角田光代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やっと読み終わった。圧倒的ボリューム。
600ページ超えの長編。これで上中下の上巻というのだから、源氏物語のスケールの大きさが計り知れない。角田光代さんの訳は非常に読みやすかった。注釈がなくてもスラスラと読めた。ただ、やはり昔の言葉独特の読みづらさがあるので、普通の現代小説みたいには読めない。でも与謝野晶子よりは断然読みやすかった。
光源氏の息子夕霧が幼い恋をする「少女」までが収められている上巻。「花散里」の終わり際、昼ドラめいた会話で面白さが際立ったと思った。
二条の東の院で姫君たちを集めて住まわせるなんて、大奥みたい。でも一人ひとりに愛情があって、財力もあるから光君って恵まれてる。それを -
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ネタバレ 購入済み
面白い!!!
報われない恋をしたことがある人なら共感できるところがたくさんあって、でも客観的に見るとどうしてそうなるの、、、?!って思うところがあり2つの感情を楽しめる面白いストーリーでした!どうかテルコちゃんには幸せになってほしいけどやっぱり彼を選んじゃうだろうな、、、。
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ネタバレ 購入済み
良かった
すごく続きがあるのではと思ってしまった。と言うか、の先テルちゃんが幸せになる気がして、テルちゃんがすごく強くて良かったと思える作品。途中までなんだこれ、と思いながら読んでいたけど、流石角田光代。言葉の節々に自分の人生と重なるところがある。
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Posted by ブクログ
ネタバレ7人それぞれが出生が原因で心に問題を抱えているが、紗有美に関しては特に描写がひどくて、読みながら心が痛くなってしまった。どことなく自分と重なる部分があるからだと思う。そんな紗有美ですら、最後は希望を持って終われてよかった。読んでるこっちも救われた。
設定は特殊ではあるけど、読むすべての人に、変わっていくこと・何か新しいことを始める勇気を与えてくれる物語だと思う。
↓以下覚え書き
「…きみがいなければ、きみの見る世界はなかった。それだけのこと。…だれの世界とくらべて欠落なんだ?大根なんか、どう食ったっていいんだよ」
「何かをはじめるって、今まで存在しなかった世界をひとつ作っちゃうくらい、す -
Posted by ブクログ
子供の時いつも遊んでいたおもちゃとか大切にしていたもの、一緒に遊んだ動物や友だち、人生のその時そのときに喜怒哀楽を分かちあった大切な人たち…。けれどそういったモノや人達はいつの間にか自分の目の前から無くなってしまっている。それらは、彼らは、何処へいってしまったのだろうか?もう二度と会えないのだろうか?そんな、誰もが胸の奥深いところで一度は思ったことがあるであろう問いに優しく答えるかのように、この物語は暖かく安心な場所へと誘ってくれます。松尾たいこさんのイラストから生み出された角田光代さんの珠玉の小説。私もずっと、同じようなことを、思っていたので、時が流れていくことが時にたまらなく辛く感じていた
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Posted by ブクログ
ネタバレメモ
愛の巣
女を殺して自宅の床下に埋め、その上で26年間暮らした事件を元ネタに、配偶者の裏切りで人生を26年間ゴミ箱に捨てられた女の話。
ゆうべの花火
不倫相手の妻殺害を闇サイトに依頼する女の話。
糞以下のサイコパス男登場。女についてはよくわからない。
彼方の城
自分の子供と同世代の高校生に、性的に執着する女の話。
こういう話は稀に純愛ということもありそうだけど、普通に気持ち悪い。
永遠の花園
女子中学生2人が、担任の給食に抗うつ剤を混ぜる話。
時が止まれば良いと願う女の子、願った形ではないけど時が止まってしまった現実。
赤い筆箱
明るい妹に嫉妬した姉が、妹を殺してしまう話。
姉は土 -