月24日
  • 対岸の彼女

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    女性同士の友情をテーマに、他人への信頼や思い込み、心のすれ違いや依存、失望などが描かれていき、特に中盤からは不安感が増していきましたが、終盤は見事な物語の纏め方で感動しました。予想外に良い読後感でした。

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    2025年12月23日
  • 源氏物語 6

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    「雲隠」という巻の名前だけがあって、その次の巻では光君は亡くなっているという儚く切ないオサレ演出
    何が本当かはわからないけれど…

    今回も角田さんのあとがきが秀逸
    「人の不幸を書けば書くほど冴えわたる」…物語というものが今ほど飽和していなかった時代、もうそこに行き着いている人が居たのかと。知れば知るほど興味深い。

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    2025年12月22日
  • 源氏物語 3

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    だんだん、登場人物というか、

    源氏を取り巻く女人が増えてああ、この人いたね
    とか思ってしまう。

    でも、忘れない源氏はすごいと思う

    現代からして、不倫はなんとかいうけど

    当時は一夫多妻だったもんね。

    やきもちはあっただろうけど

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    2025年12月22日
  • だれかのいとしいひと

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    角田光代めっちゃいい、沁みた
    今作はなんだかよしもとばななみたいな優しくて何かしらの救いがある物語が多かった
    いろんな形の恋愛、そして別れがあるなあと
    切ないけど優しくて、胸がじんわりあたたかく良い本だった

    角田光代は大学時代によく読んだけど、当時の印象よりも読みやすく、優しい印象だった
    ここ最近読んだ角田光代作品2作がたまたまそうだったのかもしれないけど
    過去に読んだものを再読したくなったし、未読の作品もガシガシ読みたくなった!
    角田光代、最近私の中でかなり熱いです

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    2025年12月22日
  • さがしもの

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    上白石萌音さんの歌うRADWIMPSの『25コ目の染色体』に魅了されていたのもあり、上白石萌音さんの帯コメントに触発されて手に取りました。

    そして少し読み進めて、おばあさんの謎質問の意図が気になり、面白そうだと思って購入しました。

    正直、はじめは短編集であることにショックを受けました。いままで長編の小説しか読んだことがなく、すぐに話が終わってしまう短編では感情移入ができないと考えていたためです。

    でも、読み終えた今、そういう感情も含めて許してくれるような、まさに「読書のための本」だった気がします。

    掲載されているすべての小説が良かった、とは正直思えませんでしたが、私の場合は2つ、心に刺

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    2025年12月22日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    備忘 1番好きなところ

    なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。


    時間が経ったら許せることとか、忘れたふりができることもある。もう一生交わらないだろうと一度は思った相手でも、また会う選択をすることもできる。そう思うと歳を重ねるのも面白いかも、って思った。

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    2025年12月21日
  • さがしもの

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    「いつだってそうさ、
     できごとよりも考えのほうが何倍もこわいんだ。」
    ****
    私にとって本は、いつも一緒にいてくれる友達みたいなもの。
    小さい頃から大好きだった絵本は、今でもたまに開いては昔の気持ちを思い出す幼馴染みたい。
    学生時代に読んで憧れていた本の主人公は、久々に会うと少し緊張する当時の同級生みたい。
    親友から教えてもらった小説は、辛くなった時にめくると寄り添ってくれる。
    これからもたくさんの本と出会っては別れて、歳を重ねていくんだろうな。
    素敵な出会いに溢れているといいな

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    2025年12月21日
  • 対岸の彼女

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    おもしろかった

    特段すごい展開が続く訳じゃないけどずっと自分にとって知らない世界の自分では思うことのない感情だったり女性同士の関係性とか関わることの無かった人達の物語で新鮮でした

    知見が広がるおもしろい作品でした

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    2025年12月21日